Re:ゼロ RTA エミリア陣営・なんでもありチャート 《完》   作:青煉瓦

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第四章 動き始める時計の針
Part.11


 魔女の個性が強すぎるRTA、もう始まってる!

 

 前回は第三章が終わったところでしたが……終わりのムービーシーンを見た感じ、ラインハルトとロズワールが駆けつけて『暴食』と『強欲』を撃退したようですね。どうしてこうなった。

 

 視聴者兄貴たちは「再走して?」と思っているでしょうが、ここまでかなり良いタイムが出ているので続行します(鋼の意思)。

 チャート外の出来事が発生しても対応できるようにちゃーんと知識を仕入れてますから(激ウマギャグ)、ここでのガバなんて誤差だよ誤差!

 

 さて、第四章突入前に現状確認をしておきましょうか。まず、第三章クリアの経験値は体力と俊敏へ。この辺りは伸ばしておいて損のないステータスですからね。

 それから経験値以外の報酬ですが……まずクルシュ陣営から謝礼の一つとして地竜のパトラッシュをもらっています。原作と違って共に死線を潜ってないので好感度は低いですけどね。まぁ無いより有った方が良いのでありがたくもらっておきましょうか。

 そして、魔女教徒撃退の副産物として行商人、オットーが仲間に加わっています。彼は事務能力が高いだけでなく、『言霊の加護』という加護を持っており、動植物と会話して力を借りることができる有能キャラですね。

 

 

 確認は以上。いよいよ物語は第四章に突入します。エミリアやオットーと共に『聖域』にイクゾー!デッデッデデデデ!

 

 さて、目的地に到着するまで時間があるので、みなさまのためにぃ~本チャート第四章の流れを説明しましょうか。

 

 最初の流れは、疲弊して休養目的で移動したロズワールと魔女教徒の襲撃から避難した村の住人たちが、メイザース家が継いできた『聖域』という土地にいるので、そこに迎えに行くという運びです。

 

 そして、本章で予定されているイベントは『強欲の魔女エキドナとの出会い』『聖域の試練の突破』『魔獣:大兎の討伐』の三つ。エルザとカペラを抹殺しているのでロズワール邸襲撃イベントは消滅しました。

 では、それぞれ解説していきましょうか。

 

 

 まず『強欲の魔女』エキドナとの出会いについて。聖域にある墓所には、強欲の魔女エキドナの魂が眠っているので、ここにお邪魔します。

 

 エキドナは真っ白な髪と喪服のような黒い衣装が特徴的な美しい女性で、知識欲と未知への好奇心を行動原理としています。

 そして、なんと『叡智の書』という世界の記憶を引き出して知識を得られるチートアイテムを持ってるんですよ。これによってスバルくんの『死に戻り』を把握できる数少ないキャラであり、様々な可能性を観測できるスバルくんに強い興味を抱きます。

 

 エキドナと契約すると膨大な知識をもとに助言や選択肢の提示をしてくれるのですが……そんな契約はフヨウラ!速さを度外視して、ゲームクリアという結果だけを重視するなら協力するのもありなんですけどね。

 

 エキドナと契約をしない一番の理由は……RTAってのは自分で頭をひねってチャートを組むのが楽しいものだと思うからです。

 それに、エキドナの提示する道って意図的に無駄が作られてるんで、従うとタイムロスが甚だしいんですよね。

 

 (そういうわけでエキドナとの契約はいら)ないです。

 

 それでもエキドナに会おうとしているのは、あるモノを手に入れてスバルくんを強化するためです。それについては後ほど。

 

 

 次に聖域の試練の突破について。聖域にはハーフ種族の脱出を阻害する結界が張られていて、エキドナの墓所で行われる『試練』を突破してこの結界を剥がすことが第四章のクリア条件の一つになっています。

 

 これに関して、エミリアに突破させるよりスバルくんに突破させた方が早いんじゃね?と思うでしょうが、そうするとエミリアが強化されないまま第四章が終わっちゃうんですよね。後々を考えるとそれはうま味に欠けるので、本チャートでもエミリアに試練を突破してもらいましょう。

 

 

 最後に大兎の討伐について。大兎という、まとめて殲滅しなければ分裂を繰り返して増え続ける厄介な魔獣が来るはずなのですが……前章のガバの影響が出るならここだと睨んでいます。

 エキドナイベントや試練イベントの発生はスバルくんの手で促せますが、これに関しては無理ですからね。

 

 ここの変化にどう対応するかが重要になるでしょう。ちなみにパックは聖域に突入するとほとんど顔を見せなくなるので役に立ちません。はーつっかえ。

 森を焼き払って大兎を殲滅できるように、オットーが売り損ねた大量の油も一応持ってきているのですが、どうなるやら。

 

 

 解説は以上。色々言っている間に聖域に到着しましたね。聖域に突入した途端、獣人のクォーターであるガーフィールに襲われますが、ここではどうあがいても勝てません。心意気を認められる程度に戦ったら素直に負けましょう。

 

 はい、戦闘が終わりましたね。ではガーフィールの案内でロズワール、レム、ラムが待つ場所まで進んでいき、状況説明、それからエキドナや試練についての話を聞きます。

 

 それが終わったらエキドナの眠る墓所へ。試練を受ける資格の無い奴が入ると怪我をするとガーフィールが説明してくれますが、無視して全力で駆け込みましょう。スバルくんは大した怪我を負わないので問題ないです。

 墓所に足を踏み入れた瞬間、意識が暗闇の中に落ちていき……。

 

 

 オッハー!(激寒)

 目が覚めると謎の真っ暗な空間にいるので、ひたすら前に走っていきます。そうすると、やがて周囲の景色が石造りの通路に変わり、

 

「――なるほど、それが君の根幹か。おっと、これは失礼。ボクの名前はエキドナ。強欲の魔女と名乗った方が通りが良いだろうか」

 

目の前に強欲の魔女エキドナが現れます。

 

 さて、なぜエキドナに会いに来たかというと、彼女の体液によって作られたお茶、通称『ドナ茶』を飲みたいからです。これを摂取することで、大罪司教撃破で獲得した『魔女因子』が身体に馴染み、新たなスキルを獲得できるんですよね。

 

 というわけで、お茶出して?

