東方最高神[零ZERO]【異世界編(このすば編)】(完結)   作:神森リョウカ

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どうもです!えーっと…ユウカです!前回のあらすじを簡単に言うよ!えーっと、お母さん達が…未確認の大陸の調査に行って…そこでとある本を集めて真実を知って来て欲しいって頼まれて…神殿の方で巨大な魔物と戦って勝ったんだって!凄いよ!お母さん!それじゃあ、今回も見てね!


第5話 最高神達と素晴らしき仲間達の異世界の大陸調査【前章・中編】

【神殿:地下1階】

 

 

リョウカ(幻想)「さて、どうしましょうかな…。」

 

リュウカ(幻想)「どうした?」

 

リョウカ(幻想)「うん、この階には…誰かが囚われていたのを思い出しましたけど…実際にはどうなんだろうって思った所です。」

 

リュウカ(幻想)「あ〜…確か、女神の片割れが居たんだったな…。」

 

リョウカ(幻想)「うん…でも本当にこの階に居るのかどうか知りたいし…もし居たら…そこで2チームに分かれて行動する事になります。」

 

リュウカ(幻想)「なるほどな…んじゃあ、先ずは例の牢屋に行ってみるか…有ればだけどな。」

 

カズマ「そうだな。」

 

魔物1「グォォォォ…!」

 

リョウカ(幻想)「さて、行きますか!実験です…ふん!」

 

 

ブォォン…!!グチャァ……!

 

 

リョウカの放った凶腕は…呆気なく魔物を引き裂いた…

 

 

リョウカ(幻想)「ごめんね…でも、私達は止まりませんよ!…【魔神龍の凶神刀剣】!」

 

 

バキバキ…!!シャキン…!!

 

 

リュウカ(幻想)「これが、その形態の専用武器の一個か?」

 

リョウカ(幻想)「うん、まあ愛用している刀剣を腕と一体化したって思った方が良いですね…勿論、大刀剣化する事も可能ですよ?」

 

魔物2「グァァァ…!」

 

 

シュン…!ブシャァァァァ…!グチャァ…!

 

 

カズマ「凄まじい切れ味だな…!」

 

リョウカ(幻想)「ほら!行きますよ!」

 

 

リョウカ達は、その牢屋が有るであろう所に向かってみた…が…

 

 

リョウカ(幻想)「可笑しいです…確かに牢屋は有りましたけど…彼女が居ない!」

 

リュウカ(幻想)「別の所に移動されたか…!」

 

リョウカ(幻想)「でも、宝箱は有りますね…ただ、どうやって牢屋を…あ…だったら………【魔神龍の凶神巨鉤爪!!】」

 

 

ギチギチ…!ブォォン…!!ズガァァァァァン…!!!

 

 

リョウカは、即座に閃き…その形態の第2の武器で牢屋を破壊した…

 

 

リュウカ(幻想)「これが第2の武器か?」

 

リョウカ(幻想)「はい、まあ普通の素手状態を更に破壊特化してパワーに極振りした物で…ある意味で、パワーアタッカーモードの専用武器です…ありとあらゆる物を力任せに引き裂き破壊する…勿論そのまま殴る事も出来ますよ…ただ、この武器はかなり大振りで隙が大きいのが欠点で…しかも…ご覧の通り…巨大過ぎて常に地面に着いている状態なので…スピードは遅いし…敵から狙われやすいですね…。」

 

カズマ「ですよね〜…まあそれぐらい欠点が有っても不思議じゃないな…。」

 

リョウカ(幻想)「でも、こういう室内且つ…狭い所だと、これが輝く所ですよ…まあスピードアタッカーモードも捨てがたいですけどね…勿論、ディフェンスモードもそうですけどね…ただ、このダンジョンではこのモードが有効です。」

 

リュウカ(幻想)「なるほどな…さて、宝箱の中身は何だ?」

 

 

リョウカ達は、その宝箱を開けて…中身を取り出すと…

 

 

リョウカ(幻想)「これは…【マスク・オブ・アイズ】ですね。」

 

