死んだらクロスオーバーだらけの世界に来たので全力で楽しむことにした 作:波音四季
この鎮守府で半日過ごして分かった事をまとめてみよう。
・この世界の俺の階級は大将、なので大本営にも結構顔が利く
・大将になれたのは親のコネではなく、数々の作戦成功と艦娘関連の法整備に協力したおかげ
・艦娘との関係は良好、ケッコンは誰ともしてないが練度99の子は多い
・というか練度も資源も所属艦娘も前世で俺がやってた艦これの母港と全く同じ
「つまり、ここはある意味俺の鎮守府ってわけだ。」
とはいえ、同じ存在であっても別人には変わりない。この世界の俺がここまで育て上げたものを奪ってしまうのは心が痛むが、彼はもういない。これからは俺が彼の代わりにこの母港を運営していく。彼が遺した物以上の物を残してやろう。
さて、その第一歩となるであろうメンタルキューブを「4つ」持って工廠へ向かっている。皆疑問に思っただろう。前回は「1つ」だったのに、何故「4つ」になっているのか?事は数時間前に遡る。
数時間前 執務室
「長距離練習航海、警備任務、対潜警戒任務から帰還したのです。」
秘書艦の電が俺に報告する。その後ろには第2艦隊旗艦睦月、第3艦隊旗艦皐月、第4艦隊旗艦天龍が控えている。
「いやぁ、ご苦労。10回遠征任務はこれで半分だな。残り半分も頼むぜ。」
「ったく、資源カンストしてるっつーのに、何で遠征しなきゃなんねーんだよ?」
「そう言うな天龍。溢れた資源は大本営に送られる。そこから資源のない提督たちに送られていく。お前たちのやってることは間違いなく誰かの役に立ってるのさ。」
「そうか!そういうことならジャンジャン資源持ってきてやるよ!」
「期待してるぜ。他に報告は?」
「ねぇ司令官、僕、こんなの拾ったんだけど。」
皐月が差し出した物を見て驚愕せずにはいられなかった。
「これは・・・キューブ?」
「海で漂流してるのを見つけて拾ったんだ。」
「それ睦月も拾ったよ?」
「お前らもか?実は俺もなんだ。」
3人が出したそれは、間違いなくメンタルキューブだ。
(どういうことだ?贈り物はあのキューブ1つだけじゃなかったのか?)
「何なのでしょう?キレイですけど?」
「よし、これは俺が工廠に持っていこう。何かあったら知らせるよ。」
というわけで、俺は合計4つのメンタルキューブを持って工廠へ向かうこととなったのだ。
「明石ー?いるか?」
「はーい!提督、何か御用で?」
「うん。これなんだが。」
「これは、青いキューブですか?」
「遠征艦隊が拾って来たらしい。これを調べてほしい。」
「畏まりました!皆、これをお願いね。」
妖精たちがキューブをワッショイワッショイと運んでいく。
明石が調査している間には俺は建造装置でデイリー開発・建造・解体を行う。この世界では建造された艦娘はドックから出てくるが、同じ艦娘が母港に存在している場合はカードとして排出される。カード自体はアーケード版のカードそのものだ。解体や改修はこのカードを専用の装置に通せばいいだけ。ではドロップはどうなのかというと、驚くことにこれもカードが使われるのだ。ブランクという何も描かれていないカードを沈みかけている深海棲艦に投げて刺さすと、その深海棲艦がカードに吸収されて艦娘となる。それを具現化装置に通すとドックから本人が出てくるという仕組みだ。分かりづらいなら、仮面ライダー剣のカードの封印をイメージしてくれ。
「どうだ?なんか分かったか?」
「サッパリです。何らかのコアではないかと推測してるんですが。」
(ふむ、たしかキューブは艦船にとっては竜骨みたいなもんなんだっけ?間違ってたらゴメン。)
「う~ん、他にやれることは・・・。」
「建造ドックに放り込もう!」
「えぇ!?大丈夫なんですかそれ?」
「このまま唸っていてもしょうがないだろ?心配するな、なんかあったら責任は俺が取る。」
「うぅん・・・分かりました!やってみましょう!」
4つの建造ドックの開発資材を放り込む穴からキューブを放り込む。アズレンでは建造に資金が必要だが、ないので代わりに各資源を30ずつ投入する。
「いくぞ?」
「はい!」
建造開始ボタンを押す。
0:23:00
0:27:00
0:27:00
0:33:00
「見ろ!時間が表示されたぞ!」
「一体何が出来るんでしょう?」
アズレンの時間なんか特に気にしたことなかったから何が出るか俺も分からん。とりあえず俺たちは待つことにした。
何が出るかな?何が出るかな?
建造時間で予測してみてね。共通点のある4人だよ。