楽園の悪鬼   作:我輩=メイじゃもん

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15.その名がもつ〝D〟の意味は……〈“D”efault(デフォルト);人の話を聞かねぇ〉

 ふと。だれかの見聞色の覇気が、私にぶつかってくるのがわかった。ソナーのように放たれた、弱くうすい覇気。

 常人ならば気づきもしないだろう、そよ風よりも微かな圧。ただし覇気使いには、はっきりそれと分かる。

 

 呼応するように、砂漠を走る舟が速度をおとし、カーブを描いて止まる。まきあげられた砂塵が落ち着くより前に、私は地上へおりていった。

 

 舟というより、サーフボードのような形の板である。

 ぶつぎりになった後ろの部分に、ひょろりとマストが立っており、その左右には幅広の、黒いタイヤが付いている。タイヤだよなあれ、どう見ても。

 

 この世界のタイヤは、高い。この世界には石油がないため、人工の合成ゴムがつくれないのだ。当然、タイヤのゴムも、天然ゴムから作られることとなり、数は少ない。

 珍しいもん使ってんな。

 

 サーフボードのような舟体は、ショッキングなイエロー。海にでれば、日差しを反射する波のおかげで、意外と目立たぬ色である。

 中央にはミゾのような部分があった。どうも、そのミゾに〝悪魔の実の能力〟をこめることで、推進力としているらしい。

 

 乗り手の男がもつ、悪魔の実の能力は、〝火〟。

 ガソリンにも劣らぬその爆発力は、どの海でも舟を風のように進ませるはずだ。

 

 テンガロンハットを軽く押さえ、男は、黒いブーツで砂地を踏んだ。

「………おれを追いかけてくるとすれば…………お前だと思ってた………」

 

 黒い半ズボンに、むきだしの上半身。きたえあげられた男の体に、夏島の日が濃い影をつくる。

「久しぶりだな、マジェルカ。………狩人、とは、あまり呼ばれてねェんだろ、今は。楽園の悪鬼だっけな……」

 ギロリと、私を見すえる男の目。

 

「おれも自己紹介をやりなおす必要がある。スペード海賊団船長、改め………白ひげ海賊団、二番隊隊長、ポートガス・D・エースだ………!」

 

 三年前になる。グランドラインへやってきた、新人海賊〈ルーキー〉の中の一人がこの男だった。

 あの頃はまだあどけないような顔をして、希少なロギア系・悪魔の実の能力をあやつり、この海を通り過ぎていった。

 きつい目つきも、そばかすの浮いた頬も変わっていない。

 

 ただし、その体つきは一回り大きくなり、まとう気配は強大になった。あの頃とは比べ物にもならない。

 なにより。

 目の奥が、ちがう。底知れぬ深海を宿したかのような、海の男の目になっている。

 

 己の海賊団を解散させ、〝白ヒゲ〟の一員となったせいなのか。ただ単純に、この海にもう三年近くいるからか。はたまた、生まれ持った素質か。

 エースは今、大海賊の最高幹部らしい、威風さえ放つ。

 

「ああ、知ってる。久しぶり」

「おれの方でも聞いてるぜ。ウチの〝オヤジ〟とマジェルカは、飲み友達なんだってな」

「それならもう、見当ついてるかもしれねぇが……。私はあんたと」

「ああ、わかってる………………オヤジに頼まれ、おれを止めに来たんだろう………」

「……んっ? ちがう」

「ウチのオヤジが過保護で悪ィな。お前にまで迷惑かけちまって」

「……いや、あのな? エース、私が頼まれたのは」

「だがオヤジが、おれを止めなきゃならねェと思うように、〝息子〟のおれにも、止まれねェ理由がある……!」

 

 いやな雲行きだ。かすかにうつむくエースの様子に、三年前の記憶がよみがえる。

 

