色々なシャンフロif   作:怪猫蜜佳

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紅楽if2,放課後デート

「━━━━ほー、これはこれは・・・・・・まぁ仕方ないっちゃ仕方ないけど」

 

「なぁ瑠美、さっきからニマニマしながら笑いを堪えて何言ってんだ?」

 

 ソファで足をバタバタさせながらスマホを見てるうちの妹、ぶっちゃけニマニマしながら笑いを堪えてるのもあって若干変人感あるな。

 

「ねぇ、お兄ちゃんって明日高校終わるのいつもより早かったよね?」

 

「ん?あぁ、一応学校が終わるのはいつもより1時間くらい早いけど。それが?」

 

 一応明日は早いけど一体こいつは何をさせる気なんだ。

 

「それじゃあ明日学校が終わったあとに紅音ちゃんを迎えに行ってあげたら?初詣での時に会ってから冬休み終わって以降ゲームでしか会ってないでしょ?」

 

 まぁ会う機会なかったからな。てか冬休休み明けてからまだ1ヶ月も経ってないし。

 

「昼過ぎに終わるなら高校から家に帰ってきて自転車に乗って紅音ちゃんが通ってる中学に着く頃にはあっちも帰る時間になってると思うしね」

 

 あー、そういや紅音が通ってるのって隣町の中学だったか。ちょっと遠いけど自転車使えば一応行けないことは無い、かな。

 

「OK、わかった。紅音はその事知ってるのか?知らないなら俺が連絡するけど」

 

「んー、サプライズ?ってことにしたらいいんじゃない?私は今のところ言うつもりは無いし」

 

 うーんこの。発案者が内容を伝えないとは。

 

「もちろんお兄ちゃんもこのことは言ったらダメだからね!」

 

「へいへい」

 

 一応今日のうちに自転車の空気とか確認しとくかぁ。明日は帰ってきたらそのまま自転車に乗ってまた出かけるから空気無くても入れる時間無いだろうし。

 

「あっ、あっちの中学に着いたらちゃんと連絡してよね。正門のところを見るように言うから」

 

 なら俺も紅音が通ってる中学に着いたら正門前で待ってる方がいいな。

 

 

 

 

 

 

 あっ、瑠美ちゃんからメッセージ来てる。なんだろう・・・・・・

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

瑠美:紅音ちゃん、明日も6時間授業?

 

紅音:そうだよ。いきなりどうしたの?

 

瑠美:んーん、なんでも無い。ただ確認したかっただけだから。

 

紅音:???

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 ???結局ただ明日の授業が何時間なのかを聞かれただけだった。

 ランニングしてからシャンフロしよ。

 

 

 

 

(〜翌日の放課〜)

 

 

 

 

 んー、授業終わり。

 

「ねぇ紅音ちゃん!この後遊びに行こ?」

 

「わかった。どこ行くか決まってるの?」

 

「それはもちろ━━━━━━━━━「ちょっと2人ともっ!こっち来てっ!!」━━━」

 

 わわっ、いきなり窓側に引っ張ってどうしたんだろう。

 

「ねっ!イケメンでしょ!?誰かあの人のこと知ってる人いる?」

 

「ほんとだ!うーん、私は知らない。他のクラスの人のお兄さんじゃないかな?紅音ちゃんは知らない?」

 

「えっ、ウソ……なんで??・・・・・・あっ、ごめん。私も分からないかな」

 

 なんで楽郎さんが?他人の空似??

 

「あー、ありえる。てかここで見てるより下に降りた方が良くない?」

 

「「確かに!!隠岐ちゃんも行こっ!」」

 

「えっ!?あっ・・・・・・」

 

 とにかく近くで見たらわかるはず!

 

 

 

 

 

 

 ふわぁ〜。さっきチャイムが鳴ったからそろそろ誰かしら出てくるはずだけど出てこねぇ。瑠美にも連絡したからあいつから紅音に連絡が行ってるはずなのに。

 

 とりあえず誰か出てくるまで暇つぶしにスマホでも見とくか。

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 ん?さっきもチャイム鳴ってたよな?もしかしてさっきのは6限終わりのチャイムでこれが終礼のチャイム?そうならもう少ししたら紅音も出てくるだろ。

 

 

 

 なんかさっきから帰るヤツらから通り過ぎざまに見られてるんだが。あれか、正門前に自転車止めて立ってるからか?

 

 ・・・・・・うーん?通り過ぎざまにチラッと見ていくやつだけじゃなくて中学の敷地内から集団でこっち見てる奴もいるな?

