それにしてもオーフィス味方サイドの表率が高い……
今回は心理描写に結構気を使いました
「「ごめんなさい……」」
「いやまぁ、これから気をつけてくれりゃ別にいいけど…」
あの後意識を取り戻した俺は2人に正座して謝られた。確かに死にかけたけど、実際には死ななかったし役得な部分もあったのでそこまで強くは言わないでおいた。
「ごめんね。キリ…じゃなくて一誠君。君はキリト君じゃないって頭では分かってるの。でも、70年以上一緒に過ごしていた私には君のその雰囲気がとてもキリト君に似ていて、どうしても一誠君とキリト君を重ねちゃうの……」
「ん、私も同じ。神水を常用してたのもあって200年以上一緒にいたからどうしても重ねちゃう。ダメだって分かってるけど、でもイッセーを見てるとどうしてもハジメに重ねて見ちゃうから……」
「…俺もだよ。2人は赤の他人だ。でも、記憶を受け継いでいるから、どうしても恋人として……妻として見てしまいそうになる。」
これは記憶を受け継いだ弊害とも言うべきものだと思う。お互い目の前にいるのは自分の妻(夫)では無いと分かっているが今まで過ごしてきた記憶からどうしてもそうやって見てしまう
お互いに記憶を受け継いでるなら別にいいんじゃないか?って言われそうだけど、それはお互いに好きあって付き合った訳じゃなく、相手に自分の好きな人を重ねて見てる……云わば恋に恋してる状態。相手の事がちゃんと好きなわけじゃないから長続きしないのは明白だ。
「とりあえず2人はこのナザリックで過ごしてくれ。ここなら余程のことがない限り安全だし、ある程度施設も整ってるから暮らすには困らない筈だから」
「でも、私達もずっとお世話になりっぱなしじゃ申し訳ないよ……せめて年齢が同じなら色々手助け出来たんだけど…」
「ん……さすがにニートはダメ」
「そんなこと言ってもなぁ…さすがに肉体年齢を戻すなんて神懸り的な事出来るわけ『出来るぞ』……ドライグ?それ本気で言ってる?」
『当然だろう。お前の持つ神代魔法を組み合わせて概念魔法にすれば可能だ。ただし使えるのは1人につき3回までだがな…』
さ、流石は概念魔法……神の御業すら可能にしてしまうのか…
でもそれなら俺とだいたい同じ年齢にすればいける…のか?
「一誠君?さっきの声は…?」
「ん。イッセーの左腕から聞こえた」
「あぁ、それは俺の神器【
「ブーステッド……」
「ギア…?」
『初めましてだな小娘達。俺の名は……』
2人はいきなり俺の左腕から聞こえた声に困惑していたようなので左腕に【赤龍帝の篭手】を展開して見せる。初見だと左腕から声がするのは軽いホラーだと思うのだが、やはり色々とヤバいこと経験した2人には左腕から声がした程度では驚かないようだ。
そういえば2人にも神器はあるのだろうか?看破の眼鏡を使えば分かりそうだけど、流石にマナー違反なので勝手に見るようなことは避けなきゃいけない。
それに2人の戸籍も用意しなきゃいけないし……
『それでいいよな?相棒』
「え?あ、うん。いいと思うよ?」
『だとさ。良かったな小娘達…いや、アスナ。ユエ』
「うん…!ありがとう!」
「まぁ、イッセーよりいい男がいるかどうか分からないけど……」
「……何の話?」
『…さては話聞いてなかったな?相棒。
簡単に言えばこの2人は見た目の良さから色んな男から言い寄られるのが目に見えてるから2人が心から好きになれる男が現れるまでの間相棒に彼氏役をしてもらおうってことだ。知らない男に頼むよりは相棒の方が安心だからな』
……なんでそんな話になったのかは気になるけど、確かに何処の馬の骨とも知らない奴に2人を任せるのは抵抗があるのでそれは置いておくとしよう
「なんでそんな話になったのかは敢えて突っ込まないでおくよ…
とりあえず2人とも、しばらく宜しくね。それから、2人にも神器があるのか調べたいからちょっと鑑定してもいい?」
「私はいいよ」
「ん。イッセーなら問題ない。」
許可も得られた事だし早速調べてみよう。先ずはアスナからだな
★結城明日奈
性別:雌
種族:逸脱者
年齢:17
職業:学生
Lv:15
HP:327000
MP:327680
攻撃:327500
防御:308560
魔攻: 327600
魔防: 327680
器用: 327680
敏捷: 327680
運:80
【
・
・神速
・玲妻剣母
装備
・ランベントライト
・創生神ステイシアの細剣
・血盟騎士団制服
・創生神ステイシアの神衣
やっぱりあったか……。閃光、バーサクヒーラー、創生神ステイシアの3つの特徴を混ぜ合わせた様な神器だな。次はユエか
★ユエ(アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタール)
性別:雌
種族:逸脱者
年齢:12
職業:神子
Lv:12
HP:40000
MP:40960
攻撃:35860
防御:35900
魔攻: 40960
魔防: 40960
器用: 40100
敏捷: 40500
運:85
【
・
・
・銃皇無刃
装備
・魔銃へカーティア
・宝物庫
・冥界の神衣
魔法と銃器類に特化した神器って感じかな?どちらにせよ、2人とも神滅具クラスであることは変わりない…かな
これは早急に2人にも神器制御の鍛錬受けてもらう必要があるな。とりあえず鍛錬はドライグと大賢者に任せるよ。俺は両親を連れてくるからさ
『任せろ。ビシバシ鍛えてやるさ』
『私も問題ありません』
さて、ここからが本番だ。両親に捨てられるか受け入れられるか……
とりあえず神器の紹介
剣型の神器。神器内の魔力か神力或いはその両方を用いることで自身のイメージを現実世界に上書きする。
ただし規模が大きくなるにつれて加速度的に頭への負担が増大していくため、使いすぎれば廃人となってしまう。
魔力と神力は自身のMP×2倍の量が保有されており、使用した分を回復するには5時間以上の睡眠を摂るか、剣で相手を斬りつけて奪い取るしかない
銃型の神器。自身の魔力か神力を発射する神器で、魔力や神力だけでなく魔法や神術、普通の銃弾も発射出来る。
非常に使い勝手がいい反面、魔力や神力での威力が高く最小限の威力でさえ街一つ消し飛ばす程の力を持つため、使い勝手がいいのに使い辛いという若干矛盾した神器。
基本的には普通の銃弾を使用し、多種多様な銃弾に魔力や神力を纏わせて威力を上げるのが一般的。
銃弾は自身で調達する必要があり、何気にお金がかかる神器でもある。
こんな感じですかね
因みに
逸般人と逸脱者の違いは産まれた世界が違うかどうかという設定
逸般人→産まれた世界で人を辞めた者
逸脱者→産まれた世界とは異なる世界で人を辞めた者
それに合わせて今までの投稿話の逸脱者表記を逸般人に変更しました
8/19→インフレの波をどこまで伸ばすか
無限と夢幻を超える場合は他作品世界すらも巻き込みます
越えない場合はあくまで他作品世界に一時的に訪問する程度です
インフレの波は……
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無限と夢幻を越えない
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無限と夢幻を超える