恐竜少女のヒーローアカデミア 作:抹茶
この小説は私の自身で考えた個性が活躍する小説を書きたいという動機で書き始めたものになります。
処女作なため、色々な表現が拙い部分やおかしな所もあると思いますがご容赦ください。
また「ここがよかった!」や「ここはこうするといい」などのご感想、ご指摘ありましたらどんどん書いてくださいm(_ _)m
投稿頻度は考えながらの執筆なため遅めとなりますが温かく見守って頂けると幸いです。
では本編をどうぞ...
1話 恐竜少女は流される
中国の軽慶市で「発光する赤児」が見つかったのを皮切りに世界各地で超常現象が報告され、世界人口の約8割が超常能力"個性"を持つに至った超人社会。
"個性"を悪用する敵(ヴィラン)
"個性"で人々を守るヒーロー
そんなもの達が存在する世界。
"個性"によって人の価値が決定づけられてしまう世界。
そんな世界に強力な個性を持って生まれた少女は選ぶことができなかった、ただ流されるままに... ただ求められるままに...
_______________________________________________________________________
肌寒い12月中旬の冬空の下、住宅街の中にある小さな公園に一人の少女がいた。
木製のベンチに座り込みなにをするでもなくただ空を見上げていた。
名を「古代 竜音」(こしろ りゅうね)。灰色の髪は肩甲骨程で綺麗に切り揃えられ。。白磁のように白い肌。赤い虹彩の中に爬虫類のような黒の瞳孔を持つ瞳をたたえ。中学校のものと思われるセーラー服に身を包み。可愛らし顔を持つ少女。
竜音は現在の空模様を表すような重い溜息を吐いた。
「はぁ~」
そして薄暗い空を見上げひとりごちる。
「そんなにみんな個性が大事かなぁ~」
そんなことを呟きながら今日の出来事について振り返る。
_______________________________________________________________________
「古代さんは進路についての相談があるのでHRが終わったら進路指導室に来てもらえる?」
「・・・はい」
担任の言葉に気乗りしない声音で返事をした竜音。
HR終了後重たい足を動かし進路指導室に向かう、部屋に入り適当な椅子に座って担任を待つこと数分、ガラガラガラッという音共に担任が入ってきて竜音の前に椅子を持ってきて座った。そして開口一番に本題をぶつけてきた。
「雄英の推薦の件はどうする?」
以前から雄英から竜音に推薦を出すという話がありその答えを求められたのだ。竜音は個性も強く、素行も真面目で勉学についても優れているので。雄英が推薦を出す基準としては問題がなく個性の性質上目立つので推薦の話が出るのは必然といえた。しかし竜音の方はというと別にどっちでもいいという心境だった。竜音自身雄英から推薦をもらえるのは嬉しかった。しかしどうしてもヒーローになりたいかと言われたら首をかがげてしまう程度のものだった。そもそも竜音には『やりたいこと』『興味』といったものがなかった。その原因は周りの環境にあった。
竜音の個性が発現したのは四歳のときだった、4歳の少女が大の大人を簡単に殺せてしまうような個性に周りの環境は期待と嫉妬ばかりになっていった。あるもの達は『将来は絶対に有名なヒーローになるな』といった期待の言葉を投げかけ来た。またあるもの達は『いいよな強個性のやつは選択肢が多くて』という嫉妬の言葉を浴びせてきた。そんな環境のなかで竜音は自己が弱くなっていった。結果的に周りの望むように、周りを刺激しないように行動するようになっていった、なぜならそれが一番楽な生き方だから...
「推薦受けたいです」
結果今回も周りの期待のままに自分の意見が介入しない選択肢を選んだ。
「本当?!やっぱり古代さんなら受けてくれると思ってた!担任としても学校としてももし古代さんが雄英に受かればとても鼻が高いです!」
担任はまるで自分のことのように喜んでいたが当の竜音は顔は笑っていても内心はたいして何も感じていなかった。
_______________________________________________________________________
帰ろうと思い教室に戻ると半分程の生徒が帰っておらずなにかを話していた。
一人の女性徒が竜音に気づくと小走りで駆け寄ってきてなにか期待するような視線を向けてきた。
「やっぱり雄英の推薦受けるの??」
予め予想していた質問だったので用意していた答えをだした。
「受けたよ、これで夢へ一歩近づける!」
まるでやる気がみなぎるような雰囲気で答える。
「よかったね!前からヒーローになりたいって言ってたもんね!」
女性徒が賛辞を言い終わると同時に周りの生徒達も次々に近寄って来て『おめでとう!』や『頑張って!』という言葉をかけてきた。竜音は笑顔で答えていた。さもヒーローになることが夢というように語っていたが結局これも周りに合わせた故うまれた虚像の夢だった。そして次に言われるのはやはり"個性"のこと。
「やっぱり竜音ちゃんみたいに個性が強い人ばっかりなのかな?」
「そりゃそうだろー、なんたってあの雄英なんだから!」
「俺も強個性だったら雄英いけたのかなぁ」
「お前に強個性があったところで宝の持ち腐れだろ」
「そんな感じする~」
ワハハハハハと笑い合う中で竜音は考えていた。
『結局みんな私個人ではなく"個性"というフィルターを通して私を見る、そこまで個性が大事だろうか?結局私という人間を知る人はひとりもいない。』
_______________________________________________________________________
「はぁ~」
そして冒頭に戻る。これ以上考えても仕方がないと立ち上がり、
「帰ろ...」
ボソッと呟き唯一の理解者の元に帰る竜音だった。
初回から鬱っぽい話になりましたがちゃんと竜音は仲間や友達とわかり合える時が来ます!
あと章の題の付け方とか色々分からないところ多くこれから少しづつ勉強してきたいと思います。
オリ個性についてはその個性が登場した話の後書きに個性紹介コーナーを作って詳細な情報とか乗せられたらって思ってます。