捕食少女の闘争アカデミア   作:エターナルドーパント

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『最初に謝っておきます。済みませんでした。詰め込みすぎました』
「分ければ良かったのによ」
『それだと中途半端な数だったから・・・
あと、今回は少し下ネタやチョロイン注意です。耳郎ちゃんとヤオモモと三奈です』
「大丈夫な方だけゆっくりしていってね」


第3話 化物のテスト 新たな親衛隊員

(背納サイド)

 

「ヒュー、流石だぁね」

把握テストの最初の種目は、個性解禁50m走。飯田君は脹ら脛のエンジンがあったり、爆豪は掌を後ろに向けて爆裂加速したり・・・やっぱり、皆化物だなぁ。

因みにシュレディンガーは木の影で見てる八木さんとお話してるね。

「さぁてと、行きますか」

股関節をしっかり伸ばし、クラウチングスタートの構えを取る。更に、左足後ろの地面に尻尾を突き立てた。

 

―ピッ―

 

電子音を認識した瞬間、両腕を離して身体の落下を開始。更に尻尾の先端の十字槍を蹴り付け、同時に折り曲げた尻尾を一気に押し伸ばした。

水平にスッ跳び更に爪先で着地し、再び蹴り出す。

 

―ピピッ―

 

「ッシィィィィィィ・・・」

ザリザリッと地面を削ってブレーキ。

「1.9秒83」

「ぃヨシッ!ど~うよボクの!大・臀・筋!」

「凄いよせっちゃん!」

多分、時速90㎞ちょいかな?爆豪も越したね。

「次出久だよ!頑張ってね!」

「うん!」

おうおう、随分と可愛く笑うねぇ出久。除籍が掛かってるってのに・・・まぁ、最下位になるつもりが更々無いだけだろうけど。

ピョンピョンとジャンプで身体を馴らし、クラウチングで構える出久。身体から緑のスパークが迸り、紅いラインのようなものが浮かび上がる。

「なっ!?」

おーおー、爆豪驚いてるぅ。ま、当然驚くよねぇ?今の今まで()()()()()()()()()()()()無個性だと見下してた奴が、いきなり個性発動したらさ。

 

―ピッ―

 

「ッシァ!」

出久が一歩蹴り出すと同時に地面が割れ、土が抉れて突風が吹く。

 

―ピピッ―

 

ゴール認識の電子音が鳴った。コースの延長線上を見れば、ブレーキを掛けた出久が・・・あれ、いない?何処?

「うわぁぁぁぁぁ!?」

上から出久の声が・・・見れば、上空8mぐらいの高さで出久が錐揉み回転して、って何してる!?

「ヒュッ」

認識してからは早かった。

膝を抜いて身体を落とし、腹筋で状態を丸めて前のめりに加速。さっきみたくテールスプリングでカッ飛ばし、一気に出久の真下まで移動する。

到着を勘で察し、前宙して踵と尾槍(びそう)を地面に突き立ててブレーキ。

そして3点で身体を支え、全てのバネを総動員して垂直に飛び上がった。

目に前に現れた出久の腕と脚を掴み、横抱きにして尻尾から着地する。

「フシィィィィィ・・・」

下半身全体を襲う痺れを気合いで跳ね退け、出久を地面に下ろした。

「・・・出久さぁ、どうしたの?何があったの?」

「え、えっと、その・・・緊張で、力加減ミスっちゃって・・・」

「あーもうおバカ」

ったく、あがり症気味なのは変わんないねぇ。いざって時にしか頼りにならないんだから。

「おいコラデクゥ!!テメェ今のどういう事だァ!!」

あ、爆豪来た。そして相澤先生が布構えてるね。ま、実力を示す良い場面かな?

横に飛び退き、先生にシーッのジェスチャーを見せる。訝しげな顔をしてるけど、な~にすぐ分かるさ。

 

―ドゴンッ―

 