リュウカ(幻想)「ああ、確か生命ある物は見えなくなる代わりに…本来なら見えない物が見えるって言う代物だな。」

 

カズマ「ん〜…だけどよぉ…それって、お前らに必要な物なんか?能力でどうにか出来そうじゃねぇか?」

 

リョウカ(幻想)「確かにそうですね…まあ、持っておきましょうか…役に立ちそうですし…。」

 

 

リョウカ達は、【マスク・オブ・アイズ】を入手した!マスク・オブ・アイズはリョウカの異次元に収納した…

 

 

リョウカ(幻想)「…さて、多分居るとするなら…もうこの神殿の地下深くの最深部辺りですね…。」

 

カズマ「まさか…あの例の大ムカデの居る所にか…?」

 

リュウカ(幻想)「そこしか考えれんだろう…まあ流石に隠し部屋に移してると思うがな…。」

 

カズマ「まあ、どっちにしろ奴とは戦わないといけんだろう?」

 

リョウカ(幻想)「うん。」

 

めぐみん「所で…大ムカデって言うのは?」

 

リュウカ(幻想)「まあ、この神殿の大ボスだ…名前は…【古代大百足:ニグティルガー】って言う大ムカデだ…侵入者が現れると壁画から覚醒し…侵入者に襲い掛かると言う化け物だ。」

 

ダクネス「大ムカデか…あぁ…喰らってみたい!」

 

リュウカ(幻想)「辞めとけ、そいつ…強力な毒持ってるから…被弾して掛かろう物なら、普通なら死んでしまう…んで奴に食われてジ・エンド…って言う感じだ。」

 

アクア「ひえぇぇ…やっぱり怖いですね…大ムカデってだけで…。」

 

アンカ(幻想)「ええ、流石に私達でもあんな気色悪いのと戦うのは嫌だよ?ある意味であの引きニートムカデを戦うのは苦戦するよ。」

 

リュウカ(幻想)「引きニート…ぶ!まあ普段は、地下深くに壁画の状態でずっと籠ってるからな…侵入者が来ない限りはあのままだしな…間違っちゃいないな!!ぶ…!!ひひ…!!」

 

カズマ「むか…!おい、それって俺もそうだって言いたいのか!?」

 

リュウカ(幻想)「あ〜…まあ少なくとも、お前よりはヒデェと思うぞ?だから安心しろよ。」

 

カズマ「嫌良くねぇよ!!俺とあのムカデと一緒にされるのは心外だぞ!!」

 

リュウカ(幻想)「だから一緒じゃないって言ってるだろ?」

 

カズマ「…はぁ、取り敢えずあの大ムカデ野郎…なんかムカつくからブチのめす!」

 

めぐみん「もしもーし?カズマ?」

 

カズマ「何だめぐみん?」

 

めぐみん「……本当にカズマ何ですか?何時ものカズマなら、そんなにやる気は無いし…そんな挑発程度で乗るような人じゃ無いって思っていますけど?」

 

カズマ「あ…確かにそうだわ…なんか馬鹿らしく思えて来た。」

 

めぐみん「うん、何時ものカズマですね。」

 

クロカ(幻想)「あの〜…。」

 

アンカ(幻想)「どうしたんだい?」

 

クロカ(幻想)「…牢屋の外…もう大量の魔物が…!」

 

リョウカ(幻想)「……どうやらさっさと来いって事でしょうかね…これ程大量なら……パワーアタッカーモード専用…第2の武器…!【魔神龍の凶神大鎌…!】」

 

 

ギチギチ…!シャキン…!

 

 

リョウカがそう言うと…腕全体が変形し…蟷螂みたいな大鎌になった…

 

 

リュウカ(幻想)「これが、パワーアタッカーモードの第2武器か…少し格好良さが欠けるな…まあ内容的には…それで薙ぎ払うって事か?」

 

リョウカ(幻想)「まあそうですけど…まあ見てて下さい…はぁぁ…!!」

 

 

ブォォン…!ブシャァァァァ…!

