機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズofアストレイ 作:黒アライさん
マルバ「いや〜光栄ですな。クーデリア様の崇高な志には私は常々…ハハ…」
クーデリアを直に目の前にしたマルバは、ごますりしながらご機嫌とりをしていた。その時…
コンコン、
マルバ「…フゥ、入れ」
ガチャ、ゾロゾロ…
ザッ!
オルガ「三番組隊長、オルガ・イツカ以下4名到着しました」
オルガ達は訓練されているだけあって綺麗に息のあった整列を見せた。
マルバ「うむ、こいつらが、今回護衛を担当する予定の…」
マルバがそこまで言うとクーデリアが突然立ち上がり、彼らな方を向いた。
クーデリア「初めまして!クーデリア・藍那・バーンスタインです」
……
とても長い時間…いや実際にいうとたった数秒のことだがとても長く感じる沈黙が生じた後、
オルガ「…はい」
ユージン「っ、どーもっす!あ、あの」
ハエダ「てめぇら!挨拶もまともに出来ねぇのか!?」
オルガとユージンはなんとか反応したが、どうやらハエダが気に障ったらしく、怒鳴り散らした。
ハエダ「ったく…」
マルバ「では改めてこれからのことなんですが…」
マルバが逸れてしまった話を元に戻そうとした時、
クーデリア「貴方!」
三日月「…?」
急にお嬢様に指名された三日月は少し反応が遅れたがちゃんと目を合わせた
クーデリア「名前は?」
三日月「…三日月・オーガス…です」
三日月は敬語があまりわからない為、ちょっとおかしな答えになったがちゃんと答えた。その様子にクーデリアは満足したのか、こんなことを言い出した。
クーデリア「三日月、ここを案内してもらえますか?」
三日月「はぁ?」
三日月はさっきまでギリギリ許容範囲にはいる応答ができていたのに、この問に対しては失礼に聞き返してしまった。当然、一緒にいたマルバも同じで聞き返す。
マルバ「は、はい?」
クーデリア「フミタン、ここは貴方に任せるわ」
クーデリアがそういうとフミタンはさしてどうこうすることもなく、
フミタン「かしこまりました」
と、淡々と言った
クーデリア「うん、それじゃ…三日月」
クーデリアはそう言うと右手を三日月の方に差し出してきた。三日月は一度その手を見つめ、もう一回クーデリアのほうに見返すと、
三日月「…んじゃあこっち」
三日月はそう言って、差し出された右手をとくにどうこうするでもなく歩いていった
クーデリア「え?あ、あの、ちょ、ちょっと!」
クーデリアは急いで三日月を追いかけて行った。
オルガ・ビスケット「…フッ」
その様子をみたオルガとビスケットも苦笑いしつつ、任務の話に戻って行った
ーーCGS 内部 廊下ーー
三日月「……んで、ここが動力室」
クーデリア「あの…」
三日月「ウチは自前のエイハブリアクターがあるから…」
クーデリア「あのっ!」
三日月が淡々と案内をしていく彼に対し、クーデリアは彼をもう一度呼び止めた
三日月「……なに?」
三日月は何度も自分を呼ぶクーデリアに振り向いた
クーデリア「フゥ…あの!握手を…あ…」
彼女はそこまでいうと、あっ、と気付いたように右手の白い手袋を外し、素肌を晒したその右手は再び三日月に差し出してこう言った
クーデリア「握手をしましょう!」
そんな、まるで子供が訪ねるような願いに三日月は、
三日月「…あ〜」
と、自分の手を見て、あまり乗り気ではない反応を見せた
クーデリア「…なぜですか?私はただ、貴方達と対等の立場になろうと思って「手が汚れてたから遠慮したんだけど…」…え?」
三日月が煤で黒く汚れた掌を見せながらクーデリアの言葉を遮るようにそう言った。それを聞いた彼女は少し赤面し、弁明しようとした
