Fate/Serment de victoire   作:マルシュバレー

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今回はステータス確認回なのです。
オリジナルスキルとか宝具とか普通に出してますけどいいですよね。
SNとかで普通に5つくらいスキル持ってるやつとかいるからいいですよね(懇願)


9話 一日目:辺り一面に武器刺さってる場所とかないかな

平和な時間もすぐ終わり、今は二人そろって俺の部屋にいる。

明日からの戦いに備え、事前準備というわけだ。

 

「・・・・・・パラメータは悪くないな」

 

我が家に代々伝わるマスター用の魔導書を眺め、マンドリカルドの能力を改めて把握しているところだ。

筋力B耐久B敏捷A魔力B幸運C宝具Aと非常に高水準。自分のことを弱小だとか底辺サーヴァントだとかのたまってた癖になんだこの優秀さは、下手な円卓の騎士クラスでもおかしくはないんじゃなかろうか。こんなのいい意味で詐欺だ。

 

「あ、いやその・・・・・・これは克親のおかげっすよ。ほんとなら俺は幸運がBの代わりに筋力と魔力がCのはずなんで」

 

「そうだったとしても十分に強いだろ」

 

そう言いながら俺は基礎ステータスの下に記されたクラス別能力の欄に視線を移す。

 

『対魔力C:魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。

騎乗B:大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。』

 

これ関してはまあまあな線をいっている。今回魔術的な絡め手を得意とするキャスターがいないので対魔力に関してはこの程度でいいし、騎乗Bもいざという時俺が10年前に買って全然乗ってないバイクとかで走ってもらえればよい。無免許とかそういう問題はさておいてだが。

 

「で、次が個別スキルか」

 

『九偉人の鎧A:ヘクトールの鎧を身につけていた、という逸話が昇華されたスキル。様々に付加されたヘクトールの逸話は、マンドリカルドの体を強靭なものへと変え、その圧倒的な伝説力により擬似的なカリスマ(味方全体の攻撃力上昇)を発揮する。

間際の一撃C:

ブリリアドーロの嘶きA:名馬ブリリアドーロを奪って乗りこなした、という逸話が昇華されたスキル。機動力、攻撃力、名声などが上昇。代償として敵に姿を捉えられやすくなる。また、このスキルによってCランク以下であれば魔獣でも強奪、乗りこなすことも可能。

抛棄の王B:冒険のため自らの持っていた王権を捨て去った、という逸話が昇華されたスキル。弱体効果を消し、体力を回復する。』

 

間際の一撃のみ説明が記載されていないのに疑問と少々の不安を覚えるが、他の3つは効果としてとてもよいもののように思える。基本1対1の先頭になるためスキル1の味方全体というのが腐ってしまうがそれを抜きにしてもいい。

デメリットとしてスキル3の注目されやすさ上昇だが、ゲリラ戦法でもない限りこれは問題ないと見てOK。

スキル4の状態異常解除と回復効果も強力で、呪い系への対策もとりやすい。

これに俺の強化魔術を掛け合わせれば単純な効果アップもできるだろうしかなり使い勝手がいい。

 

「普通に強いじゃないか」

 

「・・・・・・いやそんなでもないっすよ」

 

この期に及んでまだ謙遜すんのかとマンドリカルドの肩を小突いてやる。

知名度補正が見込めないのでどうなることかと悩んだが、これならなんとかなりそうで安心した。

 

 

「ライダーらしく宝具は多めの4つか・・・・・・んで第2宝具は不明、こいつに関しちゃ名前すら記載されてねえ」

 

「第2宝具に関しては俺もわからないんすよ。確か、どこかで一度解放した記録があったはずなんだがどうもわからなくて。条件も効果も全然覚えてないっつーか・・・・・・」

 

どうだったかなと頭を掻きながら思い出そうとしているマンドリカルドだが、頑張っても無理らしい。

本人すらわからないものは使えないし諦めるほかあるまい。何かの拍子に思い出して使えるようになってくれれば幸運としよう。

基本対人戦になるので主だって切り札で解放するのは第1宝具になるだろう。だがその効果が随分と尖っている。

 

