機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズofアストレイ   作:黒アライさん

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こんにちはなのだ!黒アライさんなのだ!最近、アビスアストレイの武装はどうして行こうかなぁって考えてると、何故かガンダムエクシアを思い出してしまうのだ。ちなみにエクシアは出てこないのだ!それではどうぞなのだ!


鉄華団の行く先

ーーイサリビ ブリッジーー

 

ビスケット「で、これからのことなんだけども…」

 

シノ「オルクスが駄目になったからには、別の案内役を探さなきゃな」

 

オルガ達は、つい先程案内役であったオルクス達に襲われ、命からがら脱出してきていたところである。それ故に新しい案内役を探さねば、この広大で真っ暗な宇宙を永遠に彷徨う事になってしまう

 

クーデリア「あの、やはり案内役というのは必要な物なのですか?」

 

ユージン「そりゃ当然だぜ。生きて地球まで行きたかったら、案内役は必要不可欠だ。もし航路がわかっていたとしても縄張りがある以上、勝手に使えば銃口を向けられる…ユーリが最初の頃にいってたろ?」

 

オルガ「それに、ここまでギャラルホルンと拗れた以上、ただの案内役じゃ駄目だ。火星の奴らのこともひっくるめて協力してくれるような、でっかい後ろ盾がねぇとな」

 

シノ「後ろ盾かぁ…」

 

シノは力無さげにそう言う。実際、ギャラルホルンに対抗できる裏業者など、そうそういるものではない。

 

ビスケット「そんな企業、そうそういるものじゃないし、いたとしても、僕たちみたいな小企業に協力してくれるかどうか…」

 

ユージン「どうしたもんかね…」

 

プシュー…

 

オルガ「!ユーリ、遅かったな。だがいいところに来てくれた」

 

ユージンがそう愚痴っていると、ブリッジの扉が開き、ハロを抱えたままのユーリが入ってきた

 

ユーリ「…?なにか私の仕事が?」

 

オルガ「仕事って訳じゃねぇが、相談しときたかったんだ」

 

オルガはそう言うと、これまでの話したことを全てユーリに話した。その上で尋ねる

 

オルガ「なぁユーリ、ギャラルホルンとやりあえるような力を持ち、かつ協力してくれそうな企業…知らないか?」

 

 

ユーリ「…うーん」

 

いつも即決即断で動いてそうなユーリが珍しく頭を捻る

 

オルガ「…まぁ、そう簡単には出てこねぇか…」

 

ビスケット「そんな企業は滅多にいないからね…」

 

オルガ達が落胆した時、ユーリが呟く

 

ユーリ「…テイワズ」

 

オルガ「え?」

 

ビスケット「…テイワズ?って、あのテイワズ!?」

 

ビスケットが驚いて2度聞き返す

 

シノ「なんだ?テイワズって」

 

クーデリア「テイワズ…木星圏を拠点とする、大企業ですね。実態はマフィアだと言う噂もありますが…」

 

ユーリ「噂じゃない、本当の事」

 

ユーリはキッパリとそう答える

 

オルガ「マフィアね、確かに、大企業でマフィアっていうと、ギャラルホルンにも対抗してそうだが…果たして協力してくれるかどうか、だな」

 

ユージン「危険すぎやしねぇか?マフィアが噂じゃねえってんなら、会った瞬間、ズドン!とかになってもおかしくはないと思うぜ?」

 

ユージンはそう危惧するが、ユーリは言葉を付け加える

 

ユーリ「確かに、初対面の相手に優しくするほど、善良な企業じゃない。でもツテはある」

 

オルガ「…ツテ?」

 

ビスケット「テイワズにツテなんて…そのツテってどんな人なの?」

 

ユーリ「私」

 

シノ「…は?」

 

ユージン「え」

 

ビスケット「嘘…」

 

ユージン・シノ・ビスケット「えぇぇぇ!?」

 

