機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズofアストレイ   作:黒アライさん

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こんにちはなのだ!黒アライさんなのだ!最近、ガンプラのスミ入れをしていたら、ペンの方のインクが漏れていたのだ!それではどうぞなのだ!


命の値段

ビスケット「…それじゃあ、始めようか」

 

ユージン「…あぁ」

 

昭弘「そうだな」

 

ユーリ「…」

 

シノ「おう!」

 

オルガ「頼んだ、ビスケット」

 

新たに加わった仲間、ユーリの事は、後々考えることにして、とにかく、まずは地球に行くための航路を議案していた

 

ビスケット「まず、静軌道ステーションまで上がり、案内役の船を待ちます。その後、静止軌道上で内の船に乗り換え、地球に向かいます」

 

ビスケットが、タブレットを使い、壁に取り付けた大画面のモニターをつかい、地球に行くための航路を説明していたそこでクーデリアが質問する

 

クーデリア「あの、質問ですが、案内役というのは?」

 

クーデリアのその問いに、黙っていたユーリが答える

 

ユーリ「…通常、地球に向かう全ての航路は、ギャラルホルンの管理内にある。けど、今回の積荷はGHに狙われているクーデリアだから、それら全てに引っかからない、いわゆる裏ルートを通らなくちゃいけないの」

 

スッ…

 

ビスケット「え?あぁ、ちょっと!」

 

ユーリはビスケットのもつタブレットをとり、説明する。

 

ユーリ「その裏ルートの航路は、完全に道を知ってるものじゃないと複雑すぎて迷ってしまう。それに、この裏ルートには、それぞれの民間業者による縄張りがある。勝手に使おうものなら銃口突きつけられるのがオチだよ」

 

ユーリの的確な情報に、三日月以外の全員が呆けていた。

 

オルガ「…随分詳しいな。流石、元傭兵なだけあるぜ」

 

シノ「凄えなぁ!見た目スッゲエ可愛い子ちゃんなのに、航路のことまでわかるのか!」

 

シノがユーリの肩に腕を回しながらそう言う。ユーリはそれを軽く払い除けながら言う。

 

ユーリ「逆にわからないと、傭兵として生きていくことなんてできないよ」

 

ユージン「…ケッ」

 

昭弘「なんだ、まだ不満か?」

 

昭弘はユージンに尋ねる。

 

ユージン「…有能な奴なのはわかった、けど、仲間として見るにはちと信用ならねぇよ。大体、その情報もホントのことなのかどうか、疑わしいもんだぜ…」

 

ユーリ「…」

 

ユージンはユーリを見ながら悪態を吐くが、その言葉をビスケットが否定した。

 

ビスケット「その点に関しては心配ないよユージン。彼女の言ってることは本当だ」

 

ユージン「!?なんでそう言い切れるんだよ!」

 

ビスケットの反応が意外だったのか、ユージンは少し動揺しながら言う。

 

ビスケット「僕も、この日の為に色々と情報を仕入れてきてるからね。彼女の説明した事は、一字一句間違っていないよ」

 

オルガ「…だそうだユージン。もういいだろ?いい加減認めてやれよ」

 

ユージン「…」

 

オルガの言葉に、ユージンは何も言い返さず、沈黙した。それを見たユーリが、わざわざユージンの目の前に立ち、ユージンと目を合わせながら話す。

 

ユージン「…なんだよ」

 

ユーリ「貴方の心情はよくわかる。私も、会って数日も経ってない人間を信用しろと言われても無理だもの。そんなの、聖人君子にだってできない。だから…今すぐ信用してなんて言わない。私は、私の行動で、信頼を勝ち取ってみせる」

 

オルガ「…へぇ」

 

シノ「ヒュー!カッケェ!」

 

昭弘「言うじゃねぇか」

 

三日月「…」

 

ユーリは表情一つ崩さず、ユージンに向かって言いきった。その言葉にオルガ達は驚き、ユージンは複雑な表情で言った

 

