導きの青い星と蒼い絆の物語   作:MAMYU9

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復讐編
導きが生んだ出会いの予感


 ’’モンスター’’それは人と同く生物である。姿は違えど、棲む環境が違えど同く生物である。

 ただし、人もモンスターも分かり合えない、当然の事だ。モンスターには人の気持ちが解らぬ。だから村を襲ったり、人を襲う。人にはモンスターの気持ちが解らぬ。だからモンスターを狩り人を守り自然を調和させる’’ハンター’’がいる。

 お互いに分かり合えない怒りも悲しみも。

 その関係の中にある存在があった。モンスターと心を通じ合わせ、お互い一心同体となり、生活する存在。

 名を、’’ライダー’’という。

 これは、そんなハンターとライダーが出会い少しずつ分かり合う物語。絆の物語だ。

 

 

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 「どうですか?良い物語だと思いません?荷物を整理してたら偶々出て来たんですよ!続き気になりません?貸しましょっか?」

 

 そう言いながら分厚い、少し古びれた本を無理矢理押し付けてくる女性がいる。

 はっきり言って迷惑なのだが、ここは一つ許す事にした。もちろん理由があった。

 

 「ライダー?馬鹿馬鹿しい、そんなのいるわけ無いじゃない。それより頼まれたクエストある?」

 

 少し彼女を小馬鹿にしたかったから。

 私がさっきから会話してる彼女は此処、アステラの受付嬢と呼ばれる仕事をしており、私の編纂者だ。皆からは受付嬢だったり、ミーナの編纂者と呼ばれている。彼女の特徴というか、トレードマークはその肩に掛けている私に見せている本とは比べ物にならないほどの分厚い本である。

 ミーナというのは私の名前でハンターをやっている。

 此処、アステラは古龍渡りというのを目撃されてから新大陸に設置された拠点である。定期的にハンターや学者が派遣され私のでもう5期団目だ。

 そんな私にあるクエストが渡された。なんでも後数日もすれば交易船がアステラに着くというのでその付近の環境調査をしてくれとのこと。

 理由はここ最近、モンスターが活発化しているから。簡単な理由だ。モンスターは時に私達に害のある事をすることがある程度。私はそれを何度も経験済みだ。

 

「もう少し興味を持ってくれたっていいのに…。クエストですね、こちらになります。」

 

 そう言うと彼女は私に1枚の紙を渡してくる。これがクエスト用紙だ。私達ハンターはこの紙に書かれた事の為に命懸けでモンスターと闘う必要がある。今思うと本当に馬鹿馬鹿しい。

 

 「それと、古代樹の森周辺で’’バゼルギウス’’が確認されたの事で、発見次第、討伐してくれとのことです。」

 

 「’’バゼルギウス’’?何でまたそんなのがうろついてんのよ?」

 

 爆鱗竜’’バゼルギウス’’ここ新大陸に来て新たに発見されたモンスターで、どんな場所にも現れているのにも関わらず討伐数は他のモンスターとは比べ物にならない程少ない。飛竜というのもあってか、その場に長時間居座ることが少なく、残っていたのは痕跡だけだったなんてよくある話だ。

 バゼルギウスには特徴があって、体型は他の飛竜より一回り程大きく、鎧のような甲殻に被われており、その強靭なります翼は様々な環境を飛び回る為にあるといえる。そしてバゼルギウス最大の武器は爆発する鱗にあるといえる。驚異的な早さで生まれ変わり、脅威的な威力を見せつけるその鱗はまさに自然が生んだ爆弾とも言える。

 そんなのがこの辺りをうろついてるなんて…。

 

 「分かったわ、見つけたら討伐すれば良いんでしょ?」

 

 バゼルギウス自体に罪が無いのは分かっている、それでも情けはかけないつもりだ。

 狩るか狩られるかの存在。モンスターもハンターも。

 

  もし手を抜いてしまえば狩られるのは私。

 

 「無事に帰って来て下さいね。」

 

 彼女は私にそう言った。

 

 

 

 出発してからおよそ3時間がたった。

 私は無事にクエストから帰って来た。古代樹の森の生態系に変化は特に見られなかった。ただ…。

 

 「バゼルギウスと思わしき痕跡が多数見つかりました。」

 

 私は今回の調査の報告をする。

 相手は調査班のリーダーだった。見た目は若く、私と同じ20代前半といったところか。

 

 「そうか …分かった、明日の早朝、一度ハンターをまとめて行くか…勿論お前も含めてな。」

 

 リーダーは私にそう言った。明日は特に何も用事は無いが…

 「早朝ですか?昼間の方がバゼルギウスも行動している筈ですが…勿論、理由があってのことでしょうが…」

 

 「あぁ、どうやら交易船が明日の昼頃に到着するみたいでな、バゼルギウスに船を襲われちゃぁたまったもんじゃないからな。」

 

 私の質問にリーダーは答える。どうやら交易船は私の知らない間に到着予定が早くなっていたみたいだ。

 

 「明日の4時30分には古代樹の森に出る。しっかり準備をしておけ。」

 

 リーダーは私にそう告げると何処かへ去ってしまった。

 私の見たところではバゼルギウスの姿を目撃することは出来ず、痕跡だけが残っていた。あの風来坊が長時間、一定の場所に留まるとは考えにくい。それでも早朝から大人数でもう一度調査するか必要があるってことか。

 

 リーダー、貴方が探している’’その’’バゼルギウスは一体…

 

 「相棒、調査お疲れ様です!…相棒何か考えことですか?」

 

 受付嬢が私の方へ近寄って来た。

 

 「ただいま。まぁ考えことって程でもないから気にしなくて大丈夫。」

 

 嘘はついてない。

 

 「そうですか…明日は朝早いそうですね、頑張って下さい!」

 

 「聞いていたの?まぁ頑張って来るよ、お休み。」

 

 「お休みなさい!相棒!」

 

 ふと顔を上げてしまった。

  何故だろう? 

    今日は夜空の星が一段と…

 

 「綺麗…」

 

 

 

 

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 少し潮風が強かった。別に迷惑って訳じゃ無いけどね。

 

 「船長さん、今日は夜空が綺麗ですね。」

 

 少し語りかけてみる。

 

 「おぉ!確かにこいつぁ綺麗だなぁ!ん?おぉ嬢ちゃんあれを見てみろよ!青い星だぜ、運が良いんじゃないか?」

 

 そう船長さんが返してくれる。

 

 「青い星?縁起が良いんですか?」

 確かに綺麗だけど。 

 

 「ん?嬢ちゃん、導きの青い星を知らねぇのかい?ありゃ見れること自体が奇跡みたいなもんだ。よかったなぁ!」

 

 それは凄いものを見たんだと思う。祈ると良いことでも起こるのだろうか?

 

 「なんでも、アステラじゃぁ、とあるハンターにその二つ名がついたみたいだぜ?」

 

 ハンターか…

 一つ聞いてみる事にした。

 

 「船長さん、貴方は…

     モンスターと絆を結ぶライダーを信じますか?」

 

 

 

 

 これは誰も予想しなかったハンターとライダーの物語である。

 

 

 

 

 




読了、本当にありがとうございました❗
小説を書くのも、作品を投稿するのも初めてで、右も左もわからないようなものですが、これからも頑張って投稿していきたいと思います❗
本当にありがとうございました‼️

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