 エースは、チキュウのマンガ〝ONE PIECE〟の登場人物だ。そして、ストーリーの要となる重要人物の一人でもある。

 こいつがグランドラインに来たら、一度は直接、顔を見に行こう。たしかにそう思っていたが、私から会いにいったわけではない。

 三年前、エース率いるスペード海賊団が、たまたま、私のいる島に上陸してきたのだ。

 

「悪ィが、マジェルカ。引いてくれ」

 メラリ。

 エースの体が燃え上がる。悪魔の実の能力だ。

 肩からたちのぼった灼熱は、昼の砂漠では蜃気楼のように、ゆらめいて見える。足元の砂は、高温にとかされて、ガラスのように透きとおってゆく。

 エースは言った。

 

「お前が強いのは知ってる。あの頃は覇気ってモンを知らなかったが………覇気使いなんだろ? だが、おれも今は覇気使い、強くなった」

「ああ、うん、そうだろうな、そりゃわかるが、」

「おれは引けねェ。女をいたぶる趣味はねェが、お前だけは例外だ。容赦しねェぜ……!」

「ああ、うん、それはいいんだが、待てって、お前ちょっと誤解してるぜ? まず私の話を」

「お前がどかねェなら、力尽くでも! お前を倒して、先へ行く………!」

 

 ドォン!

 と、炎がはぜだ。

 爆発にふきとばされて、私の体が浮く。弾丸のように飛び散る砂と、すべてを食い尽くさんとするる炎。

 直視できないまばゆさの中から、ひときわ熱い拳がとびだしてきた。

 

「火拳!」

 エースの代名詞、燃える拳を相手にぶちこむ技だ。それは余波だけで、辺り一帯を焦がし尽くす拳。

 威力は、三年前の数十倍か?

「なんだよっ!」

 たった三年でこんなに強くなってんのかよ! ふざけんな! 私が一体何年かけて強くなって来たと思ってやがる!

 

 空を走っていた時からすでに、全身を覇気で強化してある。

 イメージでコントロールするのだ。己のシルエットは、どこからどこまでなのか。

 無意識に〝己の一部〟だと判断したものは、肉体と一緒に強化できる。

 

 いつもおなじ髪型の毛先や、いつも身につけている、ナイフとナイフケースなども、己の体の一部とみなして、覇気で強化してあった。リュックはとっさに遠く向こうへ放り投げてある。

 熱いことは熱いものの、耐えられないほどじゃない。

 

 ただ。

 女将さんからもらった上掛け! 覇気で強化すんの、忘れた!

 ヒラヒラゆれる薄手の上着は、ジリッと音をたてることもなく、燃やし尽くされ、消失する。

 

「おーいーぃぃいっ!」 てめぇやりやがったな!?

 思わず、拳を握った。

 下からとんでくるエースの拳に、右フックを合わせる。

 

 カァンッ………! と妙な音をはっし、私とエースの拳がぶつかる。一拍おいて、ピキリと、空間のヒビ割れみてぇに炎が走り、消しとぶ。

 エースは後方にふきとんだ。私はくるりと一回転し、砂地におりる。

 

「もっ、もっ、もっ、もう、なんでこれ、なんで燃やしたああああ! エーーーーーーースぅうう!」

 女将さんからもらったのに! 女将さんがわざわざ私を心配して持たせてくれたもんなのに!

 

 そうなのだ。

 三年前、エースと私の出会いは、エースからの襲撃によるものだった。

 こいつ。

 海を眺めてただけの私のことを、スペード海賊団をねらっている賞金稼ぎとカンチガイして、いきなり襲いかかってきたのである。

 ちがうって何度言っても聞かねぇから、しょうがねぇから、倒して踏んづけて言い聞かせたんだよ最終的に!

 

 悪い奴ではない。人の話をまったく聞かないわけでもない。

 最後は自分のカンチガイを認め、謝罪して、私にメシまでおごってくれた。悪いやつではないのである。

 

 ただ、最初は、人の話を聞かないのだった。変わってねぇな。

 そこが一番、変わっててほしかったんだけどな……!?

