能力については思いっきりオリ設定です。
では本編をどうぞ!
僕等は今、シャマルに検査の結果を聞いて全員驚きのあまり言葉を失っていた。
長い沈黙の後はやてが言葉を発する。
「とんでもない事を聞いてもうたな‥‥‥」
「そ、そうだね。まさか明久君の力がそこまで凄い物だとは思わなかったよ‥‥‥」
「私もこれを見た時は驚いたわ‥‥‥明久君に関してはまだ思考が止まってるようね」
「あー、それはしょうがないんちゃうかな? これは多分なんやけどアキ君はもの凄く頭は悪いと思うんよ」
「それは何となくだけど私も思ってたかな? なんか難しい説明とかすると、直ぐに処理できなくなってるみたいだったしね」
皆が好き放題言ってるが今の僕にはどうでも良かった。
僕は自分の力が嫌過ぎてこれを誰かに否定して欲しい。これしか僕は考えられなかった。
何故こんな事になったのか? それを説明するには今から30分ほど遡らなければならない。
ーーーー30分前ーーーー
「皆、落ち着いて聞いてね? 私も半信半疑だけどこれが検査結果だったから‥‥‥」
そう言ってシャマルは言いにくそうに僕を一度見てから続きを話し始める。
「まず最初に言っとくと、明久君にはコアはなかったわ」
「ええ!? それじゃ明久君魔法使えないの!?」
「それは予想外やな‥‥‥‥アキ君のつけ取った腕輪から魔力が探知できとったから、ちゃんとコア持ちやと思ったんやけどな‥‥‥‥‥」
どうやら僕にリンカーコアはなかったようだ。
‥‥‥‥‥あれ? って事は、僕は魔法使えないし何の役にも立たないって事なんじゃない?
「ちょっと待ってなのはちゃん、はやてちゃん!! 確かにコアはないって言ったけど、魔法が使えないなんて言ってないでしょ?」
「え? それってどういうこと? 僕はリンカーコアがないと、魔法が使えないって聞いたんだけど‥‥‥」
「ええ。確かに普通はコアがない人に魔法は使えないわ。けど何事にも例外は存在するのよ? 明久君」
ん? 例外? 僕がそれにあてはまるって事?
「どういう事やシャマル?」
「私も気になるです~」
はやてとリインがシャマルに詰めよる。
「ちゃ、ちゃんと順番に話すから2人とも落ち着いて?」
シャマルが2人をなだめ続きを話す。
「明久君にコアはなかったけど信じられない事に明久君の魔力SSS以上なのよ」
「な!?」
「嘘!?」
「そ、そんなのあるんですか!? リインの知る範囲では、SSSでも珍しいのにSSS以上なんて、聞いた事ないですよ!?」
「そ、それは凄いですね。これはデバイスを作るのが楽しみですね」
今まで静観していたシャーリーまで話に入ってくる。そんなに凄い事なんだろうか?
「ちょ、ちょう待ちい! シャマル? コアないのにそんな能力高い理由は何や? どうせもう分かってるんやろ?」
「まぁね。けどこっからが信じられないけど検査結果である、事実の話よ」
何だろう? 凄くもったいぶってるような気が‥‥‥
「明久君は人間なんだけど只の人間じゃないのよ」
え!? どういう事!? 僕なんかおかしいの!?
「明久君にはリンカーコアはないんだけど、代わりに龍の‥‥‥ドラゴンの魔力が体内を駆け巡っていたわ」
「え? ドラゴンの魔力? それってなんかマズイの?」
「いえ、マズイわけではないんだけど‥‥‥古い文献にこんな話があるのよ。」
シャマルの話によると
はるか昔、星ができたばかりの頃、ある7体のドラゴンが存在した。そのドラゴンはそれぞれ属性を持っているドラゴンだった。
炎の力を持つドラゴン、炎龍・テスタロス、水の力を持つドラゴン、水龍・アクエリアス、雷の力を持つドラゴン、雷龍・ザボルグ、土の力を持つドラゴン、土龍・グランマーク、風の力を持つドラゴン、風龍・ウェザード、光の力を持つドラゴン、光龍・シャイン、闇の力を持つドラゴン、闇龍・カルマ
この7体が存在した。7龍はそれぞれ縄張り争いを始めだした。その頃の星には何もなくてさら地であったが7龍の戦いによって、火山ができ、海ができ、天気ができ、そこから雷が生まれたり、土が変質して人が住めるような土地になったり、光や闇ができた。
7龍は時空の狭間でも争い続けた結果、時空にも住めるような星が生まれた。7龍の争いは何万年も続いたが決着が付くことはなかった。7龍は決着が付く事はなかったがそれぞれ深い傷を覆っていたため、人へと姿を変え、自分達の戦いの結果生まれた星に人の姿へと変身して住み着き始めたがそこにはすでに人類が誕生していた。
7龍はそれぞれ違う世界にて人間と恋に落ちて愛する者との間に子孫を残した後、それぞれの愛する者の後を追うように自ら命を絶ったが7龍の子孫の中には1パーセント以下の確率でドラゴンの力を宿す者が現れる事があった。
力を宿す者の中には自らの力に気づく事なく一生を終える者の方が多かったが、ごく稀に己の力を自覚し思うがままに力を振るう者もいて世界に混乱を招き入れる結果となったが、7龍の力は強すぎるせいか力を自覚した者は自らの力によって滅んでいった。
生き残る事ができるのは己の力を自覚し正しき事に使う者だけであろう。
「って言う話があるの‥‥‥そして世界を作った龍として、7龍は”元龍”と呼ばれているんだけど、この話は、おとぎ話のような物だというのが学者さん達の共通意見だったようだけど、どうやら明久君は、本当に”元龍”の子孫であの話はおとぎ話ではなかったみたいね」
「そ、そんな事ありえるんか? シャマルを疑うわけやないけど、ちょっと信じがたい話やな」
「私もその話は聞いた事あるけど、まさか実在するなんて信じがたいかな?」
「そ、そうだよ。だって、僕はそもそも元々住んでた次元が違うんだよ? だから、その話が本当にあったとしても、僕がその子孫なんてありえないよ」
そもそも次元を簡単に渡れるなら僕は既に自分の世界に帰っていただろう。
それができないから僕はここにいるわけだし。
というか、ぶっちゃけ怖いし!! 何? 正しく力使わないと自らの力で死ぬって!? そんな怖い力なんて僕は欲しくないよ!! フェイトやなのは、はやてみたいな普通の力が良いよ!!
