魔法少女リリカルなのは バカの参戦    作:セイイチ

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今回も前回に続いてリリなののキャラ登場してます!




第二話

 僕がフェイトさんに拾われた後、僕とフェイトさんは六課の局内を歩いていた。  

 僕が地球の話を終えるとフェイトさんも地球に小さい頃住んでいたと言う話もしてくれて、正直驚いたけど地球に行った事がある人がいるんだったら、それだけ早く帰れるかもしれない。

 そんな期待をこめながらフェイトさんの後をついていくと

 

 「着いたよ。ここが私の上司のいる部屋だよ」

 

 目的地にたどり着いた。

 厳ついオッサンとか出てきたらどうしよか? いや、それよりもババア長みたいな妖怪が出てきた方が困るな。

 あんなのが出てきたら思わず暴言を吐いちゃいそうだ。

 なんて考えていたんだけど 

 

 「(コンコン)執務官のフェイトです。次元漂流者の方に同行してもらいました。八神部隊長」

 

 「どうぞ。入って下さい」

 

 「失礼します」

 

 僕はフェイトさんの後について部屋に入ると、そこで僕達を待ち構えていたのは

 

 「女の子?」

 

 女性だった。

 厳ついオッサンやババア長みたいな妖怪を想定してたからちょっと拍子抜けだ。

 なんか組織のトップってオッサンかジジイやババアなんかがするもんだと思ってたよ。

 

 「はい。私が機動六課の責任者で部隊長の八神です」

 

 丁寧に挨拶までしてくれるなんて‥‥‥うちの学校のトップとはえらい違いだ。

 

 「あっ僕は吉井明久です。次元漂流者? らしいです」

 

 こんな丁寧な挨拶をしてもらっといて、こっちが挨拶しないわけにはいかないので僕はすぐさま挨拶し返す。

 ババア長には絶対にやらない行動だ。

 

 「吉井君‥‥明久君でいいですか? あなたの事はフェイト執務官から色々聞いて事情は把握してます。これから明久君の住んでた町の事を詳しく調べますから町の事を教えてくれますか?」

 

 「はい。分かりました。‥‥‥‥××県文月市文月町です」

 

 僕は別に困る事は何もないので文月市の事を詳しく八神さんに話す。

 と言っても、フェイトさんに話した内容と一緒なんだけど‥‥‥‥

 

 「試験召喚獣ですか‥‥‥私も地球出身なんですがそんなん聞いた事なかったですね。私が地球にいた時から随分変わったんですね~」

 

 確かに召喚獣ができたのは最近だけど、八神さんはその時にはもういなかったって、一体いつから働いてたんだろうか? 

 歳は僕よりちょっと上に見えるけど、多分僕とそれほど変わらないように思うんだけどな‥‥‥‥。 と、僕が八神さんについて、あれこれ考えていると 

 

 「ん? おかしいな?」

 

 「どうかしたの? はやて?」

 

 「ないんよ」

 

 「え? ないって‥‥文月市がないって事?」

 

 「うん」

 

 八神さんが文月市を調べてくれたようだけど、何故か文月市はないようで、フェイトさんがその事実に驚いていた。

 そっか文月市はないのか‥‥‥‥って

 

 「えええぇぇぇぇええええええええ!?」

 

 文月市がないだって!? どうなっての!?

 

 「明久君? 君のおった世界は地球で間違いないんやな?」

 

 「う、うん。それは間違いないよ」

 

 そこは間違いない。もしここでは呼び方が違ったとしても、僕はあの星の呼び方は地球としか知らない。

 

 「となると呼び方が同じだけで全く別の世界なんやろうか?」

 

 「それはないと思うよ? 吉井君が話してくれた、地球は私達の知ってる地球そのものだったよ‥‥」

 

 「となると並行世界か‥‥‥厄介なことになってもうたな‥‥‥」

 

 八神さんとフェイトさんが何やら考え込んでいて、僕には二人の会話は難しい言葉が多すぎて、全く理解できなかったけど、これだけは確認しておかなくちゃいけないので、僕は口を開く。

 

 「えっと、僕は帰れない‥‥‥‥。って事ですか?」

 

 「吉井君‥‥‥私達管理局は次元漂流者を元の世界に返してあげるのも仕事の内だから、吉井君を元の世界に返してあげたいんだけど」

 

 「管理局にも手を出されへん次元ってもんがあるんやけど‥‥‥その一つが並行世界なんよ。並行世界っていうのは決して交わる事のない横の世界のことなんやけど‥‥」

 

 フェイトさんの言葉に続いて八神さんが説明してくれる。

 というかさっきから思ってたけど八神さんって関西人だったの? 最初はそうでもなかったけどだんだん口調が変わってきてるし、そうなのかな?

