Re:ゼロ RTA エミリア陣営・なんでもありチャート 《完》 作:青煉瓦
Part.8
王選候補者が可愛いRTAはーじまーるよー!
前回は大罪司教『色欲』担当のカペラを倒して第二章が終わったところでしたね。章クリアの経験値は体力と俊敏に振っておきましょうか。
さて、早期クリアしちゃったから屋敷でイ文字やシャマクを習得できてないんじゃね?と思っている兄貴もいるでしょうが、実は習得できています。技能イベントを経ずに早期クリアしても、本来習得できたはずの技能は章クリア時に勝手に習得してくれる優しいシステムなんですよねー。
なんなら早期クリアのおまけでロ文字まで習得できちゃってます。ま、これは本当におまけみたいなものですけど。
さて、物語はいよいよ第三章に突入ですね。王選候補が一堂に会するという、ワクワクに溢れたイベントのある章です。
魔女教徒ではないことを示すため、クルシュとの会談の準備をロズワールにお願いしてあるので、本章最初の動きはクルシュ陣営との会話からになるでしょう。
そろそろ使者として送られてきたフェリスとヴィルヘルムがやって来―――
「あ、いたいた。スバル、これから王都に出発するから準備をしてほしいの」
おファッ!?なんでエミリアがここに?クルシュ陣営から使者が来て、そのまま会談へって流れのはずなんですけど。
「彼女との会談は用事のあとでってロズワールが言ってたわよ。今回の用件は……王国から王選候補者に対して招集があったから、スバルには私の騎士として同伴してほしいの」
ああ~いいっすね~……って言うわけないでしょ!これは、まずいですよ!
章クリアや強敵撃破の経験値があるとはいえ、それを加味してもスバルくんの強さは素人に毛が生えた程度、騎士に相応しい力を備えていないことなど近衛騎士達には一瞬で看破されてしまいます。こんな男が騎士とかウッソだろお前wwwって思われますよ。
「スバルは自己評価が低いけど、ほかの騎士たちに恥じない働きをしてくれてると思うわよ。それから……正直言ってしまうと、スバルの所属がどこなのかをはっきりさせておきたいという思惑もあるの。他所からの引き抜きが怖いけど、一の騎士であると公言しておけば手を出しにくくなるじゃない」
こちらとしては裏切るつもりはないんですけど、ふらっと他所に行かないか心配に思う気持ちはわかります。んーしかし……。
前述した通り、今のスバルくんが糞雑魚ナメクジであることは一瞬で看破されてしまいます。それを理解したうえで、なお騎士の肩書きを、それも王選に関わる重要な場で名乗るというのは近衛騎士達の不興をクッソ買うことになるんですよね。
単に好感度が下がるだけなら誤差だよ誤差、と言って済ませていたのですが。近衛騎士の不興を買った場合、彼らの溜飲を下げるために『最優の騎士』ユリウスによるスバルくんわからせ♂イベントが始まる可能性が高いんですよね。
これがまたクッキー☆並に長く、見ていて苦しいイベントになります。ユリウスの騎士としての在り方、厳しさの中の優しさが垣間見える良いイベントではあるのですが、タイムロスが甚だしい。
すぐに降参を宣言すればパパッとおしまいにできますが、それをやるとユリウスをはじめとして主要人物の好感度が著しく下がるのであんまり美味しくないです。
……ですが、ここでオリチャー発動!
折角の提案ですし乗ることにしましょう。ユリウスイベントに突入する危険性はありますが、他の王選候補者に顔を覚えてもらえるという利益は大きいですからね。
それに、今回はスバルくんから騎士を名乗るのではなく、エミリアからの宣言という形になりますから……原作のような軽薄な態度をとらず、黙っておとなしくしていれば騒ぎにはならないはず。
というわけで、かしこまり! いいよ、こいよ!
「スバルがそう言ってくれてすごーく安心したわ。それじゃ準備が整い次第出発しましょ」
ではパパッと準備して王城に行きましょうか。まぁ準備といっても礼服に着替えて必要な小道具を持つぐらいですが。
さて、王都へ向かうメンバーについてですが、これに関しては原作と同じですね。スバル、エミリア、パック、レム、ロズワールの五名で王都に行き、ラム、ベアトリスの二名がお留守番となります。
レムは原作のように愛ゆえに介護を申し出て……という感じではなくスバルくん監視の意味が強いでしょうね。仲良くなれてませんし。まぁ特に問題はありません。
あれこれ言ってる内に準備も終わりましたし、早速王城にイクゾー!デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!
