機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズofアストレイ   作:黒アライさん

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こんにちはなのだ!黒アライさんなのだ!最近Gジェネクロスレイズをやってると、無償にガイアガンダムを鍛えたくなることがあるのだ!このことは特に本編とは関係ないから、ガイアガンダムが出てくることはないのだ!それではどうぞなのだ〜!


これからの事

ーーCGS基地内ーー

 

ハエダ「テメエ!」

 

ドガッ!

 

オルガ「グッ!」

 

ハエダ「よくもコケにしてくれたな!えぇ!?オルガ!」

 

オルガは、戦闘中、ハエダ達一軍を囮にしたことから、その一軍たちから問い詰められていた。

 

ハエダ「お前らのしたことが、どう言うことかわかって「一軍の皆さんが挟撃作戦に向かう途中!」…ッ!?」

 

黙って従っていたオルガが珍しく、本人を前に反抗してきた。

 

オルガ「不幸な事故で敵の攻撃を受けたことは聞きましたが」

 

オルガ「それが俺らとなんの関係が「バキッ!」ッ!!」

 

オルガは尚もシラを切るが、我慢の限界かハエダは構わず殴り飛ばした。

 

ハエダ「ったく!よくもまあぬけぬけとよぉ!」

 

その姿をオルガの後ろで静かに整列している三番組の少年たちは、三日月以外の全員が反抗的な目を向けてしまった

 

ハエダ「…なんだあ!?その目は!?テメエらも殴られてぇか!?ああん!!?」

 

そう言ったハエダだが、立ち上がったオルガが、皆の前に立ち、静かに言った

 

オルガ「…俺だけで…十分でしょう…」

 

それを聞いたハエダは、

 

ハエダ「…ああ、そうかよ!じゃあ!」

 

ドガッ!ベキッ!ボゴッ!

 

静かに佇む三番組の前で、オルガは大人達全員にいたぶられ、殴られ蹴られ、リンチにされた。しかしオルガは泣き声どころかうめき声さえ上げず、ただひたすらに耐えていた。

 

…大人達による集団リンチが終わった頃、

 

ハエダ「ケッ…面白くねぇ…後で今回の損害調べて持ってこいよぉ!?」

 

ハエダ達はそう言って、三番組を後にして出ていった。

 

 

ビスケット「っ!オルガ!大丈夫?」

 

シノ「ッ!クソッタレがぁ!あいつら許せねぇ!」

 

ビスケットとシノが顔面が腫れあがったオルガに近づくが、オルガはなにもなかったかのように立ち上がる。しかし、シノの放った言葉にオルガは反応した。

 

オルガ「…ぺッ!…あぁ…そうだな。許せねぇ…」

 

シノ・ビスケット・ユージン「!!」

 

オルガはそう言うと、乾いた笑顔で告げる。

 

オルガ「…ちょうど、いいのかもな」

 

 

ーーCGS モビルワーカー格納庫 外ーー

 

ユージン「俺たちがCGSを!?」

 

驚くユージンを相手に、オルガはただ当然と言わんばかりに話す

 

オルガ「前にお前も言っていただろうがユージン…乗っとるってよ」

 

ユージン「そりゃあ…そうだが、この状況でか!?三番組の仲間も、何人も死んだ後なんだぞ!?」

 

オルガはその言葉を聞いてもまだやめずに言葉を続ける

 

オルガ「マルバも相当のクズだったが、一軍の奴らはそれ以下だ。あいつらは俺たちの命を撒き餌ぐらいにしか思っちゃいねぇ…それに、あいつらの単細胞みたいな脳みそじゃ、すぐに商売に行き詰まる。そうなりゃ自然的に危険なヤマに手を出す…それについて行こうもんなら、俺たちはすりつぶされて、いずれ確実に殺される!」

 

ビスケットがそれに続くように話す

 

ビスケット「かと言って、ここ以外に働ける場所なんて無いしね…」

 

ユージン「…選択肢はねぇってことかよ…」

 

オルガ「そうだ…俺たちには、ハナッからそんなもんは存在しねえ…お前はどうする?昭弘」

 