 

 

「あっ、あの」

 

「ん?えっと、初対面、だよな?」

 

 いきなり知らないやつに話しかけられたんだが。一体何なんだ。

 

「はい。先輩はなんでここにいるんですか?」

 

「あー、待ってる奴がいるんだ。理由はそれだけ」

 

 

 

 

 

 

 早く行かなきゃ、そう思って教室を出て靴箱で靴を履き替えて外に出たら教室から見えたあの人が今度はハッキリ見えた。

 

 やっぱり楽郎さんだ。でもなんで?私聞いてない。

 

 

 

「楽郎さんっ!」

 

 私が彼の名前を呼んだら私より先に校庭に出てた人のほとんどが私の方を見てきたけど関係ないよね!

 

「おわっ!?っと紅音!?」

 

「えへへ、どうしたんですか?連絡もなく突然来て」

 

 

 

 

 

 

「楽郎さんっ!!」

 

 紅音っ?!一体どこに・・・・・・!?ってあっぶな。自転車ごと後ろに倒れるところだった。

 

 勢いが着いたままジャンピングハグしてくるパターン多いな?

 

「えへへ、どうしたんですか?連絡もなく突然来て」

 

 あー、どう説明しようか。

 

「1月からシャンフロはともかくリアルでは会えてなかったろ?だからな」

 

「それじゃ放課後デートですね!」

 

「ん、あぁそうだな。今更だけど紅音はこの後時間ある?」

 

「はいっ!大丈夫です!!」

 

「んじゃ行くか」

 

 

 

 

 

 

「えっ、あの人紅音ちゃんの彼氏さんだったの?!」

 

「そうみたいだねぇ」

 

「2人ともあっち見て、男子達が真っ白に燃え尽きてる」

 

 2人が行ったあと残った女子はクラスメイトとさっきまでいた先輩の関係について色々と話していた。

 さらにその近くでは紅音に片思いしていた多くの男子が皆絶望で灰になっている。

 

 そしてそんなことになっているとは知らない2人は、制服姿で歩きながらどこに行こうか考えていた。

 

 

 

 

 

 

「あっ、楽郎さんあそこ行きましょう!」

 

「ん?あー、ゲーセンか。そういや紅音って門限的なのは?」

 

 うちは瑠美のやつがバイトしてるから門限なんで作ったらバイト出来なくなるってのとそもそも趣味に生きる一族に趣味に関係する可能性がある制限かけるとかアホか?ってことで無いけど紅音ん家って言うか普通は多分そうじゃないだろうからな。

 

「私は6時までなら大丈夫ですよ」

 

「なら大丈夫か。それじゃ早速入るか」

 

 初めて入るゲーセンだけど軽く見た感じここはクレーンゲーム多めのエンジョイ勢向けっぽいな?1階建てて対戦ゲーが見た当たらん。目に入るのはクレーンゲーム系7割割、ホッケーとかパンチングマシン系が1割、音ゲー1割、レースゲー1割。格ゲー系はあったとしてももっと奥かね。

 

「あっ、あれ見てください楽郎さん!」

 

 紅音が指さした方を見たらシャンフログッズが景品になってるクレーンゲームがあった。てかよく見たら景品ヴォーパルバニーのぬいぐるみじゃねえか。あとその横にはコボルトもある。

 

「シークルゥさんみたいですね!」

 

「あー、まぁ一応種族的には同じようなもんだしな」

 

 山になってるぬいぐるみの中に立ち耳に混ざって何匹か垂れ耳のやつもある。こいつ白毛だしそこはかとなくエムルと銭ゲバ兎(エルク)感があるな。

 

「あ、私両替してきますね!」

 

 そう言ってまた両替機の方に走っていった。うーん、体育会系。俺の方は小銭あったかな?・・・・・・よし、あるな、問題ない。

 

 そんじゃ紅音が戻ってくるかあの垂れ耳兎が取れるまでこれやっとくか。

 

 

 

 

 

 

 私が両替を済ませて戻って来たら楽郎さんが先にクレーンゲームを始めてた。お金を入れるところの横に百円玉が積まれてる。もしかして私が行ってからずっとやってる?

