Re:ゼロ RTA エミリア陣営・なんでもありチャート 《完》   作:青煉瓦

13 / 24
Part.10

 魔女の臭いでマウントをとるRTAはーじまーるよー!

 

 さて、白鯨討伐戦についての解説です。前回述べた通り戦う手段は少ないので、正面から戦えば長期戦は必至、なんなら撃破できるかどうかも怪しい。

 そこで本チャートで採用した方法が、本気パックを白鯨にぶつけることです。

 

 エミリアにお願いして事前にパックを説得できればよかったんですけど、それは無理なんですよね。というのも、パックはエミリアに対して過保護なので、必要もないのに白鯨という化け物に近寄らせるという選択をしません。また、古の契約の関係でエミリアが生きている内は大罪関係で本気を出しません。

 

 じゃあ事後承諾で、エミリアが死んだと思わせて本気出させればいいんじゃね?というのが本チャートを思いついた経緯です。では実際どうやったのか。

 

 まず、エミリアが死んだと思わせるにしても、本当に殺すわけにはいきません。そんなことしたらゲームオーバー直行ですからね。

 そこで、『複製魔法』を用いてエミリアの身体の複製を行い、遺体を偽装することにしました。複製魔法は人間に使うと魂のないガワだけの物体が生まれるので、遺体偽装に丁度良いんですよね。この魔法の使い手は、商人として様々な人材と繋がりのあるアナスタシアに用意してもらいました。

 

 もちろん、ただそれだけではパックを騙しきれません。そこで、離れた位置で待つエミリア本体に、パックを召喚すると同時に魔法で一旦仮死状態になってもらいます。これで見えない繋がりから生存を察知されることもなくなります。

 パックが騙されて白鯨を氷漬けにしたのを確認したら、王国一の回復魔法使いであるフェリスの手でエミリアをパパッと蘇生。そしてパックを止めに行ってもらった……というのが一連の流れです。

 

 この案、エミリアに却下されるんじゃないかとヒヤヒヤしてたんですが、ずっと遠ざけられているのは嫌だと思っていたようで、無事引き受けてくれましたね。パックの過保護っぷりをよく理解していて、普通に説得するのは難しいと分かっていたから、というのもあるでしょう。

 

 ちなみに今回の白鯨討伐成功は9割ぐらいエミリア陣営のお陰ですが、功績はエミリア陣営に集中しません。なぜなら、功績の山分けを条件としてクルシュ陣営と同盟を結び、フェリスやヴィルヘルムをはじめとした強力な部下たちを貸し出してもらったから。

 フェリスは白鯨攻略に、ヴィルヘルムはペテルギウス攻略に必要なのでここは妥協するしかありませんでした。

 

 解説終了。あとはヴィルヘルムたちが瀕死の白鯨に止めを刺すのを確認すれば、工事完了です。氷漬けになっていて分身も『消失の霧』も使えないので安心できますね。

 いやぁ順調すぎて怖いです。

 

 白鯨戦が終わったのでエミリアとパックのところに行きましょうか。パックが滅茶苦茶疲れた顔してますね。おっ、大丈夫か大丈夫か?

 

「スバルさぁ……君ってやつは本当に……。リアの道を考えてやったってのが伝わってくるから怒りにくいんだけどさ、もうちょっとどうにかならなかったのかい。事前にボクを説得するとかさ」

 

(その選択肢は)ないです。それが無理なのはパック自身がよーく分かってるでしょう。

 

「それはそうなんだけど。リアに無茶をさせたのはちょーっと許せないかなぁ?」

 

「パック、今回の件でスバルをあんまり責めないであげて。スバルは提案してくれただけで、それを承諾したのは私なんだから。いつまでも守られてるだけの飾り物でいるのは嫌だったの」

 

「リアがそこまで言うなら……。スバル、分かってると思うけど、リアにあんまり無茶をさせないでね。ボクの大切な娘だから、本当に死んじゃったら許さないよ」

 

 かしこまり! こちらとしても死なせたくないと思ってるので安心してくれよな~。

 

 さて、エミリアやパックとの会話も終わったので、クルシュから借りた戦力を引き連れてペテルギウス討伐に向かいましょうか。原作通り、クルシュやレムたちには白鯨の死体を王都に運搬してもらうことになっています。

 

 原作では重傷のため仕方なく王都に帰還することになったレムですが、全く怪我を負っていない本チャートでもロズワールへの報告という名目で帰ってもらいます。

 なぜこんなことをするかというと、大罪司教『暴食』担当のライ・バテンカイトスにレムの記憶と名前を食べてもらうためですね。後々プレアデス監視塔に行くフラグの一つになるので、レムには申し訳ないですがここで昏睡してもらいます。

 

 ではクルシュたちに一言告げて、いよいよ『怠惰』討伐にイクゾー!デッデッデデデデ!