ほらね。

「ダメだよかっちゃん、危ないじゃないか」

重い音のした方向を見てみれば、地面に組伏せられた爆豪と、それをまるで仏のような安らかな顔で窘めながらホールドを固める出久の姿が。

いやぁ、最初は面白半分で仕込んだ戦闘術や暗殺術を、此処まで使いこなすとはねぇ。嬉しい誤算だよ。

「おいコラ糞デクテメェ!!今の今まで無個性ぶって、何時からだ!一体何時から隠してやがったァ!!何で隠してやがったんだァ!!」

「ヘドロ事件のちょっと後からだね。

それに、個性が発現した~なんて馬鹿正直に言ったら、今みたいに面倒臭くなるのは分かってたから。

少なくとも、自殺教唆や集団無視に知らぬ存ぜぬでヘラヘラして抑止力のよの字にもなり得ない教師しかいない中学生時分は隠し通そうと決めてた。

でも雄英には、個性で持て囃さず先生(プロ)がキチンと君を叱ってくれる。だから隠すのはもう止めにしたのさ。

まぁ長々と並べたけど、要するに・・・

怒ったかこの歩く爆薬庫。怒れ怒れ。君とのバカ躍りも今日で終いだ」

怖い、怖いよ出久。何が怖いって、こんだけ溜め込んだ闇を毒として口から吐き出しても尚表情が聖母の微笑みから1ミリも変わってない所が。

「自殺教唆?おいそれどういう事だ」

目を見開く相澤先生。当然、教師としては聞き逃せないよねぇ。クラスメイトの皆も結構ザワついてるみたいだ。

「ッ!テメェ!デクの分際で余計な事すんじゃねぇ!!」

「何言ってるの?君が此処まで問題にならず進んで来られたのは、単に教師がヘタレで怠慢起こしてたのと、そんな教師に言っても無駄だと僕が眼を瞑ってあげていたからに過ぎない。相澤先生はとてもヘタレには見えないし、後でキッチリ報告するから。

今まで君は無能のデクと呼んでいたね。『中身の薄っぺらい人間程、プライドは厚い』・・・せっちゃんが教えてくれた漫画に出てくる言葉だけど、これって君の為にあるような言葉だと思わない?

過去に撒いた毒の種が、満を持して芽を出した。悪いのは君だ。因果応報だよ」

ホールドを解除し、ピョンピョンと飛び退く出久。爆豪は・・・うん、般若だね。

「ッ~~~!!死ねェデクァ!」

爆破で身体を押し出し飛び掛かる爆豪。だけど・・・

 

―バシッ―

 

「んがッ!?」

直後に相澤先生が布状の捕縛武器で爆豪を拘束した。

「か、固ェ!?」

「特殊合金とアラミド繊維で造られた捕縛武器だよ。

あんまり個性使わせるな。俺はドライアイなんだ」

髪が逆立ち、目が紅く光る。爆豪も、個性が使えなくて混乱してるみたいだね。

「あのゴーグル・・・抹消ヒーロー、イレイザーヘッドだったのか」

ん、出久も気付いたみたいだ。さて、爆豪はどうなるかな?

「ハァ・・・仕方無い。飯田と八百万。タブレット渡すから、引き続き記録しろ。最下位だった者は、終了後に職員室に来るように」

「は、はい!」

相澤先生は飯田君にタブレット端末を渡し、ギャイギャイと喚く爆豪を引き摺って行ってしまった。

「さぁてと!じゃ、生存競争再開と行きますか!」

 

―――――

――――

―――

――

 

「よーし、終わったね」

テスト種目全ての測定が終わり、八百万さんが持ってる端末からホログラムが投影される。

一位は八百万さん。出久は3位で、ボクは4位だった。

「あぁ、オイラが、オイラが・・・」

あぁ、最下位はあのブドウ君だったか。

「残念だったねグレープ君。精々良い仕事に就いてね。じゃ、さようなら(アリーヴェデルチ)

せめて、明るく送ってあげようじゃあないか。

「うぅぅぅ・・・触出、後生の願いがある・・・」

「何かな~?」

「おっぱいを揉ませてくれェ!!」

「おっとすまない尻尾が滑る」

 

―ボッ―

 

「ゴバッ!?」

「くたばれ糞ッたれが」

尻尾の横凪ぎを腹にブチ込んで黙らせ、シュレディンガーに向かって手を振った。すぐさま駆け付け、可愛らしく首を傾げるシュレディンガー。

「ゾグギダボ?」

「この転がってる生ゴミと、この端末。これ、職員室に届けて。相澤先生って言えば大丈夫だからね」

「お願いね、シュレちゃん」

「パバダダ!」

出久とボクのお願いに元気良く答え、トテトテと校舎に駆け出すシュレディンガー。ボクの娘は可愛いなぁ、なんて思って出久を見れば、丁度同じ事を思ってたみたい。顔を見合わせ、あの子の親として微笑み合った。

