異界の暴食   作:使徒

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後半部分に加筆をしました。
改訂しました。10月26日


7話

 弟子が冒険者になる日が来た

 

「おっすぅ久しぶりだね」

「師匠一年間なにをしてた」

「そうですようーさん」

「君らだと一年ね」

「君ら?」

「良い気づきだよしーちゃん、君たちの空間を歪めて早くしていたのさ外は一ヶ月も経ってないさ」

「師匠がそう言うなら仕方がない」

「そうね諦める」

「張り合いがなくなって悲しいよ」

「実際は悲しくないでしょう」

「そうだねまったく悲しくない」

「師匠はなにをしにきた」

「弟子の門出を祝いにきたのさ教官がしーちゃんなのだから技術面や知識面でも十分なものになってし弟子はこの世界を見てまわりなさいこれが祝いの品だよ希少級(レア)の指輪、効果は環境変化耐性と運の増加」

「運の増加?」

「そのままで運が良くなるってわけ、道に迷いにくくなるとも」

「また特殊な物を」

「弟子は外に出るのだから運が良いに越したことはないさ、縁を結ぶには運がいる自身にとって良かろうが悪かろうができるのだから」

「師匠がなんか滅茶苦茶なこと言い始めた」

「そこで放置していよう」

 

 

「はっ、弟子は」

「もう出て行ったよ」

「冒険者の心得は知ってるからいいや、世界を見てまわれるのならいいさ」

「執着はないの」

「執着はないよ弟子が頼ってきらそれには答えてあげようとは思うけどね、多分頼ってきてもアレ関係のことだろうし」

(あの子たちとも約束もあるし)

 

「それでしーちゃんはいいのかい子供たちのことは」

「うーさんはなんでも知ってますね」

「言っとくけど私じゃ子供たちのことはどうにも出来ないよ、出来て寿命を二年延ばせるかどうかだし望んでないだろう方法だしね」

(寿命を延ばすだけなら出来るけど違うしね)

「あの子たちをほかの人に任せたのになんて顔して会えばいいか」

「普通にしてればいいよ、しーちゃんと会ったときだって私は普通にしてたし」

「う〜ん」

「悩んでるのなら会えばいいのに」

 

『瞬間移動』

 

自由組合総帥(グランドマスター)、子供たちに会いにきたよ」

「今回は一ヶ月ぶりですか」

「そうだよ〜今回はしーちゃんも一緒だけどね」

「しーちゃん?」

「君らの師匠のシズのことだよ」

「シズさんですか、子供たちに会えるように案内だしますね」

「ほれ、子供たちに会いに行ってくる」

 

 

「また唐突にきましたね」

「思い立ったら吉日だからね」

「思い立ったら何かをできるのは少ないのですが」

「できる範囲が違うだけだからね」

「違うと思いますがやめておきましょう、今回の用件は」

「子供たちに会わせにきたのと最近台頭してきた子のリストを貰いにきた」

「いつも通りBランク以上のですね」

「そうだよ〜あと対価の特質級(ユニーク)の皮の鎧が五個」

「どこから持ってきてるのか」

「違法なことはしてないから大丈夫だって」

「それでシズさんに何をしたんですか」

「なーにも特殊なことはしてないさ」

「貴方の存在自体がすでに特殊なものなんですけど」

「あはは、まだ青いな少年よ、この程度のことで揺れては夢なんて星の彼方より永遠に遠いぞ」

「他には何か用事は」

「キミのところの秘書がこの場に居ないからいじるのはまた今度にしてシズが先生として働けるようにすることぐらいかなあとは」

「それならすぐにできますよ、うちのとこの秘書をいじめるのはやめてください」

「そうだ今度キミが会いたいであろう人物を連れてくるね」

「誰ですか前みたいに変な人じゃないですよね」

「会ってからのお楽しみだけど変な人じゃないよ、最後にキミのとこの秘書(カガリ)に伝えておいて欲しいことがあるんだ」

「嫌な予感がするので断ってもいいですか」

「無理だけど今度会ったら、お・ぼ・て・お・い・て・ねって伝えておいて、聞いてるだろうけど」

「伝えることさえいやになることで」

「大丈夫だって伝えなかったら今度会ったときにキミに色々してあげるだけだからねぇ」

「絶対に伝えておきます」

「よろしくね、シズが戻ってくるまでキミが元いた世界のアニメでも見てるかい」

「よろしくお願いします」

「本当にそうゆう所は素直なのに難しいものたちなのだから」

 

 

「久しぶりだったから色々話して」

「よっすしーちゃん先生として復帰ね」

「えっ」

「用意するものは勝手に用意しといたから、じゃね〜」

 

『瞬間移動』

 

 

「シズさん固まるはいいのですが明日からでもよろしくお願いします」

「えーとユウキはあの人とどんな関係なの」

「実はあのあまり言いたくはないのですが『英雄シズエ・イザワ』を語る会で幹部もやってましてそのときに偶然知り合って互いに熱弁していたらずるずると今までも関わるようになって今ではあの人名誉会長とか意味のわからないとこまで行ってて本当に」

「その本人がここにいる前でそれ言っていいの」

「本来はだめなんでしょうけど明らかに説明してほしそうにしていたので」

「なんとも言えない感情になる」

「ははは、仕方がないですよ実質ファンクラブみたいなものなので」

 

 




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