2024年10月19日
そよ風に吹かれてどこからかダンブルフィードと呼ぶ、砂漠地帯に生える枯れた雑草がコロコロと転がる。灰色の石垣造りに木製のベンチに座る白装束のユナは、より可憐さが一段と目立つ。しばらくの間、ユナの隣に座るユズル。いつもながら変装用に全身を覆い隠せる白いフード付きコートを身に着けている。だが、心なしか髪色は艶のある新しさに見ほれた。
「どこか雰囲気変わったね。何となくだけど、髪色とか編み込みが変わった気がする」
「気づいた?実は仕事が忙しくて手直しする余裕も無くてね。昨日、染めたばかりなんだよ」
「そうなんだ。その髪色、良く似合ってるよ」
再び染め直した髪に、そう言うのは変かもしれない。満更でもないか網目の髪をいじりながらユナは頬を赤くする。実際にこうして会うのはユナにも言われたが、本当に久しぶりだ。彼女が有名人になるまでは歌詞や原曲について語り合い、唄を独り占めしていた頃は、今は遠い昔になる。ユズルがそんな思いを噛みしめているとは知らず、ユナは穏やかな顔でつぶやく。
「ユズルはさ....手紙を書いてくれたよね。初めにくれた日から毎月一回は送ってくれたでしょ。普通は書かないと思うけど....何でかな?」
「偶然ユナのライブを見た時――どこか元気のないような感じがしてね。急に心配になったからだよ。もしかして、迷惑だった?」
「迷惑なんてことない――本当に嬉しかったよ」
弾み具合の声色のユナに、ユズルは安堵する。自分から始めた文通であるも、諦めていた所もあった。友達感覚で交流をしていたから、つい、有名になる前の対等な立場を前提に書いた手紙だ。それを「嬉しい」と言われてしまえば、男としてこれほど喜ばしいことは無い。
「本当は私も送り返したかった。けど、ユズルって幻影のローブを着けているから情報屋でも居場所が分からないから…どうしようかなって思ったの」
淡く聞こえる声に、ユナはメニュー画面を開く。円形上の小さな音楽機を取り出した。
「だからかな。手紙を貰った日だけに書いてみた…歌詞と音源を合わせたオリジナルの曲を作ってみたの。手紙で気持ちを伝えるなら、私は音楽で気持ちを伝えるってね…会った時に聴いてもらう為の――私の新曲よ。良ければ、一緒に聴こう?」
「凄く楽しみだな。ユナの感想も聞きたいし――一緒に聴くよ」
ユナは右耳に、ユズルは左耳にイヤホンを入れる。お互いにイヤホンを入れたことを確認してから音楽機の再生ボタンを押す。コーラスの前曲から始まった静寂で低音な旋律、Aメロは力強く言い切る声。Bメロはどこか願うような声。サビはユナの得意とするビブラートを伸ばす所をさらに伸ばしていく唄だった。
「一瞬でこの世界に引き込まれそうな唄だよ。歌詞にタイトルはあるの?」
「この唄の名前は『longing』――¨憧れる¨とか¨切望の¨って意味を込めているの」
誇らしげにいうユナに、ユズルはさらに埋もれていく。
「後半になってくるにつれて、一番と意味合いが違って聞こえる....前半は、こう....『自分の力で何とかしてやる』って感じなのに、後半は『何とかができなくて、諦めても新しい何かがある』みたいな意味合いを感じるね」
「....うん。このゲームが始まった時は、皆が絶望していたと思うの。でも、皆が生還を願い、憧れた時があった――願いを叶えられなくてもそれは終わりじゃない。なんだが、そんな人達を励ましたくてね」
ユナは左手で右頬を添え、身体を右に傾けて瞳を閉じる。ユズルはベンチに深く腰掛け、身体を左に傾けて薄目となる。ここは片耳のイヤホン越しに隣で歌う人物も同じ音楽を共有する小さなライブ会場のようだ。
ユナのファンの多くの人は壇上から歌う彼女の声と美しさを覚え、様々な想像を巡らしているだろう。しかし彼らの誰も、ユナの実像を知らない。ユナが感情に乗せて唄を作っていること、どの様な気持ちを秘めて歌っているか。木製のベンチに座る二人だけの空間に彼女の横顔と唄を知っているのは自分だけだ。ユナの最高のプレゼントに「ありがとう」と言うも、彼女の寂し気な顔に「どういたしまして」は、やけに儚げだった。
一
石造りの平地に微かに吹きこぼれる砂粒に肌のひっつく感じも気にしない。『longing』の次の音楽が流れ始めても、二人は夢のなかにいた。もう、何分経ったか、何時間たったのか覚えていない。ベンチに深く腰掛けていると、ユズルは軽く上半身を上げ、それと共にゆっくりと目を開く。
「そう言えば、ユナ。歌を聞いて気づいたけど『longing』って――」
