東方最高神[零ZERO]【異世界編(このすば編)】(完結)   作:神森リョウカ

9 / 43
どうも!私は、女神アクアです!さぁ、前回のあらすじよ!簡単にまとめると、ダームの塔をようやく攻略した事と…イースの本を全て集めて真相を知った事と…お師匠様とファクトの師弟対決して、お師匠様が勝利し…ファクトの装備を手に入れた事ですね…さて、今回からいよいよ調査クエストは後半戦よ!今回も見てね!


第9話 最高神達と素晴らしき仲間達の天空の神殿の調査【前章・前編】

【天空の神殿:イース】

 

 

?『…し…しょう…!』

 

?『……め…さま…り……!!』

 

?『……だい…ぶ……?』

 

リョウカ(幻想)『……あれ……?私は……?』

 

 

リョウカは、どうやら意識を失って…精神世界に居る様だが…

 

 

リョウカ(幻想)『…みなさん…そうだ…こんな所で立ち止まる訳には…行きません!…待ってて……下さい……みな…さん……。』

 

 

そして、リョウカは…意識を現実に引き寄せた…

 

 

リョウカ(幻想)「……ん……あ…れ?」

 

リュウカ(幻想)「よう…気が付いたか?」

 

めぐみん「……!!お師匠様あぁぁ…!!」

 

リョウカ(幻想)「…みなさん…そうだ……ここは?」

 

?「ここはイースって言う…空を飛ぶ大陸みたいな所ですよ…。」

 

リョウカ(幻想)「…貴女は…?」

 

?「私は、【リリア】丁度空から貴女達二人が落ちて来て…そこに…空を飛ぶ船がいっぱいやって来たの…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですか…とりあえず…介護をして…くれて……あり……がとう……。」

 

リュウカ(幻想)「リョウカ?」

 

リョウカ(幻想)「………。」

 

リュウカ(幻想)「不味いな…せっかく庇ったって言うのに…衝撃で大ダメージを受けたか?…まあ…良いや…すまんな…悪いって思ってはいる…お前の所の村に案内してくれんか?」

 

リリア「え?ええ…大丈夫です…それよりも…貴女の方が…もっと危険だと思いますけど……。」

 

リュウカ(幻想)「へ?……あ〜…本当だ…って!!痛ってぇぇぇ…!!!!やっぱあのイースの本…!!ふざけんなよ…!!痛えじゃねぇか!は!?まさか…入念に作られたリョウカを墜落死させる為の罠か…!!」

 

カズマ「いや違ぇし…!」

 

リリア「あの〜…本当に大丈夫ですか?」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…まあ痛いのは本当だが…これくらいの傷やダメージは……ほら。」

 

 

リュウカは、そう言うと…能力であっさりとダメージと傷と汚れを治した…

 

 

リリア「すっごいです!」

 

リュウカ(幻想)「まあな…まあ俺達の事は、リョウカが起きた時にゆっくり話そう…とりあえず案内を…。」

 

リリア「あ…はい、こちらです。」

 

 

そして、リュウカ達は…リリアに連れられて…リリアの住む村…【ランスの村】にやって来た…尚例の艦隊は、一応リュウカの命令でこの浮遊大陸の側を巡航飛行を続けて厳戒体制を敷くようにしてある…それでリョウカはと言うと…そのランスの村のリリアの家にて寝かしてもらっている様だ…どうせリョウカが目覚めないと動けないリュウカ達とは言うと…その村の人達に挨拶周りをした…

 

 

ファクト(魂)『このすば !』

 

 

一日後…

 

 

リョウカ(幻想)「……ん…ん〜…!良く寝ました…って…何処でしょうか?」

 

リュウカ(幻想)「目が覚めたんだな?リョウカ?」

 

リョウカ(幻想)「あ…お姉ちゃん…その…、」

 

リュウカ(幻想)「いや、謝らんでも良い…んで、ここはランスの村って言う所で…リリアの家だ…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですか…はは…また私は、人様の家に世話になってしまいました…早くお礼を言って……あ…れ?」

