「新入生の入場なのだ~」
!?
私は必死に笑いをこらえた。
フレンを見ると肩が震えていた。
ムーさんを見てみると口を手で抑えて肩を震わせて笑ってるのがわかった。
周りの人も同じように肩を震わせたり、口を抑える生徒が多かった。
そして今これが郡道先生が言っていた笑ってはいけないという事だったのだろうとわかった。
「1組の入場なのだ」
そう言われて1組は歩き始めた。
その中にはまだ肩の震えている人もいた。
「2組の入場なのだ」
ついに私たちの番だ、真顔を取り繕いながら歩いていく。
笑うのをこらえるのに大変で気付かなかったが吹奏楽部が演奏していた。
さっきの声は誰なのかと思い顔を動かさず目だけで探すとマイクの前にひとりの少女が立っていた。
よく見ると両目の目の色が違う...オッドアイってやつかな?
あの人がさっきの...?
席までつくと先生が合図をだし、座った。
「ご起立なのだ、ただいまより令和2年度にじさんじ高校入学式を始めるのだ、着席するのだ。」
あの先生は語尾に「のだ」を付けるしイントネーションが面白いなぁ。
「まず最初に1年生の担任を紹介するのだ。1年1組
すると郡道先生は立ち上がり一礼した。
「次に1年2組
神田先生も郡道先生と同じように立ち上がり一礼した。
「以上で担任紹介は終了なのだ、続いて校長先生のお話です」
なんとステージに登壇したのはコアラにツノが生えたような浮いているひとが来た」
「うむ...新入生諸君おはよう、にじさんじ高校校長の魔界の悪魔でびでび・でびるだぞ」
魔界の悪魔?
「本校は最近できたばかりの新しい学校で歴史もほとんど無いが、その分沢山の新しいことをしている。例えば知っている人もいると思うが本校はeスポーツ部もある、扱っているpcのスペックも高いんだぞ、とまぁ最新の物が沢山ある、そして『文武両道』これが本校の教育方針なので頑張るように、以上」
全校生徒が拍手した。
やっぱり降壇するときも浮いていた。
とりあえずこの学校がすごいらしいのがわかった。
楽しそうな部活入りたいなぁ。
「以上をもちまして入学式を終了します、1年生退場」
すると入場と同じように吹奏楽部の演奏が始まった。
私たち2組が座っている方に郡道先生が来て合図を出し私たちは体育館を退場して教室に戻った。
「は~い、お疲れさまでした。では配布物を配って今日は下校です」
そう言って先生はプリントなどを配り始めた。
「じゃあ今日は終わり、起立、礼、さようなら~」
「「「さようなら~」」」
そうして今日の学校は終わった。
「メリー」
「ん?」
「帰りカフェよっていかない?」
「いいよ!」
「じゃあイブちゃんも誘うか」
そう言って2人はイブラヒムの方へ行った。
「イブちゃん今日カフェよってかない?」
「ん?いいぞ」
「で、どこ行くの?スタバ?」
と私は聞いた。
「んーとね、登校してくるときに見つけたんだけど『とこカフェ』ってのがあったんだけど、初めて行くんだけどいい?」
「いいよ!」
そんな話をしながら3人は昇降口に行った。
学校を出てフレンが言った。
「多分学校出て3、4分ぐらいなんだよね」
学校は駅から10分程度なので学校からは近いようだ。
しばらく歩くと。
「ここだよ」
どこか古風な雰囲気があるカフェだ。
「じゃあ入ろっか」
内装は木を使った和風のような感じで、席はバーカウンターのような席とテーブル席の2種類あるようだ。
「いらっしゃいませ~、ご注文はお決まりですか?」
「じゃあ私はこの苺クレープで、メリーとイブちゃんは?」
「私は紅茶のアイスで」
「んー、俺はカフェオレのホットで」
「かしこまりました、合計650円です」
「付き合ってもらったし私が払うね」
と言ってフレンが支払った。
「650円ちょうどお預かりします、番号札1番を持ってお待ちください」
フレンが番号札を持ってテーブル席へ向かった。
後ろから「とこちゃーん苺クレープと紅茶アイスとカフェオレホット~」と聞こえた。
少し待っていると「1番のお客様~」と呼ばれフレンが立ち上がった。
「私行ってくるね」
「ありがと~」
「頼んだ」
と2人は言った。
「番号札お預かりしますね、ご注文の品です、ほな、ごゆっくり」
「ありがとうございます」
と言って受け取り席に戻ろうとした。
「ん?その制服... にじさんじ高校の制服?」
そう言われ戻ろうとして背を向けた体を戻して言った。
「はい?そうですけど」
「やっぱりなぁ、うちもそこ通ってるんだよ~」
「そうなんですか!?」
「うん、うちは戌亥とこ2年生、あんたは1年生かな?」「はい!フレン・E ・ルスタリオって言います!」
「そうかフレンって言うのかちなみにさっき接待したのもうちと同級生だよ」
「そうなんですか」
2人の会話が進むなか席で待っているメリッサとイブラヒムは...