ユーリは変わらず無表情でそう言うが、言ってる事はそれなりに大きい。それに驚くユージン達だが、オルガがだけは妙に納得していた

 

オルガ「なるほど、ユーリか。確かにツテがあってもおかしくはねぇ」

 

ユージン「!?な、なんでそう思うんだよ!」

 

オルガはユージンの言葉に、当たり前のことを言う。

 

オルガ「思い出せユージン。ユーリは鉄華団に入る前は、実態はどうあれ、鈴付きとしてそれなりに名を広めていたんだぜ?その中に、テイワズの一員の中に、ユーリの名を知ってるやつがいたとしても不思議じゃねえ…不思議じゃねえがよ、それだけじゃちとツテとしては弱えんじゃねぇの?」

 

オルガはそういいだす。確かに、名は知っていたとしてもおかしくはない。だが、所詮《知っているだけ》である。ユーリは傭兵時代、ほぼ素性を晒していないが故に鈴付きとしての名しか知らない者がほとんどだ。そんな素性の知れない傭兵を、雇う事は考えられなくもないが、受け入れるとはあまり思えない。ユーリもそれはわかっていた。だが、まだ切り札はあった

 

ユーリ「もちろん、それだけで受け入れてくれるとは思えない。だから、もう一手ある」

 

ビスケット「もう一手?」

 

そしてユーリは、更に驚く発言をする

 

ユーリ「私の母親、『アメリア・アルレイズ』は、テイワズと友好関係にある…らしい」

 

ユージン「なっ!?」

 

ユージン・シノ・ビスケット「何ィ!?」

 

クーデリア「驚きました…まさか、ユーリさんの母君が、その、マフィアだったとは…」

 

オルガ「ちょっとまて」

 

オルガは驚くユージン達を傍目に、ユーリに問いただす

 

オルガ「ユーリ、お前さっき、らしいって言ったよな?つまり確証はねえってことか?」

 

ユーリはその言葉に、少し目を背けながら語る

 

ユーリ「…昔、お母さんが生きてた時は、テイワズに雇われてることが多くて、誰かと友人だったって言ってた。誰かは知らないけど…でも、テイワズとしてそれなりに立場のある人だったらしい…そして、テイワズの友人である母親のその娘という立場があれば、話ぐらいは聞いてくれる…かもしれない」

 

ユージン「…随分、不確定要素が多いな」

 

ユーリの言葉に、ユージンが言う。だが、オルガはそれを聞くと笑みを浮かべる

 

オルガ「いや、上出来だ」

 

シノ「だな!」

 

ユーリ「…上出来、なの?」

 

ユーリは不安そうに尋ねるが、オルガは力強く答える

 

オルガ「そもそも、なんのツテも無い俺達が、テイワズという大企業に受け入れられるなんて考えられねぇ。それどころか、門前払いされるのがオチだと考えていたが、ユーリのおかげで、確証はないとは言え、そんな立場から話を聞いてくれるところまで持って行けたんだ。十分だろ」

 

ビスケット「成功するかどうかは、その交渉をする僕達次第ってことだね」

 

シノ「なら、今までとあんまかわんねぇな!」

 

オルガ達はそう言い、次の道が決まりつつあった。しかし、一番の問題がでてきた

 

ユージン「…それでいいんなら別にいいけどよ、問題は、そのテイワズんとこにどうやっていくんだよ。まさか、木星までいくのか?」

 

ユージンはそう唱える。実際、テイワズの本拠地である木星は、今から行くとなると、相当な距離がある。しかし、オルガはキッパリと言った

 

オルガ「もちろん、いくしかねぇだろ」

 

ユージン「…うそだろ」

 

ビスケット「今の状態じゃ地球に行くことも、火星に戻ることもできない。どっちみち木星に行くしか道はないんだよ」

 

シノ「うっは〜、面倒だなぁオイ〜…」

 

行くべき道は決まったが、まだまだ道のりは遠かった…

 

