恐竜少女のヒーローアカデミア   作:抹茶

3 / 6
今回はマッマが大活躍!?
やはり母は偉大ですね。
全く物語りと関係のない私事になるのですが、先日母の誕生日がありましてプレゼントに名刺入れをあげました、えらく喜んでたのでこちらとしても嬉しかったです。会社の同僚にも自慢したと言っていて少し恥ずかしかったです...
こんな感じに時々前書きに日常ラジオ的なものをかくのでよかったら見てください。

では本編どぞッ!


3話 恐竜少女とカミングアウト

竜音の心を少しでも軽くしてあげたいとする白奈の願い通りに、つきものが落ちたような笑顔を見ることができ安心した所で白奈は話を本題に戻そうとした。

 

「話は戻るんだけどね、お母さんは雄英に行くこといいと思うよ」

 

竜音はあまりの話の展開の移り変わりに目を白黒とさせ話しの流れについて行けずにいた。そんな竜音を見て白奈はフフッと笑った

 

「なんの話してるのって顔をしてるよ、そもそもさっきの話は雄英の推薦云々の話から始まったんだよ」

 

「そうだった!」

 

「やっぱり忘れてる!」

 

先ほどの暗い雰囲気が嘘のように和気藹々とした雰囲気となっていた。

 

「それでね、もう一回言うけど雄英に行くのは悪くないと思うよ」

 

白奈は竜音に雄英で多くのことを学んでほしいと考えていた、竜音は強個性を持ち,賢い方とは言っても所詮はまだ15歳の少女、精神的な部分ではまだまだ幼いと言えた、そんな竜音だからこさ雄英で多くの苦難を乗り越え精神的にも、肉体的にも、そして個性的にももっと伸びしろはあると考えていた、確かに竜音の個性は強個性と言えるものだろう、しかし個性というのは本人の工夫次第でいくらでも価値が変わりうるものである、今周りから持て囃されいるのはあくまでも井の中の蛙、もっと広い世界、大きな視点で見れば現時点で竜音より個性そのもの強弱に関わらず強いものなどいくらでもいるだろう、そして個性が強いからと周りから言われるうちにヒーローなんて簡単になれると思っているその根性をたたき折ってもらう意味でも雄英は白奈が考える竜音の成長に最適の場だと考えていた。また他にも雄英を推す理由はあるのだが...

 

「雄英は先生が現役のプロヒーローで、直々に教えてくれるからためになることは多いと思うし、竜音が言われるような強個性なんて言われるものを持ってる人もいっぱいいる、それに雄英はね、個性が強くても、勉強が出来ても一番肝心なものがなきゃダメなの」

 

「肝心なものって?」

 

「当ててごらん、何だと思う?」

 

竜音は『う~~ん』と眉間にしわを寄せ考えていた、そんな時に『悩んでる顔もかわいい』なんて考えている白奈は間違いなく親バカである。

 

「勇気とか?」

 

「確かに勇気も大事だね!でもねちょっとおしいかなぁ~」

 

「惜しい...?...う~ん...わかった!」

 

「お?なになに答えをどーぞ」

 

「Plus Ultra!」

 

「なるほど校是をとっちゃったか!」

 

「え!?違うの!」

 

「まぁ~正解でいっか!」

 

「なんかスッキリしない~!ちゃんとした答え教えて!」

 

「いいよ、正解はね自己犠牲の精神だよ」

 

「自己犠牲の精神...?」

 

「そう、自己犠牲の精神、きっとまだわからないと思うけど雄英に入ればそのうちきっとわかるよ」

 

ヒーローには自分の身を顧みずに人々を守らなければいけない時が来る、そんな時に自己犠牲の精神がないと立ち向かえないという事態に陥ることがある。実際、この自己犠牲の精神の重要性は白奈の身をもった経験則から来ていた。

 

「それにしてもお母さんなんか雄英に詳しくない?」

 

先ほどから竜音は疑問に思っていた、妙に白奈が雄英に詳しく、パンフレットなどに載っていないようなことまで言っていた事に頭の上に疑問符が浮かぶばかりである。

 

「あー、言ってなかったっけお母さんね元雄英生なの」

 

「ついでに言うと一応元プロヒーローなの」

 

