魔法少女リリカルなのは バカの参戦    作:セイイチ

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もうじき8月が終わる‥‥‥ヤバイ最近1日1日が異様に早く感じる‥‥‥

まぁ、今はそれは置いといて、約1週間ぶりの投稿です!
それでは、本編へどうぞ!!


第二十八話

 僕等が湖から帰ってきて、ジュースを持って帰ってくると

 

 「あ、おかえりー。ジュースは見つかった? って明久君どうしたのよ!?」

 

 「ちょっと待ってて! 今、タオル取ってくるから!」

 

 アリサさんとすずかさんが僕の方を見て驚きの声を上げる。

 その光景に、アルフがいち早く気づき、近くにいたエイミィとフェイトにすぐさま伝える。

 

 「ん? あっ! エイミィ、フェイト! 明久がビショビショになって帰ってきたぞ!」

 

 「え? あ、ほんとだ。どうかしたの明久君!?」

 

 そのおかげで、騒ぎはこの場にいる全員に伝わり、皆が僕の心配をしてくれる。

 主に、僕とは初対面の皆が。

 六課の皆はと言うと、最初は皆心配してくれてたんだけど、僕が

 

 「あ、ええっと、大したことじゃないんで、皆気にしないで‥‥‥」

 

 と言うと、六課の皆は少し考えた後、全員で

 

 「「「今度はどんなバカな事をしたの(したんだ)?」」」

 

 なんて言ってくる。

 どうして僕が何かやると、バカな事をしたに直結するんだろうか?

 まぁ実際、湖でこけただけでバカやったんだけど‥‥‥

 

 「今回は湖で足を滑らせて転んだんですよ」

 

 「なんか知らない間にずぶ濡れになってました!」

 

 皆の質問に僕の代わりに答えるティアナとスバル。

 それを聞いた皆は、完全に呆れ返っていた。

 エリオとキャロは、僕がキャロを助けようとした事は知ってるけど、実際には助けられなかったから弁護するべきかどうか、思案しているようだ。

 どうかそのまま黙っていて下さい! 助けようとしたら、僕が一人で勝手に転んだなんて恥ずかしすぎる!

 僕は必死にその事を伝えようと2人に視線で訴えると、その願いが通じたのかどうかは分からないけど、エリオとキャロは苦笑いを浮かべているだけで何も言わずにいてくれた。

 どうやら、僕の弟と妹は勘が良くて、頭も良く僕よりも優秀だったみたいだ。

 と僕が二人の優秀さを見て嬉しくなっていると

 

 「はい、明久君! このタオル使って!」

 

 「それから、その濡れた服のままだと、風邪ひいちゃうから早く着替えないと!」

 

 アリサさんとすずかさんがタオルを持ってきてくれる。

 

 「あ、ありがとうございます」

 

 僕はアリサさんからタオルを受け取り、自分の体や服を拭いてみるが、やっぱり一度濡れた服がそう簡単に乾くはずもなく

 

 「へ、へ、ヘックシュン!!」

 

 濡れた服をずっと着たままだからか、くしゃみが出てしまう。

 

 「わわ、早く着替えてきなさい明久君。本当に風邪ひくわよ?」

 

 「ヘックシュン!! みたいですね‥‥‥ちょっと僕、着替えてきますね?」

 

 そう言って僕はアリサさんに言われた通り、服を着替える事にして部屋を出ようとしたんだけど、その時、はやてにストップをかけられてしまう。

 僕が何事かと足を止めると、はやては

 

 「あ、そうや! アキ君ちょぉ待って! 服着替えただけやと、ちょっと心配やから、少し早いけどお風呂にしよう」

 

 なんて言い出す。

 

 「確かに明久君は早くお風呂に入った方がいいと思うけど、ここお風呂ないわよ?」

 

 「あー、そう言えばそうやったな。‥‥‥そんならやっぱりここは」

 

 「あそこですかね?」

 

 「あそこでしょ」

 

 アリサさんが、ここにお風呂がないと伝えると、はやては少し考えた後、解決策を思いついたようだ。

 いったい、何を思いついたんだろうか?