 

 

ーーイサリビ 廊下ーー

 

クーデリア「…ふう」

 

クーデリアは窓から宇宙を見ながらため息をついていた

 

クーデリア(ギャラルホルンの一部に狙われるだけで、こんなにも苦しい道のりを通らなくてはならないなんて…)

 

クーデリアは憂鬱になりながら宇宙を見ていると、

 

アトラ「あ、クーデリアさん!」

 

クーデリア「アトラさん、三日月…」

 

大きいカバンを背負ったアトラと三日月が、クーデリアに話しかける

 

三日月「何してんの?こんなところで」

 

クーデリア「つい先程、これからの進路について話し合っていたところです」

 

三日月「ふーん」

 

三日月は興味無さがにそう返事した。その返事に、クーデリアは訝しげな表情をしながら三日月に問う

 

クーデリア「…三日月、何故貴方は来なかったのです?鉄華団のこれからは、貴方にも充分関係のあることでしょう、気になったりはしないのですか?」

 

クーデリアのその言葉に三日月は少し間を置いて答える

 

三日月「…別に。難しいことなんて俺にはわからないし、そもそも、オルガが決めたことなら、俺はそれを信じて進むだけだ」

 

三日月は淡々とそういった

 

クーデリア「そうですか…あの、ところでそれは?」

 

三日月の言葉に納得したようなしてないような顔をしていたが、もう一つの疑問について、クーデリアは背負っている鞄を指して尋ねる

 

アトラ「あ、これ?」

 

三日月「弁当だよ」

 

クーデリア「弁当…?食堂でたべればいいのに、わざわざ、つくっていくのですか?」

 

クーデリアが尋ねると、アトラが困ったよう苦笑いしながら返答する

 

アトラ「皆忙しくて、食堂に来る時間なんであまりないんです。だから、こうやって弁当作って持っていってあげないといけないんですよ。三日月は、その手伝いを頼んでるんです」

 

三日月「そういうこと。もういい?早くしないと、あいつらの食べる時間が減るから」

 

説明し終わったアトラを連れて、三日月は弁当の配達を再開しようとするが、クーデリアがまだ呼び止める

 

クーデリア「ま、待ってください!」

 

三日月「…何?」

 

クーデリア「わ、私にも、お手伝いさせて下さい!」

 

クーデリアは半分無意識にそう言っていたが、三日月達は人手は多い方がいいのか、片方の鞄をクーデリアに渡した

 

アトラ「落とさないように、気をつけて下さいね」

 

クーデリア「あ、はい」

 

 

 

 

 

ーーイサリビ 倉庫室ーー

 

「こっちこっちー!」

 

「パスパス!ほい!」

 

「おいこら!投げんじゃねえよ!危ねぇだろーが!」

 

そこには鉄華団の少年達が、さまざまな物資の入ったコンテナを次々と整理する光景が見られた。そこに、弁当を持ってきた三日月、アトラ、クーデリアが現れる

 

アトラ「皆さーん!弁当持ってきましたよー!休憩にしてくださーい!」

 

「お!飯か!」

 

「悪い!俺のもとってきてくれ!」

 

「自分で取ってこいバカ!」

 

アトラ達三人の周りに、あっという間に人だかりが出来る。

 

三日月「ほら」

 

「ありがとうございます!三日月さん」

 

アトラ「焦らないで!弁当はまだあるから!」

 

クーデリア「はい、どうぞ」

 

「ありがとーねーちゃん!」

 

三人はそうして、必要な分の弁当を置いていくと、次の部屋にむかっていった。

 

 

 

 

ーーイサリビ 個室ーー

 

昭弘「ッフンッ!ッフッ!」

 

イサリビの所々空いている個室、その一室をトレーニング室として使っている昭弘がいた。

 

プシュー…

 

昭弘「あん?」

 

三日月「昭弘、弁当ここに置いてくから」

 

