あと、前回の次回予告的なものとは全く異なるものになっていることにも謝罪させていただきます。m(_ _)m
「奏くん、起きて?今日は朝からAqoursの練習だよ?」
「ぅ〜ん…あと…ごふん…」
お姉ちゃんが体を揺すって起こしてくれてる
けど…まだ眠いからもう少しだけ…
きっとお姉ちゃんのことだからちょっと早めに起こしてくれてるはず…
少しするとお姉ちゃんは僕の部屋から出ていった
と思ったらすぐ戻ってきて僕の上に乗った
「奏くん…早く起きないと…女の子にしちゃうよ?」
「!?」
僕は予想外の言葉に目を見開いた
「あ、起きちゃった…おはヨーソロー!奏くん!」
「お、おはよう…お姉ちゃん」
よく見るとお姉ちゃんは手にメイク道具を持っている
「お、お姉ちゃん…?なにをしようと…?」
「ん?奏くんが起きないからこっそりメイクしてあげようかなって」
「ぼ、僕男なんだけど…?」
「うん、知ってるよ?だから言ったじゃん。女の子にしちゃうよって。あっ、そうだ。奏くん、ちょっと今日1日みんなを騙してみない?」
「だ、騙す…?」
なんだか嫌な予感しかしないけど、一応聞いてみよう
「うん、私がこれから奏くんをかわいい女の子にしてあげる。それで今日1日Aqoursのみんなにバレなかったら欲しいものなんでも1つ買ってあげるから、ね?」
どうしようかな…正直悪い条件ではないと思うけど…恥ずかしいし…
「悩んでるね。じゃあとりあえず変身してから考えてみよっか。ちょっとこっち来てー」
「ちょっ、僕まだやるって言ってないんだけど!!」
そのままお姉ちゃんの部屋に連行された
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「はい、目開けていいよ」
目を開けると、目の前の鏡に映るのはいつもとは違う自分だった
「すごい、いつもと違う」
「ふふっ、思った通り。奏くん元からかわいい顔してるからちょっと手を加えるだけですっごくかわいくなったね。どう?みんな気付かないと思わない?」
「うん…いける気がする」
「よーし!じゃあ服は…私の服でいいかな?ちょっと大きいかもしれないけど…はい、これ着てみて」
「うん」
「絶対似合うと…ん?誰だろうこんな時間に…善子ちゃんからだ。もしもし?」
『もしもし、曜?あんた今日どうしたのよ。』
「へ?何が?」
『何がって…もうバス来ちゃうわよ?一緒に行くって言ってたじゃない』
「あーーーー!!!そうだった!!ごめん善子ちゃん!先行っててもらっていいから!みんなにもちょっと遅れるってこと伝えておいてくれる?ほんとにごめんね!急いで行くから!それじゃ!」
『えっ、ちょっとまっ…』ブツッ
「奏くん!遅刻だよ!!」
「うん、聞いてたよ。お姉ちゃんが夢中になっちゃうから…」
「ごめんー!とりあえずその服着て!早く行くよ!」
「わ、わかった!」
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「ふぅ…何とか次のバスには間に合ったね」
「ギリギリだったけどね」
結局僕はそのまま女の子の格好で練習に行くことになった
「それで、奏くんの設定なんだけど、月ちゃんの妹ってことにしておこうか」
「えっ、でもみんな月お姉ちゃんのことは知らないんじゃないの?」
「あ、そっか…じゃあいとこってことにしておこう。名前は…読み方を変えてかなでちゃんにしよう。それで、偶然泊まりに来てて、Aqoursのことを話したら興味を持ってついてきちゃったっていう感じで。それと喋り方も変えてね?イメージは…梨子ちゃん!」
「うん、頑張ってみる」
「ちなみに奏くんは何が欲しいの?」
「ん?何の話?」
「最初に言ったじゃん。バレなかったら欲しいものなんでも1つ買ってあげるって」
「あー…そういえば言ってたね…どうしようかな…」
「じゃあ終わるまでに決めておいてね」
「はーい」
「あ、もうすぐ着くよ。みんな部室で待っててくれるって」
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「おはヨーソロー!みんな、遅れてごめん!」
「曜さんが遅れるとは珍しいですね。なにかあったのですか?それにそちらの方は?」
ダイヤさんにはバレてないみたい
ほんとにいけるかも…?