オルガはモビルワーカーの上に居座ってる昭弘に聞く。

 

昭弘「…俺たちはヒューマンデブリだ。自分の意思とは無縁でここにいる…俺たちはただ上の命令に従うだけだ。それがあいつらであろうと、お前らであろうと、な」

 

昭弘はそう言って去っていく。

 

オルガ「…」

 

ユージン「…んじゃぁ、そうと決まればさっそく作戦会議だな」

 

ビスケット「三日月は呼ばなくていいの?オルガ」

 

オルガはビスケットの言葉を聞くとあっと驚いていた

 

オルガ「…ヤッベ忘れてた…」

 

ビスケット「忘れてたって…」

 

オルガはすこし笑いながら話す

 

オルガ「三日月が反対したら…お前らには悪りぃが今回は中止だ」

 

シノ・ユージン「えぇッ!?」

 

三日月だけの判断でこの先が決まるのかと、文句を言おうとした二人だが、オルガの次の言葉の前に、それを治めた

 

オルガ「まぁ十中八九ねぇだろうがな。俺が本気なら…」

 

オルガ「あいつはそれに答えてくれる…確実にな」

 

 

ーーアーレス アイン室ーー

 

アイン「そんな!?部隊を動かさない!?」

 

クランク「あぁ、俺が一人で行く」

 

クランクは負傷したアインを置き、ただ一人で黙々と出撃の準備を整えていた

 

アイン「無茶ですクランク二尉!!俺たち三機がかりで倒せなかった相手ですよ!?」

 

クランク「あの時は相手をなめていた…同じヘマはしないさ」

 

アインは自分の忠告に耳を貸さないクランクに痺れを切らし、叫ぶ。

 

アイン「ならばせめて!俺だけでも連れて行ってくださ「その体でこられても足手まといになるだけだ」…ッ!」

 

アインはクランクの言葉に、何一つ言い返すことができなかった…

 

しかし、そこで奇妙な物が現れる。

 

「ミトメタクナイ!」

 

「ミトメタクナイ!」

 

「ミトメタクナ〜イ!」

 

アイン・クランク「!?」

 

アイン達が話していると、真っ白な球状の機械?のようなものが跳ねたり転がったりしながら部屋のドアの前で止まった。

 

すると、

 

コツ…コツ…ガチャ…

 

「じゃあ、私が行く」

 

そう言って入ってきたのは、綺麗な短い銀髪に、心地よい鈴の音が鳴り響く青いリボンを髪にくくりつけた碧眼の《美少女》だった

 

アイン「なっ!?」

 

アインはあまりの驚きに動きが固まってしまった。それもそうだろう。ここは軍の基地内なのだ。そんなところに、こんな華奢な女の子が入ってきているのだから。そんなアインを置いて、クランクはただ、その少女をじっと見つめていた

 

クランク(…この鈴の音色、どこかで…鈴…ん?鈴?)

 

クランク「…君はもしかして、コーラル閣下に依頼されたと言う、《鈴付き》かね?」

 

クランクのその言葉に少女はそうだと答えた

 

ユーリ「知ってるなら話は早い、私はユーリ。ユーリ・アルレイズ。傭兵稼業で暮らしている一人」

 

静かに、そして淡々と答えるその様子に、どうやら嘘は感じられないようだ

 

アイン「こ、こんな女の子が…?」

 

ユーリ「信じられないなら、試してみる?」

 

スチャ…

 

ユーリはそう言うと懐からナイフを一本取り出し、アインに向けた

 

クランク「待ってくれ、部下の非礼を詫びる。馬鹿にしたわけじゃ無いんだ。話には聞いていたんだが…まさかここまで幼いとは思わなんだ」

 

鈴付き。

 

傭兵の中ではそれなりにいい意味でも悪い意味でも有名である傭兵である。しかし、そのほとんどが謎に包まれており、曰く、とんでもない大男であるだとか、曰く、独自のモビルスーツを製造しているとか、曰く、化物じみた力をもっているだとか、取り上げたらキリがないほどの噂が流れている傭兵である。ちなみに何故鈴付きと呼ばれているのかもわかっていない。唯一わかっているのは、その傭兵はたった一人で仕事をこなすこと、そして実力は本物だと言うことである。そんな謎に包まれた傭兵がまさかこんなあどけない少女だったとは誰も思わないだろう。