 

リュウカ(幻想)「あ〜…お前…イースに墜落した際に…一応俺がクッション代わりになったんだが…どうやら外傷は無いが…内側のダメージが尋常じゃない位に受けてしまっってるから…だからしばらくは世話になっとけ…。」

 

リョウカ(幻想)「…そ…う…ごめん…ね……。」

 

 

そして少しだけ目が覚めたリョウカは、ダメージのお陰で再び意識を失った…

 

 

そして、リョウカは…時折目覚めてはリハビリをして…そしてまた意識失って…また目覚めて…リハビリして…気を失って…の繰り返しをして徐々に回復して行き…約2週間経過した…

 

 

リョウカ(幻想)「ふぅ〜…ようやく復活です。」

 

リュウカ(幻想)「やれやれ…今回は、えらく長引いたなぁ…まあ…リハビリしてそのダメージで気を失って…俺が毎回リリアの家に運び込むを繰り返してたからな…こっちも大体は体力面で成長はした…。」

 

リョウカ(幻想)「あはは…すみません…。」

 

リリア「あの〜…?もう大丈夫なのですか?」

 

リョウカ(幻想)「はい、みなさんのお陰でこの通りですよ。」

 

リリア「そう…良かった…。」

 

リュウカ(幻想)「まあ、こいつはいっつも無茶しまくって…即座にぶっ倒れる大馬鹿な妹だがな…。」

 

リョウカ(幻想)「……すみません…。」

 

リリア「…あの〜…前々から思っていましたけど…貴女達って…何者ですか?」

 

リョウカ(幻想)「そうですね…世話になった御礼です…教えましょう、実は私達はこう見えてね…ただの最高現人神ですよ。」

 

リリア「へぇ〜…そうなん…って!え…!?最高現人神…!?」

 

リョウカ(幻想)「まあ、簡単に言うと…現人神と最高神が混ざった様な物ですよ…まあ私達は人間ですけど…。」

 

リリア「そうなんだ…え…でも、人間が神様になるのって…。」

 

リュウカ(幻想)「ああ…基本的にどう頑張ったって無理だな…しかも最高神や現人神と言うクラスで人間がなるのは絶対に不可能だ…まあ例外は除くがな…んで確かに有り得ないって思うかもしれないが…現実じゃあ…有り得ない方が有り得ないって言うのが常識だ…悪いがな…。」

 

リリア「えーっと…じゃあ…その例外って言うのは…?」

 

リョウカ(幻想)「ええ、基本的に最高神になる方法は私達が知る限りじゃあ…3つ有ります…一つは…【その最高神から認められて、その座を譲る事】二つ目は…【その最高神を実力で奪い取る事…】三つ目は…ある意味でイレギュラーだと思いますけど…【何らかの理由で、突然変異で最高神になってしまう事】…の以上が方法で…私達の場合は、その3番目の方法です。」

 

パノア「それでは…どうしてそうなってしまいました?」

 

リュウカ(幻想)「まあ、俺達も好きでなった訳じゃない…まあ俺達は人間で元々は、現人神だった…しかも最高神に余裕で勝てる程だった…だから最強の現人神って呼ばれる様になった…だが、ある日に突然…とある能力の所為で強制的に最高神になっちまったんだよ…そう、強制的にな…ある意味で最大級の呪いみたいな物だぞ?これ?んで、その能力が…ありとあらゆる設定が出来るって言う能力だがな…。」

 

リリア「そうなんだ…。」

 

リュウカ(幻想)「言っておくが、神様に憧れるのは辞めた方が良い…まあ信じるのは勝手だが…神界じゃあ…何故か知らんが、超と言う程の危険地帯化してやがるがな…いつかは俺達をぶっ倒そうと躍起になって、超と言う程の戦闘狂もわんさか居る…まあ俺達は、ワンパンで蹴散らしてるがな…で、下手に入り込めば喧嘩吹っ掛けられて即座に終わりだ…終わりイコールは…死だけだ…。」