「なぁ、メリッサ」
「ん?」
「フレン長くねぇか?」
「そうだね、なんか店員さんと話してるみたいだけど」「まだ話すのかぁ?じゃあスマブラしよ」
そう言ってカバンからswitchを取り出した。
「あー!ムーさん学校にゲーム持ってってたんだ~」
「いいじゃねーかよ入学式ぐらい、別に学校でやったわけじゃないんだし、メリッサもやるか?」
「うん!やるやる」
しばらくやっていると。
「いや~、お待たせお待たせ、店員さんが先輩らしくってちょっと話しちゃった、はい、メリーの紅茶、イブちゃんのカフェオレ」
フレンは2人の前にそれぞれ置いた。
「「いただきます」」
「美味しい」
「うま」
「へ~、じゃあ私も食べよ」
フレンがクレープを一口食べた。
「美味しい!あ、そうだ2人は部活か委員会は入るの?」「俺は~、eスポーツ部見学しに行こうかなって考えてる」
「ムーさんゲーム好きだもんね」
「おう、どんな強いやつがいるのか楽しみなんだよな、メリッサは?」
「私はまだ考えてないやフレンは?」
「私は中学の時もやってた図書委員会入ろうかなって思ってるけど」
「そういやバイトとかするか?俺は一様やろうと思ってるけど」
「え?なになに?ムーさん何やろうとしてるの?」
「いや、俺は近くのマックでバイトしようと思ってる」「いいね、ムーさんがシフト入ってるときに私たち行くよw」
「なんで笑うんだよ、それより2人は?」
「んー、私はここでバイトしてみようかな?とこ先輩もまだバイト募集してるって言ってたし」
「私も!ここの紅茶美味しいし」
「いいね!2人でお願いしてみるか」
その後も世間話に花を咲かせた。
「結構時間たったね、今日は帰ろうか」
とフレンが言った。
「そうだね」
「そうだな」
荷物を持って店を出た時には青かった空が茜色の空に変わっていた。
駅に行った3人は電車に乗り3つ隣の駅で降りてそれぞれ帰った。
「ただいまー」
家に入るなりそう言ったが、返事は返って来なかった、その代わり飼っている猫が迎えに来てくれた。
「ただいま~、にゃんレンカ~」
と頭を撫でた。
にゃーお
「お帰り」と言われた気がした。
にゃんレンカを抱き抱えたまま部屋に向かった。
にゃんレンカをベッドに下ろして私は制服から部屋着に着替え、椅子に座りpcを起動させた。
別にゲームをしようとしているのではなく、歌を歌うのだ、最近は自分が歌った歌を、動画サイトにupすることも度々ある。
「今日は何を歌おうかな?」
そんな独り言を呟いていたらにゃんレンカが膝に乗ってきたので撫でた。
「今日はこれ歌うかな」
日が暮れ、星が見えるような時間になるまで歌った。
「ふ~、疲れた~」
歌い終えた喉を潤すために冷蔵庫にお茶を取りに行った。
ガチャ
玄関のドアが開いた。
「ただいまぁ~」
お姉ちゃんが帰ってきたようだ。
「お帰りー」
「メリッサまた歌ってたでしょ」
「うん」
「喉のケアちゃんとするんだよ」
「承知!」
「ご飯作るからちょっと待ってて」
「うん」
なんで歌ったのわかったんだろ...
それから少したってから呼ばれた。
「メリッサご飯だよ~」
「はーい」
今日のご飯は麻婆豆腐だった。
「「いただきます」」
「お姉ちゃん」
「ん?」
「私バイトしてもいいかな?」
「カフェだよ、今日初めて行ったところなんだけどね、楽しそうだったんだよね」
「ふーん、いいんじゃない?もう高校生だし自分の好きなことすれば?あ、でめハメ外すのはダメだからね?」
「承知!フレンもいるから大丈夫だよ」
「フレンちゃんもいるんだね、イブラヒム君は?」
「ムーさんはマックでバイトするって言ってたよ」
「そっか、楽しくなりそうだね高校生活も」
「うん」
そんな話をしていたら食べ終わってしまった。
「ごちそうさまでしたー!」「お皿私が洗っとくからお風呂入ってきな」
「はーい」
ふ~、今日は面白かったな、メイフでまた同じクラスになるし、入学式の司会の人語尾とイントネーション面白いし、校長先生はなんかコアラみたいだし、これからどんな楽しいことがあるかな?
ふぁぁ
あくびが出た。
お風呂上がって今日は寝よう。
ドライヤーで髪を乾かし、よくとかして髪は下ろしたままにした。
「お姉ちゃんおやすみ」
リビングでテレビを見ていたお姉ちゃんに言った。
「おやすみ~」
そのまま部屋に行ってこの日は終了した。
投稿するといってだいぶたち申し訳ない...