機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズofアストレイ   作:黒アライさん

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こんにちはなのだ!毎度お馴染み黒アライさんなのだ!自分で言っといてなんだけどお馴染みでもなんでも無いなのだ!最近小説を書くよりもこの小説にくれる感想を読む方が楽しいのだ!それと、下手なりにユーリちゃんを描いてみたから見てくれると嬉しいのだ!それではどうぞなのだ!


逆転の狼煙

ズガンッ!ガギィンッ!バゴォンッ!

 

アトラ「うわぁッ!?」

 

オルガ達の乗るイサリビとグレイズ改にのる昭弘は奮戦しつつも、オルクスの装甲艦は前を向いているイサリビの真後ろにおり、なおかつイサリビが撃ち合う為に反転しようにも止まった瞬間撃沈されることが目に見えているため、うかつな判断はできない状態であった

 

ユージン「おわっ!くそッ!どうにか振り切れねぇのかよ!?」

 

ビスケット「こっちが一度高度を下げた分、向こうのほうが早いんだ!」

 

イサリビは輸送艇を確保する時に一度高度を下げてしまっているため、オルクス達よりも高度が艦一隻分低かった

 

ユージン「なら真っ向から撃ち合うぞ!」

 

ビスケット「回頭するにしても、足を止めたらその場で沈められる!」

 

ビスケットの言うことは全て本当のことであり、それ故に打開策を練るのが厳しかった。その時…

 

オルガ「…なあ、ビスケット、アレ使えねぇか?」

 

ビスケット「?あれって…資源採掘用の小惑星?」

 

オルガが指差したそれは、小ぶりの小惑星であった

 

ビスケット「え、使うったって、あんな岩、なににどう使うのさ!」

 

オルガ「…フッ…」

 

オルガは冷や汗をかきながらも不敵に笑い、ビスケットにある作戦を伝える

 

 

 

ビスケット「…正直、正気の沙汰とは思えない作戦だ…。できたとしても問題は離脱方法だ…船体が振られた状態での砲撃は当てにできない。例えば、誰かがモビルワーカーでアンカーの接続部に取り付いて、爆破するとかしないと…」

 

シノ「んなもん自殺行為だ!誰がやるってんだよ!」

 

ビスケットはオルガから伝えられたある作戦の一部を伝えるが、その一部の時点でほぼ運に近い作業をしなければいけなかった。理論的にできるとはいえ、失敗する確率の方が高く、失敗すればイサリビのメンバーは全滅である。そんな作戦に、シノが反対していた。その言葉もオルガは予想しており、予定通り自分が行こうとするが、

 

オルガ「危険な事は百も承知だ。だがこのままじゃ遅かれ早かれ、落とされることに変わりはねえ!だから、この作戦を実行する必要がある。いくのは勿論、言い出しっぺの俺「待てよオルガ!」…!?」

 

オルガの言葉を遮ったのは、ユージンであった。そして、慎重な彼らしくもない言葉が、彼自身から発せられる

 

ユージン「テメーは大人しく座ってろ。大将ってのは奥ででっかく構えてるもんだろうが。ノコノコ出ていくなんてみっともねえ真似は俺が許さねえ…!その大役、この俺が引き受ける!」

 

シノ「なっ!?」

 

ビスケット「ユ、ユージンが!?」

 

二人は驚き聞き返すが、その中でオルガは、ユージンに最後の確認と言わんばかりに、問う

 

オルガ「…いいんだな?ユージン」

 

ユージン「あぁ…どの道この作戦を誰かが引き受けねえと、遅かれ早かれ撃ち落とされる…テメーが言ったことだろ?」

 

ユージンのその言葉に、オルガは頼もしさを感じながら皆に伝える。

 

オルガ「…わかった…!昭弘!一旦イサリビに戻れ!皆聞いたな!早速準備に取り掛かれ!一度きりのチャンスだ…!絶対に掴むぞォ!」

 

「「了解!」」

 

オルガは昭弘は撤退命令を出し、作戦を開始する…

 

 

ーーオルクス艦内ーー

 

オルクス私兵「敵艦、高度上げます!」

 

オルクス「ふん、小惑星を盾にする気だろうが、無駄な足掻きだ!構わず撃ち続けろ!いずれ落ちる!」

 

オルクスはグレイズも撤退したことに不信感は抱いたが、とにかくイサリビを撃つことだけを考え、執着に狙いつづける

 

 

 

ガンッ!バガァンッ!