 

リリア「そんな…。」

 

リュウカ(幻想)「まあそれは昔の話だ…今じゃあ俺達が統制して戦闘狂の集まりは物凄く減ったが…代わりに色々な界が出来てな…んで俺達はそれらの管理って言うか…まあボスって言う感じだな…全ての…。」

 

パノア「そうですか…それはそれは、大変でしょうに…。」

 

リュウカ(幻想)「まあな…まあ、俺達は自由気ままの最高現人神として…ほぼ最高神の癖して何でも屋をしているがな…ああ、安心しろ…別に報酬はいらん…ただ、俺達にとって役に立ちそうな物なら何だって構わん…最悪、ゴミを渡しても良い…が、恩を仇で返す者には容赦はしないがな…。」

 

リリア「へぇ…そうなんだ。」

 

リュウカ(幻想)「……さてと、とりあえずは以上だ…まあ何か有ったら俺達の方に相談に来ると良い、無償で相談に乗る…んで仕事もしてやるよ。」

 

リリア「うん、分かりました。」

 

パノア「行くのかい?」

 

リョウカ(幻想)「ええ…本当に世話になりました…あ…そうだ…リリアさん…私を助けて、介護をしてくれた御礼です…受け取って下さい。」

 

 

リョウカは、リリアにあるペンダントを渡した…

 

 

リリア「…このペンダントは?」

 

リョウカ(幻想)「これは私達の加護のこもったペンダントです…ありとあらゆる障害や状態異常や病気を無効化して…更にそれらを跳ね除けてしまい…絶対の魔除け…まあ他にも色々と有りますが、これを付けていれば少なくとも…このイースにも魔物が居ますよね?」

 

パノア「……ええ…。」

 

リョウカ(幻想)「…大丈夫ですよ…このペンダントがきっと守ってくれますよ…そして…私達を信じて下さいね…もしかしたら、近いうちに何処かで会うかもしれないです…。」

 

リリア「…はい、ありがとうございます!えーっと…、」

 

リョウカ(幻想)「あ、普通にリョウカで良いですよ。」

 

リュウカ(幻想)「俺も普通にリュウカで良いぜ?」

 

リリア「はい、それじゃあ…またね…リョウカちゃんに…リュウカさん。」

 

リョウカ(幻想)「はい。」

 

リュウカ(幻想)「おう!」

 

 

そしてリョウカ達は、カズマ達と合流し…村長の所に行って、話を付けてもらったが…代わりに依頼で、【フレア】と言う医療の先生がラスティーニの廃坑にて遭難したらしいと言う事で助けて欲しいと言う事と…そしてどうやら、リリアはああ見えて重い病気を患っている様で…このまま放っておいたら死んでしまうと言う事なので…何とかして欲しいと言う事だ…病気に関してだが、確かにあのペンダントは病気も無効化するが初めから発症しているのは、治してはくれない…なので治す必要があるので…リョウカ達は、リリアに助けてもらった恩が大きい…だから喜んで承諾した…

 

 

それでリョウカ達は、ムーンドリアの廃坑に向かい…

 

 

リュウカ(幻想)「で?どうする?」

 

リョウカ(幻想)「とりあえず、ここに入手するべき物を回収しましょうか。」

 

リュウカ(幻想)「だな。」

 

リョウカ(幻想)「先ずは、リリアさんを治す為の一つを回収しましょうか…ん?確か……位置は変わってなければ良いけど……。」

 

リュウカ(幻想)「どうした?」

 

リョウカ(幻想)「……!捉えた!【スティール…!!】」

 

 

ピキィィン…!!パシ…!!