ユージン「…わかった。けど、妙な真似したら、俺が叩き出すからな!」

 

ユーリ「…うん」

 

ユージンのその言葉に、ユーリは少し、軽く微笑みながら返事した。ユージンはその顔を見て、照れてしまったのか、少し赤面していた。

 

ユーリ「…時間をとらせてごめん。説明の続きに入るよ」

 

オルガ達はうなずき、静かに聴く。

 

ユーリ「それで、案内人の件なんだけど…」

 

ユーリがそこまで言うと、珍しくじっと黙っていたトドが提案する。

 

トド「そう言う事なら、安心と信頼のオルクス商会が一番だ。社長のオルクスさんとは、昔馴染みでなぁ〜。俺なら連絡ぐらいいつでも取れるぜ〜?」

 

胡散臭さ満載のトドの提案に、ユージンはオルガ達に尋ねる。

 

ユージン「なぁオルガ…こんな奴本当に信用していいのか?」

 

トド「おいおいおい酷いなキミィ!!仲間だろ仲間ぁ!そこのポッと出の女の子は信じといて、CGS時代からずっといた俺の事は信じないのかよぉ!」

 

トドは断固抗議するような大声で叫ぶ。しかしユージンはそれでも悪態をつく。

 

ユージン「ケッ…よく言うぜ…実際どうなんだよユーリ。そのオルクス商会ってのは」

 

ユージンはユーリに問い掛ける。

 

ユーリ「…表向きは確かに、安心と信頼を売りにした商売をしてる…《あくまで表向きは》だけど」

 

そこで、オルガがユージンに言う。

 

オルガ「なぁに、俺達相手に下手うちゃどうなるか、嫌って程知ってるだろうさ、なぁトド?」

 

トド「ヒッ…お、仰る通りで、団長さん…」

 

トドはごますりしながらそう言う。

 

フミタン「…ところで、船はあるのですか?」

 

フミタンのその質問に、ビスケットが答えた。

 

ビスケット「はい、「箱舟」のドックに、CGSの船、「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」があります」

 

ビスケットの話した「箱舟」について、クーデリアが言う。

 

クーデリア「「箱舟」…たしか、民間の共同宇宙港でしたよね」

 

ビスケット「はい。でも…コレを一般的に使うには、船自体を鉄華団の物にしないといけないんです」

 

その言葉にオルガが追加で話す

 

オルガ「その件についてはデクスターの奴に頼んである」

 

ビスケット「モビルワーカーなどの整備は、雪之丞さん達に任せてあります。この二つについては、余り心配はないと思いますが、正式な出発日時は、そのオルクス商会との交渉次第ですね…」

 

そこでオルガは気を引き締める為に告げる

 

オルガ「ここからが本番だぞ、お前ら」

 

ビスケット「鉄華団の初仕事だもんね!」

 

そんな二人を傍目に、トドは不敵にニヤケていた

 

トド(…ヘッヘヘへ…)

 

 

 

 

ーーGH 火星支部本部 アーレスーー

 

カチャ…

 

ガエリオ「流石に部下達も、死にそうな顔をしていたぞ?マクギリス」

 

マクギリス「そうか」

 

二人はこの火星支部本部、アーレスの監査役として、ここに派遣されていた。

 

ガエリオ「お前のペースで働かされていては、体が持たないだろうな。優秀すぎる部下を持つと苦労するというやつだ」

 

ガエリオは紅茶を仕事をしているマクギリスの横で立ち飲みしながらそう告げる

 

マクギリス「そうだな、以後気をつけよう」

 

マクギリスは書類から手を離さずにそう言う

 

ガエリオ「…時間稼ぎのつもりだったんだろうが…コーラスの奴、驚くだろうな…」

 

そんなことを言っていると、とうの本人であるコーラルが現れた。

 