 

ユーリ「…別にいい。幼いことに、かわりはないんだから」

 

ユーリはナイフをしまうと、隣で跳ねていた真っ白の奇妙な機械をだき抱えながらそう言う。

 

 

クランク「それと、さっき、自分も行くと、そう言ったのかね?」

 

ユーリ「うん、そう。人手が足りないんでしょ?だからいく」

 

クランク「気持ちはありがたいが、つれてはいけない」

 

クランクの言葉を、ユーリは予想していたかの如く間髪入れずに話す

 

ユーリ「私が子供だからでしょ?」

 

クランク「…理由を知っていたのか。なら話は早い。さあ「でも」…?」

 

ユーリ「あなたは彼らを殺す気なんてないでしょ?」

 

ユーリはじっと、クランクの目を見つめながらそう言う。

 

クランク「…あぁそうだ。罪なき子供を殺すことなど、私にはできんのだ…」

 

ユーリ「でも彼らはあなたの事情なんて関係ない。このままいくと、貴方殺されるよ?」

 

ユーリのその言葉に、アインは自分の尊敬する上官を侮辱されたのかと激怒する。

 

アイン「貴様ぁ!傭兵の分際で!クランク二尉になんてことを!」

 

クランク「やめないかアイン!…君をつれて行けば、なにかかわるのか?」

 

クランクの問いに、ユーリは淡々と答える

 

ユーリ「そんなのわからない。かわるかもしれないし、変わらないかもしれない」

 

ユーリ「それに」

 

ガチャ…

 

ユーリはそう言うと、クランクたちから振り向き、部屋のドアを開け、去り際に一言言っていった

 

ユーリ「無理に連れていってなんて言わない。自分一人でいけるもの。貴方についていくのはついでに過ぎない」

 

バタン…

 

クランク「…」

 

アイン「…なんなんです!?あいつは!」

 

見た目を幼いこどもでも、身に待とう空気はただならぬものを感じさせる少女であった…

 

 

ーーCGS 戦場跡ーー

 

オルガ「ミカァー!」

 

三日月「ん?…あはっ!色男になってんね!」

 

三日月はオルガの腫れあがった顔をみてそう言った。

 

オルガ「フッ…なぁミカ、死んでいった仲間に、最後の別れをしなくていいのか?」

 

オルガは三日月に問う。しかし三日月はまるでそれが当然だと言わんばかり告げる

 

三日月「うーん…いいよ、昔オルガがいってた。死んだ奴には、死んだ後で会えるんだから、今生きてる奴が死なないように」

 

キュッキュッ…

 

三日月「精一杯できることをやれって」

 

三日月はバルバトスの整備をしながらそういった。それをみたオルガは…

 

オルガ「…そんなことも、あったかな」

 

オルガ「…なぁミカ、頼みてぇことがある」

 

三日月「ん?」

 

チャキッ…

 

オルガはそう言うと三日月の前に一丁の拳銃を差し出した。

 

オルガ「お前にしかできねぇ「パッ、カチャッ!カランカラン…」…話聞く前から受け取るかぁ?」

 

三日月「これから聞く。でもどっちにしろ、オルガが決めたことならやるよ、俺」

 

三日月は拳銃を手に取り、笑いながらそう言う。

 

オルガ「…フッ…そうやってお前は…」

 

三日月「え?」

 

オルガ「いや、なんでもねぇよ…ありがとな」

 

 

 

そして、深夜……

 

 

 

ーー朝 バルバトス 格納庫ーー

 

三日月「…」

 

ゴソゴソ

 

コロッ

 

ムグムグ…

 

オルガ「ま〜た食ってんのか、それ」

 

三日月「…ん?うん」

 

三日月はバルバトスの下で、火星ヤシの実を食べていた。オルガはその三日月の隣に腰掛けた

 

オルガ「なぁミカ、何度も聞いてる気がするが美味いかそれ?」

 

