魔法少女まどか☆マギカ〜魔法少女と落ちこぼれ魔法使い〜 作:光三
〜??????〜
何もない暗闇の道を1人の少女が歩いていく。すると、その先に扉があった。突然、頭に声が聞こえてくる。
「え?い、一体誰?」
〈我は、総てを知る者。この世界のことも、別世界のことも〉
「???」
〈と言っても今のお前はまだ出会ってないか………さて、どうしたものか〉
「あの、さっきから声が聞こえてくるんですけど、どこから喋ってるんですか?」
〈我は、この『異空間』の管理者。少し、オカルトな感じに言うと『神』といったところかな?〉
「う、嘘!?神様って本当にいたんだ!」
〈我は、汝たちが言うところの神様ではない。つまり、『神族』ではないんだよ〉
「???どういうこと?」
〈簡潔に言うと、我はただの『システム』であり、『神族』というのは感情を持つ『知性種族』なのだ〉
「この空間を管理する為だけの機械ってこと?」
〈そういうことだ〉
「どうして、管理者さんは私をこの空間に連れてきたの?」
〈汝は、知らなければならない。——————の想いとその道程を……〉
「もう一回言ってくれる?ちょっと聞き取れなかったから」
〈無駄だ、汝。否、
「!!」
〈未だ、汝は——————に出会ってないのだから。兎も角、今は黙ってこの扉を開けると良い〉
「う、うん。わかったよ」
そうして、まどかは目の前の扉を開けて中へと入っていった。
まどかは、崩壊した見滝原の街と化け物を視認することができた。
「そ、そんな。どうしてこんなことに!」
「まどか!そこにいちゃだめぇ!お願いだからはやく逃げて!」
「え?うそ!私が、もう1人いる!?」
もう1人の私は、狼狽しているみたいだ。
「ひどい……」
「仕方ないと思うよ、まどか。彼女には荷が重すぎた」
「!?!!?」
本物のまどかは、吃驚しすぎて声すら出せなかった。なぜなら、謎の生物が言葉を喋っていたのだから。それと同時にまどかはこの生物を不気味だと感じてしまった。なぜなのだろう。見た目は、こんなにも可愛らしいのにも関わらず。
「そんな、そんなのってないよ。———ちゃんは私の為に『———』になってくれたのに!」
「やっぱり、聞き取れない!」
「狼狽している場合じゃないよ、まどか。さあ、僕と契約して『———』になってよ」
「嫌だ!———ちゃんは、そんなこと絶対に望んでないから」
「どうしてだい?まどか。君はもしかして、——————の———の能力に期待しているのかい?無駄だと思うよ?」
「無駄じゃない!『——————(——————)』、
本物のまどかは、もう1人のまどかが言っていたことが気になった。
「(感情を理解出来ない?
本物のまどかがそう思うのも仕方のないことだ。なぜなら、ここまで謎の生物はこの景色にも関わらず、何らかの契約を取ろうとしていたのだから。
「本当に訳がわからないよ」
「ハァ………
「(どういうこと?こんなに『絶望』的な光景なのにまるで『希望』を見たって感じの表情をしてる。何で?)」
「———ちゃんとの約束だもん!私、信じてるから!」
「え?」
「いつか、私と———ちゃんを含めたみんなが笑顔で生きていける『未来』が来るってこと!だから、頼んだよ」
「ありがとう、まどか。あなたのおかげで私はまだ頑張れる!だから、任せて!」
そうして、———は——————をした。
〈以上だ〉
「はぁ、なんだ。………夢オチ?(でも、なんでこんなはっきり覚えてるんだろ……)」
まどかは、不思議に思いつつ学校に行くためにベットから起き上がった。下に降りると、母の
「おはよう、まどか」
「どうしたのまどか。少し顔色が悪いみたい」
「今朝、少し変な夢を見たの。夢なのかどうかすらわからないけど」
「どういうこと?」
「だって、普通の夢だったら内容があやふやになるよね?でも、私が見た夢はハッキリと内容がわかるの。不思議でしょ?」
「そうね………よかったら内容聞かせてくれないかな?」