 

 

リョウカは、スティールを発動させると…リョウカの手には、少し大きめな緑の果実が掴まれていた…

 

 

リュウカ(幻想)「リョウカ、それは?」

 

リョウカ(幻想)「これは、ロダの実です…まあゲーム風に言うと…MPを完全回復させるアイテムです…これがリリアさんを助ける為のアイテムの一つです…味は結構美味しいですよ?後で量産させておきますから。」

 

カズマ「おお!マジか!」

 

リョウカ(幻想)「さて、もう一方の方を回収しましょうか…こっちです。」

 

 

リョウカ達は、もう一方のアイテムを回収する為に…リョウカに案内されて来た所は…2体の石像…に模した魔物が奥にいる宝箱を守っている所に来た…

 

 

リョウカ(幻想)「この2体の奥にある宝箱の中に進行上どうしても必要ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「んで、このゴーレムどうする?」

 

リョウカ(幻想)「う〜ん…ちょっと私の実験に付き合ってもらいましょうか。」

 

リュウカ(幻想)「実験?」

 

リョウカ(幻想)「まあ、見て下さい…。」

 

 

ギチギチ…!!

 

 

リョウカは、そう言いみるみる姿が変わって行き…半人半魔黒龍神王化形態した…だが、フォルムが違う様だ…姿は、あのパワーモードに…大きく変わった翼…その翼が翼脚となり…その翼脚は…先端部が、まるで何かを発射する為の巨大な砲口となっていた…

 

 

リュウカ(幻想)「リョウカ…そのモードは?」

 

リョウカ(幻想)「これは【キャノンモード】…まあ他にも遠距離射撃攻撃を追加しました…今回は実験ですから…性能が知りたい…。」

 

リュウカ(幻想)「成る程な…手加減はしろよ…。」

 

リョウカ(幻想)「うん…お姉ちゃん、一応だけど…念には念を…私を支えてもらえないでしょうか?まだ実験段階ですから…反動もどれ位かかるかも分からないですから。」

 

リュウカ(幻想)「あいよ。」

 

 

ガチ…

 

 

リョウカ(幻想)「ありがとうございます…さてと……方位は大丈夫…距離も大丈夫……角度は…少し上かな…?……これで良し…!発射用意完了!」

 

リュウカ(幻想)「分かった…!敵は動いてないな…撃て!」

 

リョウカ(幻想)「はい!……ジェノサイドキャノン…発射…!!」

 

 

キュィィィィィィン…!!!ドギャァァァン…!!!

 

ピキィィン…!!ボォォォン…!!

 

 

リョウカ(幻想)「っ…!!」

 

リュウカ(幻想)「どわ…!?っと危ねぇ…!何つう反動だ…!」

 

カズマ「うへ〜…木っ端微塵だな…宝物は無事だが…ゴーレム2体は跡形も無く消滅してるな…。」

 

リョウカ(幻想)「…ふぅ…やっぱり最大限まで手加減したのに…これ程とはね…しかも反動も凄まじいし…一瞬だけですけど、私の魔力は完全に無くなっていました…どうやら、力加減に関係無しに全魔力を使うって言う事ですか…。」

 

リュウカ(幻想)「…このキャノンモードは、めぐみんタイプのモードだな…魔力が無限状態じゃなかったら、1発撃って戦闘不能だな…。」

 

めぐみん「ほぉ…!凄い火力ですね!」

 

リュウカ(幻想)「ただ…ここぞの時以外は使わん方が良いな…これはある意味で切り札に成り得る…。」

 

リョウカ(幻想)「うん、そうですね…あ…これ…一応【ノーマルモードです。】」

 

リュウカ(幻想)「はぁ!?これがノーマルだとぉ…!?」

 

リョウカ(幻想)「はい、それで…このキャノンモードには…圧倒的な火力と範囲で敵を殲滅する…超パワータイプ且つ範囲型の…【パワーボンバーモード】…圧倒的な射程距離で、更に貫通力と弾速に長けたモード…【ロングスナイパーモード】圧倒的な連射能力を持って、近づく者全てを蜂の巣に変えてしまう…【ガドリングモード】……そして……この遠距離射撃攻撃形態において絶対的の破壊と範囲…爆破力…衝撃力…射程距離…そう…パワーボンバーモードとロングスナイパーモードを融合させて…それらを極振りにした…最終兵器として相応しい究極の砲撃モード…【ファイナルキャノンモード】…の以上がキャノン形態のモードです、まあ他にも射撃形態が有りますけど…どれもこのイースに来て思い付き…即席で編み出して作り出した形態です…どれも実験段階ですから…まだ碌に実戦に出せる様な形態じゃないです…まだ調整段階ですし…それに…あのファイナルキャノンモードさえ、調整どころか…先程編み出したばかりですから…。」