クーデリア「…え、えっと…私「けどさ」…?」
三日月はまたもクーデリアの言葉を遮ってこう言った
三日月「それってつまり、俺たちは対等じゃないってことですよね?」
クーデリア「…あ」
三日月はそれだけ言うと何事もなかったかのように案内を再開したが、クーデリアはその言葉を聞いて、少し、立ちすくんだ。
ーーCGS 外敷地内ーー
ビスケット「…眠れないの?オルガ」
オルガ「お前もだろ?ビスケット」
二人は、外の空気を吸いに外に出ていた。
オルガ「なんせ胡散臭すぎるからなぁ」
ビスケット「確かにね」
ビスケットは被っている帽子を整えながらそう答え、言葉を続ける
ビスケット「あのお嬢様自身はただの天然っぽいけど、その出自と立場は本物。ギャラルホルンが直接動いてもおかしくない程の大物だ」
ビスケットはオルガにそう言ったが、オルガは対してどうするわけでもなくこう言った
オルガ「裏で何が潜んでようが、俺たちに選択肢なんてねぇんだ。罠があるってんなら…」
オルガはそこで区切ると不敵な笑みを浮かび、言った
オルガ「罠ごと噛み砕くまでだ」
ーーCGS 外敷地内 見回り組ーー
CGS少年兵「…」
…カクッ…カクッ…
ゴスッ!
CGS少年兵A「痛って!」
CGS少年兵B「ほら、あと少しで夜明けだ。頑張ろうぜ」
例え交代制とはいえ夜明けの当番はとてつもない睡魔が襲いかかってくるものだ。だがそれでも、大人達の目がなく、仲間と一緒にかるくこづきあいながら過ごすのは彼らにとって幸せなひと時の一つであった
しかし
その平穏のときは…
パシュッ
ドサッ
CGS少年兵A「え、おい、どうし「パシュッ」」ドサッ
静かな銃声によって突如として消える
???「クリア、そっちは?」
???「こっちもクリ…「バシュッ」…あ」
謎の舞台がスナイパーライフルで少年兵達を暗殺していたが、仮にも見回り組、白い信煙弾によって襲撃されていることを基地内全ての少年兵に伝えた。
ーー???ーー
???「ちっさっそくしくじりおって…ヘマしたスナイパーは独房にぶち込んでやれ!」
???「まてオーリス!」
???「もういい、全体、攻撃…」
オーリス「開始!!」
隊長機がそう叫ぶと、どこかしこから赤いモビルワーカーが無数に現れ、弾幕の雨がCGSの拠点に降り出した。
ドドン!バンッ!バンッ!
ガシャァン!
ガタタッ!
クーデリア「!?えぇ!?ふ、フミタン、これは…」
クーデリアは突然の砲撃の雨霰に混乱し、フミタンに状況を問うが、
フミタン「状況を確認してきます。お嬢様はここでお待ちを…」
フミタンは落ち着いた表情でそう言うと部屋を出て行った
クーデリア「え、えぇ!?ま、まってフミタン!私も!「ドオォォン!」ひっ…」
クーデリアはこの砲撃のなか、動くことなんて到底出来ず、ただベットの上で縮こまるだけだった
ーーCGS モビルワーカー格納庫ーー
ドオォォン!
ユージン「おーおー、擊ちまくってんなぁ!」
オルガ「ユージン!状況は!」
急遽駆けつけたオルガは先にモビルワーカーの出撃準備を終えたユージンに状況を聞く。
ユージン「っ!おっせーぞオルガ!今、三日月と昭弘の隊が襲撃したところだ!」
そう説明されている間にオルガはビスケットに背中に阿頼耶識をつけてもらっていた。すると、
ハエダ「おっせーぞ!何チンタラやってんだ!テメーら三番組は全員
敵の足止めだ!」
ハエダは準備する三番組にそう怒鳴りつける。
オルガ「敵って…相手がわかったんですか?」
オルガのその問に対し、ハエダは苦虫を噛み潰したような表情で口籠る
ハエダ「ぅ、そ、それは…」
ーーCGS 前線ーー
ヒュンッ!ドゴォン!バガァン!