「な、なぁ、ちょっと良いか?」

「ん?君は・・・上鳴君だっけか。どうしたの?」

声を掛けてきたのは、帯電能力持ちの上鳴電気君。何時も思うんだけど、名前通りの個性が出なかったらどうするつもりだったんだろうね。

「その、お前ら2人ってさ。付き合ってんのかな~って」

「あ!それアタシも気になってた!何て言うか、熟練夫婦みたいな雰囲気あるもん」

おぉ、三奈ちゃんも食い付くね。

「あははっ、良く言われるんだよねぇ。でも、別に付き合ってる訳じゃ無いよ?せっちゃんとは幼馴染みで、僕に技の基礎を叩き込んでくれた師匠でもあるんだ。以心伝心が出来るのも、当然と言えば当然さ」

「ふ~ん、そんなもんか」

「な~んだ。色恋沙汰じゃないのか~」

拍子抜けしたようなリアクションをするお二方。

ではでは・・・

 

「まぁボクは出久を孕ませたけどね」

 

「ちょっせっちゃん!?」

「・・・え?」

「・・・ウェイ?」

『は?』

ハイ爆弾投下ー!

「はっ!?えっ!?はらま、えっ!?でも緑谷、えっ!?」

「ウェイィィィィィィ?」

赤面しながらボクと出久の顔を交互に高速で見比べる三奈ちゃんと、容量オーバーでバカになった上鳴君。見てみれば、他も随分とオロオロしてるね。いやはや愉快愉快。

「因みに長女は4歳で、子供は合計25人いるよ」

混乱に乗じて更に爆弾をブチ込む。出久はもう諦めたみたいで、既に遠い眼をしていた。

「み、緑谷君ッ!!君はまだ年端もいかぬ内に、一体幾度触出君に手を出してしまったんだッ!?」

「落ち着いてよ飯田君。出久がボクに産ませたんじゃあない。ボクが出久に産ませたんだ」

そう言って、ボクは口の中からカメレオンの舌に鋭い牙の生えた顎を付けたような器官・・・インナーマウスを伸ばして見せる。

「えっと、もしかして・・・エイリアンを産んだの?」

「三奈ちゃん正解♪」

流石はエイリアンシリーズ視聴者。まぁこれぐらいヒントがあれば分かるよね。

「あれ?でもエイリアンって、胸を突き破って産まれるんじゃ・・・」

「あぁ、そこは大丈夫だよ?ボクの子達は胃から口に昇ってくるんだ。だから、宿主は死なない。まぁ、一度に産み付けられるのは5人までとか制約があるんだけどね」

ウニョウニョとインナーマウスを動かし、映画の特徴との相違点を説明する。

「へぇ、それなら・・・ちょっと、産んでみたいかも」

「ウチも、ちょい興味あるかも。怖いもの見たさって言うか、何と言うか」

「っ~♪」

良いね良いねぇ!超常慣れしてるこの世界の、害が無ければ面白そうと好奇心が勝る心理ッ!!あぁ、ゾクゾクしちゃうなぁ❤️

「良いよ良いよ!寧ろ此方からお願いしようと思ってたんだ!個性を見られたのはラッキーだったよ~♪」

さて、と・・・誰に産み付けるかな?三奈ちゃんと耳郎ちゃんは確定として・・・後3人か。よし!

「じゃあ、三奈ちゃんと耳郎ちゃん。あと飯田君と上鳴君に八百万さんも来て」

「お、俺らも?」

すっとんきょうな声を上げる上鳴君。

「共通点が見られませんわね。どういう基準なのでしょうか」

コテンと首を傾げる八百万さん。可愛いねぇ。

「理由は単純。今の所、ボクの子供は兵隊蟻(ウォーリアー)ばっかりでね。個性持ちは一人だけ。

出久のDNAを取り込んでいるのに個性を引き継がなかった原因は、未覚醒の個性因子なのか。その実験も兼ねて産んで貰う。

そもそも、ゼノモーフを産んだ人間は今の所出久ともう一人だけだしね。パターンが欲しいのさ。因みにその子は変身型だった。

個性を引き継いだ個体が産まれるから、今、親衛隊に欲しい人材を選んだって訳」

「そう言う事でしたか」

「本音を言うと、爆豪の掌地雷原とか欲しかったんだけどね」

「掌地雷原って・・・」

ボクの表現に苦笑いする出久。まぁアイツが地雷原なのは掌だけとは限らないからね。

「じゃ、ボクに言われた5人と出久は、更衣室に残っててね。出久はお産婆的な感じで」

「うん、分かった」

そう言い残し、ボクは足早に教室へと駆け出した。

 

