恐竜少女のヒーローアカデミア   作:抹茶

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前書きに書くことが早くも尽きようとしています。
抹茶です。
今話では竜音の個性の真の姿?...をお見せできたらと思っています。まァそんな大層なものではないので気持ちハードル低めで見るくらいがいいかな、なんて思ったりしてます。

では本編どうぞ...


5話 恐竜少女と雄英受験 下

辺りで爆発音や破砕音が響く中、竜音は着実に一体ずつ仮想ヴィランを相手にしポイントを稼いでいた。

 

(一体ずつだと効率が悪いな...仮想ヴィランを一カ所に集められればいいんだけど)

 

思案するように辺りを見回し仮想ヴィランを見つけると滑るように近づき、体ををひねり、尻尾を叩きつける。メギャという音と共にボディをひしゃげさせ、吹き飛ばすようにしてビルにぶち当てる。吹き飛ばした仮想ヴィランの方を見、動かなくなったことを確認すると走り出す。

 

(仮想ヴィランを集める方法あるにはあるんだけど悪目立ちしたくないな~)

 

実際竜音の頭の中には仮想ヴィランを集め一網打尽にできるであろう方法があった、それは単純に大きな音を出すというもの、大きな音を出せば仮想ヴィランがそれを感知し音源であろうところに向かうのは予想できる、しかし普通人間の体躯よりも大きい仮想ヴィラン数体に囲まれたら対処できなくなるのが普通である、しかしここは雄英、そんな規格外のことをやってのけるもの達が存在するような場所、故に竜音は焦りを感じていた、『自分は先程から一体ばかりを相手にして遅れをとっているのではないか』と、その焦りから渋っていた一網打尽の方法を決行しようと覚悟を決める、そんな規格外のことを出来るのは雄英受験者の中でもほんの一握りだとは知らずに...

 

覚悟決めた竜音は立ち止まり深呼吸すると竜音の個性本来の姿に変身する。両手両足のみに浮き上がっていた灰色の鱗は全身へと移り、やや前傾姿勢になると体が巨大化していく、顔は捕食者のそれになり鋭い牙をのぞかせていた、そこには全長9メートル体高4.5メートルはあろうかという灰色に輝く鱗を持った恐竜(竜音)がいた。

 

GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

 

天を見据えるように咆哮を轟かせる。

 

少しするとビルの陰から3体の仮想ヴィランが飛び出しこちらに迫ってくる、それ見つけた恐竜(竜音)はそちらに重い足音を響かせ走り出す。ズシンズシンと加速し躊躇もなく仮想ヴィラン達に体当たりをかます、体当たりされた仮想ヴィラン達は各々の方向に吹き飛び鉄のガラクタとなった。

 

GRRRRR....

 

威嚇するように周りを見渡すと気づけば多数の仮想ヴィラン達に囲まれていた、横から飛びかかってくる仮想ヴィランを体当たりでビルと挟むようにして押しつぶし、後ろから攻撃してくる仮想ヴィランを尻尾でなぎ払う、比較的体躯が大きい3Pの仮想ヴィランは掴みかかるようにしてのしかかり強靱な顎で噛みつき食い千切っていた、そこで行われていることは正しく『蹂躙』であった。

 

しばらくしあらかたの仮想ヴィランを片付けると竜音は個性を解き人型に戻りペタンとその場に座り込む。

 

「疲れた~!!」

 

一仕事終えた後のように達成感のある声を出すと共に脱力する。

 

「こんだけ倒せば流石に大丈夫かなぁ~」

 

辺りには様々なポイントの仮想ヴィラン達が無惨な姿になって20体近く横たわっていた。また竜音が及ぼした影響は仮想ヴィラン達だけに留まらなかった、辺りの大地はコンクリートが剥がれ所々がひび割れていた、周囲に存在するビルにも亀裂が走りそこら一帯だけ天変地異が起きたかのような様相をしていた。

 

「ちょっとやりすぎた感が否めないけど不合格になるよりはましだよね!」

 