 

リュウカ(幻想)「成る程、分かった…俺達がどうにかしてやる…まあここだと不味い…場所を変えるぞ。」

 

 

パチン!ピシュン…!

 

 

リュウカは、指を鳴らすと…何時ぞやのトレーニングルームに全員がやって来た…

 

 

リュウカ(幻想)「さて、とりあえずは…まあ何も知らない…ファイナルキャノンモードをやってみてくれ…ただし、最低の力でな…。」

 

リョウカ(幻想)「うん、分かりました…。」

 

 

ギチギチ…!!ガチ…!

 

 

リョウカは、更に腕を巨大化させて…更に安定性を上げて…翼脚…ならぬ…翼脚砲は…更に巨大化し…もはや小さな身体に、巨大な大砲を背負ってる感じだ…

 

 

リュウカ(幻想)「でかいな…。」

 

リョウカ(幻想)「うん…それ相応ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「…成る程、この形態になると…確実に身体が固定されてしまうから…移動は不可能っと言う訳か…あの形態も、俺達が背負ってしまえば一応は移動撃ちが可能だな…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですね…。」

 

リュウカ(幻想)「だが、これは確実に地面に固定する必要があるから…背負って移動は不可能…そもそもがっちりと地面に引っ付いてしまってるから、引き剥がすのも無理だな…。」

 

リョウカ(幻想)「うん…。」

 

リュウカ(幻想)「だが、それでも反動が凄まじいだろうな…念には念をだ…おい、リョウカを支えるぞ。」

 

めぐみん「え?あ…はい!」

 

アクア「はい!」

 

ダクネス「うむ!」

 

 

そして、四人がかりで、リョウカを支えて…

 

 

リュウカ(幻想)「よーし!撃ってくれ!」

 

リョウカ(幻想)「はい!……リミッター解除…!最終砲撃形態を実行…!!」

 

 

ギチギチ…!!ゴゴゴゴゴ…!!

 

 

リョウカの宣言と共に、更に翼脚砲が巨大化…そして大気が震え出して…

 

 

キュィィィィィィン…!!!

 

 

リョウカ(幻想)「最終安全解除!!アームアンカーの設置確認完了…!!発射まで!5!4!3!2!1!……【ファイナルマスターゴットジェノサイドキャノン…!!!発射ぁぁぁぁ…!!!!】」

 

 

ピキィィン…!!ピギィヤァァァァァァァァァァ…!!!!ドギャァァァン…!!!!

 

 

リョウカ(幻想)「っ…!!?」

 

リュウカ(幻想)「おおお…!!?」

 

 

リョウカと四人は…発射の際に大きく吹き飛ばされてしまった…

 

 

 

ピキィィン!!!ズドォォォォォォン…!!!!!

 

 

リョウカの放った砲撃は、遥か彼方に着弾し…一瞬の閃光と静音の後…全てを破壊尽くすばかりの超規模の大爆発が発生した…

 

 

リュウカ(幻想)「これが…ファイナルキャノンモード…!」

 

めぐみん「お〜…!!!凄まじい大きさですよ!!」

 

リュウカ(幻想)「…ある意味で、これは禁忌の形態だな…絶対に使ったら駄目だな…許可無しでな…まあこれはこのままで良い…ってリョウカ?」

 

リョウカ(幻想)「きゅ〜……。」

 

リュウカ(幻想)「…!?おい!大丈夫か!?」

 