~少年移動中~
はい、あれよあれよという間に王選会議の会場に到着しましたね。エミリアに一言告げて、他陣営の一の騎士、つまりラインハルト、ユリウス、フェリス、アルの四人が立っている位置まで移動しましょうか。
ここでの余計な会話はキャンセルだ。あんまり喋るとスバルくんが常識に疎いことがバレてマイナス評価をもらうことに繋がりますし、単純にタイムロスにもなります。軽く挨拶したら耳を塞いで無言で突っ立ってましょう。
このあとは原作通り、第五番目にして最後の王選候補者であるフェルトの入場と一悶着が収まってから賢人会の開始となります。
次にスバルくんが動くのはエミリアの所信表明の時なので少し時間がありますね。そこでみなさまのためにぃ~ルグニカ王国が王選を開始するに至った経緯と、王選候補者の軽い紹介でもしておきましょうか。
事の起こりはルグニカ王国の王族たちが全員病気で亡くなったことに起因します。代理人を立てて国の運営を続けていけばいいのではと思うでしょうが、そうは問屋が卸しません。
なぜかというと、王国が繁栄していたのは王族が龍と盟約を結んでいたお陰だったから。その当事者たる王族が死んだということは盟約の破綻、延いては国の滅亡に繋がるというわけです。だから国民はてんやわんやの大騒ぎ。
そこでルグニカ王国に伝わる預言の石板『竜歴石』が示した解決方法が、国の導き手になり得る五人から一人の巫女を選び、龍との盟約に臨むことでした。王選候補は徽章に埋め込まれている竜珠という探知機によって判別されます。その探知機の反応に見事かかった一人がエミリアだったというわけですね。
では早速、王選候補者の紹介を。
まず一人目は本チャートのルートヒロインであるエミリア。長い銀髪と紫紺の瞳が特徴の少女ですね。過去に世界を蝕んだ『嫉妬の魔女』と似た外見をしているため周囲に忌み嫌われますが、そのような逆境の中、故郷で氷漬けになっている家族や知り合いを解放するために王選に臨みます。
二人目はクルシュ・カルステン。緑の長髪と男装が特徴的な女性です。ルグニカ王国を長きにわたって支えてきたカルステン公爵家の現当主であり、王選の最有力候補ですね。王国を龍の保護から脱却させ、国民自らの足で歩む国にするために王選に臨みます。
三人目はプリシラ・バーリエル。橙色の長髪を後ろでまとめ、血のように赤い瞳をした女性です。世界は自分に都合の良いようにできていると公言しており、実際かなり運が良いですね。此度の出来事は自分を輝かせるための天意と考えて王選に臨みます。
四人目はアナスタシア・ホーシン。薄紫色の長髪にロシア帽、それから関西弁が特徴的な女性です。カララギという国の最下層から今をときめく商会のトップに成り上がった才媛ですね。自らの飽くなき欲求を満たすために王選に臨みます。
五人目はフェルト。金髪に真っ赤な瞳、そして八重歯が特徴的な少女ですね。外見の特徴から滅んだ王族たちと関係が示唆されています。原作では城内で捕縛されたロム爺を助けるために王選に参加するのですが……ロム爺、本チャートでも捕縛されてるみたいなんですよ。
ただし城内ではなく上層区で。ラインハルト家に侵入するための下調べをする際に捕まったみたいです。で、結局原作と同じくロム爺を解放するために参加する運びとなったわけですね。嫌いな王国をぶっ壊して風通しをよくするために王選に臨みます。
以上、王選候補者五人の解説終了。
さて、そろそろエミリアの所信表明の時間ですね。スバルくんも一緒に前へ歩み出ます。最低限の発言だけして穏便に終わらせましょう。
「では、エミリア様、そして騎士ナツキ・スバル。お願いします」
賢人会代表のマイクロトフに促され、エミリアが軽い挨拶をはじめとして自己紹介していくのですが、
「半魔が王を目指すなどと烏滸がましい……かの『嫉妬の魔女』と同じ容姿の者に心を許す国民がいると思うか? そなたが王座に手をかけたとなれば上層部は乱心したと思われ、国は乱れることになりましょうよ」
はい、賢人会のハゲ、ボルドーが文句を言ってきましたね。でも大丈夫です。彼がヒートアップする際中にパックが登場して周囲を威嚇、それをエミリアが収める形で周囲に王の器を示すという流れに―――
「ボルドー様がおっしゃる通り、銀髪のハーフエルフである私が、今のまま王になるのは無理でしょう。とはいえ姿を変えて偽ることはできません。ですので……私はこの容姿に対する恐怖を払拭して民を説き伏せます。その第一歩として私たちの陣営は『色欲』の大罪司教討伐を成し遂げました。私の隣に立つ騎士、ナツキ・スバルはその立役者です」
「ほう」
「ふむ」
「あら」
「へぇ」
おファッ!?エミリアさん!?何してんすか、やめてくださいよ本当に!スバルくんが目立ち過ぎて騎士達の不興を買うとクッキー☆上映会始まっちゃうでしょうが!