―――

――

 

「失礼しま~す」

一足先に着替え終わり、ボクは女子更衣室の扉を開ける。中には、ボクが指名した3人が待ってくれていた。

「おっ、早かったねー!」

ピョコピョコと駆け寄ってくる三奈ちゃん。小動物っぽい可愛さがある。うぅ~ん撫で回したい。

「まぁね。あと、悪いけど先に男子を済ませちゃって良いかな?」

「私は構いませんが・・・」

「ウチも別に良いよ?」

「良いよ良いよ!いっといでー!」

「ん、ではお言葉に甘えて。更衣室の外で待っててね」

部屋に入って早々、再びドアを潜る事になった。そして、男子更衣室のドアに手を掛ける。

「お待たせー!じゃ、早速やろうか!」

「お、おう」

若干顔を引き攣らせている上鳴君。何でだろ・・・あ、男子更衣室に躊躇無く入ったからかな?どうだろう・・・まぁ良いか。

「まずは上鳴君にしよう!飯田君は呼ばれるまで外で待っててね。出久は中で」

「うむ、了解した」

素直に従い、部屋を出る飯田君。クルリと上鳴君に向き直り、3歩程で距離を詰めた。

「えっと、取り敢えず俺は何をすれば?」

「うーん、まずは座って」

指示通り、ストンとその場に腰を下ろす上鳴君。そしてボクは彼の真ん前に膝立ちになり、その顔を両側から手でガッチリとホールド。そして親指を奥歯に噛ませ、口が閉じないようにした。

「うん、大丈夫。適当に、天井のタイル目でも数えてる内に終わるよ」

「え、えぇっと・・・」

有無を言わさず、ボクはくぱっと口を開ける。そして口腔からインナーマウスを伸ばし、彼の口に近付けた。

「ヒッ・・・」

 

―ずりゅっ―

 

悲鳴をあげられる前に、インナーマウスを胃袋までブチ込む。

放電されるかもしれないし、特別可愛くも征服感が満たされるような感じも無い。とっとと済ませよう。

 

―ゴクンッ―

 

―――

――

 

「お待たせ~♪」

ちょいとばかしショックを受けている男子達を出久に任せ、女子更衣室の扉を開く。さて、最初は誰にしようかな・・・よし、決めた。

「八百万さん、まずは君だ」

「は、はい!」

八百万さんの手を引き、更衣室に入る。

「八百万さん背ぇ高いねぇ。ボクは175なんだけど、ほとんど一緒だ」

他愛ない話題で緊張を解す。女子はこういうの敏感だからね。向こうには折寺のナイチンゲールこと出久がいるからどうにかなるだろうけど、こちとらセラピーはそこまで得意じゃない。ストレス掛けて、子供に響いても悪いしね。

「でも、高身長ってちょっと都合悪いんだよね。まぁ大丈夫。そっちのロッカー前に座ってくれる?」

「あ、はい。分かりました」

そう言って三角座りした彼女に、少し脚を伸ばさせる。そしてその太股を跨ぎ、また膝立ちになった。

「ちょっ、触出さん!?」

「背納で良いよ。ボクも百ちゃんって呼んで良い?」

「そ、それは構いませんがその・・・ち、近すぎ、では?」

彼女の言い分はごもっとも。ボクと百ちゃんは、セックスで言う対面座位に近い体勢・・・と言うか、まんま対面座位だ。当然顔は吐息がハッキリ聴こえる程に近く、胸元に息が掛かって擽ったい。ほんのり匂う甘い香りは、使ってるシャンプーかな?

おまけに、ボクは所謂壁ドン状態でもある。右手を壁に着き、軽く肘を曲げているのだ。

ぶっちゃけおっぱいなんか諸に乗っかってる。

「この体勢の方が都合が良いから、我慢して。ごめんね」

頬に左手を添えて眼を覗き込み、眼を細めて微笑みながらゆっくりと瞬きする。相手を安心させる心理技法だ。

「い、いえ。大丈夫でひゅ・・・っ」

・・・今この場で彼女をレイプしなかったボク自身を滅茶苦茶褒めてやりたい。

緊張の()()はもう此処までにしよう。流石にこれ以上はボクの理性の方がトびかねないから。

「ちょっと苦しいけど、君なら頑張れるよね」

「・・・はい」

ボクの心理操作で心境を誘導され、百ちゃんの表情は既に蕩けきっていた。左手で顎を掬い、尚且つ親指で口を開けさせる。

「じゃあ、いくよ」

 

