赫龍帝の学園生活   作:Rime casket

7 / 8
('ω')スッ

今回はレイナーレとの初邂逅です


殺されそうになっても余裕を忘れるな。

〜〜〜放課後~~~

 

 

 

今日も学生の本分が終わり放課後の教室で俺は帰り支度をしていた

 

 

「今日も無事に終われて良かったよ。何事も平和が1番だ」

 

「あ、一誠君。今日なんだけどテニス部の助っ人に呼ばれたから私は帰りが遅くなるよ。ユエも家庭科部の助っ人だし、悪いんだけど一人で帰ってもらってもいいかな?」

 

「ん。了解。なら今日はユエはご飯は要らない感じ?」

 

「うぅん。助っ人って言っても何か食べる訳じゃないみたいだから、いつも通りでいいって」

 

「分かった。なら今日は久々にビーフシチューにでもしようかな」

 

「やった♡ 楽しみにしてるね」

 

「おう。腕によりをかけて作っておくよ」

 

 

帰り支度をしているとアスナはユエと共に帰りが遅くなる事を伝えにきた

それを聞いた俺は二人を喜ばせようとビーフシチューを作ることに決めて、それを聞いたアスナは嬉しそうに部活の助っ人に向かった

 

 

 

~~~駒王学園正門前~~

 

 

 

「えーっと。ビーフシチューのメインの材料は…。牛肉、じゃがいも、人参、大きめの玉ねぎか。玉ねぎとじゃがいもはあったはずだから人参と牛肉を買わないとだな。それじゃあひとっ走り業務用スーパーに「あの…!」…ん?」

 

「兵藤一誠君…ですよね?」

 

 

俺がビーフシチューに必要な材料を思い出していると突然声を掛けられた。

相手は艶のある濡羽色の髪をした美少女だ。だが、この子は人間ではない。なぜなら

 

 

『相棒。此奴は』

 

(分かってる。堕天使だな…。強さは中級に一歩届かないくらいか)

 

 

そう。人間にはないエネルギー反応。悪魔とも違う冷たく禍々しいその力は堕天使のものだ

 

 

「そうだけど…どうしたの?」

 

「あの……一目惚れです。私と付き合ってください!!」

 

「……えっと。俺既に恋人いるんだけど」

 

「…え?」

 

「もしかして、知らなかった…?」

 

「は、はい…」

 

「うーん…。とりあえずここじゃなんだから近くにあまり人の子ない場所があるんだ。そこで詳しく話を聞くよ」

 

「はい…。」

 

 

なぜかいきなり告白されたが、俺はその告白を受けるつもりは無い。俺には既にアスナとユエ、黒歌という3人の恋人がいるのだから

(こらそこ、節操なしとか言わない)

それに、俺に話しかけた時からずっと俺に殺気を振り撒いている奴の告白なんて受けても、ろくな目に遭わないに決まってる

そんな訳で俺はこの堕天使の狙いを知る為に近くの公園に連れてきた。勿論人払いの結界も構築済みだ

 

 

「さて、ここならいいかな…?それで?俺に近づいて何をするつもりなのかな?堕天使さん?」

 

「だ、堕天使?何を言ってるの?私はそんなんじゃ「そんな嘘はつかなくていいよ」……そう。バレてたのね」

 

「むしろそんな殺気を振り撒きながら近づいてきたら嫌でもわかるよ」

 

「へぇ…。少しは危機感があるみたいね。けど残念だわ…。危機感を持っているならこんな人気のないところに来ずに逃げればよかったのに」

 

「確かに…俺が普通の人間なら逃げた方がいいね」

 

「ふん…。今更後悔しても遅いのよ!私はレイナーレ。いずれは至高の堕天使となる存在!その為に障害となるものは全て排除する。だから貴方にはここで死んでもらうわ。

恨むならあなたのその身に神器(セイクリッド・ギア)を埋め込んだ神を恨む事ね」

 

 

どうやら堕天使の少女。レイナーレの目的は俺に宿っている神滅具(ロンギヌス)赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)を消す為らしい。相変わらずモテモテだなぁ?ドライグ

そして俺を殺すためにレイナーレは紅色の光を纏う槍を投げてきた。だが、その程度の攻撃なら俺には何万何億と投げても通用しない。何故なら

 

 

