魔法少女リリカルなのは バカの参戦    作:セイイチ

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予告通りに投稿しました。

今回は前回とは違い二千五百字程度なので、短めですが
前回長かったので、ちょうどいい長さという事にしといて下さいm(_ _)m

それでは本編をどうぞ!


第十七話

 僕は死ぬには十分過ぎる雷と炎を真面に受けたというのに、何故か現実世界に帰ることなく未だに精神世界にて、うつ伏せになって倒れていた。

 

 『‥‥‥マスター、だいじょうぶですか?』

 

 ドラグーンが心配そうに僕に声をかけてくれる。

 しかし僕は

 

 「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 ろくに返事もせず、無言のままうつ伏せ状態を維持していた。

 

 「小僧、だらしないぞ」

 

 「あーあ、先に痛いけど我慢するように言っといたのに意味なかったわね」

 

 そう言って、僕をこんな目に合わせた二体の龍は地面へと降り立った。

 

 僕はこの二体の龍に言いたいことは山ほどあったけど、体がいう事を聞かず、二体に文句も言えずしまいだった。

 

 

 僕が大ダメージを負ってから数分後、ようやく僕が動けるようになり、真っ先に元龍の二体に詰め寄って行く。

 

 「言い訳を聞こうか?」

 

 僕は恐怖なんてものを忘れて、二体の龍に怒りをぶつける。

 

 「別に言い訳なんかないわよ?」

 

 「小僧、貴様が力が欲しいと言ったんだろうが、何を怒ることがある?」

 

 あれ? 何その態度? え? これって僕が悪いの?

 僕はあまりの二体の態度に一瞬僕が悪いのかと思ったが、先ほどの事を思い出してみても、僕が悪いとこなんて何も思いつかなかった。

 つまり、僕に悪いとこはないわけだ。

 それならと、僕は先ほどの怒りをしっかりと二体にぶつける事にする。

 

 「怒って当然の事を君らはしたんだよ!」

 

 「今、間があったわね」

 

 「どうせこのバカな小僧の事だ。自分が悪いのか一瞬考えたんだろう」

 

 この二体は自分達が文句を言われている自覚はあるんだろうか?

 僕がまるっきり気にしていなさそうな二体に、再び文句を言おうとした時、先にテスタロスが口を開いてきた。

 

 「確かに事前に説明をしなかった私達も少しは悪いかもしれないけど、あなたが自分で強くなりたいって言ったんだから私達は悪くないわよ?」

 

 「全くだ。我らは小僧の願いを叶えてやったに過ぎない」

 

 ‥‥‥この二体は頭がおかしいんだろうか?

 

 人にあんなバカデカイ攻撃しておいて自分達は悪くないと完全に言い切ってるよ。特にザボルグ‥‥‥

 

 「明久、理解してないようだから言っておくけど、あれは明久の欲しがった力を得るための必須行為なのよ?」

 

 「ドラゴンの力を得るには純粋なドラゴンの魔力を受けるのが唯一にして絶対の方法なのだ小僧。だから先ほど死んでもおかしくない魔力を受けたのに、貴様ここに意識を留めておけるのだ」

 

 「え? って事はさっきので?」

 

 「そうよ。あなたにはドラゴンの加護が与えられた。それとついでに、ここまで来なくても私達と話す事ができるようになったわ。あなたが願えば直ぐに私達と話ができるから、これから私達の知識が必要な時はいつでも呼んでね?」

 

 「我らから小僧に語りかける事は滅多にない。つまり、必要でない時に呼んだりするでないぞ。我は基本的に寝るのが好きなのだ。安眠を邪魔するでないぞ」

 

 「とまぁ、ザボルグの言う通り私達から話しかけることは基本的にはないから、あなたの都合のいい時に声をかけてね?」

 

 「分かった。色々ありがとう」

 

 「礼などいらんわ。小僧と我らは今や運命共同体、小僧に死なれたら我らも再び意識を失うからな。必要最低限の事だけしてやったに過ぎない」

 

 「うん。それでもありがとう」

 

 「‥‥‥全く、変な奴だな貴様は」

 

 「え? そう? 別にこれが普通だと思うんだけど?」

 

 僕は至って普通の人間だと思う。本当に変なのは扇みたいな戦闘マニアの事だと思う。なんでわざわざ自分から痛い思いしてまで、強い奴と戦いたくなるのか理解に苦しむよ。

 