「きゅるるっ!!」
言葉を遮る様に上空からシャーベットカラーの綿毛を乱した小さなドラゴンの乱入。突然の登場にユナも驚き、ほんの少しだけ後ずさる。数か月前に会ったフェザーリドラのピナと分かれば、ユズルは持ち主を探しに辺りを見渡す。見つかるもユズルはすぐに他人のフリをしたくなった。
「こらーピナ!どこにいるの~。早く来ないとお風呂で直接ドライヤーをかけちゃうよ!」
街の真ん中で堂々と動物虐待をほのめかす危ない少女。先ほどまでのんびりとした、夢心地な時間を吹き飛ばすには十分だ。肝心のピナといえばユズルとユナの間に挟まり、器用に丸くなっていた。白と黒のローブに重なり、全身を隠したつもりでも毛先の羽が少しはみだしたままだ。それに気づいた少女、シリカはツインテールの髪を揺らしながら近づく。
「どうもありがとござ――あ!貴方は!!」
大声で名前を呼びそうになるシリカの口を慌てて手で抑える。ここで叫ばれては目立ちすぎてしまう。周囲の確認をしてから手を離す。声を潜めて耳元の近くで囁いた。
「気を付けて。この場に居られなくなるんだから…それよりも良く分かったね」
「どうもすみません、ユズルさん。それはピナがユズルさんの匂いを覚えていたからですね。三日間同じベッドで寝た時に覚えたんですよ――ピナは安心できない人には近づきませんから」
つまりピナはシリカに安心できないから逃げてきたのか。主としてそれはどうかと、若干の不安があるも、敢えて言及せずに飲み込む。正直に言えば、ユズルは待ち合わせをしている三人が来る前にシリカとは別れておきたかった。しかしシリカはさらに話題を膨らませるより先に、ユナは探るような口調で言う。
「....ねえ、ユズル。この子、誰?」
「あぁ。この子はシリカ。【竜使い】とか【ビーストテイマー】と呼ばれている子だよ」
「シリカです。よろしくお願いします」
仰々しく挨拶をするシリカに、彼女の素面を思い出す。気の短く、挑発に弱い。気に入らないプレイヤーには噛みつき、引き千切れるまで離さないだろう少女だ。ユズルは【狂犬】の二つ名も似合うと思うも、他の呼ばれ方が定着している辺り、あの様子は普段から見せている訳ではないのだろう。思い出し笑いをしているユズルに満面の笑顔で挨拶をしたシリカは、白いフードで半ば隠しているユナの顔を不躾に覗きこむ。
「ユズルさん。この方は?」
「有名人だから大声出さないようにね。この子は――」
「私はユナよ。よろしくね、シリカちゃん」
ユズルの声を遮るように、ユナは自己紹介をした。ほんの些細な変化であるもフード越しの彼女の顔は青白い気がした。ユナの身体を支えながら、背中に手をあてる。
「ユナ?....ユナ、大丈夫か。具合が悪そうだけど少し疲れた?」
「....ううん、大丈夫。ちょっと驚いただけ」
ユナの背中をユズルはゆっくりと擦る。顔色も大分戻ってきた時に手を離す。シリカはその様子に「休める所なら近くのレストランがいいです。案内しますよ」と言う。ユズルも付いてこうならば『ユナさんと二人で話をしたい』と断られてしまい、ピナの面倒を見ることとなった。
二
待ち時間まで「ユナと話をしたい」と言うシリカは二人で新作のデザートを食べに、灰色の石に積まれたレストランの店内に消える。急に一人になったユズルは、言いそびれたユナの新曲である『longing』の意味や歌詞に込められた思いについて耽っていた。
――『longing』の意味。形容詞ではユナの話した通り「切望の」「憧れる」という。しかし、形容詞ではなく、動詞の『long』は「切望する」から派生した語源で意味は異なってくる。直訳で、遠く離れた人に会いたい気持ちや、懐かしい場所や過去に戻りたいという痛切に感じる気持ちを表す言語だ。曲の終わりに近づくたびに、その気持ちを強く感じた。
デスゲームから生還したいプレイヤーの心情とはいえ、ユナはどうだろうか。作曲した彼女は、似た気持ちを体験しているのか。あの唄は自分の気持ちも乗せているのでないか。あの青白い顔を見た途端――彼女の隠れた強いストレスを感じたまでだ。
「考えすぎならいい――やっぱり心配だな」
こう何もしていない時間は、ふと思う。自分は何がしたくて何のために戦おうとしたのか。
――友との約束を果たす。生きて現実世界に戻るために戦う。
それがいつの間にか二の次になっていた。