 僕は自分が帰れるかどうかが掛かっているのに、八神さんの口調について考えていた。

 ‥‥‥‥‥だって並行世界とか出てきた辺りから、何言ってるか分からないんだもん! 

 僕の頭じゃ完全に容量オーバーだ。

 先に言っておくけど、これは僕がバカだから理解できないんじゃない! 単純にこの世界の人しか理解できないだけで、決して僕がバカだから理解できないんじゃないよ! 

 

 「あの? 吉井さん? 聞いてます?」

 

 「はっ!? す、すいません。ちょっと話が難しすぎて思考停止してました」

 

 「え? あの説明でですか? ん~どう説明したらいいやろうか? フェイトちゃん?」

 

 「え!? そこで私にふるの!? ええっと、んー‥‥‥‥簡単に言うとパラレルワールドかな?」

 

 「そんな言い方したらますます分からんようにならへんか?」

 

 「ああ。なるほど。そういう事ね」

 

 「分かるんかい!! なんでや!? うちの説明で理解でけへんくてなんでフェイトちゃんの一言説明で理解できねん!?」 

 

 八神さんが関西弁を使って、おもいっきり突っ込んでくる。やっぱり関西人だったんだね。

 と言うか、そんな事で突っ込まれても

 

 「なんでって言われても‥‥‥ゲームとか漫画とかで良く見るし‥‥その方が解りやすかっただけなんだけど‥‥‥」

 

 としか言いようがない。

 

 「げ、ゲームとか漫画? 明久君もゲームとかするんか? ウチもめっちゃゲームとか好きやねん! 今度なんかのゲームで対戦とかせーへん?」

 

 「へ~、八神さんもゲームとかするんだ~。‥‥‥けど八神さん、僕と本気で勝負する気? こう言っちゃーなんだけど、僕は学校を遅刻してでもゲームをするほどのゲーマーだよ? 僕と勝負して勝てる気なの?」

 

 食費を趣味のゲームや漫画につぎ込む僕と勝負なんて八神さんも物好きだね~。

 八神さんがどれほど強いか知らないけど、僕だってかなり強い方だ。

 それにほとんどのゲームはやりつくしているから、僕にできないゲームなんかほとんどない!

 

 「いや、学校を遅刻したらあかんやろ!! けどそれだけやり込んでたら相当強いんやろうな。相手にとって不足なしや!」

 

 「臨むところですよ」

 

 どうやら八神さんもやる気満々なようだ。僕も気合入れて臨まないと。

 

 「ほな、早速この格ゲーで対戦でもし――「はやて!!」今は無理やな‥‥」

 

 僕と八神さんがやる気満々で対戦しようとしたら、今まで静観していたフェイトさんに止められてしまう。

 

 「2人とも何で今から遊ぶ事になってるの!? はやてはまだ仕事中だよ!? 吉井君は元の世界に帰れるか知りたくないの!?」

 

 うぅ~そうでした。すっかり忘れてました。

 

 「それじゃあ続きを話してもいいかな?」

 

 「あ、うん。お願いするわ。フェイトちゃん」

 

 「お願いします」

 

 僕と八神さんは素直にフェイトさんにお願いする。

 フェイトさんに怒られると、怖くはないんだけど、何だか申し訳なさでいっぱいになってくる。

 こんな怒られ方に慣れてない僕としては、罪悪感でいっぱいになり、かなり反省させられてしまう。

 こんな怒られ方をされる位なら、怒気を強めて怒られる方が慣れている分いくらかマシだ。

 これからはフェイトさんを怒らせないようにしよう。と僕は心に固く誓ったのだった。

 

 「えーっと? どこまで話したっけ?」

 

 「並行世界はパラレルワールドだ。ってとこまでです」 

 

 「あ、そうだったね。管理局でも並行世界には干渉できないの‥‥‥だから、今すぐに吉井君を元の世界に返してあげる事ができないんだ‥‥」

 

 「そ、そんな。じゃ僕はもう二度と帰れないの?」

 

 「もちろん何とかして帰れる方法は探すよ? けどすぐに帰るのは‥‥‥」

 

 フェイトさんが気まずそうに黙り部屋が静寂に包まれる。

 そんな中八神さんが沈黙をやぶり僕にとんでもない相談を持ちかけてきた。

 

 「なぁ、明久君? 六課に入ってみーひんか?」

 

 「な!? はやて!?」

 

 「大丈夫やよ。フェイトちゃん。さっきフェイトちゃんと明久君が局内に入った時、簡単に魔力探知してみたんやけど、明久君のつけてる腕輪から、微量やけど魔力が検出されてる。多分明久君にも魔力の素質はあると思うんや」

 

 「けど‥‥‥‥‥本気?」

 

 「もちろんや」

 

 「‥‥‥なら、私からはもう何も言わないよ。はやてに任せる」

 

 「ありがとうな。フェイトちゃん」 

 

 「え? 何? どういう事?」

 

 僕の知らないとこで話がどんどん進んでいく。

 え? これ僕の話だよね? なんで当事者置いてかれてるの? 