「うん、わかった。内容はね、—————————
————————————っていうものだったの」
「まどか、それは………」
「まどか、今日大切な話があるから学校終わったらすぐに帰ってきてくれる?」
「うん、わかった。じゃあ、学校行ってくるね」
家から出たまどかは、学校に行く道中親友である
「…………不思議な電波でも受け取ったのかぁ〜この、この〜」
「えぇ〜さやかちゃん、酷いよ!真剣に悩んでるのに〜」
「もしかして、前世からの因果とか?」
ニコニコしながら、さやかはからかうように言った。
「むぅ〜」
「ごめんごめんって。(まどか、ごめん。心当たりがありすぎる。前半部分は訳がわからないけど、後半は十中八九
さやかは、何かを抱えているようだ。しばらく歩くと、学校に着いた。さやかとまどかは、同じ学年の同じクラスだ。
「さやかちゃん、ちょっと眠くなってきたからチャイムなったら起こしてくれる?」
「………わかった」
「まどか、チャイムなってるよ。起きろ〜!」
「さやかちゃん、おはよう」
「おはよう………じゃあねぇよ!何でガッツリ学校で寝てるんだ〜!」
「ごめん」
「はいはい。全員静かにして着席しなさい!」
担任の
「突然ですが、質問です」
『(きた〜!)』
「目玉焼きは、半熟がいいですか?固焼きがいいですか?中沢君!」
「!え、えっと〜………どっちでもよろしいかと」
「はい、その通りです!そんなものは、どっちでもよろしい!みなさんは、こんなくだらないこだわりを持たないように!」
『(あ〜……またダメだったんだ)』
まどかは、今朝見た夢が気になってまともに聞いていなかった。一方のさやかは、どう反応すればいいのかわからず苦笑いを浮かべるだけだった。
「(…………)」
「アハハ」
「さて、今日から転校してくる生徒がいるので紹介しようと思います。暁美さんどうぞ」
『(そっちが後回しかい!)』
全員心のなかでツッコミを入れたのは言うまでもない。
〜まどかside〜
今朝不思議な夢を見た私は、うわのそらになっていた。
「(お母さんとお父さん何か知ってるのかな〜)」
父と母は、確かに何かを知っていそうな素振りであった。
「(本当に、夢だったのかな。
本当のところは、まどかにもわからないが………だとしても、どうしてもあの感覚が忘れられることはなかった。
「(さやかちゃんの言う通り、何か不思議な電波でも受け取っちゃったのかなぁ。それでも、問題だよ!)」
まどかが言う通り、それはそれで問題なのだ。なぜなら、それが本当ならまどかは、
「(うーん、考えてもわからないよ〜)」
しばらくして、まどかは考えることを放棄した。そして、先生の声に耳を傾けるとこう言っていた。
「さて、今日から転校してくる生徒がいるので紹介しようと思います。暁美さんどうぞ」
「(転校生?こんな時期に?)」
まどかは、教室に入ってきた黒髪ロングのクールな雰囲気の女の子を見た瞬間、確信した。やっぱり、あれは夢ではないと。
「(あれは、あの子は!)」
すると、暁美さんは自己紹介を始めた。
「どうも、暁美 ほむらです。つい最近まで心臓の病気で入院していましたが、今は大丈夫なので心配しないでください。それと、私は病院の入院暮らしのせいかちょっと人付き合いの方が………少しアレですので……だから、あの!っ!わ、私と友達になってくれたら嬉しいと思います。みなさん、これからよろしくお願いします」
「(あの子もしかして、コミュ障っていうやつなのかな?)」
何にしても、まどかはあの子とこれから沢山関わっていくのだろうと感じた。
〜まどかside out〜
キュウべえ周りの設定を少しいじらせていただきました。
原作のまどかの夢は、所詮夢でしかありませんが、こちらのまどかの夢は……これ以上はネタバレになるので言及を避けたいと思います。原作の第1話は、夢で会ったような……と少し曖昧な感じのテイストでしたが、こちらの方は