 

ダンテ「ったく!どうなっても知らねぇぞ!?団長!」

 

オルガ「んなもん、乗り込んだユージンに言え!」

 

ユージン「んなこと言わせっかよ!」

 

ユージンは宇宙用に改装されたモビルワーカーに乗り込み、機会を待つ。

 

チャド「ユージンの出撃準備、完了!」

 

オルガはその言葉を聞くと、焦る心を落ち着かせ、号令をかける

 

オルガ「さぁ!鉄華団の門出だぁ!景気よく前を向こうじゃねえか!」

 

ビスケット「了解!アンカー、射出!」

 

バシュンッ!

 

ビスケットがそう叫ぶと、イサリビの前方の左右についてある二機のアンカーのうち一方が射出され、小惑星にくっつく。その行動にオルクスも動揺を隠せなかった

 

オルクス「…!?あいつら、一体なにをするつもりだっ!?」

 

そして、オルクスは目を疑うような光景を目にする。

 

オルガ「出力上げろ!皆、耐えろよォ!」

 

ギュォォォォォンッ!!

 

イサリビはなんと、小惑星を起点に、アンカーを繋げたまま加速し、振り子のように遠心力を受けながらも小惑星の周りをぐるっと回る。そしてオルガ達の目の前に見えたのは、オルクスの船であった。

 

しかし、まだ問題はあった。イサリビ自身は見事180度回頭することができたが、アンカーは小惑星に接続されたままである。だがイサリビ自身でアンカーを外すことはできない。そこで、彼の出番である。

 

オルガ「やれぇっ!ユージン!」

 

ユージン「オォォォォォォッ!!」

 

ガンッ!

 

ユージンは雄叫びをあげながら、モビルワーカーで小惑星に接続されているイサリビのアンカーの鉄線を辿り、ぶつかるようにしてアンカーの接続部分に到達する。

 

ユージン「よっしゃぁっ!!派手にかますぜぇっ!!」

 

バババババッ!!

 

ユージンはそう言うと、射出する前にあらかじめアンカー部分に取り付けてあった爆薬に向けて、モビルワーカーの機銃を撃ちまくる。そして、その機銃の弾幕に爆薬が当たり、爆発する。だが…

 

シノ「ッ!?ヤベェ!抜けてねぇぞ!」

 

シノはイサリビのモニター越しに映るアンカー部分を見てそう言う。

 

ビスケット「計算よりアンカーが深く突き刺さってるんだ!このままじゃ…!」

 

しかし、オルガはまだ諦めてなかった

 

オルガ「いいやまだだっ!アイツなら絶対にやりとげるッ!だろ!ユージン!!」

 

ユージン「ッ!テメーのそう言うとこはっ!ほんっと気に入らねえなァァァァァッ!!」

 

ユージンは考えるよりも、もはや身体が勝手に動くレベルで、とっさにモビルワーカーの後ろに装着してある推進剤ボンベを切り離し、アンカーの接続部分にぶつけると、そのボンベに向かって再び機銃を撃ちまくる

 

バババババババッ!

 

ユージン「オラオラオラオラァッ!!」

 

バガァァァンッ!!

