Re:ゼロ RTA エミリア陣営・なんでもありチャート 《完》   作:青煉瓦

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Part.13

 大罪司教の初見殺し性能が高すぎるRTAはーじまーるよー!

 

 さて、前回は屍兵と化した『先代剣聖』テレシアを撃破した直後に、大罪司教『憤怒』担当、シリウス・ロマネコンティがやってきたところでしたね。

 こんな難易度じゃ商品になんないよ~(棒読み)。

 

 いや本当、勘弁して欲しいです。ここから突破する術あるんですかね……?

 

 

 とりあえず解説を。シリウスは頭部を包帯で覆い、黒いコートを着込み、両腕に長い鎖を縛り付けた女性ですね。ペテルギウスを一方的に愛していて、彼と結ばれてないのにロマネコンティの家名を勝手に名乗っているというヤバイ女です。

 そしてぺテルギウスの愛の対象になる嫉妬の魔女、それからハーフエルフを滅茶苦茶憎んでいます。

 

 戦闘能力に関してですが、権能を抜きにすれば大罪司教随一の身体能力を誇る強敵です。普段の戦闘スタイルは、大量の炎を操りながら鎖をぶん回す感じですね。

 そして、単純に強いだけでなく権能がかなり厄介なんですよ。彼女が持つ権能は『感情の共有』と『感覚の共有』。

 

 例えばAとBに『感情の共有』を発動すれば、Aが恐怖した時点で、Bがどんなに勇ましい人物だろうと恐怖してしまい、足がすくんで動けなくなります。それだけでなくBの恐怖がAにプラスされ、そのAの恐怖がBにプラスされ……と感情がどんどん上乗せされていくという始末。また、自分と周囲の感情を繋げることで敵対心を削ぐという使い方もできます。

 

 そして自分と周囲に『感覚の共有』を発動すれば、誰かがシリウスを傷つけた時点で周囲の人間もダメージを受けてしまいますし、勢い余ってシリウスを殺せばその場にいる全員が死んでしまいます。

 

 これらの権能の範囲は一人や二人というわけではなく、シリウスを視界におさめられる位置にいれば何人相手でも発動可能という糞仕様。ああ逃れられない!

 ちなみにこのシリウスも本来なら五章で戦うはずの相手でした。

 

 

 解説終了。どうすっかな~俺もな~……。テレシア撃破の際、エミリアが離れた位置にいたお陰で未だこの場におらず、シリウスが怒り狂っていないことが不幸中の幸いでしょうか。現在シリウスと対話可能なところに糸口があるはずです。

 

 とりあえず撃破条件を整理しましょう。必要なのは『感情の共有』と『感覚の共有』を掻い潜ること、その上で大ダメージを与えて倒すこと。

 

 この場にいる味方、持っている道具、環境……ん、環境?

 

 ――OK、光明は見えました。まぁ拙い賭けの範疇を出ませんが、これに賭けてみるしかないです。

 

 

 まず最初にやることは、皆が行動を起こす前に、シリウスに愛を叫ぶことです。

 

 シリウス! お前の事が好きだったんだよ!

 

「えっ? ナツキさん、一体何を――」

 

 ツッコミ役のオットーがツッコんできますが、ここで『怠惰』の魔女因子獲得により生まれたスキル、スバル版見えざる手『インビジブル・プロヴィデンス』を発動!

 見えない手を生み出し、オットーの口を軽く塞いで一旦黙らせます。

 

「ッ!? …………!!!」

 

 暴れるなよ……暴れるな……。

 オットーすまんな。これも全部大罪司教って奴が悪いんです。もちろん錯乱してこんなことしてるんじゃないですよ。こうやって『怠惰』の権能を発動して見せることで、

 

「ああ、あああ! あなたは!? 良かった! そうですよね。やっぱりあなたは、帰ってきてくれたんですね!? あなたは真っ先に私に気付いてくれたのに、私はここまで気付かなくてごめんね。ずっとずっとずっとずっとずっとずっと、あなただけを探していました! あなただけを見つめていました……愛しい愛しいペテルギウス!」

 

はい。シリウスが、スバルくんをペテルギウスだと勘違いしてくれます。そして、シリウスは自分の気持ちがペテルギウスに伝わるのは恥ずかしいと思っているので、権能の対象からスバルくんを外してくれます。

 