昭弘「おぉ、三日月か。あぁ、わかった。それとよ」

 

三日月「ん?」

 

昭弘は思い出したように腹筋しながら三日月を呼び止め、一つの頼み事をする

 

昭弘「後で、シミュレーター付き合えよ。ユーリも呼んでっからよ」

 

三日月「わかった」

 

三日月はそう言って、次の場所に弁当を届けに行った

 

 

 

 

ーーイサリビ エレベーターーー

 

ウィーン…ガチャン…

 

アトラ「じゃあそのテイワズって人のところへいくの?」

 

三日月「そうだけど、テイワズって人じゃなくて、会社の名前じゃなかったっけ」

 

クーデリア「えぇ、そうですよ」

 

三日月達三人は、下層へと向かうべく、エレベーターに乗っていた。その最中に、三日月は会議で決まったことをクーデリアに聞いていた

 

クーデリア「ただ、テイワズは地球にも影響力のある巨大な複業企業です。ユーリさんの助力があるとは言え、そう簡単にはいかないでしょうね」

 

三日月「ふーん」

 

三日月は聞いておいて興味なさげにそう答える

 

クーデリア「…三日月は、会議のこと、本当に気にしていないのですね」

 

三日月「人を薄情者みたいに言わないでくれる?」

 

クーデリア「あ、いえ!そんなつもりは…」

 

クーデリアは焦りながら否定するが、言ってることはそれと同じである

 

三日月「興味がないんじゃない、ただ、俺が口出しすることなんて何もないから。オルガ達鉄華団が決めたことなら、俺はそれについていく。さっきも言ったでしょ?それに…」

 

三日月「俺、なんでアンタが地球までいく必要があるのかもわからないし」

 

アトラ「えぇ!?」

 

アトラは持っているカバンを落としそうになるぐらいドン引きしていた。しかし、その理由は三日月がその目的を知らなかったということではない

 

アトラ「私達、地球へいくの!?」

 

三日月「言ってなかったっけ?」

 

アトラ「…多分、聞いてなかった」

 

アトラは地球に行くことすらも知らず、今回の遠征に参加していたのだ。その様子に、クーデリアも少し苦笑いする

 

アトラ「どうしよう…お洒落な服とかもってないよ…」

 

三日月「そのままでいいんじゃないの?」

 

アトラ「駄目だよ!田舎者だと思われちゃう…」

 

騒ぐアトラを傍目に、クーデリアは話す。

 

クーデリア「…私が地球へいくのは、火星の人々の自由な暮らしを勝ち取る為です」

 

アトラ「え?」

 

三日月「…」

 

二人は予想とは少し違った理由に、少しばかり不思議に思った

 

クーデリア「…厄祭戦の影響によって、細分化していた地球の国家間が、4つの経済圏に統合されたのは、知っていますよね」

 

三日月・アトラ「知らない」

 

クーデリア「あ…そうですか…」

 

クーデリアはそれすらも知らないのかと困惑するが、とりあえず話を続ける

 

クーデリア「まぁ、とにかく、それを受けて、火星や木星などの圏外圏でも、それぞれの経済圏による分割統治が積極的に進められていました。クリュセ自治区は、経済圏の一つ、アーブラウの支配下に入ったのですが、開拓時代に結ばれた、不利な惑星間経済圏の元、長年の不当な搾取に苦しんできたのです…」

 

クーデリアはそこまでいうと、自分にも戒めるように話す

 

クーデリア「この状況を改善するために、私は地球のアーブラウ政府と交渉を続けていました。そして先日、アーブラウの代表、蒔苗東護ノ介氏が、対話の席につくことを初めて了承して下さったのです…私の目的は、火星の経済的独立を勝ち取る事。それが、火星に住むすべての人々の幸せにつながると信じています」

 

パチパチパチ…

 

クーデリアがそこまで言うと、隣から拍手と称賛の声が聞こえる

 