シノ「クッソォ!金持ちが!ボカスカ擊ちまくりやがって!このまま俺らを塩漬けってかぁ!?」
シノはモビルワーカーの前に鉄板プレートを敷き、盾のようにしてとにかく敵モビルワーカーに対して固定射撃を行なっていた
三日月「いや…くる!」
シノ「え?」
ギャオォン!ギャギャギャ!
砲弾によってできた土煙から出てきたのはモビルワーカー、しかも、それに刻まれている紋章は、
シノ「う、ウッソだろ!あれ、《ギャラルホルン》のモビルワーカーじゃねえか!!」
ーーCGS 内部 社長室ーー
マルバ「ギャラルホルンだとぉ!?クソッタレ!なんで奴らがここに…!大体、うちには大した資産も!…ええい!クソッ!パスワードが思い出せん…確かガキの頃飼ってた雌犬に関係していたんだが…」
マルバはギャラルホルンに襲撃にあったと聞くがいなやすぐに自室に戻り、バッグの中に現金や、金目のものを積み込んで逃げようとしていた。
マルバ「…ん?資産…?雌犬…?…!!おい、ササイ!」
ササイ「!?へ、へい!」
マルバはおなじく資産を持ち逃げする準備をしていたササイを呼び止め、何やら良からぬ事を企てていた……
ーーCGSモビルワーカー格納庫ーー
オルガ「ギャラルホルンですって!?なんでうちにそんなもんが…」
ハエダ「しるわけねぇだろ!」
トド「いいからとっととでろぉ!!」
ハエダとトドが、何かに焦るようにオルガ達にまくしたてる
オルガ(なんだ?襲撃されてっから混乱するのはわかるが、それを引いてもこいつら、なんかおかしい……)
オルガ「…一軍は?本隊はどう動くんです?」
ハエダ「お、俺たちは、回り込んで…背後を撃つ!挟撃だ!だからお前らはそれまでにしっかり相手を抑えとけ!」
オルガ「…チッ」
そのハエダの全く信頼できない言葉に、オルガは舌打ちしながらも命令に従った。
ユージン「…クソッタレ、いくしかねぇか」
ユージンはそう言うとモビルワーカーに乗り込み、コックピットの蓋を閉めた
そしてさらに、この窮地の状態をさらに地獄にたたき落とす情報がビスケットから伝えられる。
ビスケット「…オルガ、うちのエイハブリアクター《以外》の物が観測されてる…!」
オルガ「っ!?そりゃ、まさか!?」
オルガが驚くのに対し、ビスケットはできるだけ冷静に予想を伝える。
ビスケット「相手がギャラルホルンなら、これはもしかすると…」
オルガ「…クッソ」
オルガが悪態をつくが、戦場はそんな時間すらもまってくれない。
ユージン「オルガ!早くしろよ!」
オルガ「あぁわかってる!!…ビスケット、頼みがある」
ビスケット「っ!…任せてよ」
オルガはビスケットに一つの作戦を伝えた。
ーーCGS 前線ーー
バンッ!ヒュンッ!カンッ!
ダダダダッ!バキンッ!
ガシャァン!!
シノ「フゥーッ!助かったぜ三日月!」
三日月「いいよ、別に」
シノと三日月は無茶にも程があるが、阿頼耶識の力によって、あいてのモビルワーカーを翻弄していた
三日月「…にしても、数が多すぎる、このままじゃ弾も「シノの隊は一旦下がれ!」!!」
戦闘中に響くその声は、三日月が信頼するオルガの声だった。
シノ「オルガ!?おっせーぞオイ!」
オルガ「悪いなぁ!ミカと昭弘も戻れよ!」
オルガは冷静に状況を判断し、その上でどう動くか考える
オルガ(さて、こっからどうするか…)
「オルガさん!」
オルガ「…?」
オルガが振り向くと、別の隊の少年兵がいた。
少年兵「数が足りないなら俺を出してください!モビルワーカーが一台空いてます!!」
タカキ「ちょっ!?おい、そんな…」
オルガ「…シノの隊が戻ったらその援護だ!」
少年兵「っ!!ッシャア!!」
タカキ「えぇぇ!?」
ーーCGS基地内ーー
ドゴォン!!