 

 「えっとな、明久君。君はすぐに帰られへんって事は、しばらくこの世界で生きていかなあかんわけやん? もちろん申請すれば保護対象になって生活できるんやけど、それにならんと六課で働いてみーひんかって事や」

 

 「僕が? ここで? どうして?」

 

 保護対象とやらになるのと六課に入るのとだったらどう違うんだろうか? 

 

 「六課はそれなりに大きな部署やから、明久君が元の世界に帰るための情報を集めやすいのが一つと、後もう一つはこっち側からのお願いや」

 

 「八神さん達からのお願い?」

 

 「うん。今、私等はレリックっていうロストロギアを探してるんやけど、それ集めるのを手伝ってほしいんや」

 

 「レリックって何?」

 

 「簡単にいうと古代に作られて、何の目的で作られたんかも謎の古代遺産や。これは悪い事しか考えへん輩の手に渡って悪用されると、世界の一つが消滅する危険があるものや。これを探すのに力を貸してほしいんや」

 

 「別に力を貸すのはいいけど僕にできる事ってあるかな? 僕ただの高校生だよ? 力になれる事なんてないと思うんだけどな‥‥‥‥‥」

 

 ただの高校生にそんな古代遺産探す手伝いなんてできるんだろうか? どう考えても、足手まといになるのしか、想像ができないんだけど

 

 「なる。明久君が六課に入ってくれたらうち等の助けになる」

 

 そういう八神さんの目は真剣だった。

 どうやら、本気で僕が役に立つと思ってるらしい‥‥‥ 

 

 「‥‥‥‥‥やれやれ。そんな真剣な目で言われたら断れないじゃない」

 

 「え? という事は‥‥‥‥」

 

 「うん。僕でよければ喜んで力になるよ。どこまで出来るか分からないけどね?」

 

 僕はこの八神さんの申し出を受けた。

 まぁここまでお世話になったし恩返し位しないとね。

 

 「本当にいいの? 吉井君? 結構大変だよ?」

 

 最期にフェイトさんが僕に本当にいいのか聞いてくる。

 

 「いいよ。体力には結構自信あるしね」

 

 鉄人やFFF団との鬼ごっこのおかげで、体力はかなりある方だと自分でも思う。

 

 「それにフェイトさんや八神さんみたいな、可愛い女の子がそんな危険な物を探してて、僕なんかの力でも助かる。って言うんだから、できる限りの事は手伝いたいじゃない」

 

 「フェッ!? か、可愛い? 私が?」

 

 「にゃははははは。フェイトちゃん顔真っ赤やで~」

 

 「そ、そう言う、はやてだって顔赤いよぉ‥‥‥」

 

 「な!? これは部屋がちょっと暑なってきただけや!」

 

 「わ、私だって!」 

 

 ん? なんか2人とも顔が赤くなってきたけど、どうしたんだろうか? 風邪かな? 

 やっぱりレリックなんて危険な物探してるから忙しいのかな? 

 これは少しでも2人を楽にしてあげるためにも、頑張らなきゃだね。

 僕はこれから六課に入って2人の負担を少しでも軽くしようと思い、やる気を出していた。

 

 

 ‥‥‥‥因みに、二人が元の状態に戻ってから説明してくれた話によると、六課は軍事組織なんだそうだ。

 マジか‥‥‥‥そう言う事は先に言って欲しい。

 僕は生きて地球に帰れるんだろうか?

 軍事組織とは知らずに、簡単に協力しますと言った僕は、ものの数分でかなり不安になるのだった。 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

今回ハヤテには雄二達の代わりに明久と絡ませてみました。
雄二達の代わりになっているか分かりませんが作者的にはバカテスのノリで書いたつもりです。
ちゃんとバカテスのノリになっていたでしょうか?

恋愛方面ですが仕事に命かけてきた2人なら明久のストレートな言葉にもああいう反応すると思ったのであの程度で赤面させました。
これから徐々に明久がしっかりフラグ立てようにしたいと思います。
それでは今回はこの辺で。
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