大荒魂になった………ハハッ、オワタorz 作:その辺のおっさん
え?前回書いてからはや4年以上⋯⋯⋯嘘だ、僕を騙そうとしている
「だーかーらー!埋めるの止めてー!!」
『ぉぉん?んじゃ掴んでっと』
「あっ!ヤダっ!離して!はーなーしーてー!!」
『ポイっと』
「あっ、あっ、あーーー!負けたぁ!?もう一回!もう一回!!」
『なぁんだよ?ツバクロー?もう5回目だぞぉ?「私強いもん」って言ってたの誰かなぁ?』
「んぎぎぎぎ⋯⋯⋯⋯!」
え?お前何してんのって?⋯⋯⋯折紙紫の執務室で巨大モニター使いながらスマ◯ラしてますが何か?
原作主人公陣営キャラとのファーストコンタクト失敗から翌日、暇だ暇だと言っているツバクローと「んじゃゲームでもしようぜ」と◯mazonで買ったゲームを見せてはや数十分、最初は接待していたが、調子に乗ったツバクローをボコボコにしているのだ
あん?ゲーム本体とソフトの購入金の出どころ?そら折紙紫のポケットマネーよ、当たり前だよなぁ?
「むー!」
『ねぇねぇ、今どんな気持ち?今どんな気持ち?』
「大荒魂性格悪ーぃ!」
『対戦ゲーはそんなもんさ!』
そんな事をしていたらツバクローのポケットの携帯のバイブ音が響き、ツバクローは渋々といった様子で通話に出る
「はーい、⋯⋯⋯⋯、りょーかーい」
『なぁん?』
「んー?なんか『舞草』ってのがアタシ達と対立してるからその会議だってー」
『あっ⋯⋯⋯(察し)んじゃ、コレやるわ』
大体の時系列を察し、執務室の机に乗って紙に書いて、ツバクローに渡す
「何これ?」
『舞草の本拠のおおよその場所の住所』
「何でわかるの!?」
『アンプルってさ、俺から取り出してるノロの一部ってわけさ、だから探そうと思えば逆探出来るわけさ』
「え、それってストー」
『ちゃうわ!!普段はプライベート重視だわ!』
「ほんとぉ?」
『ほんとぉ!!』
何だろう?せっかく手伝ったのに信頼度がガタ落ちした感じがするぞ?
「⋯⋯⋯これ持っていったら紫様褒めてくれる?」
「たぶん、きっと、メイビー」
「じゃ、持ってこー」
そう言ってメモ紙持って会議に行ったらツバクローを見送ってからふと思いついた
「⋯⋯⋯あれ?ツバクローの両親ってどうなんだったっけ?」
※※※
「⋯⋯⋯そんな事をお前に言うわけ無いだろう」
『冷たくない!?ねぇねぇ紫ちゃんよぉ、もうちょっとさぁ、コミュ取ろうよぉ?もう5年よ?5年、ちっとは信頼してくれたって⋯⋯⋯』
てなわけで、脳内会話in折紙紫初めるよーっと思いきや相も変わらずこの一心同体、俺に対して冷たいのだ、俺は悲しい、辛い、耐えられない
「親衛隊は皆、お前を舐めて油断している、だが⋯⋯⋯私から見ればお前は20年前、未曾有の被害を与えた大荒魂だ」
『えぇ⋯⋯⋯だから前にも言ったじゃん、あの時は意識無くて意識目覚めたのがあの時だって』
「それを私に信じろと?」
『YES!YES!YES!』
「⋯⋯⋯」
何だぁ!その「その態度が信用出来ないんだよなぁ」みたいな目はぁ!!
「⋯⋯⋯あの子のご両親は結芽を溺愛していた───それ故にあの子の衰弱した姿を見ていられなくなった」
『⋯⋯⋯(あれ?)』
「次第に母親は精神を病み入院、父親も現在似た状況らしい」
『(そ、想像以上に重かったぁぁぁあああ!!アニメでソコまで描写なかったから知らなかったわぁ!!え?何?アプリゲーであったん!?この話!?)』
「これで話は終わりだ、2度とこの話をするなよ」
『オゥイエー⋯⋯⋯』
※※※
side舞草
これからの未来を担う若き刀使達に、20年前の真実、折紙家の現状、これからどう動くのか⋯⋯⋯そして無茶をした2人の娘にちょっとした説教をしてから、折紙朱音、十条篝、衛藤美奈都の3人はある一室に集まっていた
⋯⋯⋯が、3人の表情は先ほどと違い憂いをおびていた
「朱音様⋯⋯やはり大荒魂は」
「はい、柳瀬さんと糸見さんが実際に遭遇した話、間違いなく大荒魂は力を取りた戻し、とうとう表にまで」
「くっ⋯⋯⋯」
今までは折紙紫とその付近にしか現れなかった大荒魂が遂に外へと現れ、刀使に接触したのである
⋯⋯⋯実際は彼女達が知らないだけで、アレは燕結芽の病室に出てきたりしているのだが
「しかも悍ましい気配を出しながら軽い口調で緊張を和らげようとしてきたか⋯⋯⋯姑息だな、柳瀬は賢いから騙されなかったが⋯⋯⋯」
衛藤美奈都が腕を組みながら大荒魂と接触した2人から聞いた報告を思い出し、「卑劣な」と吐き捨てる
「ええ、恐らく大荒魂はそうやって我々の警戒を解く腹づもりなのでしょう」
「あの時はただ暴れる獣だったのに⋯⋯⋯この20年で知恵を付けたということでしょうか」
十条篝の言葉に2人の顔が僅かに険しくなる
「とにかく、もし大荒魂との決戦の際には若き刀使達が騙されないように我々でフォローしましょう」
「「はい」」
姉を、そして大切な友達を大荒魂の魔の手から助けることを改めて3人は確認する
─────決戦は近い
side OUT
※※※
「と、いうわけだから今から『舞草』の本部に行くよ!」
「⋯⋯⋯ぱーどぅん?」
は?え?会議から帰ってきたかと思ったら突然何言ってんのよこの子は?
「紫様から『舞草』の討伐任務をお願いされたんだー、でも親衛隊は別件があるらしくてだーれも来てくれないんだってー」
「おかのした⋯⋯⋯でも何で俺?」
「大荒魂に私の凄いところ見せてあげる!」
「わー、いい笑顔⋯⋯⋯」
さっきの話聞いてこんな事言われちゃあねぇ⋯⋯⋯
「しょうがないにゃあ⋯⋯⋯行くかぁ!『舞草』本部!!」
「おー!」
ついでにこの前失敗した『大荒魂危なくないよ作戦』をもう一回やってみますかぁ!!(ヤケクソ)
「じゃ、今から出発!!」
「え?今!?」
「そうだよ、ヘリ用意してくれるって紫様が」
え?マジ?前世でも今世でも乗ったことないだが!?
ちょっ、まっ、あっ、引っ張らないで!?あっ、あ⋯⋯⋯⋯⋯ア゛ァ゛ッーーーーーーーーー!?
親に捨てられたと感じている少女から見ればこのスライムのような存在は自分の事をよく見てくれる気のいい近所の兄ちゃん的なポジションなのだ、そしてそんなに危険ではないことを『誰か』にも知ってほしいのである
⋯⋯⋯⋯いや!何か良いように言ってるけど、ただ単に舐められてるだけじゃねぇかぁ!!
By大荒魂(転生者)
次回 紫さぁん!僕は今舞草本部上空にいまぁす!
はい、なるべく早くには書きます⋯⋯⋯⋯