ササイ「ヒイッ!…く、クソッタレ!女の面倒は三番組が面倒見るんじゃなかったのかよ!」
ササイはそんなことをぼやきながらクーデリアのいる部屋に着く。
ササイ「ったく…失礼しますよ!…って、あれ?」
ピッピッピッ
クーデリア「あの、どこにいくのですか?…私はフミタンを待たねば「あのままあそこにいたら死にますよ!!」っ!?」
クーデリアは部屋の中にいると、ビスケットが現れ、ササイよりも先に彼女を救出していた
クーデリア「…し、死ぬ…」
クーデリアは立場上、今まで死ぬような危険なことなど体験したことがなかった。それ故に未知の物体がこの基地内に攻めこみ、実際の死を目の当たりにすると、恐怖で体が動かなくなった。
クーデリア「…わ、私は、死ぬ…の、ですか?」
ビスケット「そうならないように努力してるところです!!」
ビスケットはそう叫ぶとある部屋のドアのパスワードを解除し、ドアを開けた
そこは……
ガシャン!プシュー!
おやっさん「ヤマギ!5番のケーブル!!」
ヤマギ「はいっ!」
ビスケット「おやっさん!」
おやっさん「おお、ビスケットか!もう始めてるぞ!」
ビスケット「はいっ!」
クーデリア「……あぁ…」
そこは、あの大量のケーブルに繋がれた、膝立ちで静止してる人型の兵器
《モビルスーツ》があった
ーーCGS 前線ーー
ダダダダダダッ!ガンッ!キンッ!バゴォン!
「う、うわぁぁぁ!!」
「いやだ!死にたくない!死にたく…」
「こ、こんなの無理だろォ!?」
オルガ「三班!もうすぐ増援が到着する!それまでもう少し耐えててくれ!五班突っ込み甘い!!当たり負けんぞぉ!!ユージン移動!!」
ユージン「い、移動はいいけどよ!このままじゃジリ貧だぞ!」
オルガはユージンのモビルワーカーに乗り、移動をユージン、指揮をオルガが、というふうに役割分担して戦っていた。
ヒュルル…バガァン!!チュドオオォン!
シノ「来るぞォ!!正念場だぜぇ!…おぉ!?」
今まさにシノが突っ込もうとした時、
ギュォォォン!!
シノ「お、おい!!なにやってんだ!」
突然、シノの援護をしていた一台のモビルワーカーが敵に突っ込んでいった。そのパイロットは、オルガに無茶を言って戦線に加えて貰った、あの少年兵だった。
少年兵「ハァッ!ハァッ!む、向こうの方が硬いんだ!近づかなきゃ!
「ガキンッ!」っ!?う、うわぁぁ!!」
ガコォォン!
乗っていたモビルワーカーの車輪が岩で滑り、体勢を崩し、前にめり込むように倒れてしまった
シノ「動けええ!!足止めたら死ぬぞォォォ!」
ギャギャギャ!
シノの忠告も遅く、その少年兵の目の前には、一台のGHモビルワーカーが現れ、その砲身を自分に向けた。
少年兵「あ……あぁ……」
バンッ!バンッ!バンッ!
ガンッキンッ!
「ごめん」
三日月「待たせた」
少年兵「……!あぁ……」
三日月が横からGHモビルワーカーを撃ったおかげで少年兵は九死に一生を得た。
バンッ!バンッ!
ヒュンッ!バァァン!ギャギャギャ!!