もう分かっていた。第十一層タフトの街で初めてユナと出会い、唄を聞いた時からとっくに心に決まっていたことだ。知らなければよかったかも知れない….ずっと気づかないフリをしておけば良かったかも知れない。しかし、本当は意地っ張りで寂しがり屋の彼女を放っておけないと思ってしまった。約束よりも、彼女を手放してしまう方に『怖い』と感じてしまう。大切にしたいと思う『理由』が無くなる恐怖に耐えられる気はしなかった。
「はぁ、なんでこんなに好きになったのかな」
惚れてしまったから仕方のないといえば、そうだ。しかし、あまりにも住む世界が違う。
アインクラッドの『歌姫』や『アイドル』と呼ばれ、全てのプレイヤーの希望の象徴になっている彼女。アインクラッドの『犯罪者』や『種悪の根源』と呼ばれ、全てのプレイヤーの絶望の象徴になっている自分。
視界に映るプレイヤーと並べば十人中十人は「似合わない」「身分不相応」と他を選ぶ。あまりにも絶望的で許されない恋だ。せめて、せめて今日くらいは仮初の夢で構わない。最高の一日にしようと決意し、借りた音楽機でユナの音楽を聴いて過ごした。
三
目の前で同じ『有名人』である少女に引っ張られているユナは鬱屈としたやり場のない感傷に浸っていた。勿論、彼女が【竜使い】や【ビーストテイマー】の愛称を持つプレイヤーであり、ユズルの彼女であることは知っていた。しかし、何となく確認したかった。
先ほどまで夢を楽しんでいたのに邪魔をされたからかもしれない。だが、彼と交際しているシリカの登場に、身体は震えるも、必死に誤魔化した。
大人の対応で「おめでとう」の一言でも言えば、同じ有名人同士で仲良くできる。微かによぎるも…言えなかった。心の底から言う自信を持てずに楽しく話す二人を見て頭の中が真っ白になっていた。
茫然とし、「三日間同じベッドで寝た」と思い出した途端、ゴシップ記事を見た時と同じ…一度は収まっていたはずの吐き気や眩暈のする気怠さに襲われる。表情を隠していたに関わらず、彼は気づいて優しくしてくれた。手が背中に触れると吐き気や眩暈もなくなり、ほのかに伝わる暖かさに心は落ち着く。付き合っている少女のいる前でも、彼に甘えたいと間違えた気持ちを引っ込め、ユズルの友人としてかぶりを被った。
四
シリカに手を引かれ、ユナの気付いた時には石垣造りで木製の看板を携えたお店に立っていた。外装の石造りに内装はアンティーク色の木材に漆塗りの光るテーブルや椅子。それに眼をくれず、シリカは二階にある隠れ部屋の席を選ぶ。天井の僅かな隙間から明かりの差す座敷で丸いちゃぶ台の置かれた場所だ。
「もし時間があれば、ユナさんも何か頼みませんか?」
ゆったりとした口調でミルクレープケーキを一枚一枚丁寧に剥がしながらシリカは尋ねた。
「それなら、頼もうかな。ここのデザートも気になるしね」
NPCのウェイトレスにティラミスケーキをユナは頼む。ミルクレープを三枚ほど剥がした後に、皿の上でクルクルと丸めて口に運ぶシリカ。美味しそうに幸せに食べる彼女の顔は写真で見るよりも可愛らしい。注文したティラミスを食べ始めた時に、シリカはユナの顔を見ながらいう。
「単刀直入に聞きます。あのユズルさんとはどういう関係ですか?」
「....『あの』って、どういうこと?」ユナは聞き返す。
「ユズルさんは世間から悪く言われている方です。どうしてそんな人と一緒にいましたか」
「彼はただの友人よ。私の歌をよく聞きに来てくれるファンだからね」
「そうなんですか?ただのファンなら『犯罪者』と呼ばれている人も受け入れるものですかね」
ユナは食べることに集中しようとした。しかし、まとわり付くようなシリカに、ティラミスを口に運ばず、フォークごと皿の上に置く。彼女の急な皮肉に、ユナは「違う」と言ってやりたかったが、彼の『友人』として踏み止まった。それでも手は震え、顔は怒りで火照り始める。前のめりになりかけ、握り拳を置いて足を抑えた。
「…ユズルはそんな人じゃないわ。いつでも自分よりも他人の事を考えている人よ。そんな人が世間の言う『犯罪者』とは到底思えない」
「でも、それは他人の事ばかり考えて、自分のことは後回しっていう人ですよね。そんな、自分の面倒もみきれない人を『ただのファン』として惑わしているってことですか」
いちいち神経を逆なでするシリカの言い方に、不快感すら覚える。だがこんなプレイヤーでもユズルの付き合っている女の子だ。『友人』として顔を立てているもそろそろ我慢しきれない。爪を立て指に食い込ませて痛みを与える。握りしめた拳からポキポキ骨の鳴る音も聞こえた。
「それは違うと思うな。自分で言うのもなんだけど、沢山のプレイヤーが聴きに来る危ない状況でも、いつでも彼は来てくれたわ。襲われる可能性が高い場所でも来てくれるファンにそういう言い方はしないで欲しいかな」