 

機銃に撃ち抜かれたボンベは誘爆し、アンカーの先端を破壊した。

 

ユージン「…ヘッ…見たかよ、クソ野郎…」

 

ユージンは見事、作戦を成功させたのである。そして、それが意味するのは…

 

オルクス私兵「敵艦、回頭!来ますッ!」

 

オルクス「なぁにいぃ!?」

 

イサリビは全速力で小惑星を回ったときの遠心力から生まれた推進力をいかし、イサリビのその巨体を、オルクスの艦に火花を散らし、擦りつけながら横側についている主砲を、オルガの指示に合わせ、一斉に放つ。

 

 

オルガ「主砲斉射ァァァ!!」

 

ドガンッ!バゴォンッ!ガギャァンッ!!

 

オルクス「ヌォォォ!?」

 

ビスケット「続けて閃光弾!撃てぇっ!!」

 

ビスケットは後方に閃光弾を撃つことにより、オルクス艦は至近距離でその閃光を浴びることとなる

 

オルクス「ぬあっ!!クソッ!照準補正急げぇっ!!」

 

オルクスはそう指示するが、目眩しを喰らったオルクス艦はそれどこれではなかった

 

オルクス艦とイサリビはすれ違いになり、互いに真反対向きになっている状態である。それすなわち、オルクス艦はイサリビの後手に回ることを意味していた。

 

 

 

シノ「いやッシャアァァァ!!」

 

ダンテ「かましてやったぜこんちくしょうがぁ!!」

 

鉄華団のクルー達はオルクス艦を出し抜いたことに喜び、はしゃぎまくる。しかし、ここはまだ戦場である。オルガはすぐに、今尚戦闘を続ける二人のパイロットについて状況を聞く

 

オルガ「ミカとユーリは!?あいつらはどうなってる!?」

 

チャド「ユーリ機は機体の性質上捕捉不可能!三日月は…!」

 

三日月を探すチャドだったが、アトラがチャドよりも早く三日月を見つけた

 

アトラ「…!あそこ!三日月とユーリちゃんがいるっ!!」

 

 

オルガ「っ!!」

 

オルガはアトラの指差す方角をみる…

 

クーデリア「…あの光は…」

 

 

 

ーーグレイズ対ガンダム戦闘域ーー

 

マクギリス「これが避けられるか!?」

 

バシュンッ!

 

三日月「…っ!?」

 

ユーリ「させないっ!!」

 

ガキンッ!

 

マクギリス「…!?ほお、キミが変わりに受けるか。ならば遠慮なく!」

 

マクギリスは背を向けている三日月に向けて、右手に装備しているアンカーを射出するが、ユーリが三日月を庇い、アビスの腕部にアンカーが絡みつく。マクギリスはそのアンカーを引っ張り、ランスに付属しているライフルでアビスを撃つ。だが、

 

ガギンッ!ギンッ!ガンッ!

 

ユーリ「そんな弾!アビスには効かない!!」

 

ユーリはあえて避けずにライフルを受けるが、アビスのもつGNフェイズシフト装甲がライフル弾をいとも容易く弾き、そしてアンカーに引っ張られることに抵抗せず、むしろ自分からマクギリスに接近していき、

 

マクギリス「っ!?」

 

ユーリ「ハァァッ!」

 

ドギャッ!

 

ユーリはマクギリスに向けて蹴りを放つ。マクギリスはそれを冷静に、かつ最小限の動きで避けるが、何故か少し掠めただけのシールドが《真っ二つに両断される》

 

マクギリス「…なにッ!?」

 

マクギリスは何故シールドが破壊されたのか、必死に頭を回転させる。すると、答えはすぐにわかった

 

キラッ…

 

マクギリス「…!そうか!足先にナイフがついていたのか!」

 

そう、ユーリのアビスは腰部後方にある2本のアーマーシュナイダーだけではなく、両足の足先にも仕込み武器のように、刺突式のアーマーシュナイダーが搭載されていたのだ

 

マクギリス「…これは、まともに近づけんな…」

 

マクギリスは近接は不利と見て、一定の距離を取る

 

ユーリ「…もうアーマーシュナイダーに気づいたか…意外とよく見てる…」

 

ユーリ(…マズイ、早めに倒さないと、三日月が危ない…!でも、コイツも強い…!)

