4月〃日
学校がおわった後、はんちゃんが見つけた洞窟へ行ったよ。歩いたら遠い場所に会ったけど飛べる僕がはんちゃんを運んで向かった。飛んでるときはヴェヌスが見えなくなる魔法と気付かれない魔法の2つを使ってバレなかった。そうやって到着した洞窟はちょっと肌寒いけどヴェヌスに取ってはちょうど良いらしい。
すぐに開花する場所にする準備を始める。バレないように、洞窟を壊さないようにする為の魔法を組み上げ始める。簡単に言えば結界を張る、って事らしい。改めて魔法だなぁって思ったよ。その間、はんちゃんは天井にぶら下がって待っててくれたよ。
作業して太陽が沈みかけた頃でヴェヌスは作業を終えた。邪魔をされたくないから凄く念入りにするから何日かかけてするらしい。その間、魔法の練習をどうするのか聞いてみると結果を作っているのも僕の体だから優先していた体作りは十分に出来てるって。なら安心だね。
でも今日の晩ご飯、おじさん失敗してたみたいで酸っぱかった。
4月‘日
今日も洞窟で結界を念入りに張る作業。はんちゃんは外に出てカキィン、カキィンって音を鳴らしてた。何でもクナイの練習をしてるそうだよ。そうして今日の分も終わって後はいつも通りの1日で、終わらなかったよ。
そろそろこの日記を書こうとしたら地震の揺れを感じた。すぐにケータイで地震速報を確認しようとしたらヴェヌスがこれは次元震って教えてくれた。なんでも他のジュエルシードが刺激されて起きたらしい。しばらく揺れは続いたけどすぐに落ち着いた。どうやら回収してるどっちか、高町なのはちゃんか金髪の女の子が封印したみたいだ。
4月♭日
昨日の次元震の事をはんちゃんに教えた。リンカーコアがないからただの地震だと思ってたそうだ。ただリンカーコアがあっても知識があってセンサーのような物がないとわからない物だから気にしなくて良いと思う。そんな話をしてるとヴェヌスがはんちゃんに今日から回収している2人の様子を見てきて欲しいって言った。次元震が起きたって事は時空管理局が出てくる可能性が出てきたから、開花するための邪魔にならない為に対策を打ちたいらしい。はんちゃんは返事2つで引き受けてくれた。何が起こるかわからないから1日ごと次の日に教えてくれることになった。
なので今日ははんちゃんがいない作業となった。基礎は出来たから残りは本格的な結界を張る作業になる。ヴェヌスが作業しているけどこの数日で
それにして明日、はんちゃんから何が聞けるか楽しみだなぁ。
4月♭日・夕方
今日からジュエルシード争奪戦。その競争相手同士である少女たちの戦いをこれから眺めようとした阪奈は今の光景に眉を顰めていた。
「まさか昨日今日で出てくるとは、次元震が起こるまで傍観者でいたのでござるか?」
結界を通すゴーグル、の前に指で作った輪っかの奥を覗きながらその先に見える光景は今まさに2人の少女が衝突する所で止めた少年の姿だった。
(さて、これでヴェヌス殿が言っていた3つの勢力がそろったと言う事でござるが、どうせ高町なのはは管理局に取り込まれるでござるな)
阪奈はまだ10歳の少女だが、忍者の修行として策略や謀略などの勉強をしてきたのでおおよそ先読みが出来る。
(対し、あの金髪の女子は厳しくなるでござるな。彼女の勢力がジュエルシードを横取りしている立場でござるからな。あ、逃亡し始めたでござる)
その少女と、彼女の仲間らしき犬耳を生やした女性が逃亡する姿が見えるが阪奈はそれを見て自分のここから離れ始めた。肉眼で見えたとしても声とかが拾える訳ではないため、これ以上は無意味と判断したからだ。
「管理局の事は明日忠殿に聞いてみるでござるか。せめてこちら側に顔を向けてたなら口の動きが見えたのでござるが……」
まさか読心術も使えるようだ。この少女、10歳にして魔法も使えないのに万能すぎである。
なんで阪奈はこんなにチートの塊かって?
魔力ゼロでも魔導師と戦えそうなキャラを出したかったから。あと忍者に夢を持ってるから。