魔法少女リリカルなのは バカの参戦    作:セイイチ

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今回の話は、あれだ。

多分、読まなくても大丈夫だ!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥はい。言い訳させて下さい。

ぶっちゃけると、「あれ? 明久いない時の六課って、原作と何も変わらなくね? と言うか、コピーしてるだけじゃね?」
と言う事になってしまったんだ(泣)

と言うわけで、それを回避するために今回の話の後半は、最終バトルまでの流れを超簡単に適当にした感じになりました‥‥‥‥‥‥

今回はそれを承知の上、読んでくださいm(__)m

とまぁ、そんな回ではありますが、本編をどうぞ!




第五十四話

 僕が”こっち”に帰ってきてからちょうど一週間目。

 朝から鉄人の補習を受けさせられた僕が鉄人に解放されたのは、昼休み直前の休み時間だった。

 そしてこの時、僕が腕輪を取り返してから初めて、僕は自由な時間を得ていた。

 つまり

 

 「ふぅー。長かったようで、短い一週間だったよ‥‥‥‥‥」

 

 僕が”向こう”に行くため準備がようやく整ったと言う事だ。

 ホントは鉄人の補習を受けてる内に”向こう”に行く事で、脱走しようとしたんだけど

 

 『もし腕輪を使って逃げたら、帰って来た時3割増しで補習してやるから、覚悟しておけ?』

 

 なんて鉄人に言われて脱走できるはずがなく、僕は大人しく補習を受けて、ようやく解放されたのだ。

 魔法が使えるようになっても、僕の扱いが変わらない辺り、文月学園最強の教師は流石だった‥‥‥‥‥

 

 「さて、それじゃヴィヴィオを助けに行きますか!」

 

 僕は気合を入れて、腕輪に新しく付けられたボタンを押して魔力を解放した。

 ババアに聞いた話だと、”白金の腕輪”にババアの知らないプログラム(実際は竹原の仕掛けた魔法)があるらしく、ババアはそのプログラムを起動させるためのスイッチを付けたと言っていた。

 ここからは”ドラグーン”の言っていた話になるけど、このババアが新しく付けたボタンを押す事で、魔法が発動可能な状態になるらしい。

 そこに、僕の魔力を流し込めば、竹原の仕掛けた、次元転移魔法が正常に発動するとの事だ。

 本来は仕掛けた本人が発動しないといけないらしいだけど、竹原が仕掛けた魔法は超古代の魔法で、龍魔法とか名づけてたから、龍の魔力を注ぎ込めば条件はクリアできると思う。らしい。

 らしいと言うのは、確実に成功する保証はないからだ。

 ‥‥‥‥‥元々、この魔法が発動する条件は、腕輪の所有者が死にかける事だから、それ以外の条件では発動しない可能性があると言うのが、ドラグーンの見解だ。

 つまり、これで転移できなければ、僕はまた死にかける必要があるらしい‥‥‥‥‥。なんとしても成功してもらいたい‥‥‥‥‥‥

 

 「ふぅ―――――。‥‥‥‥‥‥‥‥よし!」

 

 僕は大きく息を吐いてから、徐々に注ぎ込んでいた魔力を増大させて、一気に腕輪に魔力を送り込んだ。

 すると

 

 キュイィィィン!!

 

 腕輪から白い光が発せられて、僕は白い光に包まれて、僕の目の前が真っ白になっていく。

 どうやら、僕は死にかけるような事にならなくても、転移できるようだ。

 僕はこの日、三度目の次元転移を行ったのだった。

 大切な人を救うため。大切な人の涙を流させないため。大切な仲間を誰一人として失わないようにするために‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

        ☆

 

 

 

 

 時は少々遡り、六課崩壊と地上本部襲撃が行なわれてから一週間目の午前中。

 つまり、明久がミッドに戻る準備をしていた時の事だ。

 ここでは、明久がいなかった時の六課の話を語るとしよう。

 

 六課襲撃の際、機動六課の本部はしばらくは使い物にならなくなってしまっていた。

 そこで、部隊長であるはやてが動き、六課は”アースラ”と言う次元航空艦隊の船をミッド上空にて飛ばし、そこを本拠地として使用していた。

 

 先日の六課襲撃により、六課では大勢のケガ人が出ていたが、ほとんどのメンバーはケガが完治する前に六課に戻ってきていた。

 襲撃された当初は、六課の本部を狙われた事もあり、ロングアーチにも被害がでたし、六課の防衛をしていたシャマル、ザフィーラの二人も重傷を負っていたが、シャーリーはデバイスの調整をするために、ケガが完治する前に六課に戻ってきていた。

