あんまり喋らない男子   作:わたやん

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3話目です。ようやくバンドリのメンバーと絡めます…。

関係ないですけど、久しぶりに3DSつけてニンテンドーイーショップ見たら、僕が昔5000円くらいで買ったモンストのゲームが100円でセールしていて、びっくりしました。


シールはどこもかしこに貼ってはいけません!

 さて、今日が部活動見学というやつだ。

 ん?お前、ぼっちの高校生活はどうなったかって?

 

 なんか、意外と大丈夫でした。

 クラスのみんなが優しすぎて…たくさん話しかけてもらってます。

 

 特に最近よく話しているのは(一方的に話しかけられている)俺の前の席の戸山さんだ。

 

 そう、キラキラドキドキの人だ。本当にその言葉をそのまま彼女に当てはめればいいだろう。

 

 そして、今日の部活動見学は戸山さんと行くことになった。なぜかって?

 戸山さんは友達の山吹さんと一緒に部活動見学を回るつもりだったのだが、山吹さんは家の用事で忙しいらしい。

 

 なんて偉いんだ山吹さん…今度山吹ベーカーリーに行こう。

 

 その代わりでだが俺が戸山さんに誘われた。もちろん、了承しました。

 あぁ…放課後が待ち遠しいな…。

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 

 

 

 

なんて思ってた時もありました。

 

 

 〜剣道部〜

 

 

「めーーーん!!」

 

戸山さん、貴方剣道部だったの?すごい勢いで竹刀が振り下ろされてるよ?

 先輩相手にいい勝負してるよ。本当に。

 

 俺も体験してるけど防具重すぎんか?まともに動けんのだが?

 

「はあっ!!」

 

先輩が強く打ち込んでくる。え?俺初心者なんですけど?手加減してくれないんですか?なんとか止めるので精一杯です。  

 

 

「あの男子くん…すごいね。」

 

「うん…。部長の猛攻を一歩も動かずに捌くなんて…。」

 

 てか、これ試合いつ終わるんですか?一本取らないと終わらないやつですか?

 

 だったら……どこかで隙をみて一本とられよう…。

 

「めーーーん!!」

 

先輩の竹刀が迫ってくる。

 

 いや、怖い!無理無理!

 そう思い、避ける。

 

 その時にバランスを崩し、竹刀を落としそうになる。

 落とすのはまずいと思い、片手でなんとか握りこけないように前に出る。

 

 ふぅ、危なかった。

 パンッ。 ん?パンッ?

 

 俺の竹刀は先輩の胴の部分に入ってました。

 

「ど、胴あり!」

 

周りからどよめきと拍手が起こる。

 

 ら、ラッキー…。

 はっ!今のうちに…と、戸山さん、次行こ!次!

 

 

 

 

 〜将棋部〜

 

「むむむ…。」

 

戸山さんがこういうところに来るのは意外だった。まあ、さっき運動したから丁度いいけど。

 

 しかし、俺は将棋はやったことがない。そう言ったら先輩が優しく教えてくれました。てか、近くないですか?女子はもうちょい距離とったほうが…。

 

 申し訳ないがルールを聞いてもピンとはこなかったので、なんとなく相手のを真似しながらやってました。

 

 てか、先輩結構考えますね?そろそろ時間が…。

 そう思い、立ち去ろうとしたが…。

 

「ま、待った!も、もう少しだけ…。」

 

「新入生くん、強いわね。初めてとは思えないわ。」

 

「そうですね。迷わない1手1手が彼女を苦しめてますね。」

 

ちょっと、そういう解説はいいから開放してください!

 戸山さん!次行くよ!って…寝てる…。あら、かわいい。

 あぁ…考えすぎて疲れちゃったのかな?

 

 

 

 じゃなくて!ほら、行くよ!起きて起きて!

 

 

 

 

 

 

 〜水泳部〜

 

戸山さん?まだ寝ぼけてるんですか?

 学校に男子は俺しかいないんですよ?てか、そもそも男子用の水着なんて置いてるわけが…

 

 

 

 

 え?ある?

 

 

 

 

 わかりました。やりましょう。ええ、やりましょう。

 

 

 

 

 てか、女子しかいない中で水着になるの恥ずかしいんだけど…。

 

「わぁっ……すごい腹筋…。」

 

「細マッチョってやつだね。…触りたい…。」

 

なんか、周りの目が血走ってるんですけど?

