ー鎮守府近海ー
二人の少女が進んでいる。一人は木曾という少女と利根と言う少女。
木曾「大丈夫だ...あともう少しだ...!」
利根「すまんのぅ...すまんのぅ...」
利根の両目は血で塗れ...恐らく失明しているだろう。
木曾「...こちら木曾。これより帰還する。担架は用意しているか?」
医療班『こちら医療班。大丈夫だ、すぐに治療室に放り込める』
木曾「...すまない」
医療班『貴艦も損傷があれば対応する』
木曾「大丈夫だ...片目をやられただけだ」
医療班『...あとは到着を待つ。以上』
木曾「...利根さん...」
利根「...赤城達は...」
木曾「....」
しばらくして、彼女達は鎮守府に到着した。
医療班吉田「急げ!運ぶぞ!」
到着した後、利根は急いで運ばれて行った。
医療班本田「木曾さんも手当てを施します」
木曾「...頼む」
医療班本田「...今後は治療のため入院と検査、その後調査が行われます...」
木曾「...レ級...か」
ーその頃ー
リ級「な、なぁー!?」
ヲ級「?」
そう、私達の目の前にはヲ級が居た。
リ級「ヲ、ヲ級ッ!」
ヲ級「ふぇ?」
リ級「ふざけんな...!...生きてるじゃねぇか...」ムギュゥ!
リ級は強く抱きしめた。
ヲ級「ヲう...!?」
レ級少佐「お、おい...待てよ」
リ級「んぁ?」
ヲ級「は、初めましてだと思います...よぅ!」
リ級「あ......そうか。すまん」
リ級は離れた。
ヲ級「...ふぅ、何なんですか...もぅ」
ル級「あー、すみません。私達の入る隙が無いようですが」
タ級「そうそう」
リ級「あ...すまん。ちょっとな」
ル級「変な御人ですね」
タ級「まあ、別に良いんじゃね?」
新しく三隻の仲間が増えた。
レ級少佐「...取りあえずなんだ。コーヒーでも飲むか?」
ヲ級「いただきます...」
ル級「恐縮です」
タ級「あ、特甘でたのんまーす」
私はこう考える。
コーヒーの傾向で私は性格が分かるのだと。例えば私は普通にブラックが好きだ。つまりは味覚が大人である。しかしリ級は砂糖を4個入れなければ飲めない子供という事だ。まあ...根拠は無いがな。
私はコーヒーを四人分入れて砂糖とミルク、スプーンを置いた。
レ級少佐「さあ...どうぞ」
ヲ級「どうも...」
ル級「いただきます」
タ級「うぃ」
ヲ級は砂糖を二個とミルクを入れた。見た目に反し?いや、見た目相応の味覚という事か。
次にル級は砂糖を一つ入れた。中々いい筋をしている。気が合いそうだ。
そして...タ級。
こいつは砂糖を四個とミルクをたっぷりと入れた。...こいつ、見た目に反してとても甘党...いや、苦いのが苦手...?
理解しかねる...。
イ級「(´・ω・`)」
レ級少佐「...またイ級か」
イ級「(^ω^)」
寄ってくる。
レ級少佐「....なんとも不思議だな」
ちょっと頭を撫でてみる。
イ級「(*´ω`*)」
.........複雑だ。
レ級少佐「とりあえず....これからどうするか...」
現在、我々は善戦中でありこのまま攻め入るというのもいいがそれでは相手が本気になる。いや、もうそろそろ本気だろう...
チ級「少佐。暗号電文が届いています」
レ級少佐「暗号電文...?分かるのか?」
チ級「何とか解読したところ...中部海域の本部への出頭命令です」
レ級少佐「は?」
リ級「全員か?」
チ級「はい。文章的にそうなりますね...」
こ、これはもしかして...