「え!?おかしい話ですね。アインクラッドにはギャンブルや手品でも隠れながら楽しめる娯楽があるのに…そんなに『依存』してユナさんを求めているんですか――『可哀そう』です」
『依存?』『可哀そう?』――世間の評判は最悪でも誰よりも傷つき人の痛みを知っている優しい人をそこまで愚弄するのか。まるで、自分の彼氏が他の女に夢中になっているのが面白くない言い方だ。冗談ではない。三日間も一緒に寝た『泥棒猫』の言うセリフではない。
スイッチで周波数を切り替えたような一オクターブ下がった低音でユナは語る。
「....これ以上、勝手なこと言わないでくれる....彼は――ユズルはそんな人じゃない。彼は自分の強さを他人の為に使える人よ。いつでも他人を真剣に考えられる人よ。私が悩んでいる時は何度も向き合ってくれた優しい人よ。
【竜使い】だか知らないけど――貴方には彼を任したくない。そんな風に悪く言う人を彼女と認めないわ」
冷たく、胸に痞えた怒りをゆっくりと暴露していく。小さく血走った目がシリカを見据える。彼女はなにも言い返さず、むしろ安心した穏やかな表情を浮かべていた。
「彼を、ユズルさんを¨優しい¨と言うのですね。やっぱりユナさんは噂以上の人でしたか――先に言います。失礼なことを言ってごめんなさい。ユナさんを知りたくて試しました」
いきなりお辞儀をし、謝るシリカに戸惑うユナ。しかし、不快な発言をすぐに許すわけにはいかない。落ち着いた口調でも睨む視線を崩さずに言う。
「私の事はいつから知っていたの?」
「それについてはユズルさんと出会った頃から話さないといけません」
それからシリカはまとめて話した。
自分の短気で相棒であるピナを死なせてしまったこと。ピナを蘇生させるアイテムを取るのにユズルと一緒にいたこと。≪思い出の丘≫で彼の優しさに触れたこと。道中でオレンジプレイヤーに襲われたこと。ユズルと離れてから極端な経験値稼ぎをしていたこと。
そして、精神共に疲れ果てていた時に偶々ユナの唄を聞き、元気と勇気を貰ったこと。どれも彼女の苦渋が見え隠れする出来事だ。しかしユナは気掛かりだった。
「何で私を試したのかな」
「それは本当にすみません。私も色んな人から声をかけられるので、情報ではなく....実際に会ってみないと何も分かりませんでした。自分の目で確かめたかったんです――ユズルさんを心から好きと思っている人を」
真剣な趣きで言うシリカ。ユズルと別れてからしばらく経ち、情報屋も通じて彼のヘイトを軽減させた少女の正体を、気負いせずとも探してはいた。その正体が¨アインクラッドの希望と呼ばれている歌姫¨と知った時は、どう受け止めればいいか分からなかった。余りにも有名な人物だったからだ。あの部分的な情報は本当の話なのか。彼を暗殺するための虚偽ではないか。実際に会って確かめなければならなかったのだ。
しかしユナはそれどころではない。先ほどまで言葉巧みに批判していた彼女から「心から好きと思っている人」と気づかれてしまい、胃を何度もひっくり返していた。
「何でそう思ったの?」
「それは、女の勘でした!――今はもうはっきり分かりましたけどね」
妙に納得のいく説明に、ユナは別の話をする。
「え?でもシリカちゃんはユズルと付き合っているんでしょ。新聞にも載っていたし」
「あれは、偽の情報ですよ。フローリアを通って思い出の丘に行く時の写真です」
「でも....あの、なら三日間だけ一緒に寝たっていうのは?」
「それはオレンジプレイヤーに襲われた時に、ユズルさんが無茶してスキルを使ったからです。気を失って、三日間も寝込んでしまったことがあったんですよ」
どれも自分の早とちりと知ったユナは、羞恥の念で耳たぶまで真っ赤に染め、ティラミスを無言で食べた。この暑さは、きっとティラミスの濃厚なココアパウダーとほろ酔い成分が原因と決めつけるも、茶化すような笑顔のシリカにその気も失せていた。
だが、「ちなみに、ティラミスの語源はですね....」とからかい気味に言われた時は爪を指に食い込ませた時と同じ力加減でふとももを抓り、黙らせてやった。すでにユナにとってシリカは『ユズルの彼女』の認識はない。抓られたシリカは涙目でユナを軽く睨むも、すぐに笑顔で会話を楽しんだ。どうやら、彼女とは仲良くなれそうだ。
エピソードゼロ:投稿優先の期待値調査
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