コーラル「朝からご苦労なことですな、ファリド特務監査、ボードウィン特務監査」

 

ガエリオ「…噂をすれば」

 

ガエリオはマクギリスの耳元に小声で語る。そして何事もなかったかの如く挨拶する。

 

ガエリオ「おはようございます、本部長」

 

挨拶を聞いたコーラスはマクギリスに申し訳ないように話す。

 

コーラル「作業は順調かね?いや〜すまんね〜?我々の不手際で、データの処理がまるで追いつかず…あれなら目を通すのも一苦労だろう?」

 

コーラルのこの言葉に、マクギリスは不敵な笑みを浮かべて報告する

 

マクギリス「いえ、お預かりしたデータの整理は、ほぼ全て完了しました」

 

コーラル「何!?」

 

驚くコーラルを傍目に、マクギリスは告げる

 

マクギリス「監査の結果も、もうじき報告できるでしょう」

 

コーラルは冷や汗をかきながらも建前だけでも話す

 

コーラル「そ、そうか、それは何よりだ…」

 

マクギリス「ところで」

 

コーラル「!」

 

ビクッと体を震わせるコーラスを見ながらマクギリスは尋ねる

 

マクギリス「少しばかり、気になるデータがあったのですが…」

 

コーラル「…何かな?」

 

マクギリス「一個中隊が出撃したまま、帰投していないようですが…?」

 

マクギリスの疑問に、コーラスは焦ることなく答えた

 

コーラル「あぁ!それなら、暴動の鎮圧にでていてなぁ」

 

その言葉にガエリオが尋ねる

 

ガエリオ「暴動?独立運動のですか?」

 

コーラル「あぁ、所詮、市民のガス抜きだろうがね…このところ多発していて難儀しているのだ…」

 

マクギリスは上部だけの労いの言葉をかける

 

マクギリス「噂には聞いていましたが…一個中隊の戦力を出すほどとは…気苦労、お察し致します」

 

妙に棘のある言葉に、コーラルは苦虫を噛み潰したような表情で言った

 

コーラル「ッ!あ、あぁどうも…それでは執務があるのでな、コレで失礼する…あぁところで、なにか不便はないかな?」

 

ガエリオ「不便?」

 

コーラルはそう言いながら胸元のポケットを探る

 

コーラル「滞在中、何かの必要があれば…まあ何かの足しにでも「それを出せば!」…!」

 

マクギリス「貴方を拘束しなければならなくなります」

 

コーラル「ッ!?」

 

マクギリス「ご自重下さい…コーラス・コンラッド本部長」

 

ガエリオ「…意地が悪い」

 

 

 

 

ーーアーレス 廊下ーー

 

ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!

 

コーラル「ふぐぅっ!!」

 

コーラルは自らの頭を壁にぶつけながら悶える

 

コーラル「…若造どもが…舐め合って…」

 

コーラルは悪態をつきながら不始末を犯した部下の事を思い出していた

 

コーラル「これも全てクランクのせいだ…あやつが勝手な事をしてしくじるから…あの役立たずの愚か者が!」

 

 

 

 

ーー鉄華団 バルバトス アストレイ 前ーー

 

ザッザッ…

 

オルガ「ミカァ!ユーリィ!どうだぁ、調子は!」

 

オルガが呼びかけると、バルバトスのコクピットが開き、三日月が出てくる

 

三日月「うーん…いいんじゃないのぉ?多分」

 

オルガ「多分って…」

 

そして、バルバトスの隣に立つアビスもコクピットを開き、中からユーリが出てきた。

 

ユーリ「私のほうは大丈夫、いつでも出せるよ」

 

ユーリは大声を出すのが苦手なので、コクピットの上から拡声機を使って話す

 

オルガ「そうかぁ!わかった!」

 

ビスケット「アビスの方はよし、と…おやっさん、どうです?バルバトス、上にもっていけそうですか?」

 

ビスケットはバルバトスの整備をしている雪之丞に尋ねる

 

おやっさん「さぁなぁ」

 

ビスケット「ええ!?」

 

雪之丞は驚くビスケットのことなど知らないかの如く言う

 

おやっさん「あのなぁ…俺ぁもともとモビルワーカー専門なんだぞ?