 やっぱり俺邪魔ですよね…。ちょっと泳いだら帰ろう…。

 

 

 それにしても、みさなんスタイル良すぎでは?

 戸山さん…着痩せするタイプなんですね。結構なものを…はっ!

 

 無心になれ、無心に。なにも考えるな。ただひたすらに泳げ。

 

「すごっ!早すぎない?」

 

「才能マンだよ、才能マン。」

 

「チラチラ見える肩甲骨がたまらない…。じゅるり。」

 

 

☆☆☆

 

 

 

 とりあえず1日目はこんなもんでした。疲れました非常に。

 でも、戸山さんが明日も一緒に行こっ!ってキラキラして顔で言われたら頷いてました。かわいいって…怖いな…。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

ほぼ全ての部活をさらいました。これが本当の部活体験か…。

 そして、最近はずっと戸山さんと一緒に帰っている。この時間が結構好きである。まさか、美少女と2人で帰るなんていう展開が俺にもあるとは…。

 

 

「うーん、今日もキラキラすること見つからなかったなー。」

 

いやいや、戸山さんめちゃめちゃキラキラしてましたよ?

 

「…ん?今、何か光って?…これって星のシール?なんで地面に落ちてるんだろ?」

 

よく見つけたな戸山さん。確かにこんな所に落ちてる、というか貼られているシールは珍しい。まあ、多分子どもがもらったシールを嬉しくていつも歩く道に貼ったのではないだろうか?まあ、ちょっとした子どもの悪ふざけというやつだろう。しかし、道にシールを貼るのはいかがなものか?

 

「えへへ、キラキラしててかわいいな。こんなところで星に会えるなんて、いいことありそう!」

 

 訂正しよう。よくやったぞ、これを貼った子どもよ!もっと貼れ!

 

「あ、こっちにも貼ってある!あっ、こっちにも!」

 

俺の願いが通じたのか知らないが星のシールがどこかに繋がるように貼られていた。

 

「……どこかに続いているのかな?何かキラキラすることが始まりそうな予感がする!」

 

 

これはもしや

 

「行ってみようよ!月並くん!」

 

いや、でももう夕方だよ?明日でも…。

 

「…………。」(*゚▽゚*)

 

 そ、そんなキラキラした顔で見ないで!

 …気づいたら俺は頷いていた…。

 

 

 まさか、これがあんなことになるなんて…。

 

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 

 

 

 

「シール、シールは…あれ?お店がある…質屋『流星堂』…あ、壁にシールがたくさん…裏のほうに続いてる。」

 

 結構なところまで来ましたな。というか、戸山さん?どこまで行くんですか?がっつり入ってますけど大丈夫ですか?

 

「わあ!すごい、蔵がある!」

 

確かに蔵だ。今時珍しいな。

 

「すみませーん!…いないのかな?あの、すみませーん!」

 

戸山さん…すごいね。グイグイいくのね…。

 え?戸山さん?入っちゃうの?誰もいないのに?

 ……大丈夫なのか…?

 

 

 

 

「あ、なんだろ、あのケース?大きな星のシールが貼ってある…。」

 

戸山さん星見つけるのは早いね。

 

「両手を挙げろ!」

 

そんなことを考えていると後ろから大きな声がした。

 

「えっ?きゃー!はさみ!ひ、人に向けたら危ないよ〜!」

 

確かにその通りだ。人に向けるのは危ない。せめて、持ち手の方を向けなさい。

 

「逃走経路を確保しておかないなんてとんだ素人だね!犯人!?」

 

は?いやいや、俺たちが犯人なんて…

 

 

 ・他人の家に不法侵入

 

 

 あ、犯人ですわ。

 

 

 

「あ、あの、私たち星を見つけて…!」

 

「両手!」

 

「はい!」

 

「お前も!」

 

あ、はい。

 

「名前!」

 

「戸山香澄です!」

 

「お前は!」

 

「……月並隼人。」

 

「お前たちそれ本名?責任逃れで偽名使ってんなら…止めるよ。」

 

と、止めるって…い、息の根をですかね…。

 

「……お泊り?」

 

そ の 発 想 は な か っ た 。

 

「違う!あんたらを捕まえるって言ってんの!」

 

まあ、そうですよね。

 

「えっ、泥棒じゃないです!」

 

戸山さん…割と詰みな気がするんですが…?