アトラ「クーデリアさんすっごーい!かっこいい!」

 

アトラが拍手しながら称賛すると、隣で三日月が確かめるように聞く

 

三日月「ふーん、じゃあアンタが俺たちを幸せにしてくれるんだ?」

 

クーデリア「…ええ、そのつもりです」

 

クーデリアは三日月の問いに、キッパリとそう言い切った

 

三日月「…ふーん」

 

 

 

 

ーーイサリビ モビルスーツドックーー

 

タカキ「それにしても、大分やられてるなぁ…」

 

おやっさん「無駄口叩いてねぇで手ぇ動かせよー?」

 

ライド「うーっす!」

 

プシュー…

 

アトラ「お疲れ様でーす!お弁当持ってきましたー!」

 

バルバトス、アビス、グレイズ改の3機のモビルスーツを整備している雪之丞達に、アトラはそう言ってドックに入ってきた

 

雪之丞「おぉ、ありがてぇ。おーいお前ら!キリのいいところできりあげろ!飯にしようやー!」

 

ヤマギ「了解です!」

 

ライド「やった飯だあ!」

 

 

 

アトラ「はい、慌てないで!ちゃんとあるから!」

 

クーデリア「はい、どうぞ」

 

鉄華団少年兵「あ、ありがとう!」

 

鉄華団の少年は照れながらもクーデリアから弁当を受け取る

 

 

 

三日月「大変そうだね、おやっさん」

 

三日月は3機のモビルスーツをみてそう言う

 

おやっさん「主にお前のバルバトスのせいでな」

 

三日月「そういえばユーリは?」

 

おやっさん「お前、話切り替えんなよ…ユーリなら、ほらあそこだ。」

 

三日月「…なにあれ?」

 

おやっさんが指差したところは、寝袋の中に入りながら無重力空間に漂う、側から見ればミノムシのような光景があった

 

おやっさん「なにって…見ての通りだ。あんなかにユーリが入って寝てんだよ。ったく、ちゃんと部屋に行って寝りゃいいのによ」

 

三日月「…今度俺もやってみよっかな」

 

おやっさん「別にかまわねぇが、このドックでやんのはやめてくれ。邪魔だ」

 

雪之丞はそう言うと、自分の側においてあった弁当を探す

 

三日月「そっか…ねぇ、俺も作業手伝った方がいい?」

 

三日月はおやっさんの弁当をつまみながらそう言う

 

おやっさん「…そいつはありがてぇけどよ、今細かい調整をやってんだ。お前、字、読めねぇだろ?だから、大人しくしてな。あと、その弁当、まさか俺のじゃねぇよな?」

 

三日月「…ん」

 

おやっさんの言葉をきくと、三日月は手に持っていた半分食われた弁当を渡す。それをみたおやっさんは当然怒る。

 

おやっさん「おい三日月!おめぇ、半分ぐらい食ってるじゃねぇか!返せ!」

 

三日月「美味かった」

 

おやっさん「だろうな!だが感想聞いてんじゃねえんだよ!」

 

そのやり取りをみていた少年達は笑い出す。しかし…

 

クーデリア「…三日月、貴方字が読めなかったの?」

 

クーデリアは驚いてそう聞く

 

三日月「ん?うん、そうだよ」

 

三日月はさも当然の如く答えた。しかしクーデリアはまだ信じられないように三日月を見る

 

クーデリア「だって、あんな複雑そうな機械を動かしているのに?」

 

三日月「字ぃ呼んで動かすわけじゃないからね。モビルワーカーと大体同じだし、あとは…勘?」

 

クーデリア「…勘、ですか…」

 

クーデリアはもはや驚きを通り越して引いていた。

 

三日月「そんな驚くことかな?ユーリに言ったときは、別におかしくもないように言われたけど」

 

クーデリア「聞く人物が間違ってます!ユーリさんは、その…あの年で傭兵をやっていたような人ですから…というか、学校は?」

 