さらっと言われたカミングアウトに竜音は思考を停止していた、まさかこの優しくおっとりとした母が雄英卒で元プロヒーローなど誰が考えられるだろうか、いや考えられない、と心の中で反語表現を使ってしまうくらいには竜音は気が動転していた、また竜音の表の様子からもその状態がありありと見て取れた『エ..エッ..』と声にならない音を口から漏らし、半開きになった口をパクパクさせている様子はさながら餌をせがむ金魚のよう、一言で表すならアホ面だった、そんな状態の竜音を見て白奈はアハハハと笑っているが当の竜音からしてみれば全く笑い事ではない状況である。

 

「そんなにおどろくこと?」

 

「驚くよ!!だってお母さん今まで全くヒーロー関係の話してこなかったじゃん!」

 

「だって聞かれてないし」

 

「確かにそうだけど!」

 

基本的に白奈は温厚でいつもポヤ~っとしているタイプの人間だった、竜音自身も直接聞きはしないが結婚して専業主婦になる前は花屋さんで働いていそうだな~と考えたりすることがあるくらい戦闘や災害などとは縁遠い人物と思っていた、しかし蓋を開けてみればヒーローだった、しかも雄英卒のエリートと呼べるようなヒーロー。まさかの斜め上の答えに...斜め上どころか180度回転してもおかしないくらいの答えに目が飛び出そうだった。仮に竜音の個性が【ギャグ】だったなら『ドヒャー』と言いながらその場ですっころんでいたであろうというくらいには竜音にとって驚くべきことだった。そして驚くと同時に疑問が浮かんだ『なぜヒーローをやめたのか』。確かに今現在の歳では流石にキツイかもしれない、しかし若い頃ならまだまだ十分活躍できたというのは想像できる、母はこんな温厚な性格だが個性はかなり戦闘向きだからだ。白奈の個性は【トカゲ】変形型の個性で発動すると全身が鱗で覆われ防御力が高くなるだけでなく壁に張り付くことができたりと他にもかなり汎用性も高い、そんな活役所が多い個性であるのになぜやめてしまったのか。

 

「なんでお母さんはヒーローやめちゃったの?」

 

「それはね竜音が生まれたからよ」

 

竜音が白奈にヒーローをやめた原因について聞くと、その答えは竜音自身であった。確かにヒーローは時間が明確に決まった仕事ではないので子供が小さいうちは離れるわけにいかず仕事ができないだろう、しかしある程度大きくなったら幼稚園に預けるなどすればよかったのではないかと思う、世のお母さん方の中にも子供を幼稚園や保育所などに預けて働くお母さんは多いだろう、しかしなぜそうしなっかたのか考えてもわからなかった、それでもヒーローをやめた理由が自分だと言われたら罪悪感を感じるだろう。竜音はうつむき下を向いた。

 

「ごめん...」

 

「なんで竜音があやまるの?」

 

「え...?」

 

竜音は自分のせいで考えていたため戸惑っていた、白奈の方もなぜ竜音がこのタイミングで謝るのだろうと困惑していた、二人して困惑顔をしていると白奈が閃いた!とばかりに手をたたき竜音の頭を撫でる、撫でられている竜音はますます困惑しているようだった。

 

「わかった!竜音は竜音が生まれて私がヒーローを続けられないからやめたと思ってるんでしょう?」

 

「違うの..?」

 

「違うよ、勘違いさせちゃってごめんね...」

 

白奈はおもむろに椅子から立ちリビングのラグの所に座り込むと竜音に向かって手招きした。手招きされた竜音は白奈の突然の行動に真意を計りかねながらも椅子から降り白奈に近づく、すると急に右手をグイッと引っ張られ白奈のあぐらの上にちょこんと座り後ろから抱きつかれる形になった。

 

「え!?いきなりなに!?」

 

「大きくなったね~」

 

竜音は背丈の差的に頭の後ろから声が聞こえていた、その声は今までで1番柔らかく、温かいものだった。

 

「私がヒーローをやめた理由はね、竜音の成長を見守りたかったからなの」

 

そう言われた竜音は静かに聞いていたが、心の中はとてもポカポカしてあったかいと感じていた。

 

「私はヒーローをやめたことを1ミリも後悔してないよ...むしろ竜音の成長を見守れて、貴女を1番近くで守れてよかったと思ってるよ」

 

「そっか...」

 

竜音は白奈がヒーローをやめた真の理由を聞き、嬉しそうに返事をしたと同時にお腹に回されている白奈の手に自分の手を重ねるのだった。

 

「ねぇねぇお母さんのヒーロー時代の話聞きたい!」

 