三日月「何度も聞かれた気がするけど俺は気に入ってるよ、オルガ。…食べる?」

 

三日月は一粒オルガに渡すが、

 

オルガ「いや、いいよ…さて」

 

オルガはそう言うと立ち上がり、格納庫を後にする。三日月もそれに続いていく。

 

カチャ…

 

一丁の拳銃を手に持って…

 

 

ーーCGS 食堂ーー

 

ビスケット「ありがとう、クッキー、クラッカー。次はこれをみんなに運んでくれる?」

 

クッキー・クラッカー「「了解!!」」

 

この元気な双子はビスケットの妹であり、アトラと同じく、物資配達係としての仕事を受け持ってる…ようなそうでないような。そんな二人はアトラととある人物が作ったスープを少年達に振る舞っていた。

 

ビスケット「それにしても驚いたよ、まさかクーデリアさんが料理を作りたいだなんて」

 

アトラ「うん、私も驚いちゃった」

 

そう、何とクーデリアが今回のスープの調理を手伝っていたのだ。しかし、クーデリアはお嬢様育ちの箱入り娘、もちろん料理などしたことがなく、スープのなかには所々歪な形の野菜が入り込んでいた。

 

ガチャ…

 

ユージン「おい、ビスケット」

 

ビスケット「!…わかった、すぐにいくよ」

 

シノ「急げよ〜?」

 

アトラ「…?」

 

アトラはまた何か異常でもあったのだろうかと、不思議がるが、少年達のおかわりという声によって、その思いも打ち消された

 

 

ーーCGS 上官 寝室

 

カチャカチャ…

 

トポポ…

 

カチャ…

 

ビスケット「どうぞ」

 

ビスケットはそう言って、スープの入った皿をハエダに渡した

 

ハエダ「…おい!具が少ねえぞ!テメェのダボついた肉でも入れとけや!」

 

ドガッ!

 

ビスケット「うわわっ!?」

 

しかしハエダは気に食わなかったらしく、ビスケットの尻を蹴飛ばし、部屋から追い出した。

 

ビスケット「…フゥ」

 

いつも上官の食事はこうやって誰かが持ってくることが決まってある。

そして隣を見ると同じく上官の食事を届け終わったユージンがいた。これだけみるといつもの日常とかわりない、が、二人の顔はなにかの決意に満ちた表情をしていた。

 

 

 

ーーCGS 廃棄倉庫ーー

 

ハエダ「………ん、んん?」

 

ハエダは目を覚ます。

 

ハエダ(俺は、いつのまに寝て…ん?…んん!?)

 

気がつくと自分の腕は縄で縛りつけられていた。それだけではない。周りを見ると自分と同じように両腕を縛り付けられた同僚達がいた。

 

ハエダ(…!?い、一体なにが起きてやがる!?この状況は!?)

 

ガチャ…

 

「おはようございます、薬入りの飯の味は如何でしたか?」

 

そう言って入ってくるのは、オルガであった。しかし彼だけでは無い。三番組全員がゾロソロと入って来た。

 

ササイ「薬だあ!?」

 

ハエダ「ガキが!一体なんの真似だ!?」

 

オルガ「まぁ、この際ハッキリさせたいんすよ…誰がここの一番かってことを…」

 

オルガは半笑いしながらそう告げる。

 

ハエダ「ガキども、一体誰を相手にこんな事「ロクな指揮も出さず、これだけの損害を出した」…!」

 

オルガ「無能をですよ」

 

ハエダは尚も上からな態度を崩さずに言う

 

ハエダ「ガキが!ふざけんなッ!!」

 

ハエダはそういうと、オルガの足元に唾を吐きかけた。

 

オルガ「…」

 

ドガッ!