―ずりゅっ―

 

「っ~!」

口から喉奥にまで侵入しきた異物感に、眼をギュッと瞑る百ちゃん。

ボクも完全に腰を下ろし、太股で彼女の腰を挟んだ。

「ッ~!?」

 

―ゴクンッ―

 

同時に胚を送り込み、無事産み付け完了。インナーマウスをズルズルと引き戻し、ちゅぷっと引き抜いて口の中に収納する。

「はぁ・・・はぁ・・・」

「よく頑張ったねぇ。ありがとう、百ちゃん」

「はぁ、ふぁい・・・」

涎を垂らしながら未だにトランス状態でほわほわしてる百ちゃんを優しく撫で、横抱きにして更衣室の奥に移動させた。

「さてと、次は・・・耳郎ちゃんかな」

扉を明け、うねうねと耳から伸びるイヤホンジャックを弄っていた耳郎ちゃんに手招きする。

「・・・ねぇ、彼処で寝てる八百万さん、どったの?」

「ちょっと疲れちゃったみたいでさ」

「あぁ、成る程?」

・・・フム、どうするかな。三奈ちゃんもだけど、耳郎ちゃんも頭半分程ボクより背が低いんだよね。さっきみたく対面座位でする必要もないし、立ったままでいっか。

「じゃあ、こっち来て」

「あ、うん」

「・・・やっぱり」

ボクは耳郎ちゃんの身体全体を見渡し、観察。予測が当たっていたと確信した。

「えっと、何?」

「左肩が下りてる」

骨格の歪みを見抜き、左肩甲骨と首の間を指で押し込む。

「んぎっ!?」

激痛が走ったのか、肩を跳ね上げて悶える耳郎ちゃん。どうしよう、ゾクゾクする。

「これ何だろう。両肩に一応同じ重量が掛かるけど、重心の位置が左右で違う・・・ギターかな?弾く時は左肩ベルトで、背負う時は右肩」

「そ、そこまで分かるの?」

「わかるわかる」

動画から技を盗んで我流格闘術を組み上げるから、服の上からでも骨格や筋肉が見えるようになった。これを使えば、何処がどう歪んでるか一目瞭然。まぁ異形型とかには効かない人もいるけど。

「しっかりストレッチとかマッサージしないと、肩から連鎖的に骨盤まで歪んじゃうよ?女の子として、それはまずいんじゃない?」

「た、確かに・・・」

「マッサージは得意だから、嫌じゃないなら施術してあげられるよ?」

「まじか。じゃあ今度お願いしようかな」

やっぱ打ち解けるには、相手によって最適なコンタクトが何かを知る事だね。

「さて、産み付けよっか」

「そう言えばそうだったね」

忘れてたか。

「じゃあ、出来るだけボクに寄って。腰と背中に手を回しても良いかな?」

「ん、良いけど・・・わ、でっか・・・」

「背丈が?おっぱいが?」

「躊躇無いな・・・両方」

「フフ~ン。ボクのおっぱいはね~、ほいっ」

「わっ」

耳郎ちゃんを胸に押し付けるようにムギュッとハグする。

「こういう風に、友達を癒す為にあるのだ~♪」

出久のガッチリした大胸筋(雄っぱい)も癒されるけどね。

「はい、じゃあ口開けてね」

「何か恥ずかしいな・・・あ~」

「ちょっと苦しいけど、我慢してね」

 

―ぐぽっ―

 

「ん゙っ!?」

 

―ゴキュッ―

 

胚を流し込み、直ぐにインナーマウスを引っ張り戻す。口から出て来たら、その先端を舌舐りしてから収納した。

「ごふごふっ」

「ふぅ。食道細いねぇ」

やっぱ体格とか、普段の食生活かなぁ。

「ふぅ・・・エッロ・・・」

聴こえてるよ。ま、指摘しないでおこうかな。

「じゃあ、次は三奈ちゃんだね。耳郎ちゃんは、モモちゃんの隣に座ってて」

「う、うん、分かった」

口元を拭い、頬を染めながら座り込む耳郎ちゃん・・・なんか、エロい。モモちゃんと別ベクトルで、香らせる程度の程好い色気が、何ともまぁ股座に響く・・・背中の流し合いとか無理そうだなぁ。