 

「っしゃオラァ!」

 

 そんな風に思ってたらちょうど楽郎さんがロップイヤータイプのぬいぐるみを抱えて嬉しそうに叫んでいました。見た感じあれが1個目みたいです。私も代わってもらってやってみましょう。

 

 

 

 

 

 

「っしゃオラァ!」

 

 よーし、よしよし。苦節10回、金額換算で1600円。最初200円1クレでやったけど2回目以降200円で1クレじゃなくて500円で3回の方でやってよかった。全部1回目と同じやり方だったら2000円かかってるとこだったわ。危ない危ない。

 

「楽郎さん!」

 

「おっ、おかえり紅音」

 

 ちょうど紅音も帰ってきたな。

 

「私もやりたいので代わってもらってもいいですか?」

 

「あぁ、別にいいぞ。俺はこの後他のクレーンゲーム見に行くけど」

 

「わかりました。でも最初の1回は見ててください。あと良ければアドバイスもください」

 

 アドバイス、アドバイスなぁ。強いていえば下の方よりぬいぐるみが重なって坂になってるところの上にあるやつを狙うとか?あとはアームの掴む位置は下より上の方が落ちやすい気がするとか。

 

「なるほど。それでは私もやって見ます」

 

 そう言った紅音は坂の頂上の少し下で頭だけ出てる兎、俺が取ったのとは違って耳がたってるタイプのそれをターゲットにしてアームを動かし、そいつの頭の真上で下降ボタンを押した。

 

 アームはちょうどそのぬいぐるみの首をがっちり挟み込むとそいつだけを山から引き抜きそのまま景品取り出し口の上まで持ってきて落として行った。そしてそれによって山が不安定になったせいで黒毛のうさぎのぬいぐるみも落ちてきた。

 ・・・・・・ウッソだろお前。これが光属性、これがリアルラックカンスト勢の力か。

 

 てか追加で落ちてきたやつは立ち耳黒毛だから毛並みをボサボサにすればビィラックに見えそう。

 

「あ、2つ落ちてきました!楽郎さんこっちの兎さんいりますか?私の部屋に2つ置くのは難しそうですし」

 

 む、確かにビィラックっぽいからエムルっぽいのと並べてみたくはあるが置く場所・・・・・・一応机の隅になら置けるか?

 

「そういうことならありがたく貰うな」

 

「はい!それじゃあどっちかカバンに入れますか?」

 

「そうだな、じゃあこっちを入れとくか」

 

 という訳でエムル似の方を背中のリュックにそぉいっ!して首から上の部分だけ出してビィラック似の方を片手で抱えた。そしたらそれが終わるのに合わせて紅音が

 

「楽郎さん、他のクレーンゲームとか見て見ませんか?」

 

って言ってきたから今2人でクレーンゲーム地帯を見て回ってる。地味にシャンフログッズ結構あるのな。まぁ全部が全部公式グッズな訳もなく非公式っぽいのも多いけど。

 

 お?これって・・・・・・いやいやまさかそんなわけ、でもシャンフログッズ地帯にあるって事は・・・・・・

 

「わっ!見てください楽郎さん!」

 

 そう言って紅音が指さしたのはデフォルメされた水晶蠍のフィギュア。うん、蠍のフィギュア。3度見したわ。無駄にクオリティ高いけどさすがにこれは非公式だよな??

 

 え?公式グッズ?運営ぇ、ウッソだろお前。なぜヴォーパルバニーとコボルトに並んで蠍をゲーセン景品グッズ化した。

 

 

 

 ・・・・・・いやまぁ取りに行くけどさぁ?!さすがに一般受けはしないのでは?

 まぁ取りに行くけどな?

 

「あー、紅音。ちょっとこれやっていい?」

 

「いいですよ、横で見てますね」

 

 許可とった、覚悟も完了。200円で1回、500円か。100円玉ステンバーイ。

 

 おっ、持ち上がったな。よーしいい子だ、そのまま落ちろ(消費金額合計500円)

 

 まぁさっきのはいい。最初だからな。だから今回で落ちろ(1000円)

 

 ・・・・・・は・や・く、落ちろ!!(1500円)

 

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 

 ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙チクショウメェー!!!!

 

 2000円入れて12回やってるのにまだ取れないんだが??

 

「楽郎さん、ちょっとやらせてもらっていいですか?」

 

 軽く発狂しかけてたら紅音がそんなこと言ってきたから普通に許可した。そしたら

 

「えーっと、横がこの辺で。たてがここ?確定っと。・・・・・・あっ、取れちゃいました」

 

 えぇ、一発で取ったんだけど、恋人殿のリアルラックが強すぎて笑う。

 

「という訳で楽郎さん。はい、どうぞ」

 

「お、おう」

 

 取ったのを即渡された。紅音的には見てるだけだとどれだけ難しいかわからなかったからお試しでやってみたかっただけらしい。

 

 何はともあれそこそこ大きい水晶蠍(マブダチ)フィギュア入手完了。クソゲー棚の上に置こうかね。

 

 その後は時間が押してきてるからどうしようかって言ったら紅音がプリクラ撮りたいって言ったから2人で撮ってゲーセンから出る時に紅音が親に連絡して夕飯をファミレスで食べて帰ることになったりした。

 

 

 今回のことだけは瑠美に感謝してやってもいいかも知れないな。

 

 

 

 

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