 

「火銃!」

 ヒガン、とエースは叫んだ。まだふきとばされている最中の体で、火の玉を放ってくる。速い。

 銃身のようにピンとのばされた二本の指から、飛び出してくる紅蓮の弾丸。

 

 左手でナイフを抜く。火の弾頭を切り潰しつつ、呼吸を整えた。

 落ち着け、私。エースとケンカしに来たわけじゃねぇんだから。

 しかしその間に、エースはもう1つの技を使っていたらしい。

 

 私をとりかこむように、あたり一面にポツポツと浮かぶ、幻のような小さなゆらぎ。

 この日差しの中では見えにくいが、おそらく、速度の遅い火の玉だろう。

 

「蛍火……火達磨ァ!」

 ようやく着地したエースが、ぐっと、突き出した手を握りこむ。

 私の周囲に浮かんだ火の玉が、突然、動きだした。加速したその行き先は、私の体。

 火達磨か。イヤな技名だ。

 

 人の体は燃えにくい。生木とおなじく、水分が多いためだ。体に火がぶつかって、死ぬほどの火傷を負うことはあれど、生きた人間自体が燃えることは稀である。

 

 火達磨にするための技ならば、ただ火の玉をぶつけるだけではないだろう。爆発するか、体にへばりつくか。どちらにせよ、これを受けるとやばい気がする。

 

 すばやくナイフをしまうと共に、足へぐっと力を込めて、砂を蹴る。全力で走り出した衝撃が、砂地にクレーターをつくり、はるか地中の岩盤をゆらす。

 背後の〝火達磨〟をおきざりにして、エースへと肉薄した。

「なにっ……!?」

 寸前、足をとめて、ブレーキをかける。殺すつもりも、大怪我をさせるつもりもないのだから、走りこんだ勢いは消さねばなるまい。

 砂をズザザと押しのけながら、すべる足。その余波にのせて、男の腹に、右フックをぶちこむ。

 

 エースは咄嗟に、身を丸まらせ、ガードをとった。あげた両腕さえぶち抜いて、私の拳が腹を打つ。

 ヒュオン、と辺りに飛んでいったのは、衝撃の余波。

 意識がぐらついたのだろう。エースの気配が、一瞬ゆらいだ。

 

 覇気をまとった私の拳は、炎そのものにもなれるエースの肉体を、逃さずとらえることができる。

 

 おれまがったエースの腹へ入り込む形となった私に、エースが肘をふりおろしてきた。背中の筋肉にクリーンヒットだ。

 衝撃は大気をゆらし、爆風のようなものを生む。

 エースの方も、覇気をまとった一撃である。重い。……いってぇなクソ……!

 

 私はエースからはなれることなく、ほんの少し、左へずれた。さきほどの右フックの衝撃で、エースの足は浮いている。

 あとは背中へそっくりそのまま、肘打ちをお返しすれば、エースは地面に倒れこむしかない。

「……っ!」

 しかしさすがに、すんなりヤられるつもりはないらしい。

 エースは体を炎にかえた。

 

 ブワリと巻き上がる熱風。この肌をなぶる炎。

 ただでさえ乾ききった砂が持つ、なけなしの水分さえ、ジュワ、と蒸発させる火の塊。

 しかしまだ耐えられる。

 すでにモーションをはじめていた私の肘は、奴をとらえた。

 

 お返しだ!

