異界の暴食   作:使徒

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改訂しました。10月23日


3話

「師匠、修正ってなんですか」

「なんだ元弟子それが気になるのか」

「はい」

「元弟子にしては素直だな、自分が関係することだからか」

 

「そうだね、何処から話したらいいのやら、まずはこれにしよう

 この世界に存在する竜種のことは知ってるかな」

「はい、白氷竜ヴェルザード、灼熱竜ヴェルグリンド、暴風竜ヴェルドラの三体ですよね」

「一般には知られてない白氷竜のことも知ってるのか」

「まれに、あの人が愚痴を溢してたからね」

「金髪は繊細だからね知らんけど、本当はもう一体いてね

『星王竜ヴェルダナーヴァ』っていうの」

「星王竜ヴェルダナーヴァ? 聞いたことないです」

「そりゃそうだ、この世界を創造したものなのだから」

「創造主ってことですか」

「そうだよ、彼は世界の創造主であり人間に恋した者さ

 彼に関しては存在を知ってるのは私以外には竜種の三体、魔王ギィ、ミリム、ルドラの数少ないものたちだけが知っている

 子を作ると弱くなるという理からこの世界は創造主であろうと例外にならない

 この世界では例外は認められない、あるべき世界に戻すためには手段は選ばない

 これが関係していてその世界では元弟子は死んでいる

 元とはいえ弟子ならば簡単に殺させるわけない」

「師匠……」

「やりたいことしてるだけだから元弟子は気にしないでいいからね

 久々の運動だったから丁度よかったけどね

 バカみたいな数がいてねぇ一体一体が魔王以上でね

 何から模倣したかわかっちゃ意味ないけど」

「師匠……」

「なにその時の映像が見たいと申すか、ならば見せよう」

「師匠、師匠!」

「ごめんね元弟子『友』に関係無い事で何かに執着することが久々でね」

 

 

 

「よっし、落ち着いた結局修正ってのはあるべき状態に戻すことでズレに対しては例外はないってこと」

「師匠はそのズレを直す大元を叩いたと」

「そういうこと、元弟子に対して何かしようものなら私が来るよって」

「そこまでの価値が私にあるのですか」

「そりゃあ、あるに決まってるってキミが歩んできた道はそれだけの意味ある」

「師匠が言うならそうですね」

「師匠は生きてる年数が違うんです〜」

 

「師匠、前から言おうと思っていたんですけどもう師匠と弟子って関係じゃないですよね」

「そうね、あの頃の貴女はあんなにも小さかったのに随分と大きくなって」

(あの子は今は小さいか)

「それで、あのー師匠の名前教えてください」

「うん? あれ、名前おしえてなかったっけ」

「教えてもらってないです」

「『ウロボロス』だよウロボロス」

「ウロボロス」

「呼びづらいのならうーさんとかボロスとかで呼んでね」

「じゃあ、うーさんで」

「こっちはしーちゃんって呼ぶね」

「しーちゃんって」

「いーじゃんしーちゃん可愛いんだしね」

「根比べで勝てないので諦めます」

「それがいいそれじゃあ、これからよろしくねしーちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 その人は宙に浮き逆さまになり綺麗な長い銀色の髪を垂らしながらまた突然言った

「そうだ、しーちゃんさっき話していた映像見る〜」

「さっき変なオーラ出てたけど、見ていいんですか」

「いいに決まってるよ、あと変なオーラくらい自在に出せるよ、なーにしーちゃんって呼ぶための演技だよ」

「珍しく真面目な感じだったから信じたら」

「ハハハこれでも長生きだからね」

 うーさんは真面目な話や暗い話が嫌いですぐふざけたりするがそこまでひどい人ではないと思う、好きなもの話のときに目をあんなにキラキラさせていたあの青い目が印象的だったから

 あと本人にはあまり言いたくないけど勇者が居なくなったあとの荒んだ心を癒してくれたうーさんには感謝している

 

「しーちゃん話聞いてる」

「はいはい、聞いてますよ相変わらずいろんなことをやってますね」

 

 




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