 

「嫌だよ」

 

 なんで? 嫌だって言っても出すんだよお茶を……。客人をもてなすのは当たり前ダルルォ!?

 

「君という客人を迎え入れ、対話の席を設けるのはボクの望むところだけどね。君、お茶を飲んだらすぐに帰ろうと思ってるだろう? 知ってるんだよ。だから対話が終わるまでお茶を出してあげない」

 

 はぁ~~~~~~~~~(クソデカため息)、あほくさ。

 こうなったらエキドナからお茶を貰うことは不可能ですね。仕方ない……それでは交流の第一歩、友好の証として握手でもしましょうよ。話はそれからです。

 

「うんうん、物分かりが良くて助かるよ。実りある語り合いをしようじゃないか」

 

 はい、エキドナと握手できましたね。――ここでオリチャー発動!

 

 エキドナの手をスバルくんの口元に引き寄せて、ペロペロ舐めます。

 

「ちょっ!? えっ?」

 

 好感度は死にましたが、エキドナの体液を取得できたので問題ありません。これで今まで獲得した魔女因子がスバルくんに馴染んでいきます。

 それじゃパパッと現実に帰してもらいましょうか。あくしろよ。

 

「いや、問題しかないよね? というかボクはあらゆる知識を蒐集した『強欲の魔女』なんだよ。質問とか無いのかい? 答えられることなら何でも答えてあげるよ。『暴食の魔女』のことでも『色欲の魔女』のことでも『憤怒の魔女』のことでも『怠惰の魔女』のことでも『傲慢の魔女』のことでもいい。こんな機会滅多にないから、よく考えてみてはどうかな」

 

 あくしろよ。

 

「……まぁいいさ。ただ、仮にも魔女と会話したんだし、そのまま返すわけにはいかない。いくらか対価を差し出してもらおうか。そうだね、一つはこの空間の口外禁止でどうだろう。それから、ボクの手を舐めるなんて無作法な真似をしたんだから、何かもう一つぐらい欲しいところだね」

 

 もう一つの対価ですか。どうすっかな~俺もな~。

 

 よし、コレを渡しちゃいましょうか。さあ、受け取ってどうぞ。スバルくんの故郷から持ってきた形見のようなものです。もう手元に残ってるのはコレと上着ぐらいしかないんですが、そこまで言うなら差し上げますよ。

 

「君の故郷の物か、興味深いね。いいだろう、取引完了だ。これは小物を収納する容器かな……ん? この中にこびりついてる黒い物体は?」

 

 ああ、それですか。それはロム爺のウンチですよ。そのカップラーメンの容器に入れて持ち運んだので、その時にこびりついたんでしょうね。

 

「……やっぱり取引は無しってことにするのは、ダメかな?」

 

 駄目です。取引完了って言ったのに反故にするっておかしいだろそれよぉ!?

 

「――それもそうだね。名残惜しいがここまでか。ああ、そうだ……ついでに『試練』を受ける資格を授けておいたから有効活用するといい。それじゃ、()()()()()

 

 ありがとナス! それではサラバダー!

 

 

 

 エキドナから解放されて目がさめると、そこはベッドの上。オッハー!(大声)

 

「そこまで元気なら大丈夫そうね。すごーく心配したんだから」

 

 まずはエミリアに無事を伝えて安心させましょう。

 さて、次にやるべきことは大兎への対処の準備ですが……ここはひたすらゴロゴロして時間を潰しましょうか。大兎が素直に来てくれると思えないので、まずはイベントの把握に努めます。

 

 ~少年休憩中~

 

 すいませ~ん、ナツキですけど~、次のイベントまでま~だ時間かかりそうですかね~?

 もう二日後の昼になってるんですけど。

 

「ごめんねスバル、また試練を乗り越えられなくて……皆にも迷惑かけちゃってる」

 

 特にきっかけを与えていないので、やはりというべきかエミリアは試練を突破できてませんね。すぐに解消してやることもできたのですが……試練クリア直後にボスキャラが来て詰むという事態は避けたいので安定をとっています。

 まぁ試練なんて何回でも挑戦できるからへーきへーき、エミリアも安心してくれよな~頼むよ~。

 

「うん、まだ機会はあるわよね。私、皆の期待に応えられるように頑張――」

 

 

 

 ……は?エミリアの心臓が突き刺されて……えっ?

 

 ああ――――なるほど、そういうことですか。レムやクルシュの健在でここまで未来が狂うとは……いや~きついっす。

 目の前でエミリアを殺した、この真っ赤な髪の女性が、大兎の代わりにやってきた本チャート第四章のボスのようですね。

 

 

 彼女こそ、『剣鬼』ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアの妻にして、『剣聖』ラインハルト・ヴァン・アストレアの祖母。

 

 そして――かつて白鯨との戦いで命を落とし、魔女教の傀儡となった『先代剣聖』、テレシア・ヴァン・アストレア。本来ならば第五章でアストレア家と決着をつけるはずだった強敵のお出ましです。

 

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

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