 思いっきり、炎に突き立てた肘。

 

 ドォン、と、大岩でも砕いたかのような、打撃音。

 

「ぐっ………! 火砲っ!」

 炎がぐわりと形を変え、ふたたび現れたエースの体は、いつのまにか体の向きをかえていたらしい、仰向けだ。

 覇気をまとった私の肘は、男の背中ではなく、みぞおちへ、キレイに入った。

 

 息を詰めたエースは、しかし止まることなくその手を伸ばし、私の顔面をガシリと掴む。

 今、ヒホウ、と言ったのか。

 技の名だろう。悲報? 秘宝? いや、考えているヒマはない。

 

 本能がゾクリと震えたのだ。どんな技かわからない。それでも、わかる。

 エースは手のひらから何かをだすつもりだ。

 それをこの近距離で、顔に受けたら、私であっても死ぬ。

 

「ふふふ……!」知らずと、口角があがってしまう。エースの握力はすざまじい。気を抜けば頭蓋骨が歪みそうだ。

 なんだ。ほんとに強くなってるじゃん、こいつ。

 

 手加減、遠慮はいらないようだ。俄然やる気がでてきてしまって、私の体のキレが増す。

 

 トトっ、と、短いジャブをはなった。肘が伸びていないからフックと呼ぶべきなのだろうか。

 狙いは、エースの手首の裏。

 私の顔をつかんでいた親指から、小指から、かすかに力が抜ける。

 

 おなじように、エースの肘を下から打つ。ロギア系能力者といえども、ファニーボーンは健在らしい。エースの指が力をうしなう。

 

 そんなエースの手のひらに、ぐっと頭をおしつけながら、本命。

 ちかづいたエースの腕の付け根へ、下からの左フック。エースの腕ははじかれて、上に上がる。

 

 エースが技を発動させてから、その技が現れるまでの、カンマ数秒でおわった動きだ。天を向いてしまったエースの手から、もはや雷のような熱量をもつ、火の柱があがった。

 

 反応が早い。外したとわかるや否や、火柱を消したエースは、あえて自分から地面におちてゆく。

 バク転でもするように、後ろ手を先に砂地へつけ、のびあがるような蹴りをはなった。

 ボウ、と炎にかわる、その足の黒いブーツ。

 

 悪魔の実の能力も、覇気とおなじように、イメージが発動のカギとなるらしい。

 

 私は、自分の体を覇気で強化しようとすると、ナイフやナイフケースをも強化してしまう。いつも身につけているものを、己の一部とみなしているためだ。

 おかげで〝とっさに自分の体だけは覇気で守ったけれど、服や武器は守り忘れた〟ということが起こらない。

 

 世の強者たちが、髪型や服装をいつもおなじものにしているのも、ここに理由がある。

 

 マルコもそう、クロコダイルもそう。

 悪魔の実の能力者は、いつも身につけている物を己の一部とみなすことができれば、それらに能力の効果を付与できる。

 

 このおかげで、マルコは鳥の姿となっても、服をおきざりにすることはない。おなじく鳥から人の姿にもどっても、裸になってしまうこともない。

 クロコダイルが一度、砂になってから人の姿に戻ろうとも、モハモハのファーコートを着た状態であらわれるのは、あのコートを〝己の一部〟とみなしているためである。

 

 物理的に、どこまでが自分の肉体なのか、ではないのだった。〝本人が、己のシルエットを、どうイメージしているか〟が、能力の効果範囲をきめる。

 

 エースの帽子も、ズボンも、靴も、首にさげられた赤玉のネックレスも。

 エースのイメージする〝己の一部〟であるらしい。

 

 エースの放った蹴りの先端、黒いブーツはエースの肉体と同様に、エースの意思のままにうごめく炎となって、私にせまる。

 

 今日はヘビの日なのかもしれない。のびあがった炎は、ヘビの姿を形どり、私の頭を吞み込もうとする。

 

 右足をあげ、蛇を、横から蹴る。一瞬足に巻きついた炎の蛇は、しかし、風圧に耐えきれず霧散する。

 蹴りの余波が砂漠をはしり、金色の砂地を割っていく。

 

 そのままくるりと回りつつ、しゃがみ込み、軸足をかえる。地に手をついて、砂を舐めるように低く低く、薙いだ左足のかかと。

 