 

ハエダ「ぅぐぁっ!?」

 

オルガはハエダに近づくと、顔面を蹴り付けた。それによって初めてハエダはこのままではダメだと感じた。それまではいい。しかし、この後の行動が、自分の人生に終わりを告げるのだ。

 

ハエダ「わ、わかった!わかった!と、取り敢えず、こいつを外せッ!そしたら命だけは助けてやる…!」

 

これが捕まっている者の態度かと言いたくなる反応を、ハエダは続けていた。

 

オルガ「あ?お前状況わかってんのか?そのセリフを言えんのは、俺か、お前か、どっちだ?」

 

オルガはドスを聞かせた声でそう尋ねる。

 

オルガ「お前らのロクでも無い指揮で、死ななくてもいい仲間が大勢死んだ…」

 

そこまで言うと、三日月が前に出て来た。夕方、オルガに渡された、黒光りする一丁の拳銃を握って…

 

オルガ「その落とし前は…キッチリつけさせてもらう」

 

カチャリ…

 

ハエダ「!?ま、まて!!なに「パンッ!パンッ!」

 

三日月は二度、ハエダの頭に向かって銃の引き金を引き、倉庫内に発砲音を轟かせた。

 

オルガ「…さて、これからCGSは俺たちなもんだ…選べ、俺たち宇宙ネズミの下で働くか、それともここから出て行くか」

 

オルガの言葉に、反抗するものがいた。ササイである

 

ササイ「ハァ!?ふざけんな!!こい「パンッ!パンッ!」

 

ササイの抵抗など意味がないかのように、三日月は再度引き金を引く。まるでこれが当たり前かのように、彼は撃つ事に抵抗など無かった…ササイが射殺されるのをみたオルガは再度問う。

 

オルガ「どっちも嫌ってんなら、こいつらみてぇさにここで終わらせてやってもいいんだぜ?」

 

「あの…!」

 

そこで声を上げたのは、CGSの参謀、「デクスター・キュラスター」である

 

デクスター「お、俺はでてい「あぁ、ちょっと待ってください」…え?」

 

その声を止めたのはビスケットである。

 

ビスケット「貴方、会計担当のデクスター・キャラスターさんですよね?貴方には、ちょっと残ってもらいます」

 

デクスター「え、えぇぇ!?」

 

そんなデクスターの悲鳴が、CGSの朝に響いた。

 

 

 

 

ーーCGS 本部 社長室ーー

 

バンッ!

 

ユージン「おいオルガッ!テメェ、辞めてく連中に退職金やったんだってぇ!?」

 

事が無事に済んだ三番組はこれからの事について作業を始めていた。その中で、オルガがわざわざ辞めていく大人たちに、退職金を払っていたのだ。

 

しかし、その目の前に広がるのは…

 

少年兵「…あ」

 

少年兵「…う」

 

オルガ「…」

 

オルガの目の前に、辞職願いを出している最中の少年兵が2人いた。それを目の前にしたユージンは…

 

ユージン「…おいおいおいおい!どう言う事だ!?まさかテメェらも辞め「やめろユージン!」…ッ!」

 

オルガ「仕事には正当な報酬が必要だ…こいつらはよくやってくれたよ」

 

オルガはタブレットで、退職金の金額を確かめながらそう言う。

 

ユージン「…じゃあ一軍は!?あいつらのはどう説明すんだよ!」

 

オルガ「あいつらが辞めた後、どうするかは分からねえ。興味もねぇが、嫌がらせでこの会社の信用を傷つけられたらたまんねぇからな」

 

オルガ「いいかユージン。俺たちがやるのは、真っ当な仕事だ」

 

オルガはユージンを諫めるようにそう言うが、ユージンは納得が行かず怒鳴り散らす。

 

ユージン「信用?真っ当!?ハッ、今更どの口が言うんだよ、えぇ!?」

 

そう言っていると、彼らにとって意外な人物が現れる。

 

トド「喧嘩はいけねぇぜぇ?ユージンよぉ」

 

ユージン「!?て、テメェ!トドッ!」

 

トドがなんと意外なことにこの組織に残ると言い出したのだ。

 

トド「まっ、これからよろしく頼むぜぇ?」

 

ユージン「…マジかよ」

 

ユージンはあまりの胡散臭さに後退りした…

 

 

 

ーーCGS モビルスーツ格納庫 外ーー

 

ヤマギ「ふふっ、おやっさんは残ってくれるんだね!」

 

おやっさん「おお、俺も、歳食ったからな。ガキの面倒見てる方が楽なんだよ」

 

タカキ「おやっさん友達いなさそうだしね〜」

 

