Fate/Serment de victoire 作:マルシュバレー
これってサーヴァントのステータスやスキルとかが書いてある版みたいな奴別で上げてもいいんですが適切な場所が全くわからないっていう・・・・・・どうすりゃいいんだ・・・・・・
「結構他のところも情報出てきたし、ここで一回おさらいしておくか?」
「お前のところみたいにどんどん戦ってるわけでもないし戦闘面での情報提供は出来ないが・・・・・・マスターの方は結構洗えてる。特に山名住みの連中はアサシンのおかげでバッチリだ」
「助かる。箇条書きで書き並べるか・・・・・・客観的に見るために、俺らの情報も出せる分だけ書こう」
賛成と海が返答したので、俺はB5用紙とペンを持ってきてリビングの机に広げた。
関係者をことごとく書き出し人間関係も推測、繋がりのありそうなところは断ち切りに行こう。
「・・・・・・じゃ、一気に羅列していくぞ」
平尾克親、1995年生まれの25歳で173cm70kg(±α)の男性。召喚サーヴァントのクラスはライダー。
東山名第一高を卒業後、県立舞綱工業大に進学。現在南武HDの支社で営業部の平社員。
山名地区で最も長く続いてるとされる魔術師一家平尾家の七代目。令呪の位置は左手の甲で、使用回数は0。
研究分野は強化で、たいていの術は二~三節程の詠唱で発動が可能。基本支援特化の為いざという時、サーヴァントへダメージを通すことは難しい。
属性は火と地、回路はメインと3つのサブを合わせて105本。
コミュニケーション能力に自信がない、あと友達が少ない。
ライダー、平尾のサーヴァントで男性。セラヴィ・アムスールという通り名があり、基本戦闘以外の場面で使用される。マスターからはセラヴィとだけ呼ばれることが多い。表向きは一応23歳ということにしている。
真剣を帯びない特殊な騎士で、ライダークラスであるが騎乗する馬はめったに呼ばないというか呼べない。
宝具の特性上たいていのものは武器として使用が可能であり、場合によっては粗大ゴミで殴打する事でも攻撃ができる。
自称三流サーヴァントかつ店の店員にいつも頼むものを把握されただけで精神にダメージが入るような陰キャ系(戦闘時は少しばかり強気になる)。
司馬田海、1995年生まれの25歳で167cm63kg(±α)の女性。召喚サーヴァントはアサシン。
平尾とは高校の同級生で、卒業後は国立明海大に進学。現在司馬田家の家業である宝石商を継ぎ、代表取締役社長になっている。
魔術師としては四代目で、山名地区内に限れば平尾家の次に長く続いている。令呪の位置は右脇腹で、使用回数はこちらも0。
研究分野は宝石魔術で、会社で製造している人工宝石を利用し術式を組むことが多い。人工のため、どんなに大きなものを製造したとしてもAランクには届かない。よって対魔力の高いサーヴァント相手に対抗することは少々難しい。
属性は風と水、回路はメインと2つのサブを合わせて70本。
右眼は魔眼であり、人から見た印象などを変更する「印象改変」の力を持つ。大人数の認識を変えることができる上に使いようによっては人の運命そのものも変化させる可能性がある、宝石に近しいノウブルカラー。
魔眼殺しのためモノクルを着用している。あとニコ中。
アサシン、司馬田のサーヴァントで男性。通り名は篠塚周平で、喫茶プレイヤード・ダン・ルヴァンでもこの名を使っている。
アサシンのクラススキルである気配遮断と固有スキルによりサーヴァントの気配を完全に絶つことが可能。至近距離にいたとしても知覚することはできない。基本武器は日本刀であり、一般人の制圧などには木刀を使用する。
召喚の時に起こったイレギュラーのせいで、4体の英霊が一騎のサーヴァントとして霊基にねじ込まれている。基本は”芯”と呼ばれる英霊が表出するが、時折女性らしい性格の英霊とより男性らしい性格の英霊が出ることもある。曰わく、”芯”のことが心配で今回の事象を引き起こした張本人は未だに表出したことはないらしい。
判別方法は口調と好物。女性らしい性格は甘味、男性らしい性格はたくあん、そして”芯”はあんぱん。
あと男性らしい性格はおっぱい魔神。
「おいセラヴィくんの情報だけ薄っぺらじゃねえか?」
「だってそんなに書くことないだろ。むしろお前らがぶ厚過ぎるんだよ」
普通真名とか宝具とかステータスのあたりを除いたらこんくらいの量になるはずなのだが、アサシンいかんせん例外の存在というか・・・・・・海も魔眼持ちだし。
「・・・・・・まあいい。続きだ続き」
「あいよ」
促されるままに俺は追記を重ねていく。
ナデージダ・ユーリエヴナ・シトコヴェツカヤ、2001年生まれ19歳の女性で愛称はナディア。召喚サーヴァントはバーサーカーで、令呪の位置は不明だが最低でも一画は使用されている。
明海地区では最大の魔術師一家であるシトコヴェツカヤ家の六代目当主。六代目ではあるがそれは日本に根を下ろしてからの話であり、ロシアでの活動も含めたとすると十八代目。約400年ほど続いているかなりの名家。
舞綱の脈に目を付け移動してきたのはいいが、その当時舞綱の脈全体を支配していた平尾家と衝突し軽い戦争を起こしたことがある。
数代に渡って続けられた戦いだが結局は平尾家が山名を、シトコヴェツカヤ家が明海をという形で分割することになり講和、終戦。だが彼女は未だ根に持っているらしく、克親を目の敵にしている。
研究分野は植物などを利用した魔術であるがかなり秘匿されており詳細は不明。置換魔術によって瞬間移動に近い芸当は行える。
基本高圧的なザ・お嬢様で、なぜかイントネーションなどは関西弁。