「お前にばっかり!」
三日月「……お」
昭弘「いいカッコさせっかよぉ!!」
そして昭弘も前線に加わった。それを見たオルガは
オルガ「よぉし!ミカと昭弘が食いついた!混戦の中であいつらに勝てるのはそうはいねぇ!宇宙ネズミの本領発揮ってところだ!」
オルガはそう言いながら負傷者の援護に入った。
オルガ「今のうちに状況を立て直すぞ!負傷者もなるべくさげろ!」
その命令に下で運転してるユージンが叫ぶ。
ユージン「けどよ!こんなんただの時間稼ぎだぜ!?ジリ貧なのは変わんねえ!!それより本隊は!?一軍はなにやってんだ!?一体いつになったら来るんだよぉ!?」
ユージンがそう叫んでいると、通信がビスケットに切り替わった
ビスケット「オルガ!」
オルガ「!ビスケットか!どうだ!?」
オルガがそういうと、ビスケットは機械越しでも伝わる苦しい声で伝えた
ビスケット「悪い読みが当たったよ…!一軍は今、社長と一緒に戦闘区域を全速力で離脱中…!!」
それを聞いたユージンは半分泣き声でオルガに問う
ユージン「おいおいどーすんだよ!?俺たちこのままじゃ犬死にかよぉ!?」
その問に対してオルガはキッパリと言った
オルガ「いいや違うな」
ユージン「はぁ!?」
オルガ「それじゃ筋が通らねぇ…だよなぁ?ビスケット!」
ビスケット「あぁ、そうだね!!」
オルガとビスケットは不敵な笑みを浮かべるとビスケットが懐から何かのスイッチを取り出し、押した。
カチッ
トド「あぁ〜ん?「パシュッ!」おぉわぁぁ!!」
すると、逃げていた一軍の中の一台のモビルワーカーから赤い信煙弾が上がった
タカキ「な、なんだ?あれ」
ユージン「なんだよありゃあ!?一軍か?」
ユージンも身を乗り出してその光を見る
オルガ「あぁ、どうやら俺たちの為に…」
オルガはニヤけながら告げる
オルガ「囮になってくださるそうだ」
ガシッ!
ハエダ「おいトドォ!!一体どういうつもりだテメェ!!」
トド「い、いやいや、俺はなんもしてないっすよぉ〜!!」
ハエダ(っ!?まさか…)
ハエダ「チィッ…ガキどもがァァァ!!!」
シノ「おぉっ!?敵が移動してくぞぉ!」
オルガ「だろうなぁ」
ユージン「はぁ?」
ユージンは理由を求むと、
オルガ「俺の読み通りなら、奴らはここから逃げ出すやつを無視できねぇ」
ーーCGS 倉庫内ーー
おやっさん「ヤマギ!12番!」
ヤマギ「はいっ!!」
クーデリア「あ、あの!私も何か「お嬢さんは危ねえから、もっと下がりなぁ!!」…うぅ」
ーーCGS前線ーー
ピッピッピッ
ピーー!!
チュドオオォン!!
タカキ「あ!」
ライド「あれは!」
タカキ・ライド「俺たちの植えた地雷!?」
それは少し前にライド達がやってた地雷設置訓練で設置したままにしていた地雷が敵に当たったのだ。
オルガ「フッ…さぁ!!反撃開始といこうかぁ!?」
バガァァァン!
ユージン「なっ!?」
オルガ「重砲だと!?一体どこから「ボォォン!」ぐわっ!!」
その時、オルガの頭の中に、一つの言葉が浮かぶ
ビスケット『ウチのエイハブリアクター《以外》のものが感知されてる!!』
オルガ「…まさか、これは!!」
オルガがそう叫ぶと三機の巨大な《人型の兵器》が現れた
オーリス「全く……この程度の施設制圧になにを手間取っておる!?