おやっさん「んだぁおめぇ、心抉んのやめろコラ」

 

クーデリア「…」

 

そんな親子の様な関係を見ていたクーデリアは、物思いにふけっていた。そんな時、

 

ブロロロロ…

 

オルガ「おやっさん!ミカ見てねぇか?」

 

おやっさん「んー?三日月はここにゃいねぇよ」

 

オルガ「そっかぁ…ん?」

 

オルガはそう言って後ろにいるクーデリアに気づき、尋ねる

 

オルガ「あんた、こんなとこでなにやってんです?」

 

クーデリア「…いえ、何も…凄いですね、三日月は」

 

オルガ「は?」

 

オルガはクーデリアの突拍子のない言葉に思わず聞き返した。しかしクーデリアは話を続ける。

 

クーデリア「あんな大きな物を、手足のように動かして…さぞ、鍛錬されたのでしょう?」

 

どうやらクーデリアはバルバトスを動かしたあの時な三日月のことを言っているようだ

 

オルガ「いや、今回がぶっつけ本番だった…あー、まぁ、阿頼耶識は元々、モビルスーツのために作られたって話だからなぁ。感覚的に動かしやすいんだろ」

 

クーデリア「…えぇ!?」

 

クーデリアは動揺してしまった。それもそうだろう。あの時の三日月の動きは、決して素人がやれる動きでは無かったのだから。しかしオルガはさも当然の如く言う

 

オルガ「そういやよ、あんたこれからどうすんだ。

 

自分のこれからについて尋ねてきたオルガに対し、クーデリアは数秒間沈黙したあと、答えた。

 

クーデリア「…父の元には、帰れません」

 

オルガ「だったらどうする」

 

クーデリアはオルガの質問に困ったような苦笑いを見せた。

 

クーデリア「…わかりません。私には、できることがあると思っていました。もちろん、今でも思っています。しかし、それを行うには、罪のない人々を、巻き込んでしまいます」

 

オルガはそれを聴くと、再度クーデリアに問う。

 

オルガ「…俺たちの仲間が死んだのは、アンタの責任だと?」

 

クーデリアは歯を噛みしめ、答える

 

クーデリア「いいえ…私はただ、悔しいのです…こんなにも…」

 

クーデリア「無力な自分が…」

 

 

 

ーーCGS 社長室ーー

 

そこにはオルガと、三番組達、そして会計担当のデクスターとトドがいた。そこでは、これからの事について話し合っていた。資金のこと、クーデリアのこと、GHのこと…取りあげればキリがない問題に、手をこまねいていた時、トドが一つの案を出す。それは、クーデリアをGHに売り、その時に得る資金で、当分はどうにかしようと言う案である。ふざけている案だが、実際にクーデリアを抱えたままでは、仕事にならない事は、オルガが一番よく知っていた。そうやって頭を唸らせているとき…

 

CGS内の警報が鳴り響く。

 

オルガ「!?な、なんだ!?」

 

警報を聞くと、それと同時に何が起こったのかの放送が流された。どうやら先日襲撃してきたときのモビルスーツが来たらしい。

 

ライド「GHのモビルスーツが一機接近中!えーっと、その一機は、赤い布をつけている!」

 

 

 

 

ーーCGS 戦場跡ーー

 

タカキ「…それで、なんなんすか?あれ…」

 

タカキは赤い布をつけたグレイズを双眼鏡で見つめていた。

 

おやっさん「ありゃあ…決闘の合図だな」

 

ライド「決闘ォ!?」

 

おやっさん「それもそうだが、俺が気になるのは後ろのもう一機の方だ。ありゃあ…ガンダム・フレームだぜ…」

 

ライド「ガンダム?」

 

タカキ「それって!三日月さんの乗った、あのバルバトスと同じってことですか!?」

 

おやっさん「多分、だがなぁ」

 

雪之丞の言うもう一機のモビルスーツ、それは、全身が黒色がメインであり、その上に所々蒼の塗装がされており、腰には一本の、鞘付きの剣が携えられていた。

 

おやっさん「しかしよぉ…ライド。そもそもおまえ、一機だけって言ってなかったか?なんでもう一機いるんだよ」

 

雪之丞のその言葉に、ライドはブンブンと首を振りながら否定する。

 

ライド「いやだって、エイハブリアクターは一つだけしか感知されなかったんだよ!仕方ないだろぉ!?」

 

おやっさん「なにぃ?どう言う事だ」

 

タカキ「レーダーの故障でしょうか?」

 

おやっさん(…いや、故障じゃねえ、現に一機は確実に捉えてるんだ…考えられるのはただ一つ…あのモビルスーツ、《エイハブリアクターじゃない別の何か》で動いてんのか?)

