魔法少女リリカルなのは バカの参戦    作:セイイチ

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なんだか一週間以上あけて投稿すると、凄い久しぶりな感じがしますが、とりあえず最新話できたので本編にどうぞ!!


第二十七話

 僕等は夕飯の準備を終え、皆が席について初対面の人達がいるから、その人達の自己紹介をする事になって、現地の人達と僕達フォワード陣が自己紹介をしあう事になった。

 まずは現地の人達が自己紹介をしてくれる。

 内容を簡単にまとめると、アリサさんとすずかさんは10年前から、なのはとフェイト、はやての三人と友達で大学に通っているとの事だ。

 アルフはミッド出身のフェイトの使い魔で、四年前まではフェイトと一緒に現場を走り回っていたらしいけど、今は現役を引退してハラオウン家の使い魔として家事全般の手伝いをしていて、エリオとキャロは小さい時にアルフに遊んでもらってたとの事だ。

 エイミィさんは中々複雑でよく分からなかったけど、ティアナが簡単に説明してくれたのをそのまま使うと『六課後継人のクロノ提督の奥さんで、フェイトのお姉さん』だそうだ。

 ‥‥‥しょうがないじゃん! 複雑すぎて分からなかったんだよ!!

 あ、けど、なのは達と知り合った理由は、昔はなのは達と同僚だったみたいで、その縁らしい。

 因みに二児の母で現在は子育て中とのこと。

 美由紀さんは、なのはのお姉さんだそうだ。

 さっき、待機所に戻ってくる前にスターズがなのはの実家である、喫茶翠屋によったらしくティアナとスバルとは既に面識があるようだ。

 以上が現地の人達の自己紹介の内容だ。

 この後、僕達、フォワード陣も自己紹介して、皆で和気藹々としながら夕食を食べていたのだが、途中でジュースがなくなったから、僕とスバルとティアナ、エリオ、キャロの五人で湖の水で冷やしてあるジュースを取りに来ていた。

 

 「なんか賑やかだよねー。リイン曹長とか、ヴィータ副隊長とか何か普通に可愛がられてるし」

 

 「そりゃまぁ、なんだかんだ言っても見た目がアレだしね?」

 

 「‥‥‥吉井、あんた、ヴィータ副隊長がここに居たらぶっ飛ばされてるわよ?」

 

 「おっと、この話は聞かなかった事にしといて」

 

 ヴィータにぶっ飛ばされるなんて冗談じゃない。

 もしそんな事になったら、僕は自分の体がボロボロになる姿しか想像できないから、僕の失言はここでなかった事にしてもらわないと、想像だけじゃなく実際にそうなってしまう。

 

 「でも、ほんと、ああ言う温かくて賑やかな家族と友達なら全身全霊で守りたいって思いますよね」

 

 「でしょうね」

 

 ‥‥‥温かくて賑やかな家族と友達か‥‥‥‥

 僕の場合はどうなんだろう?

 姉さんは‥‥‥‥なんだかんだで僕の事心配してくれてるみたいだし、一応温かい‥‥のかな? 賑やかなのは言うまでもないけど‥‥‥

 友達は‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥賑やかなのは間違いないな。温かさについてはノーコメントでいこう。なんだか照れくさいし‥‥‥‥

 

 「あのですね、その‥‥‥」

 

 「ん? どうかしたキャロ?」

 

 再びキャロが口を開いたので、意識をそっちへと向ける事にする。

 

 「私最近、機動六課もなんだか家族みたいだなって思うんです」

 

 「そう?」

 

 「私が前に居た自然保護隊も、隊員同士は仲良しでしたけど、六課のはそれともちょっと違ってて」

 

 「ん~。それはあれじゃない? なのはやフェイト、はやて達も仲良いし、シャーリーとかリインも気さくな感じだからじゃないかな?」

 

 僕は他の部隊に行った事がないから分からないけど、六課を学校と比べると、学校の教師同士では仲が良いって感じはしない。‥‥‥もちろん、それなりに友達感覚で仲の良い人達はいるんだろうけど、僕はあまりそう感じたことはない。だから、上司同士が仲が良いっていうのは珍しい事だと思う。

 

 「アルトさんやユキノさん、メンテスタッフの人達も優しいですしね」

 

 「もちろん、スバルさんとティアさん、吉井さんも」

 

 「ん、ありがと」

 