 

「あっ!花女…!うちの生徒かー…。」

 

「同じ学校!?何年生?私、高1!」

 

この状況で仲良くなろうとしている戸山さん、まじリスペクト。

 

「違うから!もー出てって!質屋はあっち!こっちは全部ゴミ!」

 

「ゴミ?あれも?あの星の……。」

 

「質流れのギターかなんかでしょ!」

 

なんか、とりあえず警察に突き飛ばされることはなさそうだ。よかった…。よし、戸山さん!今日はもう帰ろう!

 

「見ていい?触っていい?」

 

 おぅふ。

 

「はあ?お前なぁ!」

 

いや、お気持ちは分かりますよ。俺も初対面ならはあ?って言ってる。

 

「ちょっとだけ!ちょっとだけ〜!」

 

「伸びる伸びる!服引っ張んな!」

 

 いやいや、戸山さん。さすがに戸山さんでもそれは無理でしょ?

 

「……ったく、触ったら出てってよ。」

 

ええんかい。最近の女子は優しすぎんか?

 

「うん、じゃあケース開けるね。…!星のギター……。すごい、このギター、星の形してる!」

 

おー…。本当に星だ。なんか戸山さんにぴったりって感じがする。

 

「…そういうギターもあるもんだろ。」

 

ジャーン、ジャーン、ジャーン…。

 

「鳴った!すごい!聴こえた!?」

 

戸山さん、そんなピョンピョンしないで…その、揺れてますよ?何がとわ言わんけども…。

 

「はい、終わりー。」

 

「待って!もうちょっと〜!」

 

「終わりっつたろ〜!そんな弾きたいなら楽器屋さんとかライブハウス行けよ。」

 

「!ライブハウス!?どこにあるの!?」

 

「知らねーよ!」

 

「わかった!探してくる!」

 

そう言って戸山さんはギターを持って走って行った。

 

「ふぅ…ようやく帰ったな…。で?お前は追わなくていいのか?」

 

確かに、その通りだ。戸山さん、足速いから早く行かないと見失いそうだ。

 そう思い、蔵を出ようとした時ふと思った。

 

 ん?なにか引っかかる。なぜだろう?なにかおかしなことが……そう思い記憶を辿る。

 

「おい、なにしてんだ?早く行かないと見失うぞ。」

 

そうだ。ライブハウスに行った戸山さんを…

 

 

 …ライブハウスに行った戸山さん…

 

 

 ライブハウスにギターを持って行った戸山さん

 

 

 

 

 

 

 『ギターを持って行った』

 

 

 

 

 

 

 

「あの……。」

 

「なんだよ。」

 

「えっと………ギター……。」

 

「え?ギター?………ない…。ど、泥棒ーーーー!!」

 

そう言って2人で戸山さんを追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜おまけ〜

 

 

 剣道部の部長

 

あいつはなかなかの太刀筋だった。打っても打っても止められ…そして最後は一瞬の隙をつかれてやられてしまった。ふふ…あいつのことを考えると心がドキドキするな…。あっ…今下の方がジュンって…。しばらく女というのを忘れていたが…ふふ、待っていろよ。

 

 

 

 

 将棋部の部長

 

 いや〜すごい新入生が来たもんだな〜。まさかこの私が待ったを言うなんて…。

 

「部長、あの子凄かったですね。」

 

「そうだね…。ぜひ、うちに来てもらいたいね…。」

 

「かっこいいし!」

 

「よし!彼をこの部に入れるために作戦を考えよう!」

 

『はい!』

 

「待ってなよ、新入生くん!」

 

 

 

 

 水泳部

 

「彼、かっこよかったですね!」

 

「うんうん、泳ぐのも速かったし!」

 

「そして、何よりあの体……。」

 

「あの細マッチョに抱かれて…夜には…。」

 

『キャー!!!』

 

「彼のことをもっと知りたいね。」

 

「そうだね…あ、いいこと思いついた。」

 

「なになに?」

 

「彼のファンクラブ作らない?」

 

「それ、いいかも。」

 

 

 

 

 

  

 

 

 

「くしゅん!」

 

なんか嫌な予感が…。




 次回予告


香澄「私、やっぱりギター弾きたい…。ギターが…弾きたい…。」

有咲「お前…。」

月並「諦めたらそこで終わりですよ?」


 次回 キラキラドキドキ!?ついに見つけました!『星の鼓動』

   ぜってぇ見てくれよな!


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