リョウカ(幻想)「ごめんなさい……どうやらこのモード……ありとあらゆるエネルギーを全消費してしまうようです…例え、全エネルギーが無限だろうと関係無しで…全消費した挙句…私が前のめぐみんさんみたくの状態になってしまう様です…更には、確かに直ぐに全回復しますけど……物凄く疲れますし…身体が物凄く軋む感じで…今は全てのエネルギーは回復してますけど……動ける程の体力は完全に奪われてしまいました。」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…こりゃあ、禁忌の技として認定して良かったな…こんなの博打頼みの形態じゃねぇか…。」

 

リョウカ(幻想)「そうですね……まあここがトレーニングルームで助かりました…被害が無くて良かったです…。」

 

リュウカ(幻想)「まあ俺達からしたら、お前が被害を受けてるみたいな物だが…。」

 

リョウカ(幻想)「う…すみません…。」

 

リュウカ(幻想)「…さてと、リョウカ…そのまま寝てろ…その間にお前の取得した射撃形態の全てを調整してやる…お前ら手伝ってくれ。」

 

アンカ(幻想)「ええ。」

 

クロカ(幻想)「うん。」

 

リョクヨウ(幻想)「はい。」

 

アヤカ(幻想)「あいよ。」

 

リョウカ(幻想)「すみません……ね……ありがとう……ございます……すぅ……すぅ…。」

 

 

シュゥゥゥ…

 

 

(リョウカが力尽きました:復活可能数:残り2回……(嘘です!))

 

 

リョウカがファイナルキャノンモードを使用し発射した影響で一瞬の内に…全ての全エネルギーが消費された挙句…体力も全て持って行かれた為…リョウカは強制的に形態が解除されて、眠りについてしまった…(所謂…ドラクエで出てくる…マダンテとメガンテを融合させた物で更に超強化バージョンって言う所だ…)

 

 

数時間後…リュウカ達は何度も試行錯誤をして…数々のトラブルに巻き込まれながらも、何とか調整が終わった…無論だが、リュウカ達も使える様になっている…

 

 

リョウカ(幻想)「……ん…う〜ん…。」

 

リュウカ(幻想)「よう、ゆっくり寝れたか?」

 

リョウカ(幻想)「はい、ありがとうございます。」

 

リュウカ(幻想)「調整は終わったぞ、これで大丈夫だ…後、俺達も使える様にしてあるし…例のファイナルキャノンモードについてだが…何も条件無しで発動されたらたまらんから…ある条件を満たした時のみ、封印が解かれて発射可能って言う仕様に変えておいた…まあその条件が…俺達家族全員が、許可を出した上で…最後の一撃で決めれそうだなって言う時か…どうしても一撃で仕留めなければならない時のどちらか一方と…最後に、このファイナルキャノンが撃てるのはお前だけだ…が…どう考えても、無茶が過ぎる物だ…普通に禁忌中の禁忌で…オーバードウェポンクラス以上に認定…だから最も厳重なセキュリティに掛かっているから…解除の権限は一応お前でも解けるが…それはもしもの時だ…基本的には俺自身の手でしか解けない様にしてある…んで、俺の身に何か有った場合には、自動でその権限がお前に移るって言う感じだ…。」

 

リョウカ(幻想)「分かりました…ただ、使わないで済めば良いのですけど…。」

 

リュウカ(幻想)「だな、あんな危険しかない最終兵器ならぬ…最終大砲を何発も制限無しでぶっ放してみろ…即座に全部消滅オチだし…そもそもお前自身が1発撃つだけでああなるから…不老不死無しで撃ったら…確実に死ぬな。」

 

カズマ「おっふ…まあそうだろうな……。」

 

リュウカ(幻想)「まあ、せいぜい…お前にぴったりな遠距離射撃形態で何もデメリットも無い物は…少なくとも…【ランチャーモード(ガドリングも含むしスナイパーライフルも含む)以内で…ライフル又はマシンガンモード以上…まあキャノンモード以上で、ファイナルキャノンモード以外は…まあデメリットはまだ多少は有るが…俺達のフォローでどうにかする…。」

 