というか大罪司教の件はエミリアに黙ってたはずなんですが。
『あの件なら裏でコソコソ動いてたのをリアが察したみたいでねー。ロズワールに尋問したら正直に吐いてくれたってさ。君を心配してのことだから、リアを責めないであげてね』
あ、パックから念話が飛んできましたね……ってロズワールのせいかよ!ふざけんじゃねぇよお前これどうしてくれんだよ!
「ちょーっとええかな? ウチにはそちらさんが法螺吹いてるようにしか思えんのやけども。所在不明の大罪司教に遭遇したことは百歩譲って認めてあげてもいい。でもそこらの傭兵より圧倒的に弱そうなその子が、災害の擬人化のような大罪司教を討伐できるとは到底思えんのよ」
そうだよ(便乗)。アナスタシア、ナイスゥ!
ただ、信じられないでしょうが『色欲』の大罪司教を討伐したというのは本当なんですよね。ただし、スバルくんはただの補助!ロズワールが獅子奮迅の働きをしてくれたんです!今回はエミリアが騎士であるスバルくんを立ててくれただけ!
よし、無事ロズワールに手柄をなすりつけて目立つのを―――
「ナツキ・スバルと言ったか。卿の発言は途中から嘘の風が吹いていた。つまり大罪司教を討伐したのは事実で、卿が補助に徹したというのが嘘ということだな?」
てゅわあああ!(クルシュのこと)忘れてたああああ!
あの人、風見の加護で嘘を見抜けるじゃん!私ってほんと馬鹿!
「もっとも、卿が狂人で、大罪司教を討伐したと思い込み、そのうえで周囲を欺いたという可能性もあるが――」
「アタシはその兄ちゃんならヤバイ奴の討伐ぐらいやりかねないって思うぜ。実際『腸狩り』ってやべー女を殺ってるわけだしな」
待てこらガキ!なんで援護射撃してるんだよ!痛てぇっつってんじゃねえかよ。
あーもう滅茶苦茶だよ……。そうだ、ラインハルト!この場を収めてください!オナシャス!
「任されたよ。うん、そうだね……皆様、この際大罪司教が討伐されたかどうかの真偽は一先ず置いておきましょう。薄っぺらい嘘つきが王座につけるほど、民も龍も甘くないはずです。今回の発言が真実だったか否かはいずれはっきりとするでしょう」
さて周囲の反応は――
「うーん、カララギでは『能ある鳥は爪を隠す』っていうけど、そういうことなんかなぁ。ふふ、ウチあの子が少し欲しくなってきたなぁ」
「アナスタシア様、お言葉ですが一の騎士の引き抜きは無謀かと」
「そろそろ飽きてきたし、妾帰っていいかのう?」
「流石姫さん、今の流れでそれ言うか。我が道を行き過ぎて言葉がでねーよ」
値踏みするような視線は感じるものの、賢人会で爆弾発言したことへの怒りはそれほど見られない……これはもしかしてガバ回避か?
サンキューラインハルト!ありがとナス!ああ^~生き返るわぁ^~。
流石に王選候補者や近衛騎士達が見ず知らずのスバルくんを信用したということはないでしょうね。世界に名を轟かせる剣聖ラインハルトの忠言と、実績から信頼のあるクルシュの加護を信用して矛を収めた形になったのでしょう。
さて、見事にガバを回避したところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。