 

 

めぐみん「な!?」

 

リュウカ(幻想)「おいおい、こいつはまさか…カマイタチか!?」

 

リョウカ(幻想)「これがこの武器の能力…私が腕を振るった方向に見えない斬撃を飛ばします…ただ、刀剣形態よりは切れ味は落ちますし…そこまで射程距離は長くは無いです…まあこの距離なら充分射程圏内です。」

 

カズマ「そうか…。」

 

 

ギチギチ…

 

 

リョウカ(幻想)「さて、じゃあ先を急ぎましょうか…あ…そうそう、一応寄り道はしながら先に進みますよ…この神殿に…銀の鈴が眠っていますからね…それに…ある一つの装備を回収します。」

 

カズマ「分かった。」

 

 

そして、リョウカ達は移動を開始し…更に地下に降りる階段を見付けて…降りて行った…

 

 

【神殿:地下2階】

 

 

ここでは、殆ど寄り道だったので…纏めると…

 

 

サブターゲット:銀の鈴入手

 

宝箱の鍵入手

 

 

の以上で…そそくさに地下3階に降りて行った…

 

 

【神殿:地下3階】

 

 

リョウカ(幻想)「はぁ…はぁ…やっとです…ね…。」

 

リュウカ(幻想)「…リョウカ…さっきから苦しそうじゃねぇか?」

 

リョウカ(幻想)「大丈夫…ですよ…それよりも、ここ地下3階が…例のボスが居る階です…ただ、特殊なルートを通らない限りは絶対に通れ無いです。」

 

カズマ「そうだな…。」

 

リョウカ(幻想)「さて、ここで入手するべき物を言うと…【大理石の鍵・象牙の鍵・シルバーシールド】の以上3点です。」

 

カズマ「ん?鍵の2種は分かるけど…何でシルバーシールドが出て来るんだ?俺が装備してんのは…その上位互換の奴だろう?」

 

リョウカ(幻想)「ええ、でも一応は入手は必要です…何せ…ダームの塔に入る為のある意味で許可証となりますからね…。」

 

カズマ「なるほどな…例え、この装備でも信用に欠けるって訳か…分かったよ。」

 

リョウカ(幻想)「すみませんね…それじゃあ急ごう。」

 

 

リョウカ達は、その三種を求めて探索を開始した…

 

 

リョウカ&リュウカ&カズマ&めぐみん『このすば !』

 

 

数十分後…ようやく三種を見つけ出して…先に進んで行き…例の特殊なルートを通って…最深部までの道のりに出た…そして…

 

 

全員『………。』

 

 

通路の奥深くに…例の紋章が刻まれた門が有った…ご丁寧に、それぞれ二種の鍵を差し込む鍵穴が有った…

 

 

リョウカ(幻想)「この先に…居ますね…。」

 

リュウカ(幻想)「………そうだな…。」

 

リョウカ(幻想)「開けますよ…。」

 

 

ガチャ…ギィィィ…!!ズズゥゥゥン…!!!

 

 

リョウカが二種の鍵を使用し…門を開けた…

 

 

リョウカ(幻想)「……さぁ…行こう…。」

 

カズマ「ああ…。」

 

めぐみん「ええ。」

 

 

リョウカ達は、門を潜って行き…全員が門を潜ったが…

 

 

リョウカ(幻想)「…あれ?閉まりませんね?」

 

リュウカ(幻想)「確かにそうだな…いや…待て…そう言う訳か…。」

 

リョウカ(幻想)「どうしたんですか…?」

 

リュウカ(幻想)「目の前にある…この壁画を調べると…あの門は閉まる…良いな?調べた瞬間に…壁画から離れろ。」

 

リョウカ(幻想)「………うん。」

 

リュウカ(幻想)「……良いな?調べるぞ…。」

 

 

リュウカは、そっと…その大ムカデの壁画に触れると…

 

 

ギィィィ…!!ズズゥゥゥン…!!!

 

 

リュウカ(幻想)「案の定閉まりやがった…!!構えろ!!」

 

リョウカ(幻想)「……!!?っ…!!うぅ…!!」

 

リュウカ(幻想)「リョウカ…!?クソ…!!」

 

 

リュウカは、突然苦しみ出したリョウカを即座に抱えて壁画から離れた…すると…

 

 

ゴゴゴゴゴ…!!メキメキ…!!