リョウカ(幻想)「ありがとうございます…本当に無茶をさせちゃって…すみません…。」

 

リュウカ(幻想)「いやいや、お前程無茶はしてないぞ?まあ調整中にトラブルは多発したがな…ま、暴発事故も有ったけどよ…何も被害無くて良かったって思ってるけどな。」

 

リョウカ(幻想)「えっと…その…ごめんね…大丈夫?」

 

リュウカ(幻想)「だから大丈夫だって…さて、そろそろ行くぞ。」

 

リョウカ(幻想)「うん…よいしょ…っと…っと危ないですね…。」

 

リュウカ(幻想)「はぁ…ほら…。」

 

リョウカ(幻想)「え?」

 

リュウカ(幻想)「背負ってやるよ…。」

 

リョウカ(幻想)「あ…すみません…。」

 

リュウカ(幻想)「…よいしょっと…ほんまに軽いな…ただ、俺の両腕が塞がれるから直接攻撃能力が激減するがな…。」

 

リョウカ(幻想)「…やっぱり降りましょうか?」

 

リュウカ(幻想)「いや、良い…そうだ、これならデメリット無しでキャノンモードで移動撃ちが可能だ…俺の代わりにやってくれないか?」

 

リョウカ(幻想)「分かりました。」

 

リュウカ(幻想)「あ、ただな…流石にキャノンモードで貯め撃ちするのは移動しながらは無理だ、確実に当てる為に…必ず動きを止めた上で構える必要が有るがな。」

 

リョウカ(幻想)「うん。」

 

リュウカ(幻想)「無論だが、改善はされたとは言え…無防備なのはどうにもならん…だから盾が必要だ…。」

 

ダクネス「む!なら私を使ってくれ!!」

 

リュウカ(幻想)「…分かった、良いだろう。」

 

ダクネス「おお!感謝する!」

 

リュウカ(幻想)「ただし!庇うのは、確実に直撃コースが確定した時で尚且つ…自身も助かると言う見込みが有ると言う事と絶対に無茶や死なない事を条件なら良いぞ。」

 

ダクネス「分かった。」

 

リュウカ(幻想)「そんじゃあ、行こっか…。」

 

 

そして、リュウカ達は…空間を抜け出した…あれほど時間が経ったのに一切時間が変化してないのはお約束だ…

 

 

リュウカ(幻想)「で、あのゴーレムが守っていた宝って何だ?」

 

リョウカ(幻想)「開けたら分かりますよ、えーっと…ゴットピット!」

 

ピット(AI)『何でしょうか?』

 

リョウカ(幻想)「すみませんけど、あの宝箱の中身を取って来てもらえないでしょうか?」

 

ピット(AI)『了解。』

 

 

リョウカの命令を受けて…ピットは、宝箱の中から杖を取り出して…戻って来た…

 

 

リョウカ(幻想)「はい、ありがとうございます…また宜しくね…。」

 

ピット(AI)『了解。』

 

 

ピシュン…!

 

 

役目を終えたピットは、即座に消えて行った…

 

 

カズマ「便利だなぁ…。」

 

リョウカ(幻想)「うん、万能過ぎて…私達の役目が無くなり兼ねない能力です…まあある意味で、私がこうなっている理由の一つでもあるかもしれないですね…。」

 

リュウカ(幻想)「おいこら…はぁ…まあ間違っちゃいない…まあそれでも使う時は容赦なく使うがな…ま、基本的に出来るだけ使わないって言うのが基本だ…下手に出せば、相手に警戒されるからなぁ…まあ俺達同士での戦いにおいても重要な戦術や戦略にもなって来る…相手の不意を突く形で使うか…本体と連動して使うか…陽動に使って、本体による奇襲…他にあげればきりが無いが…まあ考えて使う事だな…。」

 

めぐみん「へぇ、勉強になりますね。」

 

リョウカ(幻想)「……これが神界の杖ですか…実物を見るのはかなり久々ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「久々?」

 