 

 ~少年移動中~

 

 はい、ペテルギウスの隠れ家の近くまでやってきました。少し離れたところにエミリアを待機させて、ヴィルヘルム以外の戦力には各地の魔女教徒討伐と村の保護をしてもらっています。

 

 さて、ペテルギウスの調理方法についてですが……かなり単純で、白鯨より速いです。

 

「お待ちしておりましたデス。寵愛の信徒よ。ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当。ペテルギウス・ロマネコンティ、デ――」

 

 まず相手が名乗ったら石を投げつけて会話をキャンセルだ。そして……これでもかというほど挑発しましょう。

 スバルくんより臭くない野郎の話なんて聞かねーよバーカ!もっと寵愛もらってから出直してこい。ちなみにスバルくんってばウンコ遊びしてただけでこんなに愛されちゃったんですけどね、初見さん。こんな奴より寵愛薄いってウッソだろお前www

 ちょっと怠惰過ぎねえか?ねえどんな気持ち?どんな気持ち?悔しかったら殺してみてどうぞ。

 

「――ッ! よくもよくもよくもよくもォォォ! ワタシの愛をォォォ――」

 

 ヘイトをしっかり稼いで視線を引き付けたら、背後から忍び寄ったヴィルヘルムが、

 

 

 

ペテルギウスの首を切り飛ばしてくれます。そして、かなり挑発したので……来ましたね。他の指先に憑依せず真っ先にスバルくんに憑依して、自害させようとしてきます。

 

『あの程度で勝ったつもりになるとは実に実に実に実に実に実にィ……怠惰デスね―――』

 

 はい、ここで『嫉妬の魔女呼び出し』を発動。(嫉妬の魔女を)見たけりゃ見せてやるよ!

 

『あ……アナタは……魔女よ――』

 

 『嫉妬の魔女呼び出し』を発動。

 

『何故――』

 

 『嫉妬の魔女呼び出し』を発動。

 

『あ――』

 

 『嫉妬の魔女呼び出し』を発動。

 

『――――』

 

 はい、ペテルギウスの反応がなくなりましたね。これで大罪司教『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティの討伐終わりッ!閉廷!

 最後が気持ち良かった(小学生並みの感想)。

 

 さて、第三章のボスを全て討伐できたので、後はエミリアと合流しましょう。たしかこの辺りで待機させて……いましたね。

 エミリアおっすおっす、無事『怠惰』を討伐してきましたよ。

 

「お疲れ様、スバル。この短期間で大罪司教を二人もギッタギタにやっつけちゃうなんて夢みたい」

 

 ギッタギタにやっつけるって今日日聞きませんね。こうやって軽く会話をして、最後にレムについての話題を振りましょうか。それに対してエミリアが「レムって誰の事?」と言った瞬間、第三章が終わりに――

 

「これだけのことをしたんだから、レムもスバルのこと見直してくれるといいわね」

 

 ちょっ、ちょっと待ってください。今、何と言いましたか?

 

「え? レムもスバルのこと見直してくれるといいわね、って」

 

 えっ?は?

 

 なんでレムの記憶が抹消されてないんですか!

 確かにペテルギウスを最速で撃破しましたが、時間的にはもう『暴食』に襲撃されて権能が発動しているはずなんですが!?

 

 今自害しても、セーブポイントがペテルギウス撃破後に更新されているので、やり直しはできません。

 こんなもの!こんな!手作りチャートなんて!! こんな! うっ、ううっ…… 壊れちゃった……私の気持ち……。

 

 

 あ゙あ゙あ゙も゙お゙お゙お゙や゙だあ゙あ゙あ゙ああ゛!!!!!

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。