 その蹴りは、エースが地についた左手首を、弾く。巻き起こった砂塵は、私たちのための土俵を作るかのように、弧をえがいて立ち昇る。

 

 バランスを崩したエースは、ムリやり体をひねり、私と距離を取ろうとした。片手のみで、飛び退ろうというのだろう。

 

 私は地を踏みしめ、エースへ迫る。急加速した肉体を追いかけてくるかのように、ボォン、と背後で砂地が唸る。

 

 炎になろうとしているらしい。陽炎のように揺らめきだしたエースの、黒い半ズボンを片手で掴んだ。

 逃がさねぇぞ。

 

 覇気をまとったフックをはなつ。

 まだ宙に伸びあがったままの、エースの脇腹、すこし背中側。

 

 エースも私の狙いに気づいたらしい。ガードがわりに、武装色の覇気の応用である、〈武装色硬化〉で背中をおおった。まるで黒鉄のように黒光りしたその部分へと、私の拳がはいる。

 

 カキィィイッン……………!

 

「…………ッ…………!」

 

 レバーブロー。肝臓に衝撃を加えるこの打撃は、まじで、強いやつにしかやっちゃいけない。

 呼吸や心臓のうごきなど、生きるための機能をフルオートで行うための神経、自律神経系に後遺症を与える可能性があるからだ。

 とっさに覇気でガードしたエースですら、呼吸を失っている。ただしこいつのスタミナを考えれば、スキが長くは続かないはず。

 

 生まれた風圧が、ブオっ、と、一拍遅れて天へ上がる。

 トサ、と砂に落ちたエースの体へ、すかさず右足をのせた。一瞬とはいえ、エースが気絶したのは好都合。その体の首から下に、私の覇気をゆっくりとながしこむ。

 

 生物のもつ覇気は、他の生物の覇気と、反発しあう。

 しかしなぜだか意識をうしなっている生物には、その反発が発生しない。

 

 反発をぶちやぶり、急激に、他の生物の覇気を流しこまれると、生物は気絶する。

 しかしゆっくりと覇気を流し込まれた場合は、気絶せず、ただ身動きがとれなくなる。

 

 さすが、四皇の大幹部である。エースが気絶していたのは、たったの1秒たらず。

 ただしその1秒のあいだに、私の覇気はエースの首から下を制覇し、その身動きを封じていた。

 

「うっ……ごっ……! かねぇ……!」

 首紐のついたテンガロンハットを、枕のように下敷きにし、エースは顔をゆがめる。

「おれに………なにを………したっ…………!?」

「さぁな。だが、わかるだろう? お前は倒れ、私はお前に足を乗せてる。これは………私の勝ちだな」

 

 ニヤリと笑って言ってやっても、エースの目から闘志は消えない。私は思わず、声を出して笑った。

 

「たのしかったよ! 本当にあんた、強くなってんな! やっぱケンカは、こうじゃなくっちゃ!」

 男の呼吸はまだ乱れている。エースは絞り出すように言う。

「……おれを、止める……つもりならっ……! おれを殺せ………! 負けを、認めて……すんなり、後半に、帰るほど……ヤワな覚悟でっ……ここにいるわけじゃねェ………!」

 

 ……あ。そうでした。本題はその件でした。

 

 どこまでも砂漠である。はるかひろがる砂の海を、からっ風がなでていく。ケンカの余波で焦げた砂地は、またたくまに砂に呑まれて、元の金色に戻っていった。

 

 吹き飛ばされた拍子に、ロープが切れたらしい。エースの乗っていた妙な形の小舟は、むこうの方で、勝手に帆をひろげている。

 黒地の布いっぱいに描かれているのは、白いドクロ。

 逆さ三日月のヒゲを生やして不敵に笑う、あのジョリー・ロジャーは、白ヒゲの象徴だ。

 

「…………私は、あんたを止めにきたわけじゃない。エース。あんたと話をしにきた」

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