 

 

?『ギシャァァァァァァ…!!!!!』

 

リュウカ(幻想)「ほら来やがった!【ニグティルガーだ!】」

 

リョウカ(幻想)「っ…!!あああぁぁ…!!!」

 

リュウカ(幻想)「おい!しっかりしろ…!」

 

リョウカ(幻想)「ぐぅぅ…!!!あああああぁぁぁ…!!!!」

 

 

ゴォォォ…!!!メキメキ…!!

 

 

突如として苦しんでいたリョウカが…更に禍々しいオーラを放ちながら姿が変わって行き…

 

 

リョウカ(?)『グォォォォォォォン…!!!!』

 

全員『……!!!』

 

ニグティルガー『……!!?』

 

 

…今のリョウカの姿は…完全にリョウカとは掛け離れた姿で…完全に禍々しい黒いオーラに紫のオーラで身を包んだ…半分人型の龍化で…半分が魔神化した…半龍半魔神化って言う所だが…先程の形態を、半人半魔神龍形態で言うなら…恐らくこれが…【魔神龍化形態】って言う所だろう…まあ、ざっくり言うなら…あのジ・グランを更に人型っぽくし…魔神化ぽくイメチェンしてみました…って所だろう…

 

 

リュウカ(幻想)「やっぱり…あの形態は呪われてやがったな…!!あん時にリョウカを無理にでも止めてれば良かった…!」

 

カズマ「だけどよぉ…!この状況…どうする!?」

 

めぐみん「お師匠様…!!お願いですから落ち着いて下さいよ…!!!」

 

リュウカ(幻想)「めぐみん!?」

 

リョウカ(暴走)『グゥゥゥゥ…!!!』

 

ニグティルガー『ギィィィ…!!!』

 

 

そして…魔神龍化し…暴走したリョウカと…ニグティルガーの戦いが始まった…

 

 

【イースⅠ:第2のボス】

 

 

【最高現人神:神森リョウカ[魔神龍化形態【制御不能(暴走)】・邪神化形態]別名:[終焉ヲ誘ウ魔龍神王]】VS【古代大百足:ニグティルガー】

 

 

戦闘方式【討伐クエスト】

 

 

勝利条件【ニグティルガーの撃破】敗北条件【リョウカの撃破】

 

 

推奨BGM:作品名【エヴァンゲリオンシリーズ】曲名【the beast II[旧ver]】

 

 

地形:【神殿:地下3階:最深部】

 

 

 

【戦闘開始!】

 

 

リョウカ(暴走)『グルルル…!!!』

 

 

ギチギチ…!!ズガァァァァァン…!!!

 

リョウカは、腕をあの鉤爪形態にして…

 

 

リョウカ(暴走)『オオオオオオオオォォォォ…!!!!!』

 

 

ズガァァァァァン…!!キィィン…!!!ブォォン…!

 

 

ニグティルガー『……!!?』

 

 

リョウカは、けたましい咆哮を上げて…そのままニグティルガーに弾丸以上の速さでニグティルガーに迫り…大きく振りかぶったが…流石長年も侵入者と戦って来た歴戦の個体…来ると分かった瞬間に即座に回避した…が…

 

 

バキィン…!

 

 

ニグティルガー『ギシャァァァァァァ…!?』

 

 

キィィン…!!ズガァァァァァン…!!!

 

 

…そう、例え暴走していようとも…リョウカは、ニグティルガー以上に長年の月日や年を重ねて…戦闘をしていた…だから回避されるのは分かっていた…ならばどうするのかと言うと……【腕を更に巨大に…長くすれば良い…】と言う発想に至り…命中はしたけど…致命傷にはならなかったが…大ダメージを与えた…

 

 

ニグティルガー『ギィィィ…!!!ギシャァァァァァァ…!!!!!!』

 

 

ギチギチ…!!

 

 

そして、今度は反撃とばかりにニグティルガーはリョウカに突進して来た…無論だが、ニグティルガーは長大な身体…無論大きさではリョウカに勝ってはいるし…重量も勝ってもいる…だが…相手が幾らなんでも悪過ぎた…

 

 

ゾクゥゥ…!!!