 『さて、ではマスターそろそろ』

 

 「あ、うん。そうだね。それじゃね二人とも。また何かあったら声かけるから」

 

 そう言って僕は来た時に開いた扉をもう一度開き、僕の精神世界へと帰っていった。

 

    ☆

 

 

 明久が出て行った後の部屋では

 

 「‥‥‥あの小僧、我らを二人と数えおったぞ」

 

 「二人って言い方はまるで人みたいな数え方ね?」

 

 「ふん。我を人ごときと同じように数えおって。我の事をなんだと思っているのか」

 

 「ふふ。人になりたかった元龍でしょ?」

 

 「‥‥‥昔の話だ」

 

 「あら? 私は今でも人に憧れてるけど?」

 

 そう言ってテスタロスはドラゴンだった姿から、人型へと変わっていく。

 

 長くて赤いサラサラの髪を持った美少女の姿になったテスタロスはザボルグに向かって口を開く。

 

 「明久って、昔のあなたに似てるわよね?」

 

 「‥‥‥ふん。俺はあんなバカじゃなかったぞ?」

 

 そう言ってザボルグもテスタロスと同じように人型へと変わっていった。

 その姿は髪は短髪の金髪で凛々しく、俺様オーラを放ちながらも優しそうな美少年だった。

 

 「確かにね。あなたは賢かったわね。けど、仲間思いなところは明久はあなたにそっくりよ?」

 「‥‥‥あの頃は生物なんてものはいなくて、俺に仲間なんていなかっただろうが?」

 

 「ふふ。私達の不毛な争いが終わってから千年後位の話よ」

 

 「‥‥‥そんな昔の事は忘れた」

 

 「じゃあ細かく詳細に私が覚えてる事話しましょうか?」

 

 テスタロスがザボルグに楽しそうに昔話をしようとしたがザボルグは

 

 「‥‥‥お前と再開してからの記憶はちゃんとあるから言わなくてもいい」

 

 と静かに、だがテスタロスにはしっかりと聞こえるようにつぶやいたのだった。

 

 「そ、そんな事より! あの小僧、生き残れると思うか?」

 

 ザボルグは顔を赤くしながら話題転換を試みる。

 当然テスタロスはザボルグが何故こんな唐突に話題転換をしたのか理解していたが、ザボルグの懸念を理解できなかったわけではないので、話題転換へとのる。

 

 「正直今のままだと厳しいと思うわ」

 

 「‥‥‥やはり、か‥‥‥」

 

 「明久の年代に起きなければ、何も問題ないんだけれど」

 

 「ああ、だがウェザードの奴まで今は意識を取り戻してる。後、一体でも意識を取り戻していたら起こるだろうな。あの、龍神祭が‥‥‥」

 

 「龍神祭‥‥‥また、あの悲劇が?」

 

 「さぁな、それはまたいずれだ。とにかく今のままでは龍神祭が起これば小僧は生き残れない。‥‥‥ひと段落ついたら小僧を鍛えるとしよう。今はまだ早い」

 

 「そうね。龍神祭が起こると決まったわけじゃないし、もう少しだけ様子をみましょ」

 

 そう言ってザボルグとテスタロスはどちらから共なく手をつなぎ、自分達で世界を組換えて建物を作り、その中へと入って行った。

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

今回の話の後半はstrikers編にはほとんど関係ありません。

ザボルグとテスタロスの関係は機会があれば、オリジナル編をやった時に詳しく書きたいと思います。
別に興味ないって方の方が多いかもですが‥‥‥
まぁ、それはまだやるか未定なので今は考えなくてもいいんですけどね!

さて、元龍二人の事よりも龍神祭ってなんやねん!!
と思っている人の方が多いと思いますが、これはハッキリ言って今回のシリーズではほとんど関係ありません!!(ほとんどというのは保険です。)
一応、オリジナル編をやる場合は、これがメインになります。
龍神祭が気になる方は作者が現在のシリーズを完結させた後、オリジナル編を書ける気力がある事を祈っておいて下さい。
いらね( ゚д゚)という人は作者の気力が尽きてる事を祈って下さい。
本当にどうするか直前まで分かりませんので‥‥‥

それでは今回はこの辺で
感想、評価お待ちしております!
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