『デュランダルを手に入れるまで剣を身につけぬ、と誓った伝説の具現化宝具。手にしているものがどんな武器であっても彼がかつて身につけた絶世剣と同等の切れ味を持つようになる。棍棒や刀など、どんな武器でもデュランダルと同じ扱い方で使うことができる。ただし、デュランダルの通常威力のみをコピーしているので耐久力は手にした武器のランクに準ずる(ほぼEランク)。壊れることのないデュランダルと同じ扱いを脆い武器でするため、この宝具を真名解放したら耐久性アップの魔術をかけていたとしてもほぼ必ず得物は力に耐えきれず崩壊する』

 

そこらへんに転がっているゴミでもなんでもデュランダルとして扱えるのは最高に強力なのだが、普通に使うだけでもかなり早い段階で劣化するし真名解放後絶対に壊れるという効果が随分厄介だ。

丸太とか粗大ゴミがそこらへんに転がっていたなら適当に掴んで殴打作戦ができるのだが、何もない場所で襲われたときこれの発動がかなりウィークポイントになる。そしてデュランダルの威力模倣も手にしているとき限定であり、投擲武器や射出武器などとは相性が悪い。あくまでも近接戦特化の宝具と考えるとアーチャーなどとどう戦うかが勝利の鍵になってきそうだ。

 

「俺が武器を魔術で小さくして持ち運んでおくっつうこともできなくはないけど・・・・・・それでも量には限度があるからなあ」

 

俺が取得している体積変化系魔術のレベルで考えるとストックできるのはせいぜい5つ。

それ以上となるとどうしても魔術に割くリソースが負担になるので使うのは避けておきたい。

家にある古臭い武器がなくなったとき調達できるかも怪しいからやりにくい。現代社会では銃刀法違反でそう簡単に武器が手に入れられないのだから。

竹刀や木刀ならまだ可能だとは思うけど。

 

「いざという時には素手で戦うっすよ」

 

「それはさすがに危険すぎる。ランサーやアーチャーなら懐に入れば仕留められる可能性があるかもしれない、けど相手が短剣などを持っていたとき返り討ちに遭う可能性がまあまああるだろ?間合いを詰めてこられたくないサーヴァントなら相手が自分の主武装で倒しにくい所に入って来たときの対策をしていないわけがない。遠距離や中距離で確実に殺せるっていう自信持ちは別だがな」

 

相手の攻撃をかいくぐっての突入自体はできるやもしれないが、それに注意を割いてしまってはカウンターへの反応がしにくくなるというもの。いくら敏捷Aとはいえそう簡単に特攻させてたまるものか。

 

「とにかく武器がなくなったら基本撤退する方がいい。ここで倒そうと躍起になって突っ込んでお前に死なれたら、マスターをなくしたサーヴァントと契約されないためっつって俺も始末されるからな。とにかく、よっぽどの事じゃなきゃ生存を優先しろ」

 

「うっす、了解っす」

 

この戦争の最終目的は誰よりも敵を殺害することでなく生き残ることなのだ。どれだけ相手を倒そうと死んでしまえば願いは叶えられないし根源への到達もできない。

というわけで基本はいのちだいじに&漁夫の利作戦だ。

マンドリカルドが戦闘不能になっても逃げられないときは俺も魔術礼装などでなんとか抵抗しつつ逃げる算段もつけておこう。

 

「まあ今日はこの辺で終わっとくか。俺は寝るまで少し研究してるから、なんか用があったら2階階段上ってすぐ右の研究室来いな」

 

魔導書を閉じて小脇に抱え、俺は椅子から立ち上がった。

聖杯戦争における暗黙の了解として日中での戦闘は人目につくためしてはいけないというものがある。

というわけで仕事が終わった後の帰り道辺りで襲撃されると予測し、夜用の礼装などを調整しておきたかったのだ。

階段を登りながら周囲に迷惑を掛けず相手を潰す方法を考える・・・・・・

こういった心理も絡んでくるゲームはあまり得意ではないが、やれるだけやってみよう。




今回召喚されたマンドリカルドくんはLB5での記録を断片的にうっすら持っているという設定です。
オリジナルスキルですが抛棄の王はFGOでいうところのほんのり強化版仕切り直しで、もしゲーム上で表現するなら自信の弱体解除&弱体無効(1ターン)&HP回復(小)ですね。

え、チート?()
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