 

ユーリ「…ごめん三日月。もうしばらく耐えてて…!」

 

ユーリはガエリオ機と交戦する三日月を確認しながらそう言った

 

 

 

 

三日月「…こいつ、ちょこまかと!」

 

三日月は初の宇宙戦で、慣れるまでにスラスターをふかしすぎていたため、スラスターが不調を起こしていた。ガエリオはそれに気づいたのか、近づかぬようにし、攻撃を加えていく。

 

ガエリオ「ふん!もう一機の方は焦ったが、貴様相手なら、この俺の敵ではない!」

 

ガエリオは右手についているアンカーを三日月の脚部に絡み付ける。そしてガエリオは通信機を使い、三日月とユーリに聞こえるように話す。

 

ガエリオ「今のうちに投降すれば、然るべき方法で処罰してやるぞ?」

 

しかし、三日月とユーリはキッパリと答える

 

三日月「投降はしない!」

 

ユーリ「する理由も無い!」

 

ガエリオ「っ!?」

 

ガエリオはその返事、というより、その声に驚いていた。

 

ガエリオ「そのクソ生意気な声…あの時のガキどもかぁっ!」

 

三日月「!そういうあんたは、たしかユーリにナイフ投げられてビビってた…」

 

通信越しに聞こえるその声を聞いた二人も思い出す

 

ユーリ「…世間知らずの坊ちゃんか…!」

 

ガエリオ「ガエリオ・ボードウィンだ!変な覚え方をするなぁっ!」

 

ガエリオはそういうとアンカーを一層強く縛り付ける

 

ガエリオ「火星人はぁ!火星に帰れェェ!!」

 

ガエリオのそう叫ぶ声に、三日月はマクギリスと戦っているユーリと同じように、自らガエリオ機に突っ込む。

 

ガエリオ「!?気でも触れたか!宇宙ネズミがぁ!」

 

ガンッ!ガンッ!

 

ガエリオは接近する三日月にライフルを撃つが、三日月は冷静に考える。

 

三日月「…確か、ユーリはあの時…」

 

三日月は思い出したようにそう呟くとガーベラストレートを思いっきりガエリオにぶん投げる

 

ガエリオ「!?コイツら!武器を投げる習慣でもあるのかぁ!?」

 

ガエリオはユーリに一度滑空砲を投げられたことにより、痛手を負ったことを思い出していたが、冷静にガーベラストレートを弾く

 

ガエリオ「武器を投げた後は、後ろに来るんだろ!?」

 

ガエリオはユーリの動きからそう予想し、後ろを向くが…

 

マクギリス「ガエリオ!避けろぉ!」

 

ガエリオ「なっ!?」

 

そこには三日月のバルバトスではなく、後ろから急接近していたアビスがいた。

 

ユーリ「一度ならず2度までも…私の、家族達を!侮辱したなぁ!!」

 

ガギンッ!

 

ガエリオ「うおぉっ!?」

 

ユーリは普段の性格からは想像できない程怒り、足先のアーマーシュナイダーでガエリオのコクピットを貫こうとするが、マクギリスの忠告のおかげか、いち早く反応でき、コクピットの装甲板を、ギリギリパイロットに届かないレベルで切り裂いていた。

 

 

 

ユーリ「…チッ、運のいいやつ…」

 

三日月「ユーリ!手を!」

 

ユーリは下にいた三日月に手を引かれ、横から現れたイサリビに捕まり、その勢いで戦闘区域から離脱していった

 

三日月「そうか…俺が戦ってた相手があのビビり野郎だとすると…もう一機は、あのチョコレートの人か」

 

三日月はイサリビの上部に捕まりながらそう言う。しかし…

 

ユーリ「…次会えば、必ず殺す…必ず…!」

 

三日月(…ユーリ、またキレてる…俺たちがあぁ言われるのなんて、いつものことなのに…)

 

とてつもない殺気を放ちながらずっとマクギリス達を見るユーリを三日月は見ながらそうおもっていた…

 