 

 

ニグティルガー『………!!!?』

 

 

ギチギチ…!!ブォォン…!

 

 

ニグティルガーは、自分の身にものすごい悪感を感じ…けたましい程の音の警鐘が鳴り響いていた…ニグティルガーは、即座に方向転換し…先程の位置に引き返した……ニグティルガー自身に、初めて死ぬ恐怖を知った…もしあのまま突っ込んでいたら…自身は確実に身体を引き裂かれて殺されてしまう…って言う感覚を感じた…ニグティルガー自身もあの回避も間違ってはいなかったと感じた…だが…もうニグティルガー自身は…これ以上何も出来なかった…何故なら…

 

 

リョウカ(暴走)『オオオオオオオオォォォォ…!!!!』

 

 

ブォォン…!!!ズガァァァァァン…!!!!!!

 

ザン…!ザン…!ザン…!ザン…!ザン…!グサグサグサグサグサ…!!!!

 

ニグティルガー『…………!?!?!』

 

 

そう…リョウカが…目の前で大きな咆哮を上げて…地面に向けてその巨大な腕を殴り付けて…そのニグティルガーの真下から…無数の触手の槍がニグティルガーを貫いたのだ…

 

 

ズシャ…!ズズゥゥゥン…!!!ブシャァァァァ…!!!!

 

 

そして…触槍は、リョウカの腕が地面から引き抜いた時に触槍はニグティルガーから引き抜かれ…貫かれた所から大量の血を吹き出して…息絶えた…

 

 

リョウカ(暴走)『グゥゥゥゥ…!』

 

 

ズン…ズン…ガチ…!

 

 

リュウカ(幻想)「おい…何をする気だ…?」

 

カズマ「おい…なんか嫌な予感がするぞ…!?」

 

 

リョウカは、その息絶えたニグティルガーに近付き…そのニグティルガーを掴んだと思うと…

 

 

ガリ…グチャ…グチ…ガリ…

 

 

全員『………!!?』

 

 

何と…全員が居る目の前で、ニグティルガーを食い始めたのだ…しかも生でだ…更に何も加工もされてもいない…いや重要なのはそこじゃなく…あのニグティルガーを食らい始めたのだ…

 

 

めぐみん「う…うぶ…!おえぇぇぇ…!!」

 

アクア「…あ…ああ…し…師匠…様…!」

 

カズマ「…うわぁ…エグすぎだ…!」

 

 

案の定だが…神森一家を除いて、このすば メンバーは…盛大に引いたそうで…特にめぐみんは、気持ち悪すぎて吐いてしまう程酷い惨状を見せつけたのだ…

 

 

リョウカ(暴走)『グゥゥゥゥ…。』

 

 

ポイ…ズズゥゥゥン…!

 

 

リョウカ(暴走)『グォォォォォォォン…!!!』

 

 

ピキィィン…!!パァァン…!!!ドサ…

 

 

そして…ニグティルガーを頭だけ残して…その頭をポイ捨てにした後に、けたましい咆哮をあげて…それと同時に眩く輝き出して…破裂音と共に、元の通常のリョウカに戻ったが…案の定気を失って倒れてしまった…

 

 

リュウカ(幻想)「………。」

 

 

リュウカは、そっとリョウカに近づいて…

 

 

リュウカ(幻想)「……止められなくて…ごめんな…。」

 

 

リュウカは、気を失ったリョウカにそう言い…優しく抱き上げて回収した…

 

 

めぐみん「お師匠様……大丈夫…なのでしょうか?」

 

リュウカ(幻想)「分からん…だが、あの形態は…少なくとも俺達姉である俺達が扱うべき形態だって事が分かった…いや…厳密には…邪神である俺達と闇神森一家が扱うのが正攻法だろう…どうやらリョウカには相性が悪過ぎたな…せっかく覚えたのに悪いが…俺達が頂いて行くぞ…それとその形態は完全消去させてもらう…。」

 

 

リュウカは、そっとリョウカの頭に手をやって…能力で先程の形態をリュウカ達姉サイドの者と闇神森一家の者にあげて…リョウカのその形態を完全消去させた…

 

 

リュウカ(幻想)「やれやれ…これ疲れるんだよなぁ…。」

 

カズマ「まあ、もうその形態で暴走する事は無いんだから良いだろ?それより…この頭どうする?」

 

リュウカ(幻想)「…そこどいてろ…。」

 

カズマ「え?ああ…。」

 

リュウカ(幻想)「……ふん!」

 

 

ポォォピィィ…!!ボォォン…!!