レ級少佐「(安全な本部勤務ぅ!?)」
リ級「んー、姫さん達がお呼びのようだなぁ...」
レ級少佐「ぜ、ぜひ向かおう...それに命令だからな」
リ級「...なんか変なこと考えてねぇか?」
レ級少佐「いや、何も?」
リ級「ま、姫様たち事だ。どーせ最前線に送るんだろうよ、安全な後方勤務みてえなもんはないんだろうよ」
レ級「(デスヨネー)」
リ級「ひとまず、全員に知らせるぜ。すまねぇ、入ったばっかりに移動でな」
ル級「いえ、命令ですので大丈夫です」
タ級「まあ、忙しいよねー」
ヲ級「ひとまず待機します」
そして、全員を集めて知らせた。現在の戦力は私含めた戦艦3隻と空母1隻、軽空母3、重巡1雷巡1、軽巡1と駆逐艦6隻。全16隻だ。新しく加わったのはル級、タ級、ヲ級、イ級が二隻だ。
リ級「少佐ぁ。全員ってこったろ?いろいろ、編成考えねぇとな」
レ級少佐「ああ、大丈夫だ。考えて居る」
まず前衛にチ級とへ級、イ級3隻で構成された偵察隊。その後ろから本隊を中心に戦闘艦を配置するという考えだ。私は一番前という事になっている。
リ級「さすがに大移動だからな、敵艦隊との衝突に備えねえとな」
レ級少佐「ああ...二つ横の海域に鎮守府がある。魚雷艇が来るか潜水艦か、警備中の第二艦隊かって感じだ」
リ級「魚雷艇だぁ?あんな弱い奴かが?」
私の記憶では乙型魚雷艇の...T-14が配備されていたような気がする。
レ級少佐「だが油断は出来ない。慢心していては死に繋がる」
リ級「...だな」
レ級少佐「では、出撃するとしよう...武運を祈る」
全員が敬礼をした。
ー本部まで三分の一。
チ級『現在。敵艦は見えず』
レ級少佐「ああ。報告ありがとう」
現在、晴天。敵影無し。
リ級「まだ着かねぇか」
ヲ級「まだ三分の一ですよ」
リ級「だーッ...敵も出ねぇし暇だなぁ...」
ヲ級「無駄に弾薬を消耗しなくていいんですよ」
リ級「んま...それもそうだがよ...暇すぎる」
レ級少佐「おい、まだまだ先なのにこれじゃどうなるんだ」
ル級「このままがいいんですけどね...」
タ級「暇ってのはめちゃくちゃ共感出来るんだよねー」
リ級「お、気が合うじゃねぇか」
タ級「なんかこう、ばーって出てこないかな」
レ級少佐「(もしかして似てる...?)」
ー近海
???「おーっ?平和なのですよ」
???「なのですなのです。」
???「でも暇なのです」
???「確かにそうなのです」
???「近くの敵を探すなのです!」
???「なのですなのです!」
小さい子達の集団。それは確実にレ級少佐の艦隊へと近づいていた...
チ級『...敵群感知。駆逐艦より小さくて早い...?魚雷艇かと思われます』
リ級「おぅ!早速お出ましか!」
ヲ級「警戒機を飛ばしてもよろしいですか?」
レ級少佐「ああ。頼む」
ヲ級「はっ!」
魚雷艇だからと言って油断してはならない。速力は30ノットを超え、確実に魚雷を叩き込んでくるのが魚雷艇だ。
それに小型の為、砲撃も当たりにくいだろう....
リ級「戦闘配備だ!おめぇら!チビ共かたずけんぞ!」
???「おー沢山なのです!」
???「戦果沢山なのですー」
???「にぱー。なのですー」
???「まずは上のを注意しながらあいつをやるのですー」
???「了解なのですー」
ヲ級「...発見!右舷です!」
グォォォォン!