 エイミィさんと美由紀さんは”あそこ”って言ってるから検討がついてるんだろうけど、僕にはサッパリ分からない。 

 ‥‥‥というか、僕はいつまでこうして、濡れたままでいればいいんだろうか?

 そんなわけで、僕が色んな事で首を傾げていると

 

 「それでは六課一同、着替えを準備して出発準備!」

 

 「これより、市内のスーパー銭湯に向かいます」

 

 なのはとフェイトが行先を教えてくれる。

 そっか銭湯か! 確かにそれなら、ここに風呂がなくても問題ないね。

 と僕が納得する横で、スバルとティアナ、エリオ、キャロの4人は銭湯に行った事がないようで首を傾げていた。

 4人は良く分かっていなかったけど、とりあえず風呂だという事は理解して、それぞれ着替えを取りに部屋に戻り、着替えを持って僕達は再び集まって、銭湯に向かって出発した。

   

 

     ☆

 

 

 車で移動を始めて10分程すると、大きなスーパー銭湯があり、僕等はその銭湯へと入っていく。

 どうやら目的地の銭湯はここだったようだ。

 こんだけ大きな銭湯なら、色んな風呂があるんだろうな~。あっ、もしかしてサウナーとかもあるかも! なんて僕はワクワクしながら中に入ると

 

 「はーい。いらっしゃいませ! ようこs‥‥‥団体様ですか?」

 

 カウンターにいたおばちゃんが元気に迎え入れてくれる。

 

 「えっと大人13人と‥‥‥‥」

 

 「子ども4人です」

 

 「ん? 4人?」

 

 「私とアルフとエリオとキャロです!」

 

 「あれ? ヴィータは?」

 

 今、リインが言ったメンバーにヴィータを入れると5人になるんじゃない? という意味で僕は何も考えずに言葉を発してしまい、それを聞いたヴィータは

 

 「アタシは大人だ!!!」

 

 盛大にヴィータに怒られてしまった。

 ‥‥‥そうだった。ヴィータは子ども扱いされると怒るんだった‥‥‥

 僕はこれで何度目か分からない反省をする事になってしまった。

 

 「あ、はい! ではこちらにどうぞ」

 

 「お会計しとくから先行っててな?」

 

 「「「は~い!」」」

 こうして僕等は、はやて達より先におばちゃんについて行き、目の前に大きく”男””女”と漢字で書かれたのれんが見えてくる。

 ちっ! やっぱり混浴じゃなかったか!

 なんて僕が内心残念がる横でエリオは

 

 「良かった。ちゃんと男女別だ」

 

 ホッとしていた。

 いや、普通はどこの銭湯でも男女別になってるものだからね?

 僕だって本気で、ここが混浴だったらなんて思ってなかったし‥‥‥ほんとだよ?

 ‥‥‥まぁ、混浴だったら嬉しかったのは間違いないけど‥‥‥

 と、僕が一人で悶々としている隣で、エリオとキャロは楽しそうに話していた。

 

 「広いお風呂だって。楽しみだねエリオ君!」

 

 「あ、そうだね。スバルさん達と一緒に楽しんできて」

 

 「え? エリオ君は‥‥‥?」

 

 「え!? ぼ、僕はほら、一応男の子だし!」

 

 「でも、ほら。あれ」

 

 とキャロが指さしたところには文字が書いてあり、そこには

 

 「注意書き? えっと、”女湯への男児入浴は11歳以下のお子様のみでお願い‥‥します”?」

 

 なんて書いてあった。

 な、なんて事なんだ! 11歳以下なら女湯に入れる? 僕の年齢は現在17歳。女湯に入れる権利を6年も前に失っているなんて‥‥‥

 僕はこの時程、自分がもう少し遅く生まれていれば! と思った事はない。

 僕はこの事実を前に、この場で膝をつき崩れていく。

 

 「へへ。エリオ君10歳!」

 

 キャロは嬉しそうにエリオはまだ女湯に入れる事を主張する。

 そう。僕と違ってエリオは合法的に女湯に入ることができるのだ。

 僕が崩れた理由はショックだけのせいじゃない。エリオの羨ましさも加わって僕は膝をついてしまったのだ。

 