しかもコイツは、何百年昔、厄祭戦の時のモビルスーツときやがる。アビスにいたっては俺ぁ完全にお手上げだ…あの機体は全てが謎に包まれてやがる。もっとも、手入れはお嬢ちゃん自身でできるらしいから、それだけは不幸中の幸いだ。まだ向こうのGHのモビルスーツの方が、シンプルな分、マシだな」

 

雪之丞は作業しながらそう言う

 

オルガ「そう言わずに頼むぜおやっさん。いまモビルスーツを弄れる技術があるのは、ユーリとおやっさんの2人しかいねぇんだから…」

 

オルガのその言葉に、雪之丞はため息をつきながら答える

 

おやっさん「ま、やるだけやってみるさ。幸い、ユーリの嬢ちゃんはモビルスーツに対する知識が高えからな。教えてもらいながらどうこうしてみせるさ」

 

その言葉を聞いたビスケットは不思議そうに問う

 

ビスケット「今更だけど、あの機体、…アビス・アストレイってエイハブリアクターが動力じゃないんでしょ?」

 

雪之丞は困ったように告げる

 

おやっさん「そうなんだよ…そこの時点でもう俺には分からねえ。嬢ちゃん本人に聞いたところ、なんでも、GN粒子っていうやつを動力として使っているらしい。…ほれ、アビスの後ろ見てみろ。背中部分に、変な突起がくっついてるだろ?」

 

そう言って雪之丞は二人に、アビスの後方をとった写真を写したタブレットを見せる

 

ビスケット「…ホントだ」

 

オルガ「…これがGN粒子ってやつなのか?」

 

おやっさん「違う。嬢ちゃん曰く、それは動力であるGN粒子を生成する機械らしい、確か…GNドライブっつったか?」

 

オルガ「…GNドライブ」

 

ビスケット「具体的に、稼働時間はどれぐらいなんです?

 

ユーリ「半永久」

 

オルガ「…は?」

 

そんな事をいってると、アビスの整備が終わったのか、ユーリが降りてきた

 

ユーリ「ただ稼働し続けるだけなら半永久的に稼働し続ける」

 

オルガ「な!?」

 

ビスケット「ど、どういう事!?」

 

驚くオルガ達に、ユーリは二人がちゃんと聞き取れるように説明する

 

ユーリ「GNドライブ…別名、太陽炉。重粒子を蒸発させずに質量崩壊させることによってエネルギーに変換するシステム。エネルギー変換効率はほぼ100%であり、システムそのものに異常が現れない限り半永久的にエネルギーを生成し続ける。欠点は、主に二つあり、一つは一度稼働すれば機関が故障するまで停止することはなく、それ故にGNドライブ自体を強化したりすることは不可能であるという事。二つ目は生産性が皆無であり、製造には木星のような高重力環境が必要である。その製造自体にも平気で数十年はかかってしまうことから、製造されたのはわずか5機、そのうち3機はお母さんが見つけ出し、破壊した。あとの2機の内1機は私のアビスに、もう1機は不明である」

 

オルガ「…」

 

ビスケット「…」

 

雪之丞「…」

 

ユーリ「…理解できた?」

 

ユーリは呆ける三人に尋ねる

 

オルガ「!お、おう…半分以上なに言ってるかわかんなかったが、とにかく凄えってことはわかった…」

 

雪之丞「右に同じだ…」

 

ビスケット「僕も…あ、でも!さっきの話で、一つだけ、気になることがあるんだ!」

 

ユーリ「なに?」

 

ビスケット「さっき、GNドライブは5機しか作られていないって言ってたよね?」

 