「いいよじゃあお母さんが1番ヤバイ!と思ったときの話をしてあげる」

 

_________________________________________________________

 

午後7時頃、緊急の報告を受けた白奈は全力で現場に急行していた。数分前に受け取った報告の依頼はこういうものだった。

 

『ある植物学者がヴィランにさらわれ廃ビルに立てこもっている、ビルの入り口などにはそこかしこに罠ようなものがあって突入できない応援を願う』

 

というかなり犯罪性が高いもの。下手をすれば植物学者が殺されてしまうような一刻を争う状況だった。

 

「急がないと...」

                      ・

                      ・

                      ・

                      ・

現場につくとほかにもヒーロー達がいたが立ち往生しているようだった。白奈は近くのヒーローに声をかけ状況を聞いた。

 

「ヒーローのレプタードです、今どんな状況ですか?」

 

「ああ、ヴィランの野郎が玄関や階段に植物みてぇな罠が仕掛けやがって迂闊にはいれねぇ、既に3人やられた」

 

「なるほど...」

 

話を聞いた白奈は玄関や階段付近に視線を向け目を個性を発動する、全身に光沢を持つ薄い茶色の鱗が浮き上がり、爪はかぎ爪のようなもに変わった、また視界にも変化が訪れていた温度が高い所は赤系統の色、温度が低い所は青系統の色に変わるというサーモグラフィーのような機能を果たすようになっていた。そして視線を向けた先に赤い点々が見えることに気づいた。

 

「なるほど...」

 

おもむろに呟くと玄関に向けて歩を進める。

 

「おいおいやめといた方がいい、相手が植物なら炎系ヒーローを待ったほうがいいぜ」

 

「いや事態は一刻を争う、私ならもしかしたら突破出来るかもしれない」

 

そして赤い点々の1つに近づく...

 

ザシュッという音共に腕程度の植物の茎が飛び出してきたが元々位置が分かっているので危なげなく回避することができた、玄関や階段付近にあった赤い点々の正体は壁にくっついた植物の種子だった、罠の正体がわかれば避けるのは簡単だった近づいてから茎が出るまでにタイムラグがあるので余裕をもって避けることができるため1階ずつ慎重に進み白奈は遂に最上階にたどりついた、そこには横たわっている男性と怪しげな土で汚れたコートをきた男性がいた。

 

「ヒーローのレプタードです、大人しくそこの男性の身柄を引き渡し抵抗はやめなさい」

 

白奈が問いかけるとなにやらこちらに背を向け袋を漁っていた男はこちらを振り返りながら呟いた。

 

「チッ、もう炎系ヒーローがきたのかァ?」

 

こちらに振り向いた男の様相を見て白奈は顔を強張らせた、何故なら相手がネームドヴィランのグロウリーであったからだ。

 

「お前のそのなり、てめぇ炎系ヒーローじゃねぇなァ?」

 

男は振り返るとクツクツと笑いながら聞いてくる。

 

「あァなんだ警戒して損したじゃねぇかァ」

 

白奈はそんな敵と相対し内心かなりの焦りを感じていた、ヴィランとはいえども千差万別、そんな中ネームドヴィランというのはその凶悪姓故にヒーロー側にも名前を覚えられているようなヴィランであるまともに戦っても勝ち目は薄いと言えた。しかし目の前に救える人がいるのに逃げるなど出来るはずがない、白奈は覚悟を決め油断なくあいてを見据える。

 

「あァ...?なんだその目はやろうってのかァ?」

 

「まァいいぜ少しかわいがってやるよ」

 

その言葉を発した直後、白奈は地を蹴ってグロウリーに接近を試みるしかしグロウリーはその直線上に種撒き発芽させることで道を塞ぐと共に茎の射出による攻撃をしかけてきた。

 

「...ッ!」

 

なんとか左にそれ紙一重で避ける。

その後は近づこうとしては迎撃され、茎の射出による攻撃をかわし逸らす攻防が続いた。

 

「らちあかねぇなァ」

 

グロウリーはそういうとポケットから袋のようなものをこちらに投げた、その袋は白奈の2メートル手前程に着地し黄色い粉末をまき散らした。黄色い粉末が撒き散らされると同時に白奈は目を瞬膜で覆った(瞬膜というのは主にトカゲやヤモリなどが持つ目を保護する瞼とは別の透明の膜)おかげで黄色い粉末は体表面に付着しピリピリとするだけだった。

 

「なんで目が潰れねぇんだァ?」

 