「悪いけど俺は神を信じてないし、信じる気もない。そして何より……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暴食(ベルゼビュート)

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

「君では俺を殺せない」

 

 

俺は俺に対する攻撃を捕食者の進化したスキル暴食(ベルゼビュート)で自動的に無効化してしまうからな

 

 

「貴様!今何をした?!」

 

「さぁね?自分で考えたらどうだい?」

 

「チッ…!さっきは油断したけど、今度はそうはいかない!!死ねぇ!!!」

 

「やれやれ…。彼我の実力差を把握出来ない様じゃこの先苦労するよ?」

 

 

 

暴食(ベルゼビュート)

 

 

 

「な、何故…?!何故私の攻撃が効かない?!」

 

「簡単な事だ。俺は強者でお前は弱者。それだけの事だ」

 

「くっ…!私は…私はこんな所で負ける訳にはいかないのよ!」

 

「やれやれ…。諦めの悪い鴉だな。」

 

「私が、私が貴様を殺さなければ…ミッテルト達は…!」

 

「ふむ……レイナーレとか言ったか?お前はなんでそこまで」

 

 

攻撃を無効化し続けているとレイナーレは焦り始めた。まぁ、当然っちゃ当然だよな。でもそのせいか、此奴は自分の意思で俺を襲ったわけじゃなさそうな感じだ。なんだか鬼気迫るものを感じる

俺はレイナーレに真意を問いただそうとした

 

 

「こんな人間一匹にいつまでかかっている。レイナーレ」

 

「…!!申し訳、ございません。レジエル様…」

 

 

なんか偉そうな鴉がまた一匹増えた。ドブネズミみたいな髪色の冴えない中年男性といった風貌の男。レジエルと呼ばれたその男を見て俺は思った

 

 

「また小汚い鴉が増えたか…。」

 

「……」

 

「おいおい。自己紹介もなしにいきなり攻撃とは随分躾のなってない鴉だなぁ?」

 

「ふん。私の一撃を止めるとはな。下等生物にしてはやるではないか」

 

「そりゃどーも。なんなら今すぐお前も喰らってやろうか?」

 

「下等生物如きが私を喰らうだと?下等生物は冗談も低レベルなのだな。そんなちっぽけな力で私を喰らうなど出来るものか」

 

 

俺が思った感想をそのまま言うと鴉野郎は真っ青な光の槍をノータイムで放ってきた

どうやら怒りの沸点が低い上に自分の力に慢心して向上心を失ったダメ上司のようだ。

しかも中級の堕天使で中途半端に力を持っているからタチが悪い。

レイナーレも大変だな。こんなクソ上司の言うことを聞かないといけないなんて

それよりも俺の力がちっぽけねぇ……

 

 

「ちっぽけかどうか…。試してみるか?」

 

「……」

 

「……」

 

「ふん。今日は予定があるのでな。貴様を嬲るのはまた今度だ」

 

「そうかい。ならその時までせいぜいカミサマとやらにでも祈っとくんだな。せめて痛みなく死ねますように…ってな」

 

「ふん。いくぞレイナーレ」

 

「…はい」

 

 

やれやれ…。俺も相当のお人好しらしい。さっきまで命を狙われていたのに、レジエル(喋る生ゴミ)にいいように扱われてるレイナーレを見て助けてやりたいと思うなんてな

 

 

「レイナーレ」

 

「……」

 

「お前はそのままでいいのか?」

 

「…私には、これしかないのよ」

 

 

あれはダメだな。ほとんど心を折られてる。反抗したいけど自分にチカラがなくてどうにも出来ない。

だから心のどこかで誰かが助けてくれるのを期待してる。

ホンット、俺はお人好しだよ。だけど助ける前にやるべき事はやらないとな

 

 

「………」

 

『相棒。どうするつもりだ?』

 

「とりあえず、この街を治めてるつもりの悪魔にでも報告するさ」

 

「どうせ見ていたんだろ?なぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス・グレモリーさんよ

 

 

 

 

 

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