 まずは第一段階突破!この時点で『インビジブル・プロヴィデンス』も解除しておきます。

 次にやることは、シリウスをこの場から遠ざけて、とある場所まで誘導することです。最初に愛を叫んだのはそのための布石ですね。

 

「しかも私を愛しているだなんて! 嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい! いつもはつれない態度だったのに! 以前の別れはこの時のための試練だったのですね! ああ、ああ! でもまずは忌まわしき半魔を――」

 

 あっ、おい待てぃ(江戸っ子)、シリウスと愛しあって一つになるなら血で汚れてないときにしたいゾ。後日にヤるって手もあるけど……もう待ちきれないよ!早く食べさせてくれ(意味深)。シリウスだってだいぶ溜まってんじゃんアゼルバイジャン。

 結界があるからハーフエルフは逃げられないし、殺すのは後回しにしてへーきへーき! 最悪こいつらが襲い掛かってきても、二人の愛情で力を合わせればイチコロだって!

 

「ああ、あああ、こんなにも私を求めて……そうですね、あなたとの愛の前に、あんな半魔のことを考えてしまってごめんね。ずっと一つになりたくてなりたくてなりたくてなりたくて苦しんでいたけど、ようやく――」

 

 OK、一旦エミリアや他の仲間を放置してスバルくんに集中してくれました。これで第二段階突破です。ここは誘いに乗ってくれるか怪しかったのですが……原作と違って、飽くまでシリウスが最優先、その他の奴らはカスという姿勢を見せたお陰でしょう。

 

 隣に女性を侍らせていたら、仲間が思わず反論したりシリウスが疑ってきたりして上手くいかなかったでしょうし、今までの糞みたいな交流や態度が活きましたね。

 

 さて、仲間たちが呆気にとられていますが、放置して計画の最終段階へ。

 誰にも邪魔されずに愛を囁きあって一つになれる良い場所があると言って、シリウスと共にこの場から離れ、ある場所へ誘導します。これで仲間たちもシリウスの権能の範囲から外れました。

 

 ~少年移動中~

 

 はい到着。早速、中に入りましょうか。シリウスも入ってどうぞ。少し暗いですが、衣擦れの音だけが分かる中で愛し合うというのも乙なものでしょう(適当)。

 

「いよいよ、あなたと! 私の『愛』が―――」

 

 シリウスがそう言って、この場所、()()()()()()()に入った瞬間―――『試練』を受ける資格を持たない者に罰を与える術式が発動します。資格があるのはハーフ種族かエキドナから直接資格を貰った者に限られるので、どちらにも該当しないシリウスは当然罰を受けるんですよ。

 そしてこの罰、ゲートの数が多くて大きい人ほど痛い目に遭います。だから大量の炎を操れるほどゲートの多いシリウスは大ダメージを受けるというわけです。

 

 ……よし!罰のダメージで気絶してくれました!意外と早く落ちたな~(歓喜)。

 ここが最大の賭けだったのですが、上手くいって良かったですね。シリウスが意識を保っていたら負け確だったので安心です。

 

 ちなみにスバルくんはエキドナから資格を貰っていたので、墓所に踏み入った罰を受けることはありません。

 そして、シリウスはスバルくんをペテルギウスだと思い込んで権能の対象から外していたので、ダメージの共有もないです。Foo↑気持ちぃ~!

 

 あとはシリウスが気絶している間に止めを刺すだけです。せめてもの手向けとして、見えざる手、『インビジブル・プロヴィデンス』で倒してあげましょう。

 

 シリウスの心臓を潰して……工事完了です。ぬわあああああああああああん疲れたもおおおおおおおおおおおおおおおん!

 

 

 上手くいきすぎて怖いんですが、何か見落としてないですよね……ないですよね?何か引っかかりを覚えるんですが。

 このシリウスは間違いなく本物。そして近くに権能の対象となる人間は居ません。シリウスの服をまさぐってみましたが、実はコートの中に村の子供を隠していました、なんてこともなかったです。うーん、モヤモヤしますが大丈夫そうですね。

 

 まぁここまでイベントがおかしくなっていると、エルザやカペラを抹殺しているのにロズワール邸が襲撃されている……という可能性は捨てきれません。ですが、もうセーブポイントが更新されていてどうしようもないので、そっちは諦めるしかないですね。

 

 

 ともあれ、第四章ボスを撃破したので、次はいよいよエミリアの試練突破に向けて動きます。

 

 では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

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