クーデリアはそう聞くが、三日月は火星ヤシの実を食べながら答える

 

三日月「そんな金ないよ。むしろ、行ったことのある奴の方がよっぽど少ない」

 

おやっさん「まぁ、ここには生きてくだけで精一杯の奴がほとんどなんだ。マシな施設にいた奴らは、幾分かはわかるようだがな」

 

おやっさんはモビルスーツの整備をし始める少年達をみながらそう答える

 

クーデリア「そうですか…あの、三日月。もし良ければ、読み書きの練習をしませんか?」

 

三日月「は?」

 

三日月は何言ってるんだコイツみたいな反応をしながらクーデリアを見る

 

クーデリア「読み書きができれば、それだけで視野は広がります!本を読んだり、手紙や文を書くことによって、知識を得ることだってできます!」

 

三日月はそれを聞くと、思い出したように言う

 

三日月「…そっか、文字が読めると、本も読めるようになるんだよな」

 

クーデリア「!えぇ!そうですよ!」

 

三日月「…じゃあ、やってみようかな」

 

三日月はクーデリアに向かってそう言った。すると…

 

ライド「いいなぁー!」

 

タカキ「俺も読み書きできるようになりたいっす!」

 

「おれもおれも!」

 

「俺にも教えてくれよ!クーデリア先生!

 

クーデリア「せ、先生?」

 

クーデリアの話を聞いていたのか、たくさんの少年達がクーデリアを囲む。その様子にクーデリアは困惑してしまう

 

クーデリア「え、えっと…」

 

おやっさん「いいじゃねぇか。教えてやれよ」

 

雪之丞の言葉がきっかけになったのか、クーデリアは数秒間考えた後に頷くと言った

 

クーデリア「わかりました!皆で勉強しましょう!」

 

アトラ「勉強かぁ!偉いなぁ皆!」

 

弁当を配り終わったアトラがそう言って駆け寄ってくる

 

アトラ「よし!私も文字はわかるから、わからないことがあったらどんどん聞いてね!」

 

アトラは力強くそう言うが…

 

ライド「えぇ…?俺、クーデリア先生がいいなぁ」

 

アトラ「なっ!?どう言う意味!?待ちなさいライド!」

 

そう言ってライドを追いかける光景をみた少年達は再び笑い出す

 

おやっさん「…おぉ、そうだ、嬢ちゃん」

 

クーデリア「?はい、なんでしょう」

 

おやっさん「アトラと嬢ちゃん二人じゃ大変だろ?あそこの嬢ちゃんも連れてっていいぜ」

 

おやっさんはそう言って、ミノムシのような姿で宙に浮きながら眠るユーリを指差した

 

クーデリア「…えっと、あれは?」

 

おやっさん「ユーリの嬢ちゃんさ。いつでも出撃できるようにモビルスーツの近くで寝てんだと」

 

クーデリア「…そうですか、凄いですね「ゴン」…ゴン?」

 

クーデリアが言葉を放つと同時に、鈍い音が聞こえた。どうやら宙に浮いていたユーリがバルバトスにぶつかった音のようだ

 

ジィー!

 

ムクッ…

 

ユーリ「…痛い」

 

そう言って寝袋のチャックを開け、ユーリが出てきた

 

おやっさん「そりゃそうなるだろ…おーい!ユーリ!話があるんだ!ちょっとこい!」

 

ユーリ「…?」

 

 

そうしてユーリは雪之丞からこれまでの話を聞かされていた

 

未だ安心できない宇宙の中にいる鉄華団だが、その中でも、ひと時の幸せを、彼ら少年少女達は感じていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




…はい!どうでしたか?なのだ!今回の投稿がいつもより遅れた理由は、スマホで絵を描いていたからなのだ…許して欲しいのだ!これからもちゃんと投稿していくから読んでいって欲しいのだ!それではまだなのだー!
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