そう言うと立ち上がりもう一度部位変身を行う。試験開始時と同じように両手両足に鱗が浮き出、尻尾が突き出る。

 

「まだ試験は終わってないんだし気を引き締めなきゃ!」

 

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

ある一室で大きなモニターに映し出される受験生達を眺め議論しているもの達がいた。

 

『今年はなかなかすごい子達が集まったんじゃない?』

 

『うむ、確かに今年は豊作といえるのかもしれんな』

 

『推薦組はともかく一般組にも見所のありそうなヤツがいっぱいいる』

 

そのもの達は雄英の先生であった、リアルタイムで流れてくる映像を見、少々喜びを含ませた声で話し合っていた。

 

『まだ決めるのは早いんじゃないかい?真価が問われるのはこれからさ』

 

一人がそう呟くと赤いボタンを押した。

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

竜音は最初と同じように堅実に一体ずつ相手にしポイントを増やしていた。すると...

 

『ゴゴゴゴゴッ』

 

という音がし地鳴りがし始める。

 

「えっ!なにっ!」

 

すると地中からそれまでの仮想ヴィラン達とは比べるまでもなくビル程に大きい仮想ヴィランが現れる。

 

(あれがお邪魔虫か...流石にあれは無理だー)

 

迫る超巨大ヴィランを前にし逃亡を選択しようとする。

 

(あの子足が挟まって動けないのか!でもあの大きさは...)

 

瓦礫に足が挟まり動けない子を見つけ振り返り、躊躇していると視界の端で超巨大仮想ヴィランに向かって走る人影を捉える。

 

(誰かが向かってる!?ってあれモサモサ君!)

 

勢いよく飛び上がるとを引き絞った右腕を振りかぶり仮想ヴィランの頭部に強烈な一撃を加えた。

 

(すごい...)

 

ビル程の高さまで飛び上がり超巨大ヴィランを倒すことが出来る個性もさることながら、なにより迷いなく巨大な敵向かっていけるその勇気に感嘆していると...

 

「えっ?落ちてる!?」

 

巨大ヴィランを吹き飛ばした男の子が明らかに自由落下しているのが見えた。

 

(えぇ!どうしようどうしよう)

 

竜音は焦りつつも個性で全身変身し恐竜形態になる。

 

「私を投げて!」

 

声がした下の方を見ると瓦礫に挟まれていた女の子が喋りかけてきていた。しかし、『投げてと言われてもそんな危ないことは出来ない』と思い、この恐竜形態では言葉を話すことができないため首をかしげる。

 

「大丈夫!私なら助けられる!」

 

その覚悟の籠もった瞳にほだされ、竜音は器用に襟の部分を口で掴み首をうねるようにしてその女の子を落ちている男の子めがけ投げ出す。投げ出された女の子は男の子に触れる距離まで近づくとビンタをした、すると自由落下が止まりフヨフヨと緩やかに落ちてきた。落ちてきた男の子は両足が折れあらぬ方向に曲り右腕が変色し腫れながらも、涙を流し左腕で這いずるようにしていた、女の子は顔色が悪く口を押さえるとキラキラとした吐瀉物をぶちまけていた、そんな若干のカオスな状況にどうするか竜音が動きあぐねていると。

 

『試験終了!』

 

声と共にアラームが鳴り響き試験終了がプレゼントマイクによってアナウンスされた。竜音は個性を解除し人型形態に戻り二人のもとに駆け寄る。

 

「大丈夫!?」

 

心配の声をかけるも竜音の個性では特に出来ることはないので側で様態を見ることしか出来なかった。

 

(モサモサ君体がすごいボロボロだ...ヴィランの攻撃は食らって無かったから自分の個性の反動でここまで!?そんな強力すぎる個性もあるんだ...それにしてもこれはあまりにも...)