 

 

リュウカ(幻想)「ふぅ、証拠隠滅完了っと…。」

 

カズマ「エゲツ無いな…そこまでするか?」

 

リュウカ(幻想)「仕方ないだろう?もし、リョウカに…ニグティルガーに何をしたか教えたら…精神的にどうなるか想像しなくても分かるだろう?」

 

めぐみん「……確かにそうですね…お師匠様の為にはそうするしかないですしね…ある意味で良かったです。」

 

リュウカ(幻想)「……さてと、確かこの奥だったな?」

 

アンクロ(幻想)「ああ、多分そうだよ…どれ?確か……お!ここだな…はぁ!」

 

 

バキィン…!!ズガァァァン…!!

 

 

アンクロは、閉ざされた隠し通路を見つけ出して…リュウカ達は先に進むと…

 

 

?「誰ですか…?」

 

リュウカ(幻想)「ん?お前は…いや…えーっと俺達はただの通りすがりの冒険者気取りの最高神だ…とりあえず、ここから出す。」

 

?「え…あ…はい。」

 

リュウカ(幻想)「……アンカ、やってくれ。」

 

アンカ(幻想)「あいよ…さてと、少し離れていてね。」

 

?「はい…。」

 

 

ガチ…ギギギギギ…!!

 

 

アンカ(幻想)「はい、これで出れるよ。」

 

?「あ…ありがとうございます!」

 

リュウカ(幻想)「いや、礼には及ばん…ん?お前…その手に持っている本は?」

 

?「あ…これでしょうか?実は、この牢に移った時に置かれていた本で…名前はイースの本って言うんだって…これは…[ハダルの書]らしいです。」

 

リュウカ(幻想)「そうか…。」

 

?「とりあえず…助けて頂いたお礼にあげますね。」

 

リュウカ(幻想)「お!サンキュー…。」

 

 

リュウカ達は、イースの本の…【ハダルの章】を手に入れた!

 

 

リュウカ(幻想)「さて、ここは危ない…俺達の側にいろ…ここから脱出するぞ。」

 

?「はい…、あ…私の名前は…【フィーナです。】」

 

リュウカ(幻想)「フィーナだな?分かった…そんじゃあ、行くぞ…お前らも側に居ろ。」

 

カズマ「おう。」

 

めぐみん「ええ。」

 

リュウカ(幻想)「行くぞ…テレポート!」

 

 

ピシュン…!!

 

 

リュウカはテレポートを発動し…近くの村…そうゼピック村にテレポートした…そして、その直後に…今まで捕まっていたのか原因なのか…フィーナは倒れて、アンクロが運び係りをして…近くのジェバの家にフィーナを預けた…後、ついでにリョウカも預ける事にした…(因みに、リョウカの寝かせられている位置はあろう事かフィーナと同じベットだ…ああ…羨ましい…)

 

尚、サブクエストである…銀の鈴はちゃんと渡した…んでそのお礼の報酬が…パワーリングと言うはめると力が上がると言う優れ物だと言う…

 

 

そしてリュウカ達は…リョウカの知識も無ければ攻略に困るか…リョウカの回復を待つ事にした…

 

 

数時間後…

 

 

リョウカ(幻想)「…ん…ん〜…あれ…?ここは…?」

 

?「おや…目が覚めたかい?」

 

リョウカ(幻想)「貴女は…ジェバさん…?じゃあ…ここは…ジェバさんの家ですか…。」

 

リュウカ(幻想)「おう、そうだ…。」

 