ユーリ「うん」

 

ビスケット「で、なんだけど、その内3機はお母さんが破壊したって言ってなかった?」

 

ユーリ「言った」

 

ユーリはビスケットの質問に、一言だけで答えるその反応に、ビスケットは困ったように尋ねる

 

ビスケット「えっと、なんで破壊したのかなぁ…なんて」

 

ユーリ「わからない」

 

ユーリはキッパリという

 

オルガ「わからない?母親のことなのにか?」

 

ユーリ「お母さんはGNドライブやアビスの性能、扱い方のことは教えてくれたけど、どうやって手に入れたのか、なぜそんな有能な機械を破壊したのかは教えてくれなかった…もっとも、後者は予想できるけど」

 

おやっさん「予想じゃ、なんだったんだ?」

 

おやっさんの疑問に、ユーリは淡々と答えた

 

ユーリ「強すぎる力はまた争いを呼ぶ。だから破壊した。そう思う」

 

オルガ「…んっと、もちっと詳しく頼む」

 

オルガが苦笑いでユーリにそう頼む

 

ユーリ「…GNドライブは製造がかなり難しく、時間もかかるけど、それに見合うだけの強力な力がある。人間は、なにをするにも強い力を欲する生き物。そしてそれを巡って戦争を引き起こす。お母さんはそれを危惧したから、自分の扱うGNドライブ以外を破壊したんだと思う」

 

その話を聞いたオルガ達三人は頭を捻らせていた

 

おやっさん「強すぎる力はまた争いを呼ぶ、か…中々深い言葉だな」

 

ビスケット「本当にその通りだと思う。厄祭戦が起きた理由も、そういうのが少なからずはいっているだろうしね」

 

オルガ「けど、力がなきゃ、俺たちみたいなのは生きてけねぇよ…」

 

ユーリ「力はただ力に過ぎない。ようは使う人間次第だということ」

 

オルガ達3人は神妙な顔つきで考えこんでいた。するとユーリが、ビスケットとある事を聞く

 

ユーリ「…そういえば、船の方はどうなってるの?」

 

ビスケット「ん?あぁ…それなら…」

 

 

 

 

ーークリュセ 中央宇宙港 ロビーーー

 

ザッザッ…

 

デクスター「…」

 

昭弘「…」

 

チャド「…」

 

ダンテ「…」

 

デクスターを筆頭とした昭弘達は、船を正式に鉄華団の物にするため、手続きを行いにきたのだ。

 

昭弘「…」

 

その中で昭弘は、鉄華団ができてから数日後の夕方のことを思い出していた。

 

 

 

ーーーー

 

 

オルガ「何の用だ?昭弘」

 

オルガはその日、昭弘に呼び出されていた。

 

昭弘「…オルガ、こいつは、お前が…?」

 

そう言って昭弘は手に持っているUSBをオルガに見せた。それは、昭弘達ヒューマンデブリの様々なデータが入っており、マルバの持ち物でもあるという証だった。先日、ヒューマンデブリである者達全員の元に渡されていた。

 

オルガ「あぁ、そいつのデータなんだがよ、ビスケットが見つけてくれたんだ」

 

昭弘は手に持っているUSBを見つめながらオルガの言葉を聞き、尋ねる

 

昭弘「これを俺たちに渡すってことがどういうことか…お前わかってるのか」

 

その言葉に、オルガは神妙な顔で答えた

 

オルガ「…ヒューマンデブリ。お前達がマルバの持ち物だっていう証。そいつがなくなれば…自由になれるんだろ?」

 

昭弘「どから、それがどういう意味かわかって「お前らは!」…!」

 

オルガは昭弘の言葉を遮り、昭弘と目を逸らさずに伝える

 

オルガ「お前らは、もう誰の物でもねぇってことだ。恩を売る気もねえし、どこへ行くのも好きにしな…けどよ」

 

オルガ「残るってんなら…俺が守る」

 

