大荒魂になった………ハハッ、オワタorz 作:その辺のおっさん
思い出したので初投稿です
『ァ、アイエエエエエエ!!コガラスマル!?コガラスマルナンデェ!!??』
「クッ…………!」
「「「「チッ」」」」
御前試合決勝と同時に、切りかかってきた大和平野に、半泣きで、咄嗟に反応し、防ぐ
…………うん、オートガードって便利だね!!てか、俺の近くと後ろから小さく舌打ちが4つ聞こえたんだけど!?おかしいな?気の所為?
「(気の所為だ)」
『(コイツ………直接脳内に…………)』
同化しちゃってるから出来るんだけど、取り敢えず、お約束の反応返していたら、原作通り、剣道狂いが大和平野連れて逃げていく
……………って、嘘ぉ!!?大和平野さんのお父さん死んでないやん!何ならマミーめっちゃ元気やん!なんで!原作通りなんや!どういうこっちゃ工藤!!
などと現実逃避をしているばやいではない!、このままいけば
逃避行→舞草合流→大荒魂ブッコロ!
………………………ワシ死ぬぅ!!!!死んじゃう!原作通りにロリ、ツンデレ、無気力に別れちゃうのぉぉぉぉ!!
しかも、今の美濃関と平城の学長はアレよ!?剣道狂いと大和平野のお母様よ、高津のおばちゃん(失礼)が呼び出した瞬間にスッパリの可能性もあるやんけ!
え、詰んでないこれ?
────というわけで
『キ○グクリムゾン!!』
「どうした急に?」
はい、というわけで折神家の執務室で大和平野さんと剣術お馬鹿を逃がしたという報告を貰ってます
うん………まあ、知ってた(諦観)
こうなったら、親二人に自分が人畜無害だということを説明して…………
え?事情聴取には美濃関と平城の学長は諸事情で来てないから副学長が来るって?
…………アッレーーーー?おかしいなぁ!?原作だとヒステリックおばさんこと高津学長が学長相手にpuiui言ってたはずなんだけどなあーーーーー!?
え?何!?原作通りかと思たらここは中途半端な原作ってどういうことよ!?責任者出てこい!!
オウ!!大○府警じゃ!!さっさと出てこんかい!!オラァ!!
「五月蠅いっ!!」
『酷いっ!?』
Sideヒスおば&副学長×2
「嘘でしょう………」
「雪那、いくらなんでもそれは…」
美濃関学院副学長の羽島江麻、平城学館副学長の五條いろはの2名は、誰もいない部屋で向かい合って座っている鎌府学院学長高津雪那からの報告に困惑していた
「はい……信じられないでしょうけど、それが今の大荒魂……なんです」
「「えぇ………」」
思わず2人が何とも言えないような声を出してしまうのも無理はないだろう
別室に通され、険しい顔の高津雪那の口から出たのは、20年前、『相模湾大災厄』として自分達特務隊が相対した怪物とはかけ離れた姿
高津雪那曰く『アレは紫様の執務室で何処からか持って来たカップ焼きそばを頬張り、親衛隊(特に結芽)とゲームに興じ、折神家の資金で天井まで課金するわの自堕落生活をしている』とのことであり
20年前の事件についても『気付いたらそこにいた。チ○コ斬られて悶絶してあまりの痛みにのたうち回ってた』とケタケタ笑いながら言い
挙句の果てに『15年間表に出てこなかった理由?そんなの簡単よ・…………寝てた!!(ドンッ!)』などと抜かしたというのだ
「こんなの………こんなこと朱音様や藤原先輩、十条先輩に言えるわけないじゃない!」
「「‥…………」」
ワッ!と半分涙声で机に突っ伏して叫んだ高津雪那に優しく包容力の塊のような羽島江麻もはんなりとした五條いろはもかける言葉が見当たらず、何とも言えない空気が漂っていた
***
なお、その数日後の折神家執務室
「ひーまー!暇だよー。大荒魂ーー」
『そう言いながら我がスぺパブブぼでーを引っ張るのを止めなさいよツバクロ―』
「ぶー」
執務室のソファーに寝っ転がる結芽と、彼女になされるがままの大荒魂がダラダラと過ごしていた
「それにしてもさー、大荒魂何日か慌ててたのにもういいの?」
『んー?いや、もうなるようになるかなって諦めた』
「何それー?あーあ、真希お姉さん達、今頃何してるのかなー?」
『・………ドヤ顔しながら「山狩りだッ!!」って叫んでるよ』
「アハハッ!何それー?変なのー」
『(事実なんだよなあ)』
旧特務隊2人が鎌府と綾小路の学長と同じように折神朱音に何と伝えようかと悩んでいることなぞ知らずに、大荒魂は自由に今日もダラダラと平和に過ごしていた
「クシュン!………?風邪かな?」
いや、これの更新忘れてたわけじゃないっすよ………忙しかったんや・…………