魔法少女まどか☆マギカ〜魔法少女と落ちこぼれ魔法使い〜   作:光三

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第3話 マミとアリスの話(後編)

「あ、ご、ごめん。いきなり、大声出して。でも、解っちゃったんだ」

 

「何を?」

 

「マミさんは、私がこの世界にきたきっかけが何か覚えてる?」

 

「確か、2つあって1つは、この世界に降り立つ前に『神』みたいな人から依頼を受けたから。2つ目が、『魔女』になる為。って聞いたけど……」

 

「1つ目の目的っていうのが謎の存在に依頼を受けたから。でも、今の考察ノートを見て解っちゃった。謎の存在の正体」

 

「本当に?『魔法少女』が『魔女』になるって考察にヒントがある?アリスは、この謎の存在と話して『神』だと思った?つまり、機械(システム)ってこと………でも、みたいな()っていうことは、『感情』がある。だとすると『神族』が挙げられるけど………アリス、ちょっと質問。『概念世界』を創るのは『神族』に宿る『神』という『システム』なの?それとも、『神族』だから?」

 

「ごめん、マミさん。私は、よくわからないんだ。『神族』は、『感情』を持つ『システム』で一応『システム』だけで『概念世界』は創ることが出来ると思うけど……」

 

「なるほど、想像の域をでないか……でも、アリスがわざわざ『神族』と言わずに『神』みたいな人って言った……単純な『人』でもなく、『神』なのか『神族』なのかはっきりとしない『概念存在』ということ?『魔法少女』と『魔女』の関係がヒント………はっ!もしかして!この謎の存在は、『魔法少女』の『魔女化』を防ぐ『システム』?」

 

「私もそう思う」

 

「でも、『魔女』は最近増えてきている。さっきの話と矛盾してしまうわ。そういえば、依頼の内容はなんなの?」

 

「依頼の件は、この世界の異変についての原因を調べることです」

 

「『魔法少女』の『魔女化』を防ぐ『システム』があるのに、この世界では『魔女』が未だにいて増えてもいるから異変なのかな?」

 

「詳しく言うと、私は宇宙空間でその人に会ったの。その人によると、ある時『システム』が働かない世界を2つ見つけたらしいです。1つ目の世界は、神浜市を中心とした他の『並行世界』とは違う出来事が起こる世界。2つ目は、私が行く筈だった『並行世界』です」

 

「行く筈だった?どういうこと?」

 

「この2つの世界何故か融合してしまったらしいです。その原因を調べることが依頼の内容です」

 

「世界同士が融合した!?それ大丈夫なの?」

 

「正直わからない………でも、1つわかってることはある。確実に私たちは、本来の物語の流れから逸れ始めたということ」

 

「本来の物語の流れから逸れるとどうなるの?」

 

「その対象の世界が、『特異点化』する。つまり、世界の法則は改変され続ける。そして、最終的に『概念世界』や『並行世界』といった法則からも逸れた世界が創造される」

 

「『特異点化』すると、世界の在り方が変わってしまうということ?」

 

「うん。それが、良いことなのか悪いことなのかはまだわからない。でも、私たちは『選択』を迫られているのかもしれない。この世界で自分らしく生きていくか、この世界で運命の言いなりになりながら生きていくか……私は、どっちでもいいよ(・・・・・・・・)

 

 マミはアリスの言い回しに若干の違和感を覚えるが、それを後回しにして決意を伝える。

 

「アリス。私は、あなたと一緒にこの世界で生きていきたい!アリスは、いつか帰っちゃうかもしれないけど、それまでは一緒にこの世界で生きていきたい。『運命』の言いなりになんてならない!私は、自分らしく生きていくわ」

 

「そっか、わかった。マミさん、ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても、『魔法少女』の『魔女化』の問題はどう解決しましょうか?」

 

「それから、キュウべえは何者なのか。という疑問も湧いてきたわ」

 

「神浜市というところも気になります。もしかすると、何かヒントがありそうです」

 

『魔法少女』の『魔女化』。まだ考察の段階だが、マミは確実にそうだと考えている。ならば、『魔法少女』の『運命』に『絶望』するよりも、『魔女化』しない『希望』を見つける方が余程建設的だろうと考えているマミだった。

 

「(何故なら、私は『希望』を振りまく『魔法少女』だから!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは、『神界』で『神族』たちが住む『概念世界』だ。ここで、イルバールが7人の人影に向かって言った。

 

「地球という天体がある『概念世界』の『並行世界』に行ってもらいたいの。と言ってもこの世界、既に『特異点化』してしまいました」

 

「何!?そうだとするなら今から行く世界は、壊さなければ……」

 

「あのことを聞いてないじゃねぇか。なあ、イルバール様。この世界は、『概念世界』のコピーなのか?それとも、物語で語られた世界か?」

 

「安心してください。後者の方ですから」

 

 その言葉を聞いた瞬間、7人全員がホッとしたようだ。

 

「ところでイルちゃんこの世界は、どんな物語なの?」

 

「『魔法少女まどか☆マギカ』そして、『マギアレコード』これがこの世界のもとになった物語よ」

 

「ええぇ、そ、それって!地球において約10000年前に語られた物語!アニメやスマホゲームにもなった超大人気作じゃん!」

 

「まじか……」

 

「それで、楓とレグザー2人にこの世界へ行ってもらいたいのですが……」

 

「「わかりました」」




マミさんとアリスの話後半でした。
このお話のマミさんは、かなり精神的に強化されています。確実にアリスの影響です。
しかし、アリスは異世界人です。マミさんとは、いつか別れることになります。そのことが、今後の物語に大きく影響します。アリスは、最後にどういう決断をするのか、果たして『魔女』になれるのか、読んでくれているみなさん、これからもぜひお楽しみください。
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