艦載機による航空攻撃。
???「避けるなのです!」
???「遅い遅いなのです」
乙14:1「我ら乙型魚雷艇T-14群!見参なのです!」
乙14:2「小さいからって舐めたらだめなのです!」
乙14:3「魚雷で一撃なのです!」
するすると避けていく。
リ級「うぉ!?なんだぁ?あの動き...!」
レ級少佐「砲撃開始だ。撃て!」
ル級「方位修正...距離演算...発射!」
乙14:4「ぶち込むなのです!」
乙14:5「続くなのです!」
リ級「うぉ!?全部避けてやがる!」
ル級「なんと...」
レ級少佐「おい、来るぞ!」
乙14:6「なーのーでーす!」
シュドン!
乙14の6隻のうち、三隻から雷撃。
ル級「魚雷正面!回避!」
レ級少佐「間に合わん...」
ドーン!
雷撃が当たり水柱が上がる。
乙14:5「命中なのですー!」
レ級少佐「くっ...」
ル級「損害軽微...」
タ級「大丈夫ー?」
乙14:1「なのですー!」
リ級「これが連続で来たらやばいな...」
乙14:3「堪えてるなのですー!」
乙14:2「私達も続くなのですー!」
レ級少佐「く...早すぎて砲撃が当たらん...」
シュドン!
レ級少佐「....!」
その時、イ級が目の前に入った。
レ級少佐「...は!?」
..................水しぶきが水面に落ちた時。新たなる姿へと変貌する。
イ級改「...ッアーーー!」
乙14:3「なのです!?なのです!?」
すなわち、イ級が突然人型になったのだ。
イ級改「...少佐ぁー!無事かー?」
レ級少佐「...?イ級か...」
イ級改「へへっ、何か分かんねぇけど人間体になれたぜ!」
わんぱくそうで黒いサラシを巻き白いハーフパンツをはいた少女になっていた。
レ級少佐「...戦えるな?」
イ級改「あたぼうよぅ!」
私とイ級...いや、イ級少尉とでも名付けよう。
イ級少尉「私と少佐で圧雷撃するぞぉー」
乙14:5「来るなのですー!」
乙14:3「当たる訳ないなのですー」
乙14:4「来てみろーなのですー!」
レ級少佐「おう、行ってやろうじゃぁないか...」
イ級少尉「いっくぜぇー!」
一瞬の動きで敵艦三隻に近づく。
乙14:345「「「なのです!?」」」
イ級少尉「くらぇーー!」
シュドン!
完全に直撃コース
乙14:4「む、無理なのですぅ!避けれないなのですぅ!」
ドォーン!
水柱が上がり、乙14:345は退場した
乙14:1「なんだと...なのです」
乙14:6「なんだぁの速さは...なのです」
レ級少佐「なのですなのです、うるさいな」
イ級少尉「なのですって、そんなに言いたいんかぁ~?」
乙14:2「なのです...!」
レ級少佐「じゃあ、終わりにしようか」
イ級少尉「おー。終わりにするかー?少佐ぁ~」
乙14:1「や、やられる前にやるなのです!」
シュドン!
乙14:2「なのです!なのです!」
イ級少尉「ほらよっと」
避ける。
乙14:6「よ、避けるななのですぅ!」
レ級少佐「お前らこそな...」
イ級少尉「終わりだぁぁぁ~!」
シュドン!
乙14:126「な、なのですぅぅぅ!」
ドォーン!
避けられずに轟沈した。
イ級少尉「うぅぅぅー、いぇーい!やったなぁ!少佐ぁ」
レ級少佐「...流石だ。心底驚かされたよ...なんともかわいいやつだ」
イ級少尉「はぁ~。少佐ぁぁー♪」
レ級少佐「うぉ!?だ、抱き付くんじゃぁない!」
リ級「おぉ~、なんだぁ。俺も混ぜろ~」
レ級少佐「う、うわぁぁ!?」
私は散々な目に会いつつもイ級は変化を遂げたのだった。
変化を遂げたイ級少尉。そして向かうは司令本部。そこには何が待ち受けるのだろうか.....
キィン!
カチッ....
???「....ふーっ」
???「あと数時間と言うところでしょうか...」
???「ふ...レ級少佐ねぇ...どんな奴か楽しみだ....」