リョウカ(幻想)「ええ、何で私がここまで詳しいのかって言えば…やっぱり私が一人旅を続けていた時に…エステリア大陸やこのイースを攻略しました…だから殆ど何でも知ってます…ただ、今回はどうなのかは知りませんけど…まあ私が一人旅した時と大体は一緒ですね…例外は有りましたけど…。」

 

リュウカ(幻想)「……そうか…なんかすまん…。」

 

リョウカ(幻想)「え?何か謝らせる事言いましたか?」

 

リュウカ(幻想)「いやな……もっと早く俺が、お前の事に気付いて合流出来ていれば…お前があんまり悲しい思いはしなくて済んだのにな〜…って思っただけだ…。」

 

リョウカ(幻想)「お姉ちゃん……だ…大丈夫ですよ?私は、気にしてないから…。」

 

リュウカ(幻想)「……そうか……まあ…取り敢えず、それはどうするんだ?」

 

リョウカ(幻想)「はい、あの先に女神の石像が有るはずですから…この杖を持った状態で触れてみて下さい…って言っても、今杖を持っているのは私ですけどね…。」

 

リュウカ(幻想)「分かった。」

 

 

そして、リョウカ達は…先に進んで…リョウカの言っていた女神の石像の所に着き…リョウカが杖を持って…それに触れると…

 

 

ピキィィン…!!シュゥゥゥ…!

 

 

リョウカ(幻想)「……!!」

 

リュウカ(幻想)「…大丈夫か…?」

 

リョウカ(幻想)「大丈夫です、って言うよりも…もう下ろしても大丈夫ですね…。」

 

リュウカ(幻想)「へ?本当に大丈夫なのか?」

 

リョウカ(幻想)「大丈夫ですよ…。」

 

リュウカ(幻想)「分かった…。」

 

 

リュウカは、リョウカを下ろした…

 

 

リョウカ(幻想)「ん〜…!やっぱりすごいですね、あっという間にここまで万全になるなんて…。」

 

リュウカ(幻想)「なあ、その神界の杖と女神の石像って…どんな関係だ?」

 

リョウカ(幻想)「まあ、簡単にまとめると…この神界の杖を手にした者は…あのイースの本に書かれていた…指導者になる為のアイテムで…さっき杖を持った状態で触れた時に…私の魔力が急激に増えて…回復速度が上がりました…つまりは、女神様から認めてもらった者が指導者として…この地を救ってもらうって言う事です…まあ、私の場合はただの完全回復ですけど…普通の人がやった場合には…魔法が使える様になるって言う効果です。」

 

リュウカ(幻想)「なるほどな…って!おい!指導者になって…この地を救うって言ったな?」

 

リョウカ(幻想)「はい、言いましたけど?」

 

リュウカ(幻想)「…これって要するにだ…お前が指導者になってしまった…それは間違いないな?」

 

リョウカ(幻想)「うん。」

 

リュウカ(幻想)「…じゃあ実質強制的に緊急クエストを受けたみたいな物じゃねぇか!で…その指導者みたいな効果は…いつまで続く?」

 

リョウカ(幻想)「はい、効果が出たって言う事は…ダームさんをどうにかしないと解けないと思います。」

 

リュウカ(幻想)「良し分かった…とりあえず、あの変態ア◯ゴボイズの黒真珠野郎をブチ殺す…いや、絶対に殺す…。」

 

リョウカ(幻想)「え?あ…うん……そう…だね…。」

 

リュウカ(幻想)「はぁ〜…!さて、次はどうする?」

 

リョウカ(幻想)「それじゃあ、いよいよラスティーニの廃坑の所に向かいます…後、この集めたイースの本は…トールの聖域の所にある…神官像に全て返却します…。」

 

リュウカ(幻想)「分かった…そんじゃあ、行こうぜ!」

 

リョウカ(幻想)「うん。」

 

 

そして、リョウカ達は…門番に事情を説明し…扉を開けてもらって…いよいよ中の攻略を開始した…

 

 

 

 

 

 

 

【続く】


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告