「まァいいそろそろ仕舞いだァ」

 

そういうとグロウリーは拳大の大きさの種子を取り出しそれを地面に落とし発芽させた、発芽した植物はその場でうねうねとうごめきやがて色々な植物が組み合わさってできた四足歩行の異形の化けものとなった、白奈は個性による動物的な本能が警告を発しているのがわかった『あいつはやばい...』そう思いつつも植物の化け物を攻略するために思考はやめなかった、頬を冷や汗がつたう...、瞬間植物の化け物が白奈めがけ突っ込んできた、なんとか転がり回避するも予想していたかのようにグロウリーに射出された茎をなんとか避けようとするが左の脇腹にかすり一本は深々と右肩に刺さった。

 

『イッ...』

 

白奈は怪我に一瞬気をとられ、接近する植物の化け物の丸太のように太い尻尾に気づかなかった、気づいた時には既に遅く、白奈は尻尾にはじき飛ばされるようにして吹っ飛びコンクリートの柱に叩きつけられた。

 

『カハッ』

 

肺の中の空気を強制的に出され出血量もひどく意識も朦朧としていた。

 

『ハァハァ』

 

荒い息を吐き、肩で息をしているような状態でもまだっ!白奈は諦めていなかった。

(このまま戦っても負けるだけこうなったら一か八か賭けるしかない...)

白奈は覚悟を決めると重たい体に鞭を打って立ち上がり最初と同じようにあいてを見据えた。

 

「往生際がわりぃなァさっさとくたばれ」

 

白奈はグロウリーに向かって走り出した、それと同時に植物の化け物もこっちに向かってくる、会敵する寸前、白奈は高く跳躍し天井に張り付き植物の化け物を飛び越える、そして天井を伝って可能な限りグロウリーに接近する、後ろから尻尾が迫るが急に動きが止まる。

(やはり...)

白奈がグロウリーに接近したことで尻尾の攻撃範囲にグロウリーが入ったため植物の化け物は攻撃をやめてしまった、グロウリーがだす植物はグロウリーには攻撃をしないように設定されていたが今回はそれが徒となった。グロウリーは油断していたため種子の準備に手間取り迎撃をしようとするが間に合うはずもなく...

 

『フッ!!』

 

白奈に首を抉られた

 

『ゴホァッ』

 

大量に吐血し、ドサッという音ともに倒れ気絶した。それとともに植物の化け物は枯れて崩れていった

白奈はというと植物学者を救えたことに安堵し、応援の足音が近づいてくるの感じながらゆっくりと意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は"白奈の回想"を書いてみました!
初めての戦闘描写、やっぱり頭の中に思い描くものを言葉にするのは難しですね、いつかは私も手に汗握るような戦闘シーンをかけるようになりたいです。
そしてこの後今回登場した2人に関するパーソナルデータを置いときます、よかったら流し見程度でいいので見て頂けるとより私の小説を楽しめるかも...?

後タグに微百合とつけてますが、白奈と竜音は親子なので百合ではないのであしからず、この2人ただ単にマザコンと娘大好きなだけです!!

PERSONAL DATA
・古代 白奈(こしろ しろな)
元ヒーロー名:レプタード
...とかげのLizardと爬虫類のreptilesを合わせました(意外と安直w)
個性:トカゲ
...変形型個性で発動すると全身に鱗が浮かび上がり、かぎ爪になり、目にサーモグラフィーのような能力が追加される、鱗があるため防御力は高め、かぎ爪を使って天井や壁を伝うことが出来、汎用性が高い。しかし爬虫類なので寒さに滅法弱く凍系個性が天敵。
身長:168cm
性格:温厚だがやる時はやる!


・グロウリー
名の由来...適当に成長のgrowからとってます。
個性:品種改良
本来配合できない植物同士を配合し色々な植物を生み出せる、かなり汎用性が高く強個性、話の都合上あまり多くの植物が出せませんでしたが一応出た3つは紹介したいと思います。
・射出型の茎
...近くに誰かが接近すると発芽し、その反動で射出されている、さきが鋭利にとがっており殺傷力抜群。
・麻痺茸の胞子
...この胞子は触れると神経毒を発するため感覚が麻痺ししびれたような感じになる
・植物キメラ
...自立型植物をベースにあらゆる植物と配合させ生み出された一応植物。グロウリーの切り札。
(植物学者をさらっていたのは新たな植物を生み出すためだったりする)
性格:自身過剰で油断しがち...
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。