 

 

 

 

 

 

マクギリス「無事か?ガエリオ」

 

ガエリオ「…あんの小娘め…!いつか必ず落としてやる…!」

 

ガエリオはユーリにコクピットを切り裂かれた時の破片が腕に刺さり、出血していたが、それ以外はとくに怪我らしきものはなかった。

 

マクギリス「しかし…してやられたな。俺たちは」

 

アイン「…クゥッ!」

 

マクギリス達は、高速で戦闘区域を離脱するイサリビを、それぞれの思いで見続けていた…

 

 

 

 

 

 

 

ーーイサリビ モビルスーツドックーー

 

おやっさん「ヤマギ!いまから装甲外すからちょっと待ってろ!ユーリのお嬢ちゃん!必要な工具はあるかぁ!」

 

ユーリ「大丈夫。補給もいらない」

 

おやっさん「うおっ!?」

 

ヤマギ「うあっ!?」

 

ライド「うひっ!?」

 

シノ「ぎゃあ!?」

 

三日月「ッ!?」

 

ユーリは雪之丞の言葉に拡声機を使って話す。だが、外とは違い、密閉された狭い空間なので、ユーリの声が大音量で反響し、その場にいた全員が驚き、耳を塞ぐ。

 

おやっさん「ユーリ!お前拡声機の音量下げろぉ!!鼓膜が破れちまう!」

 

ユーリ「あ…ごめん…」

 

ユーリは言われた通りにアビスの拡声機を弄りはじめた

 

三日月「…びっくりした…」

 

三日月はそういうとドックから退室し、ノーマルスーツを脱ごうとすると、アトラとクーデリアにあう

 

アトラ「三日月!!」

 

クーデリア「お怪我はありませんか!?」

 

三日月「俺は大丈夫。みんなは?」

 

二人から心配されるが、三日月は適当に返し、皆の状態を尋ねる 

 

アトラ「私達は大丈夫!でも…」

 

三日月「…!」

 

アトラの指差した場所をみると、そこには辛うじてコクピットは無事なものの、半壊したモビルワーカーがあった

 

シノ「早く開けろぉ!」

 

ヤマギ「今開けます!」

 

バシュウ…

 

ユージン「…!」

 

「ハラハラさせやがって」

 

そう言って、開けたハッチの外から手を差し伸べたのは、オルガであった

 

ユージン「…クソみてえな作戦立てたテメーが言うなっての…たくっ」

 

パシッ

 

ユージンはそう言って差し出された手を掴み、ハッチから出てくる

 

オルガ「次もこの調子で頼むぜ?」

 

ユージン「ハァ!?ふざけんな!」

 

その様子をみた鉄華団の少年達は笑い合う

 

 

 

 

昭弘「…疲れた」

 

ユーリ「私も」

 

昭弘「…!?おま、いつ隣に!?」

 

 

 

 

 

ーーGH ハーフビーク級戦艦 内部ーー

 

ガエリオ「一体なんだ?謎のコンテナとは…」

 

マクギリス「さあな、我ら宛に贈られているらしいぞ?」

 

ガエリオ「…嫌な予感しかせん…」

 

ガエリオがそんなことを言ってると、目的のコンテナが見えた。

 

GH兵「特務監査、こちらです」

 

マクギリス「…これが?」

 

ガエリオ「小さいな…爆弾でも入ってるんじゃ無いだろうな?」

 

そう言って開放すると…

 

GH兵「な!?」

 

ガエリオ「…ほれみろ、ろくでもないものものをみるはめになった…」

 

マクギリス「…これは」

 

そこにはボロボロのボロ雑巾のようになり、腹の部分にメッセージが書かれたトドが入っていた

 

マクギリス「…『お前らの仲間らしいから、お前らでケジメをつけろ』…はて、なんのことやら…?」

 

 

 

 

 

 

ーーイサリビ 艦内ーー

 

オルガ「どうだ?追ってくる敵はいるか?」

 