 「い!? あ、あ、え!?」

 

 と、そんな僕とは対照的に、隣でエリオは困り果てていた。

 エリオくらいの年の子は、こういうのって恥ずかしがるんだよね‥‥‥

 どうやらエリオも例外ではなく、女湯に入るのは恥ずかしみたいだ。

 こんな状況の中、更にフェイトがエリオに追い打ちをかけるように

 

 「せっかくだし一緒に入ろうよ」

 

 「フェイトさん!」

 

 一緒に入ろうと誘ってくる。

 キャロはフェイトに援護してもらい、目を輝かせている。

 あー、これはエリオがかなり不利なんじゃないかな?

 僕は段々これを見るのが楽しくなってきて黙っている事にした。

 

 「い!? う、え、あっ、い、いや、そ、その。あ、あのですね! それはやっぱりスバルさんとか隊長達とか、アリサさん達もいますし!」

 

 おー、エリオやるー。焦りながらもちゃんと断る理由にはなってるじゃない! けど‥‥‥それだと、ちょっと甘すぎだと思うよ?

 その言い訳だと、皆が良いって言ったら、逃げられなくなるし‥‥‥

 

 「別に私は構わないけど?」

 

 「ていうか、前から頭洗ってあげようかー? とか言ってるじゃない」

 

 「私らもいいわよ。ねぇ?」

 

 「うん」

 

 「いいんじゃない? 仲良く入れば」

 

 「そうだよ。エリオと一緒にお風呂は久しぶりだし、入りたいなー」

 

 案の定、皆はエリオと一緒に入っても良いと言って、エリオは追い詰められてしまった。

 エリオは顔を真っ赤にしながら、どうしたもんかと、僕に助けを求めるような目で見つめてくる。 ‥‥‥しょうがないな。

 本当はもう少し見てたかったんだけど、エリオは本気で助けて欲しそうだし、そろそろ助けてあげるか‥‥‥ 

 

 「はいはい。皆そこまでだよ。エリオも男の子なんだから、そういうのはちょっと恥ずかしいんだよ。だから、今回はこの辺りで許してあげてよ」

 

 「「「え~~~」」」

 

 皆は残念そうな声を上げる。 

 ‥‥‥エリオ、少しモテ過ぎじゃない? なんて羨まし――じゃなくて、なんて人気者なんだ。

 

 「明久はエリオの味方なの?」

 

 「まぁね。今回はエリオの味方かな? まぁ、男同士で裸の付き合いもしたいしね。だから今回は勘弁ね?」

 

 僕はエリオを助けるために、ちょっと卑怯な言い方をする。

 こう言えば、ここにいる人達は、皆頭が良くて優しいから、男湯で僕を一人っきりにさせないようにしようと、引き下がってくれるのを僕は分かってて言った。

 これで、僕がもし11歳以下なら、皆で女湯に入ろうなんて言ってたかもしれないけど、幸いにも(僕にとっては不運)僕は17で女湯に入る権利がない。

 これで、僕と一緒に風呂に入るって事で、エリオは見逃されるだろう。

 

 「む~。それならしょうがないね。あ~あ、エリオと一緒に入りたかったなー」

 

 「あ、あの、お気持ち非常に‥‥‥なんですが、すみません! 遠慮させていただきます!」

 

 「まぁ、そういう訳だから、また後でね」

 

 僕の思った通り、フェイト達はエリオと一緒に風呂に入る事は諦めてくれた。

 こうして、結局エリオは女湯には入らずに、僕と一緒に男湯の方へと入ることになった。

 

 

  

 

 

 




いかがだったでしょうか?
今回の話にてようやく、このサウンドステージのメインである銭湯まで行きました!

次回も引き続き、銭湯での話になります。

では今回はこの辺りで
以前から行っているアンケートを少し変えました。
よければアンケートに協力してやって下さいm(__)m

というわけで、アンケートの回答、感想、評価お待ちしております!
 


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