リョウカ(幻想)「あ…お姉ちゃん……その…本当にごめんなさい…。」

 

リュウカ(幻想)「ん?何がだ?」

 

リョウカ(幻想)「…私の所為で…みなさんに迷惑を掛けてしまいました…。」

 

リュウカ(幻想)「あ〜…まあ、もう慣れた事だ…気にすんな…ただ…あの神殿で覚えたあの形態…幾ら何でもお前にとっては危険過ぎた…だからそれは俺達が頂いた…無論だが…もうお前にはその形態は発動は出来ん…あんな形態で毎回暴走されたら堪らんからな…まあそれがせめての罰だと思った方が良い。」

 

リョウカ(幻想)「……うん…あ…あの大ムカデは?」

 

リュウカ(幻想)「ん?あ〜…俺達がどうにかしておいた…まあトドメはな…後の事はご想像に任せる…ま、深く考えない方が良い…。」

 

リョウカ(幻想)「そう…ですか…。」

 

リュウカ(幻想)「それよりも…身体は大丈夫そうか?」

 

リョウカ(幻想)「分からないです…でも…何故か分からないけど…あまり力が出ませんね…。」

 

リュウカ(幻想)「そうか…まあそうなるな…今のお前は、俺達の能力で一時的に能力封印をしているから…完全な人間状態…と言う訳じゃないが…人間状態ではある状態だ…まあ一般市民の半分以下ぐらいの強さだな…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですか…。」

 

リュウカ(幻想)「んで、これからミネアの街の方に向かう…まあその先の事は俺達でもあんまし知らないからな…だからお前の知恵が必要だ…まあ思い出す事も有るがな……と言う訳だ…行くぞリョウカ…。」

 

リョウカ(幻想)「うん。」

 

 

リュウカは、リョウカを再び抱き上げた…

 

 

リュウカ(幻想)「よいしょっと…本当に軽いな…。」

 

リョウカ(幻想)「あはは…すみませんね…相変わらずの貧相な身体で…。」

 

リュウカ(幻想)「いや…はぁ…まあ良い…取り敢えず世話になったな…ジェバ…。」

 

ジェバ「ええ…気を付けるんじゃぞ…この娘の事は任せておきなさい。」

 

リョウカ(幻想)「うん、ありがとうございます…。」

 

リュウカ(幻想)「じゃあな…また来るかもな…。」

 

 

そして、リョウカとリュウカは、ジェバの家を出て…全員と合流し…再びミネアの街に引き返した…

 

 

カズマ&めぐみん&アクア&ダクネス『このすば !』

 

 

移動してから数十分後…再びミネアの街に到着し…サラの所に向かったが…そこに居たのは、そのサラの助手である老人が居るだけだった…どうやら話を聞く限りでは…来た時にはサラは失踪してしており…『廃坑に…』と言う置き手紙と…イースの本を残して居なくなっていた…そして、そのイースの本をリョウカ達は授かった…

 

 

リョウカ達は、イースの本…【トバの章】を入手した!

 

 

リュウカ(幻想)「…廃坑にか…。」

 

リョウカ(幻想)「うん…あそこにダームの塔を除いて…最後のイースの本が有ります…名前は、【ダビーの章です。】」

 

リュウカ(幻想)「廃坑と言う闇に…ダビーと言う光を司る六神官の一人の書物が眠ってる訳か…。」

 

カズマ「なんか、洒落てんな。」

 

リョウカ(幻想)「……行こう、廃坑に…。」

 

リュウカ(幻想)「あぁ、行くぞ…。」

 

カズマ「…あ~…まあ…言っちゃあ悪いが、お前らがそう言う格好で言われてもな~。」

 

リョウカ(幻想)「あ…すみません…あの~お姉ちゃん?」

 

リュウカ(幻想)「ああ、返す。」

 

 

そして、リュウカはリョウカの能力封印を解いて…リョウカ達は廃坑に向かった…だが、この廃坑攻略で…リョウカ達の身に悲劇が起きる事はまだ誰も知らない……そして…あの削除された筈のリョウカのあの形態…アレの本当の脅威を思い知らせるだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

【続く】


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