チャド「今のところはなんとも…だがエイハブウェーブの反応はない。哨戒にでている奴らからも、とくに問題はないそうだ」

 

オルガ達はGHを出し抜いた後も、警戒を怠らなかった

 

ユージン「とりあえずは、助かったみたいだな」

 

ビスケット「油断はできないけどね…」

 

 

 

ーーイサリビ モビルスーツドックーー

 

おやっさん「…ったく、なかなか楽させちゃあくれねぇなあ…」

 

雪之丞はバルバトスの損傷データを見ながら、どこをどう弄ればいいのか探っていた

 

タカキ「おやっさん、バルバトスの装甲の張り替えって、モビルワーカーのでいいの?」

 

おやっさん「バカかお前。ナノラミネート加工をしてあるアーマーが、モビルワーカーと一緒な訳ねぇだろーが…」

 

タカキ「えぇえ?じゃあ一体どうすれば…」

 

おやっさん「ちょっと待ってろ、今調べてっから…たくっ…ロクな記録が残っちゃいねえ」

 

雪之丞はユーリが調べたバルバトスのデータの入っているタブレットを使うがその言葉どおり、有能な情報ははいってなかった

 

ヤマギ「おやっさん、リアクター周りってどうすれば「だから待ってろっていってんだろ!?」ひうっ!」

 

おやっさん「何度も言うが俺ぁモビルワーカー専門なんだよ…それこそ、モビルスーツなんてさわったのはガキの頃以来だ…」

 

その時、タカキが呟く

 

タカキ「ねぇおやっさん。このモビルスーツと、ユーリちゃんのモビルスーツって、大昔に作られた物なんでしょ?」

 

おやっさん「あぁ…昔も昔、厄祭戦時代の骨董品だ…もっとも、ギャラルホルン以外が使うモビルスーツなんざ、大抵が骨董品だかな…」

 

おやっさんはバルバトスを小突きながらそう言う

 

タカキ「厄祭戦って?」

 

ユーリ「300年もの前に起こった大規模戦争の事」

 

タカキ「あ、ユーリちゃん」

 

タカキの質問に答えたのは、ハロを抱えたまま無重力空間にぶらぶらと浮いているユーリであった

 

ユーリ「嘘か本当かはわからないけど、それこそ地球を破壊する程のモビルスーツが争ったと言われている」

 

タカキ「へ〜!…今更だけど、ユーリちゃんって歩くタブレットだよね」

 

ユーリ「…え?」

 

タカキは急にそんなことをいうと、何故か得意げに説明した。

 

タカキ「だって、ユーリちゃんって俺たちの知らないことなんでもしってるんだもん!」

 

ユーリ「…私は機械じゃない」

 

バシュン…

 

ユーリはその言葉に気を損ねたのか、アビスのコクピットに入り、閉じこもる

 

タカキ「…あれれ?」

 

おやっさん「…お前なぁ、誰だって機械扱いされたら嫌がるもんなんだよ」

 

タカキ「えぇ!?そうなの!?」

 

おやっさん「…たくっ…お前らはモビルワーカーの技術より先に常識を嬢ちゃんに教えてもらえ」

 

おやっさんはそういいながら作業に戻る

 

 

 

 

 

 

ーーイサリビ 食堂ーー

 

ガツガツッ!

 

三日月「…」ムグムグ

 

アトラ「すっごい食欲だね、三日月」

 

三日月「仕事の後は、腹減るんだ」

 

三日月はそういいながら、アトラの作った料理を頬張る。しかしそんな三日月に、アトラは神妙そうな顔つきで尋ねる

 

アトラ「…ねえ、三日月。ああいうのって、これからも続くのかな…」

 

三日月「多分ね。クーデリアを…ハグッ、狙ってる奴が大勢…ムグッ、いるみたいだから」

 

三日月は食べる手を止めずにそう話す。そんな三日月に、アトラは最大の疑問を問う。

 

アトラ「…ねえ三日月…怖くないの?」

 