バーサーカー、ナディアのサーヴァントで男性。宝具からして真名はユーリ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン。
労働者階級の英雄としての側面が強く出たのか、軍人ではあるが物理的な戦闘は不得手らしい。基本的に相手の精神を乱す攻撃で、内ゲバを誘発させる戦法を用いる。
マスターであるナディアとの会話が可能な点を鑑みると、狂化ランクは低いかある方向に特化しているタイプであると見て間違いはない。
宝具は『
感情の波が入り乱れ、愛も憎もわかりきらぬままにサーヴァントを殺そうとしてしまう。
ライダーによりかなりの重傷を負わされ、ナディアの令呪で強制移動し逃亡した。
来栖榛奈、1997年生まれの23歳で女性。召喚サーヴァントはセイバー。
平尾と同じ会社の人事部所属。令呪の位置は胸部で、使用回数は0。
魔術師との関わりはない完全な一般人。今回の戦争に参加したのも、セイバーを召喚したところを見られ焦った元のマスターに襲われた末に事故ではあるがそのマスターを殺害。なし崩し的にセイバーと契約しただけであった。
魔術回路は数本しかなく、”開き”も行われていないため生成魔力はほぼないに等しい。そのせいでセイバーの維持すらままならない状態であったが、人を襲うことによっての魔力供給はよしとしない方針のためジリ貧に陥っていた。
セイバーの魔力供給パスのみ平尾のほうへとつなぎ換えたおかげで現在その問題は解消されている。
恥ずかしがり屋な面が強く、人におちょくられたりすると刃物とかでもかまわずにものを投げつけてくるので注意。
セイバー、来栖のサーヴァントで男性。
30代後半から40代ほどと、全盛期の姿で召喚されるというサーヴァントにしては少々年齢が高め。自分が老けているということを自覚しており、一人称でも”オジサン”という言葉をよく使用する。
お調子者でいつもへらへらとしているイメージが強いが、恐らくそれは本気の自分というものを隠蔽するための皮であると推測される。現状戦っている場面はライダーとランサーが小競り合いをしている間に割って入った時くらいしか観測できていないが、それでも技量は桁違いだと言うことが見て取れるレベルであった。
敏捷ステータスの高いライダーをもってしても追いつけるか不明と言わしめる速度であり、魔力が十全に供給されている現在は最も加速できると推測が可能。
頭もかなり切れるタイプであり、生前は知将としても名を馳せた英雄であったはずだ。
アーチャー、男性。真名はギルガメッシュ(自分で高らかに名乗った)。マスターは不明。
王の中の王、英雄の頂点と自称するような男であるが実力は本物。
なにもない空間に穴を空け、そこから英雄の数だけ存在するであろう宝具レベルの武器をこれでもかと打ち込んでくる。金の鎖によって拘束することも可能で、鎖により捕まえた相手を宝具で嬲り殺すという戦法が得意なようだ。
自分が一番だと言って憚らず、性格もかなり高圧的。そのせいかかなり油断というか慢心する癖や過小評価らしいことをする性質があるらしく、ライダーやアヴェンジャーをあと一歩で消滅というレベルに追い込んでおきながら適当な理由にて帰っていたりする。
先述したとおりマスターは未だ不明。アーチャー故クラススキルの単独行動もあるため、もしかしたらすでに死亡している可能性もある。
ランサー、女性。真名はブラダマンテ。マスターは不明。
シャルルマーニュ伝説群に登場する女騎士であり、求婚者を何人も返り討ちにしたという話がある。
ランサーではあるが基本は盾を主体にした戦法を取るタイプらしい。
戦闘の末消滅させたライダー曰わく、姿を隠すアンジェリカの指輪については形こそ違えども効果発動を見たという。
伝承からしてヒポグリフを持っていてもおかしくはなかったのだが、今回の召喚では連れてこなかったと推測できる。恐らくライダークラスで現界すれば持っていたかもしれないが。
宝具は『
アヴェンジャー、女性身長は150~160cmらしい。マスターは女性であったというがそちらの名も不明。
日本刀を二振りほど帯刀しており、敏捷性も結構高いらしいが情報がほとんどない。
「まあ今のところサーヴァントとマスターについてはこんな感じだな。そっちはなんか付け加える情報があるか?」
「・・・・・・ああ、アヴェンジャーかアーチャーかはわからんがそのマスターと、ランサーの元マスターについては情報がある。だがその前に聞かせろ・・・・・・セイバーと魔力供給のパスを繋いだってのはどういう了見だ」
海の言葉にぐ、と詰まる。
サーヴァント一騎を維持するだけでもまあまあの労力だと言うのに、もう一騎と魔力供給についての契約をするだなんて言語道断だと言いたいのだろう。
いくら俺の回路が魔力生産に長けていると言っても、さすがに愚行が過ぎる。
「・・・・・・い、いやあそこはな?来栖さんを泣かせたくなかったというかーそのー」
「いらんところでお人好しだなお前は。精根枯れ果てても知らねえからな」
けっ、と嫌みな顔をしながら海は吸いきった煙草を灰皿に押し付けた。嫉妬してるのか、とか言い出したら今度こそミンチにされかねないので黙っておこう。口は災いのもと。
「その来栖とかいうやつ、胸はいかほどだ?」
「言えるかんなもん。海はともかく来栖さんは無理だっつの」
俺の言い方が悪かったのか、海の機嫌は露骨に悪くなる。お前は女扱いされたいのか男扱いされたいのかわからねえんだよはっきりしてくれ、と心の中でめちゃくちゃに叫んでやった。