 僕等はこんな話をしている内に目的地である湖に到着していた。

 まぁ、到着したと言っても、歩いた距離はそんなにないんだけどね。

 

 「あ、ジュースこれですね」

 

 「わぁーたくさん。あー、水冷た~い」

 

 僕もジュースを探していたんだけど、エリオ達の声が聞こえて、僕はエリオ達の方に視線を向けると、エリオとキャロが湖からジュースの入った袋を持って陸に上がろうとしている姿が見えた。

 どうやら僕よりも先にエリオがジュースを見つけたらしく、ジュースを取りに湖の中へと入り、キャロはエリオの後を追いかけるようにして、湖の中へと入っていたようだ。

 僕は、エリオ達が持ちきれなかった分を取りに行こうと二人に近寄っていくと

 

 「ちょっと二人とも、こけたりしないでよ」

 

 「大丈夫で~す。きゃっ!!」

 

 ティアナが忠告したにも関わらず、キャロは足を滑らせて、湖の中でこけそうになっていた。

 

 「ちょっ!? キャロ!?」

 

 僕は反射的にキャロを助けようとして、その場からダッシュしたんだけど

 

 「キャロ! 危ない!!」

 

 エリオがいち早くキャロの腕をつかみ、キャロの事をしっかりと支えて二人とも湖でこけるような事にはならなかった。

 ほっ。二人がこけたりしなくて良かった。

 こんなとこでこけたりしたら、ビショビショになっちゃうから、二人がこけなくて本当に良かった。ホント良かったんだけど‥‥‥‥

 

 「良かった。間に合って」

 

 「ご、ごめんなさい!」

 

 「もうー、それ持って先に行ってなさい。残りはアタシ達が持っていくから‥‥‥って吉井、なんでアンタがこけてんのよ‥‥‥?」

 

 僕はキャロを助けようとダッシュしようとした時、足を滑らせて転んでしまいビショビショになっていた。

 

 「いや、これはその‥‥‥そう! 久しぶりに水泳したくなっちゃって泳いでたんだ!」

 

 僕は、エリオもキャロもこけてないのに、僕だけこけたと思われたくなくて、とっさに言い訳をする。

 

 「‥‥‥アキ、その言い訳は流石に無理があると思うよ?」

 

 うん。自分でも分かってるよスバル。 

 だけど、こんなのしか思いつかなかったんだから、しょうがないじゃんか!

 

 「はぁー。吉井、アンタも二人と一緒に先に行ってなさい」

 

 「‥‥‥はい‥‥」

 

 僕は素直に返事をした後、ティアナに言われた通り、ずぶ濡れの状態のまま近くにあった袋を持って、エリオとキャロの三人で先に戻る事にした。

 

 「あの、吉井さん元気だして下さい」

 

 「そ、そうですよ。吉井さん、今ぬれちゃってるのって、私が転びそうになったのを助けようとしてくれたからなんですよね?」

 

 「え? あ、まぁそうだけど‥‥‥なんで分かったの? 今回は、二人にたどり着く前にこけちゃったんだけど‥‥‥」

 

 より正確に言えば、一歩踏み出した瞬間に‥‥‥

 だから、僕がキャロを助けようとした姿なんて、誰も見てないはずなんだけど、なんで二人はそう思ったんだろうか?

 僕は不思議に思って二人に聞いてみると

 

 「そりゃ分かりますよ。吉井さんは、いつも僕達を助けてくれるじゃないですか」

 

 「だから今回もきっと、私を助けようとしてくれたんだなって」

 

 なんて言われる。

 なんだか、面と向かってそういう事言われると恥ずかしいな‥‥‥結局助けたのはエリオで、僕は勝手に一人で転んで二人を助けたわけじゃないし‥‥‥‥

 ‥‥‥あれ? 事実だけ述べると僕って、もの凄い情けない人みたいだ。

 よくよく思い出してみると、初出動の時なんて二人を助けるどころか、二人を置いて一人で先にリニアレールから降りてるし、降りたら降りたで扇にボコボコにされて二人に心配かけたしで、二人には情けない姿ばかり見せてる気がする‥‥‥。

 僕は自分の情けなさについて考えれば考えるほど、ショックは大きくなっていった。

 

 「それで、あの、吉井さん‥‥‥」

 

 「‥‥‥ん? どうかした?」

 

 僕は自分で受けたダメージを癒せないままだったせいか、少し声のトーンが下がっているのが、自分でも分かる位の声で返事をしていた。

 

 「その、さっき、六課の皆が家族みたいって言ったの覚えてますか‥‥‥?」

 

 「え、そりゃまぁ覚えてるけど‥‥‥?」

 

 さっきって僕が転ぶ前の話だよね?