 

相手の事を冷静に分析していると、突如グレイズのパイロットであるクランクが語りかけてきた。

 

クランク「私は、ギャラルホルン実働部隊所属、クランク・ゼント!そちらの代表との一対一の決闘を望む!」

 

クランクはそう叫ぶ。対してオルガ達は…

 

 

ユージン「おいおい、決闘ってマジかよ…」

 

おやっさん「厄祭戦の時代じゃあ、大抵の揉め事は決闘で白黒ハッキリつけてたらしいが…まさかこの時代に本気でやってくる奴がいたとはなぁ…」

 

雪之丞は感慨深そうにそう言う。

 

シノ「けどよぉ〜、相手二機いるんだろ?一対一で勝負しようもんなら、例え勝ったってもう一機にやられちまうんじゃねぇの?」

 

とシノが疑うが、クランクの次の言葉に口を摘んだ

 

クランク「なお、私の後ろにいるモビルスーツは、一切手出しをしない事を約束しよう。そして!私が勝利した暁には!クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄のと、そちらが鹵獲したグレイズ一機を引き渡してもらう!」

 

クランクがそう叫ぶと、ビスケットがオルガに話す。

 

ビスケット「…やっぱり、クーデリアさんが目当てなのか…」

 

オルガ「…」

 

クランクは続け様に言う。

 

クランク「クーデリアとグレイズの引き渡しが済めば、そこから先は全て、この私が預かる。GHとCGSの因縁は、断ち切ると約束しよう!」

 

その言葉を聞いていた三日月は、少し、不機嫌になった

 

ユージン「んだぁ…?俺たちが負けても、お嬢さん引き渡すだけで、あとは向こうがいいようにしてくれるってか?」

 

ビスケット「…どうする?オルガ。このままじゃクーデリアさんが「行きます!」…!?」

 

ビスケットの言葉を遮り、出てきたのはクーデリアであった。

 

クーデリア「私が行けば済むのでしょう?無益な戦いは避けるべきです!」

 

クーデリアのその言葉にオルガは尋ねる

 

オルガ「…どうなるかわかんねえんだぞ?」

 

ビスケット「そうですよ!あいつらは、貴方を殺そうとしたんですよ!?」

 

クーデリアはビスケットの言葉に首を横に振った。

 

クーデリア「既に、多くの少年兵が死にました…それに、ただ殺されにいくのではありません。なんとか話を聞けるよう頑張ってみます」

 

クーデリアのそんな言葉にビスケットは断固拒否する。

 

ビスケット「そんな、無茶ですよ!」

 

トド「まあまあまあ、本人がそう言ってんだからよ!大丈夫だって!」

 

そう言ってビスケットとトドの言い合いが始まると、オルガが一言言った。

 

オルガ「そのつもりはねぇ」

 

ビスケット・トド「!?」

 

オルガ「あいつの言葉がどれだけ本当か分からねえしな…現に一対一って言っときながら、相手はもう一機いるんだ。信用ならねえよ…ミカァッ!やってくれるかぁ!?」

 

オルガのその問いに、三日月は二つ返事で答えた。

 

三日月「いいよー!!」

 

ユージン「な!?やっちまうって、なにを!?」

 

オルガ「そのまんまさユージン。あのオッサンを…

 

 

 

オルガ「殺っちまうのさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




…はい!どうてした?なのだ!決闘について行ったユーリがこの先どうするのか、見物なのだ!それでは次も見てくださいなのだ!あ、あと、感想もできれば欲しいのだ!
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