アトラのその言葉に、三日月はやっと手を止め、考えるが、当然のように軽く言った

 

三日月「別に。そういう訓練を昔からしてたからね。それに…」

 

アトラ「…それに?」

 

三日月「ユーリが背中を守ってくれるから。安心して行ける」

 

アトラ「!!…そっか、ユーリちゃんが…」

 

アトラはそれをきくと、少ししょんぼりしてしまった。しかし、三日月はその話をもとにとあることを思い出す。

 

 

三日月「…そうだ、俺、ユーリに用があるんだった」

 

アトラ「え?」

 

三日月「ご馳走さま」

 

アトラ「えぇ!?」

 

三日月はそういうと、食器を片付け、そそくさと食堂から出る。

 

アトラ「…なんの用事なんだろう」

 

アトラは気になって仕方なかった。それもそうだろう。彼女にとって三日月は片思いを煩わせる相手である上に、相手は自分と同じかそれぐらいの女の子であり、その上自分よりも魅力的な部分がおおい少女なのだから、気になるのも仕方がない。

 

アトラは無意識に、三日月のもとをバレないようにこそこそとついていった…

 

 

 

三日月「…ユーリ、どこにいんだろ」

 

三日月はユーリを探すが、なにぶん性格が読みづらい子である為、どこで何をどうしているかわからなかった。

 

三日月「…地道に探すか」

 

三日月はそう思い歩いていくが、目の前の廊下に特徴的な白く丸いフォルムの機械、ハロがいた

 

三日月「…ついていけば着くかな」

 

ユーリ「どこに?」

 

三日月「ユーリのとこに…え?」

 

ユーリ「何?私に用?」

 

ユーリはいつのまにか三日月の後ろに立っていた。その事に三日月も少なからず驚いていた

 

三日月「…うん、そうなんだけど…凄いね、気配感じなかったよ」

 

ユーリ「腐っても元傭兵だから…それで、なに?」

 

ユーリはハロを回収し、三日月の前に立つとそう聞く。すると三日月は

 

サラッ…

 

ユーリ「…?私の髪がどうかした?」

 

三日月は急に、ユーリの前髪を捲し上げた。

 

三日月「…いや、あの時の傷、どうなったかなって」

 

ユーリ「傷?…あぁ、額を切った事?大丈夫、傷は残らないらしいし、今はもう痛くないから」

 

三日月はそれを聞くと少し笑って、ユーリに伝える

 

三日月「そっか、よかった…あの時、チョコレートの人を止めてれば、怪我させることもなかったんだけど…ごめん」

 

三日月はユーリに頭を下げて謝る。その行動に、ユーリは多少驚いたが、すぐにいつもの無表情に戻った

 

ユーリ「…わざわざそれだけの為に?」

 

三日月「怪我させたのは、俺の責任だから、謝っておきたかったんだ」

 

ユーリ「…三日月は意外と律儀なんだね。別に謝らなくてもいい。怪我したのは避けられなかった私自身の問題でもあるから、気にしないで…それと」

 

ユーリはそこで区切ると三日月の手を握り、告げる

 

ユーリ「ありがとう、心配してくれて。素直に、嬉しい」

 

三日月「!」

 

ユーリは軽く微笑みながらそう言った。

 

ユーリ「それじゃあ、私は仕事があるから、また」

 

三日月「…ああ」

 

三日月は少し遅れて返事した。そして、ユーリが廊下を曲がり、姿が見えなくなると、三日月は無意識に呟いた

 

三日月「…あんな顔もできたんだな」

 

三日月は無意識にそう言った事に気付かず、自分も仕事に戻っていった

 

 

 

 

 

 

アトラ「…ユーリちゃんと手を握って、何してたんだろ

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




…はい!いかがでしたか?なのだ!一応、ストーリーに忠実につくっているのだが、本当に一つ一つの話が長くて作るのが大変なのだ!それでは次回もまた呼んでくださいなのだー!
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