昭弘はその言葉に怪訝そうな表情で再度聞き返した

 

昭弘「…守る?ゴミクズ同然の俺たちをか?」

 

オルガはその言葉をきくと、片目をつむり、笑みを浮かべながら告げる

 

オルガ「…一緒によ」

 

オルガ「デッケェ花火打ち上げようぜ」

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

昭弘「花火、ねえ…」

 

昭弘はそう呟くと笑みを浮かべ、後ろにいるダンテ達に告げる

 

昭弘「お前ら、気合い入れていくぞ」

 

ダンテ「え?」

 

チャド「あ」

 

ダンテ・チャド「お、おう!」

 

 

 

デクスター「…事務手続きするだけなんですけど…」

 

 

 

 

 

ーー鉄華団 社長室ーー

 

トド「オルクスに連絡入れといたぜ、地球までの案内、受け入れてくれるとよ」

 

ビスケット「それで、手数料は?」

 

ビスケットが聞くと、トドは耳をほじりながら答える

 

トド「んっとな、報酬の45%だと」

 

その言葉に、ビスケットは顔を歪ませた

 

ビスケット「…結構ふっかけてきたなぁ…」

 

オルガ「状況が状況だ。今回は目を瞑るさ」

 

しかし、それに納得いかない者がいた。ユージンである

 

ユージン「おいおい冗談だろ?この報酬で45%?ありえねぇ…おいトドォ!テメー、上前はねようってハラじゃねえだろうなぁ!?」

 

そんな怒鳴り声には屈せず、トドは強気に言う

 

トド「気にいらねぇならテメーでナシつけるこった」

 

ユージン「んだとゴラァ!?」

 

ビスケット「まあまあ、落ち着いて、ユージン」

 

トドの言葉に危うくプッツンしかけたユージンを、ビスケットが治める

 

ビスケット「フゥ…地球に行くメンバーも選ばないとね…」

 

しかし、そこで、心配性のユージンはまたも尋ねる

 

ユージン「残った奴らはどうすんだ?」

 

当然の疑問である。オルガ、ビスケット、ユーリ、三日月、ユージン、シノ、昭弘は行くことが決まっているが、オルガが火星を不在するとなると、火星に残る者は露頭に迷ってしまう。その疑問にビスケットが答える

 

ビスケット「そのことなんだけど、この間の戦利品の売却と、この時期なら、いつも通り農園の仕事で「みみっちいこというなよビスケット」

 

ユージン「シケちまうぜ…」

 

気が滅入ってしまっているユージンを、オルガが諫める

 

オルガ「デケェ仕事にはリスクがつきもんだ。まともな仕事程、地味なもんだろ」

 

ユージン「じゃあお嬢さんの護衛はあぶなくねぇってんのかよ」

 

ユージンの怒りもごもっともである。誰しも危険な目にはあいたくないのだから

 

ビスケット「クーデリアさんは、良くも悪くも有名人だ。そんな人を地球まで送り届けることが出来れば、鉄華団の名前も、少なからず広まるはずだよ」

 

オルガ「そうすりゃどんどん仕事が入って、少しはまともな生活ができるようになる」

 

ビスケット「リスクはあるけど、それだけの価値はあるよ、ユージン」

 

ユージン「…けどよぉ」

 

まだ反対の色を残すユージンに、オルガが重要な一言を言う。

 

オルガ「いいかユージン、これは金だけの問題じゃねぇんだ。俺たちの未来が掛かっている」

 

ユージン「…未来、ね」

 

オルガはそう言って気を引き締めていた。しかし、その中でただひとり、不気味な笑みを浮かべる男がいた

 

 

 

トド(テメーらの思い通りにいくかよ…)

 




…はい!如何でしたか?なのだ!今回、ちょっと終わりが中途半端だったのだ…反省なのだ…。だけど!次も頑張って書くから見てほしいのだ!それではまたなのだー!
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