 

女の子の方は吐き気があるだけだったが、男の子は目をそらしたくなる程に酷い怪我をしていた、その原因や要因を考え竜音の内心は驚きと困惑が浮かんでいた。

 

「はぁ~いお疲れ様~」

 

「はいはいグミだよ、グミをお食べ」

 

杖をついた老婆がこちらに歩いてきていた。

 

「おやまぁ...自身の個性でこうも傷つくかねぇ」

 

『チユーーー!』

 

謎の効果音と共におもむろに唇が伸び怪我をした男の子に接吻すると怪我がみるみる治っていた。

 

(すごい傷が一瞬で...)

 

「雄英校の看護教諭、ようれいヒーローリカバリーガール、あの人の個性は治癒力の超活性化、雄英がこんなに無茶な入試を慣行できるは彼女のよるところが大きいみたいだね」

 

(癒やしの個性なんてものもあるのか!世間は広いんだなぁ...)

 

金髪の腹巻きのような個性補助器具をつけた男子による説明を聞きつつ竜音は今まで自分がいかに狭い世界で生きてきたのかを実感し試験を終えた。

 

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「竜音~!雄英から通知きてるよ~」

 

竜音は家でいつもどうり過ごしているとそんな母の声が聞こえた。

 

(来た!筆記の方は問題なかったし結構ポイント稼げたし、推薦を貰ってるんだし心配すること無いんだろうけど緊張する~!)

 

竜音は通知を自室に持って入り封を開けた。

 

『私が投影された!』

 

「わっ!」

 

封を開けるとオールマイトが映写機のようなもので投影された。

 

『おっと驚かせてしまった、すまないすまない、なぜ私が雄英からのディスクに映っているんだそうおもっているね?』

 

(これ本当に録画だよね?なんか心を読まれているみたい)

 

的確に心の中を言い当てられ驚きながらも続きに耳を傾ける。

 

『今年から私も雄英で講師をすることになってね、これから共に切磋琢磨していこう!それはともかく結果を知りたいだろう?』

 

竜音はゴクッとつばを飲み手を組むようにして祈る体勢のようになりながら聞いていた。

 

『古代竜音君...もちろん合格だ!筆記も実技も素晴らしい成績だ!今回の実技にはヴィランポイント以外にもレスキューポイントという項目があった、それも含めて古代少女の実技の点数は75ポイント!、推薦組になかでは3位の成績だ素晴らしい!君の将来が楽しみだ!それでは雄英で会おう!』

 

そう締めくくると映像は終了した。

 

「やったーーーー!」

 

歓喜の声を上げ、両手でガッツポーズを作り振り上げめいいっぱい喜びを表す。

 

「お母さん!受かったよ!」

 

「ほんと!?よかったね!竜音!」

 

1階に駆け下り母親に告げると我がことのように喜び、抱き合ってピョンピョンとはねて喜びを分かち合った。

 

「今度の土日、お父さんが帰ってくるからお祝いにしましょ!」

 

「うん!お肉が食べたい!」

 

「とっておきのを買ってくるね」

 

「やった!楽しみーー」

 

白奈は興奮冷めやらぬ様子ではしゃぐ竜音を柔らかな目で見守り優しく微笑むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちょっと更新が遅れてしまいました!バイトがとても忙しくなかなか執筆する時間や気力が捻出出来ず...
それはさておき、竜音の個性が判明しましたね!由来はかのワンピース様のディエス・ドレークってキャラなんですけど知っているでしょうか、私がワンピースの中でローの次に好きなキャラです!
では竜音のパーソナルデータ良ければ軽く目を通してくれると嬉しいです。

PERSONAL DATA
・古代 竜音(こしろ りゅうね)
・ヒーロー名:未定
・個性:恐竜
..変形型個性で恐竜に変身できる、部分変身と全身変身があり、部分変身では体の一部、足や腕、尻尾のみ変身出来る、全身変身は完全に恐竜の姿になりアロサウルスという恐竜に近い形をしている、全体変身をした時には声帯まで恐竜のものとなるので人語を話すことが出来ない、また生物学的に爬虫類に属するため寒さが非常に苦手とい弱点を持つ。
・身長:165㎝
・性格:明るく元気だがまわりに流されやすい
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