 覚えてるも何も、ほんの数分前の話だし、覚えてるに決まって‥‥‥もしかして、僕は数分前の事すら覚えてないと思われてるんだろうか? 

 もしそうなら、僕は本気で泣ける。

 

 「と、突然こんな事言うのは変かもしれないですけど、吉井さんって私達にとってはお兄ちゃんみたいだなって思って」

 

 「あ、それは僕も思ってました」

 

 「え、あ、ありがとう?」

 

 「へへ、はい。それでですね‥‥‥これから、吉井さんの事をお兄ちゃんって呼んでもいいですか?」

 

 「あ、僕も! 僕もお兄ちゃんって呼びたいです」

 

 さっきも言ったけど、僕は結局二人に心配ばかりかけて、頼りない姿ばかり見せてたから、正直いきなりそんな事言われて、嬉しかったともに驚きもした。

 

 「へ? お兄ちゃん? 僕が?」

 

 「はい! 吉井さん、いつも私達に優しくしてくれますし、助けてくれますから」

 

 んー、僕としては別に二人に対して、特別優しくしてるつもりはないんだけどな‥‥‥

 とは言え、僕が二人の申し出を断る理由はないわけで

 

 「そっか。まぁ、二人が呼びたいように呼んだらいいよ? 正直、頼りないと思うけど、僕なんかでよければお兄ちゃんでも何でもやるからさ」

 

 「ほんとですか!? ありがとうございます!! アキ兄!」

 

 「ありがとうございます。えっと、アキ兄」

 

 ‥‥‥なにこれ? 

 アキ兄? アキ兄って僕の事だよね? 

 なんて、なんて良い響きなんだ!!

 僕はあまりの響きに感動していた。

 今までお兄ちゃんと呼ばれる事は、数は少なくともそれなりにあった。

 けどそれは、僕の事をあまり知らない子達から呼ばれてただけだったり、知ってても”バカなお兄ちゃん”だったりと、どこか悲しいものがあったけど、エリオとキャロに”アキ兄”なんて呼ばれると感動で心がいっぱいになる。

 僕がしばらく感動したまま固まっていると

 

 「あれ? アキ兄、どうかしたんですか?」

 

 「もしかして、本当は”お兄ちゃん”って呼ばれるの嫌だったりしましたか‥‥‥?」

 

 二人は僕が無言で固まっていたのを不安に思ったのか、そんな事を言ってくる。

 

 「そんな事ないよ! ちょっと感動してただけだから気にしないで!」

 

 僕は慌てて返事をする。

 もし、二人が勘違いとかして僕の呼び方をやっぱり返るーとか言い出したら、せっかくの”お兄ちゃん”が台無しになってしまう。

 それだけは断固として避けたかったので、僕は大慌てで返事をして、内心では冷や汗を流しまくっていた。

 

 「それなら良かったです。えっと、それじゃあ、これかも宜しくお願いしますね。アキ兄」

 

 「宜しくお願いします。アキ兄」

 

 「僕なんて、まだまだ全然頼りないかもだけど、こちらこそ宜しく! 二人とも!」

 

 「「はい!!」」

 

 こうして、ジュースを取りに行った帰り道で、僕は二人のお兄ちゃんになった。

 僕は、これからは二人を守れる立派な”兄”になろうと決心しながら夜道を三人で歩いていると、のんびりし過ぎたのか、途中でスバルとティアナが追い付いてきたから、結局先に出たのに五人で帰る事になった。

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

作者的には文が崩壊してないか不安で仕方がないです。
崩壊していても、なんとか読者の皆さんが読めるレベルでの崩壊だといいんですが‥‥‥
まぁ、崩壊してない文を書ければそれが一番いいんですけどね。
作者的には程度は分かりませんが、崩壊はしているような気がしますので、先に謝っておきます。
すみませんm(__)m

と、まぁこんな感じで作者的には文が崩壊してる感じがする最新話ですが、
感想、評価お待ちしておりますので、よろしければお願いします!!
後、アンケートの方も締切とかは特に決めてないので、そちらもよろしければお願いします!
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