モビルワーカー隊は全員、減給だ!!」
ユージン「…冗談だろ…」
ユージン(モビルワーカー相手に、モビルスーツ出してくんのかよ!?)
ユージンが内心怯えていると、
クランク「オーリス!何故撃った!?我々の目的は…」
オーリス「黙っていてもらおう、クランク二尉!指揮官はこの私だ!」
クランク「うぐぅ…」
オーリスの言葉に、クランクはただ唸ることしか出来なかった。
オーリス「ふん、そんなに目的が大事なら、回収はそちらに任せよう。
アイン!貴様もだ!」
アイン「!りょ、了解!」
シノ「……ハッハハ…どうすんだよこれぇ…」
少年兵「に、逃げなきゃ……」
昭弘「どこへ!?」
オルガ「そうさ……どこにも逃げ場なんてねぇぞ…ハナっからなぁ…」
シノ・少年兵・昭弘「!?」
同様する仲間達を置いてオルガは話し続ける
オルガ「…なあ?ミカ」
三日月「うん…で…」
三日月はそこで区切ると、いつもの如く、言った
次はどうすればいいの?
オルガ「…へッ」
オルガはまだ、こんな状況でも諦めてはいなかった。
ガンッ!ガンッ!
モビルワーカーの主砲よりも甲高い音をだして放たれる弾丸はモビルワーカーをいともたやすく屠りさる
オーリス「ハッハッハァ!まるで虫からだぁ!」
そして、その虐殺とも言える行動を見続けている新人、アインは…
アイン「あの、クランク二尉…モーリス隊長は「放っておけぇい!」
は、はっ!」
クランク二尉「…」
クランクは腕を組みながら考える。
クランク(我らがもっと早く出ていれば、こんな犠牲を出さずにすんだものを…!!)
オルガ「いいか皆!ミカが戻るまででいい!それまで時間が稼げたら、このクソみたいな状況に、一発かましてやれるんだ!だからそれまで…」
オルガは尚も、指揮を続け、戦闘を継続していた。その時…
ヒュン!ガシャァン!!
少年兵「基地が!?ック!やめろおぉ!!」
ギャギャギャ!!
少年兵「そこには!そこには俺の仲間…」
ガシャァァン!
一瞬の出来事だった。たった一瞬、モビルスーツの振り向き様に、蹴られて終わり、それだけだった…だが…
シノ「!?おい!?…っ!チッッキショォォォ!!」
オルガ「足を止めるなシノォ!死ぬぞぉ!」
オルガ「あと少し!あと少しなんだぁ!あと少しでぇ!」
ユージン「!?おいおいおいおいおいおい!!なんかあいつ、こっちみてんぞぉ!?」
ユージンが言った通り、モビルスーツがこちらを見ると、頭部の内部から特徴的なカメラアイが出てきた
オーリス「貴様が、指示をしてるのか」
オーリスはそういうと、銃口を向け、続け様に撃ってきた。
ユージン「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬゥ!!死んじまうぅぅ!!」
オルガ「死なねぇ!!」
オルガ「そうさ、こんなところじゃ…」
オルガ「終われねえ!!」
オルガ「だろ?」
「ミカァ!!」
バゴォォォォン!!!
突如として地面から現れたソレは、今まさにオルガを潰そうとしていた
モビルスーツ、グレイズを、巨大な鋼鉄の鈍器、メイスによって叩き潰した。そのモビルスーツの名は…
三日月「…フゥ…さぁいくぞ…」
「バルバトス!!」
そして、それを上空から一部始終見届けていた一つの機体がいた。
???「……ふーん、あれが、バルバトス、か…」
「…ガンダム同士は惹かれ合う、のかな?」
………はい!ごめんなさいなのだ!!主人公足すとか言っておきながら、最後の最後しか出せなかったのだ!許して欲しいのだ!そのかわり、次は必ず!ゼェッタイ出せるから、また続きを読んで欲しいのだ!
それではありがとうございましたなのだ!よければ感想下さいなのだ!