「あ、次アタシ?」

「そーだよ~、入って」

「はぁ~い♪」

三奈ちゃんは結構ワクワクしてるっぽいね。

「じゃ、早速する?」

「乗り気だね。じゃ、ボクにくっ付いて♪」

ばっと手を広げると、三奈ちゃんは何の躊躇も無くポフッと飛び込んで来た。

「じゃ、産み付けるから口開けてね」

三奈ちゃんの腰に手を回して、口からインナーマウスを伸ばす。

「・・・あれ?これ、もしかしてキスじゃない?」

「・・・そうなるね」

そう言や2人は指摘しなかったけど、ぶっちゃけめっちゃハードなディープキスだ。

「止めとく?」

「・・・いや!何事も経験!それに、エイリアン好きだしね!」

わお、男前と言うか・・・

「じゃ、苦しいけど耐えてね」

「んっ・・・」

少し怖いのか眼をギュッと瞑る三奈ちゃんの唇に、インナーマウスを押し付ける。三奈ちゃんが恐る恐る開いた口にゆっくりと侵入し、先端で舌を少しつついた。

「んぅ・・・」

途端に三奈ちゃんの顔が赤くなる。この可愛い顔を堪能したいけど、今は我慢だ。

ぃふよ(いくよ)

 

―ずぶっ―

 

「ッ!?」

反射的に溢れたであろう涙越しに、ボクは見開かれた三奈ちゃんの眼を覗き混んだ。

 

―ごっくんっ―

 

「ぷはっ」

「お疲れ様」

インナーマウスを引き戻し、脱力する三奈ちゃんを抱き留める。

「ん、ありがと・・・」

そう言う三奈ちゃんは、眼を逸らしながら顔を染めていた。

「15分から30分ぐらいで産まれるから、お腹の中で動き出したら言ってね」

「うん・・・」

半分上の空でから返事をする三奈ちゃん。まぁ、問題は無いかな。

「さてと、産まれてくるのが楽しみだ」

 

to be continued・・・




~キャラクター紹介~

触出背納
身体がめっちゃ柔軟なプレデリアン娘。
女誑しの才と知識とテクがあり、それに必要なコミュ力も併せ持つ。更に顔も良いもんだから、女の子の新しい世界への扉を容易く蹴り開ける質悪い主人公。
今回はレズっ気が強かったが、多分男もイケる口。と言うか寧ろ可愛ければ男女見境無い。一応自覚はしているし人並みの貞操観念や理性もあるので、今の所一線を越えた事は無い。尚、越えられた事はある。
結構性欲強め。しかし理性を捨てれば哀れな化物から屑以下のケダモノに成り下がると分かっている為、劣情の五右衛門風呂の中で何とか耐えている。
出久以外の苗床になった変身型の子は、何を隠そうカナダ留学の時に産み付けた子。

緑谷出久
毒舌聖母。中学時代は保健委員で、実は爆豪の取り巻き以外からはそこそこ人気があった。
作者的にはマッチョにはなりにくそうな骨格に見えたので、原作とは違い技主体なスタイルになっている。
現在は、零距離戦闘術(ゼロレンジコンバット)を主体にジークンドー等を取り込んだ我流格闘術を使う。小道具もバリバリ使う。

上鳴電気
雄英生苗床第一号。
主人公の好みじゃなかったので、割とアッサリ済まされた。可哀想に。

飯田天哉
苗床第二号。描写すらカットされた。雑でごめんなさい。

八百万百
苗床第三号。上に乗っかられて更に窒息しながら子供を産み付けられるという超上級者向けなシチュエーションでメロメロになっちゃった子。作者の都合によるチョロイン化の被害者。
でもちょっとMっぽくない?気のせい?

耳郎響香
音楽趣味が骨格の歪みで見抜かれ、警戒心解除の材料にされてしまった子。
ヤオモモちゃんみたいな肉体的な色気が弱い代わりに、仕草や表情から滲み出る別ベクトルの色気がある。マッサージを痛がる仕草にすらそれが出る。
因みに生まれ持った加虐嗜好も相まって、そう言うタイプが背納のドストライク。危ない。
セクシーな舌舐りとかでドキッと来るタイプ。

芦戸三奈
背納のお気に入りな子。決めた事はやり通したいタイプ。
恋愛話大好きな割に結構ウブ。キスされて、至近距離で眼を合わせられて、体温が2度程上昇した。
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