「私も信じられないけど‥‥‥体に、しかも体中にドラゴンの魔力を宿してるなんてそれしか考えられないのよ‥‥‥リンカーコアがないのにSSS以上っていうのもそれなら納得できるし、”元龍”なら次元を簡単に超えてもおかしくない気がするのよ」
「た、確かにそうですね。私もシャマル先生のいう事も一理あると思います」
「リインもそう思うです」
え? マジで? シャーリーもリインもシャマル派? お願いだから、なのはとはやては否定して!!
「まぁ言われてみればシャマルの言う通りかもしれんな」
「そうだね。これは本当にそうなのかもしれないね」
ええ!? 2人も肯定するの!? ダメだ僕には仲間が一人もいない。
というか、僕はこれからドラゴンって事なの!? 何それ? 凄く嫌なんだけど!?
と、こんな事があったわけだ。
ーーーー現在ーーーー
「とりあえず明久さん用のデバイス作り始めますね? 魔法が使える事が分かった事ですし‥‥‥」
「お願いするわな。シャーリー」
「はい! 大体一週間くらいでできると思いますので」
「了解や。あ! シャーリー、そう言えばアキ君の腕輪について何か分かったか?」
はやてが白金の腕輪について聞いている。
そう言えば白金の腕輪を調べてくれるって言ってたんだっけ? 元の世界に帰るきっかけが見つかるかもしれないって言ってたけど‥‥‥何か分かったのかな?
「あっ。そうでした。あの腕輪って何なんですか? 見たこともない魔法がかけられてましたよ? ベルカ式でも、ミッド式でもない未知の魔法式で」
「いや、アキ君が持ってたものなんや。私も良く分かってへんねん。ただアキ君が言うには召喚獣? っていうのを出した時に使う物らしいわ」
「召喚獣? なんです? それ?」
「テストの点数で強さが変わって、自分の思いのまま動かせる自分の分身みたいなもんらしいわ」
「へ~明久さんの世界って何か凄い世界みたいですね。‥‥‥って、あれ? 私が解析した魔法は所有者が危険になると、強制的にこの世界に飛ばされる仕組みになってましたよ?」
「嘘!? そんな事できるの!? それ」
「というか、この世界に。ってどういう事や? それやとまるでアキ君をこの世界に転移させるのを目的としてるみたいやないか」
何がどうなってるんだ? 何かデバイスルーム来てから僕には理解不能の事がかなり起きてる気がする。
「まぁ、これについては現段階では、情報が少なすぎるわ。もう少し情報を集めてみる事にしよう」
はやてがそう言って、もうしばらく情報を集めるまで、腕輪の事はひとまず置いておくことになる。まぁ僕が考えたって分かるわけがないからこの件については、はやてに任せよう。
「そういえば、シャマル?」
「なにかしらなのはちゃん?」
なのはがシャマルに話しかける。
何だろう? また何か僕が混乱するような内容じゃなきゃあ良いけど‥‥‥
「明久君に宿ってるドラゴンって何なのか分かってるの?」
「ええ。勿論よ。明久君はレア中のレアだったみたいで、二つも能力があったわよ? 明久君の力は雷と炎の二つ。さしずめ雷炎龍って所かしら?」
思いっきり僕に関係あったよ‥‥‥しかも内容は僕の忘れたかった事だし。
というか、二つも能力があるなんて、僕は力の使い方を間違えたら、他の人より早く死んじゃうんじゃないかな?
「ま、マジか? シャマル?」
「ええ。本当よ。はやてちゃん」
「明久君? 大丈夫? 顔色悪いけど‥‥‥」
「な、なのは‥‥‥僕って本当に生き残れるかな? 何か正しく力使えなくて、早死にしそうな気がするんだけど‥‥‥」
「だ、大丈夫よ明久君。正しく力を使えない者は死ぬ。なんて只の迷信だから」
僕の問いに答えてくれたのはシャマルだった。
「本当?」
「多分‥‥‥」
周りを確認すると皆もシャマルに賛同する様に縦に首を振り続ける。
「はぁ~、まぁいいか。なるようになるでしょ。多分」
この後、僕は自分の部屋に案内されて、なのはに渡された魔法入門書の本を読んで過ごした。
内容はほとんど分からなかったけど‥‥‥
こうして僕の異世界での一日は終了した。
正直、驚く事ばかりだったけど六課の皆は優しそうだし、僕はここでの生活を頑張ってみようという気になっていた。
え~読んで下さりありがとうございます。
明久の能力はちょっとやりすぎたかなと思いましたが後悔はしていない!!
ドラゴンの名前は勢いで付けました。
なんか一部聞いた事あるような気がしますが作者はどこで聞いたのか覚えておらずそのまま勢いで使いました。
なので名前は特に意味はありません。
感想、評価お待ちしております。
今回のは批判も覚悟の上ですが作者はメンタル弱いので手加減してくれるとありがたいです。