魔法少女まどか☆マギカ〜魔法少女と落ちこぼれ魔法使い〜 作:光三
まどかは、今日会ったほむらという少女について考えていた。
「うーん、やっぱり何かある………一個とんでもない仮説を思いついちゃったけど、流石にないよね?ほむらちゃんも私と同じ『記録者』として選ばれたとかって」
だが、それが今の段階では一番あり得る可能性だった。
「あっ!じゃぁ、聞いてみたらいいじゃん!という訳で、(総てを知るものさん!質問があります。よろしいでしょうか?)」
雰囲気的に偉い感じの人格だと思ったので、丁寧な言葉遣いを心がけ心の中で話しかけた。すると、『異空間』管理する『神』はまどかに話しかけてきた。
〈ん?どうかしたか?〉
「(『記録者』に選ばれたのは私だけですか?)」
〈いや、確かに他にも『記録者』は存在する。だが、暁美 ほむらという少女は違うぞ〉
「(えぇ!私の完璧だと思った仮説が、いきなり否定されたぁー!)」
〈今、ある情報だとそう思ってしまうのも無理はない。悪くない仮説だったぞ!〉
「(ありがとうございます。じゃぁ、なんなんだろ?もしかして………『異能者』とか?)」
〈ほぅ?まぁ、違うんだが今の段階ではこのくらいが限界だろう?もう寝るといい〉
「(うん、わかったよ。おやすみなさい)」
〈……………〉
そして翌朝、学校にてほむらと話をしていた。
「今日、放課後時間あるかしら?」
「うん。わかったよ。私もほむらちゃんのこともっと知りたいと思うから」
「正直に言うと、私はまどかにこの話をしていいのかわからないの。でも、信じてるから」
「信じてるから、ほむらちゃんは私に隠し事をしたくなかったの?」
「っ!そ、そうよ。私は、まどかの一番の親友だと思いたいからそうやって話そうと思ったのよ?見損なった?私のこと」
その言葉を聞いたまどかは、何故かはわからないがムカムカとしてきた。しかし、理由はわからないので無言でムカムカをアピールした。
「ごめん、今の言葉は忘れて?じゃあ、放課後にまた………」
そして、放課後。ほむらとまどかは、まどかの家で話をすることにした。
「まどか、単刀直入に言うわ。私は、『魔法少女』なの」
「『魔法少女』………そうなんだ。でも、何かリスクはないの?」
「え?ど、どうして!今まで、そんなことなかったのに!」
ほむらは、唯ひたすらに困惑していた。今まで、怖がることはあるがリスクについて言及している周回はなかったのだから。
「私ね、ほむらちゃんが見滝原中学に転校してくる前に実は知ってたんだ。ほむらちゃんの
「!?」
「夢でね見たんだ………崩壊している見滝原の街並みと、私とほむらちゃんと白い生き物のやりとりを」
「う、嘘!で、でも夢なんでしょう。どうしてそんなにおぼえてるの?」
「そ、それが『記録者』っていうのに選ばれてしまったみたいなの」
「ど、どういうこと!?そんなの
「『記録者』って総てを知るものとも呼ばれているみたい………その話を昨日お父さんとお母さんから聞いたんだ………」
「……………」
ほむらともう1人のほむらは、まどかの話を聞いて只々呆然とするしかなかった。
「まどかは、『記録者』になろうと思ったの?」
「ほむらちゃん、私は『記録者』になりたいわけでも『魔法少女』になりたいわけでもなくて………ただ、ほむらちゃんの友達になりたいんだ。ただ、友達の力になりたいだけなんだ。だから、心の底に溜めている想いを聞かせてほしいな」
まどかのこの言葉でほむらにかかっていた最後の『枷』が外れた。それからの展開は非常に早く、今まで溜め込んでいた『魔法少女』についての一連の話を涙を流しながら話していった。
「ほむらちゃん、ありがとうね。私を、ううん、私達を助けようとしてくれて。これからは、私達がほむらちゃんの力になる番だね!」
これが、まどかの選んだ『選択』だった。