 ルキノのもアースラの操縦に、アルトは六課襲撃の際に、一度は集中治療室にまで入る程の重傷を負ったヴァイスの代わりにヘリの操縦士として、六課の新本拠地であるアースラに戻ってきていた。

 ザフィーラは未だ目を覚ましていないので、病院のベッドの上にいるが、シャマルはシャ-リーたち同様、六課に復帰していた。

 

 前線メンバーも、全員復活している。

 スバルは地上本部襲撃の際に、姉であるギンガを連れ去られる現場に居合わせて、ギンガを救おうと奮戦し、敵の戦闘機人を一人戦闘不能にまで追い込むも、敵援軍のため戦闘機人には逃げられてしまい、ギンガも連れ去られて、自分も大怪我を負ってしまったのだ。

 最も傷は既に癒えており、スバルも六課の主戦力として復活している。

 

 エリオは明久が消えた後、ヴィヴィオが連れ去られそうになる場面を見て、ヴィヴィオを救出しようとするが、不意打ちを食らい撃墜される。

 幸いエリオのケガは軽傷だったため、直ぐに治ったので既に六課に復帰している。

 

 ヴィータは”ゼスト”と名乗る騎士とユニゾンデバイスである”アギト”の二人と交戦。

 リインと二人で迎撃を試みるも、リインは重傷。

 何とかヴィータはケガをせずに済んだものの、リインは復活まで少し時間が掛かってしまったが、今は復活して六課に戻ってきている。

 

 なのはとフェイト、はやて、シグナム、ティアナ、キャロ、それにケガの少なかったヴィータは入院したりする事はなかったので、大ダメージを負った六課を支えていた。

 

 こうして、現在の軌道六課はアースラを拠点に再起動している。

 名目上は六課の任務はロストロギアを追う事で、その捜査線上に出てきたジェイルスカリエッティの逮捕だが、当然攫われたギンガ、ヴィヴィオを助ける事も目的に入っている。

 明久だけは突然行方不明になり、スカリエッティに攫われた可能性があるにはあるが、腕輪も一緒に無くなっている事から、何かの拍子に元の世界に戻ったのだろうと言う話で、見つけし次第保護と言う、あくまでも捕まっていたら、ればの話で進められていた。 

 

 これが今の、明久がいなくなっていた間に起こっていた出来事だ。

 そして、ようやく復活してきた六課に足並みをそろえるように、スカリエッティ一味も動きだし、スカリエッティは地上本部のレジアス・ゲイル中将が作らせていた”アインへリアル”を戦闘機人に破壊させた。

 当然、六課は戦闘機人を各個撃破しようと出動しようとするが、事態はそれだけでは終わらなかった。

 スカリエッティは”アインへリアル”を破壊すると、直ぐに”聖王のゆりかご”を起動させたのだ。

 

 ”聖王のゆりかご”とは、古代ベルカの遺産の一つで、その正体は旧暦において一度は世界を滅ぼしたとされる強大な質量兵器で、全長数kmの巨大な飛行戦艦だ。

 ゆりかごは、通常でも戦艦として圧倒的な火力を誇るが、ミッドチルダの軌道上まで昇って、そこに浮かぶ2つの月からの魔力供給を受ける事で次元跳躍攻撃や亜空間内での戦闘も可能になるほどの性能を発揮する事ができると言う、とんでも兵器だ。

 それをスカリエッティは、聖王の器とされるヴィヴィオを使って起動させた。

 これにより、ミッドチルダはかつてない危険にさらされる事になった。

 ”ゆりかご”が軌道上まで昇ってしまえば、ゆりかごを破壊する事は不可能になり、ミッドのどこにでもバカげた威力の攻撃をする事ができてしまうのだ。

 つまり、”ゆりかご”が軌道上に昇りきる前に破壊をしなければならないのだ。

 

 六課は直ちに出動して、スカリエッティを止めるために動きだした。

 

 なのはとはやて、ヴィータの三人は”ゆりかご”を止めるために”ゆりかご”へ。

 フェイトはアコース査察官と聖王教会のシスターシャッハと共に、スカリエッティのアジトへ。

 シグナムは何かあれば、直ぐに対処できるように地上にて待機。

 ティアナ、スバル、エリオ、キャロの四人はミッド中央、市街地方面の防衛ラインに参加して、召喚士(ルーテシア)と戦闘機を止めに。

 全隊長は能力限定を完全に解除し、フォワード四人のデバイスのリミッターも解除して、それぞれが制限なく本気で戦えるようにして、六課総出で事件解決に動きだす。

 

 こうして、管理局VSスカリエッティ一味の世界をかけた最後の戦いが幕を開けたのだった‥‥‥‥‥‥

 

 

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