「いやー…ちょっとこの子が練習を見てみたいっていうもんだから…紹介するね、いとこのかなでちゃんだよ」
「き、今日はよろしくお願いします」
「曜ちゃんいとこいたんだ」
「知らなかったずら」
「So pretty girl!」
「ふふっ、かなでちゃん…か」
「ん?どうしたのよ果南」
「おもしろいこと考えるよね、あの二人は」
「何の話?」
「なんでもないよ。それじゃあそろそろ練習しようか…と言いたいところだけど…」
「千歌ちゃんが来てないね。梨子ちゃん、千歌ちゃんは?」
「起きないから置いてきました」
「あはは…」
「全く…千歌さんは成長しませんわね」
「まぁまぁ、じゃあ先に練習始めちゃおうか。千歌ちゃんには連絡入れておくね」
「ん、それじゃあ屋上行くよー」
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みんなで屋上に向かっている途中、果南お姉ちゃんがこそっと話しかけてきた
「ねぇ、かなでちゃん」
「は、はい。なんですか?果南さん」
「みんなには言わないでおいてあげるからね」
ま、まさか気付かれた…?
「な、何の話ですか?」
「誤魔化さなくていいよ。奏」
「な、なんで…」
「んー?ちっちゃい頃からずっと見てきたんだよ?気付かないわけないよ」
「はぁ…」
「ん?もしかしてバレたらまずかった?」
「うん…お姉ちゃんと約束してて、バレなかったら欲しいもの買ってくれるんだって」
「そっか…じゃあ協力してあげるね」
「え?どういうこと?」
「それは後でね。あんまり一緒になってると怪しまれちゃうから」
「う、うん…」
「それじゃあまたね、かなでちゃん。」
「なかなかかわいいじゃん…」ボソッ
「もう…」
果南お姉ちゃんのいじわる…
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「よーし、まずはストレッチからね」
屋上に来たらいつもとやることは簡単だった
みんなが練習している所を見ているだけ
…だと思ってたのに…
「ねぇねぇ、かなでちゃん。かなでちゃんはどこに住んでるずら?沼津ずら?」
「へっ!?えっと…」
どうしよう…そんなこと決めてなかったよ
「かなでちゃんはもうちょっと内陸の方だよね」
か、果南お姉ちゃん…!
「は、はい、そうです」
「なんで果南ちゃんが知ってるずら?」
「昔一緒に遊んだことあるんだ。ね、かなでちゃん?」
「は、はい」
「へー、そうなんずらね」
「ほら、マル?そろそろ練習始めるよ」
「あーちょっと待つずら〜」
果南お姉ちゃんおかげで何とか切り抜けられた
ありがとう、果南お姉ちゃん…!
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「よし、ちょっと休憩にしようか」
「はい、お水」
「ありがとう…かなで…ちゃん…?」
あっ!つい癖でいつも通りみんなにお水渡しちゃった
「か、かなでちゃんは優しいなー!バスの中で奏くんの話したから手伝ってくれてるんだねー!!!」
お姉ちゃん…焦ってるのバレバレだよ…
っていうかお姉ちゃん的にはバレほうが利益があるんじゃないのかな
「ありがとうございます。今日は奏さんがいらっしゃらないので…」
「そうよ、なんで今日は奏来てないの?」
「善子ちゃん、寒いずら…」
「違っ、ダジャレじゃないわよ!」
「でも奏くん来てないね」
「曜ちゃん、なにかあったの?」
「え、えーっと…その…あの…」
ダメだ、お姉ちゃん混乱してる
ここは僕が行くしかない
「そ、奏くんは今日いきなり学校の友達に誘われて遊びに行きましたよ」
「そう!そうなんだよ!」
お姉ちゃん…
「なるほど…それは仕方ありませんね」
な、何とか切り抜けられた…
「みんなー!!遅れてごめーん!!!」
「千歌ちゃん!」
「遅いですわ!もうとっくに練習は始まってるんですのよ?」
「えへへ、ごめんごめん。昨日は遅くまで作詞してて…」
「もう、千歌ちゃんったら…」
そこで千歌お姉ちゃんと目があった
「あれ?」
「どうしたの?千歌っち」
「今日はなんでそんな格好してるの?奏ちゃん」
「え…な、何の話ですか?わ、私は…」
「奏ちゃんだよね?今日は女の子みたいだけど」
「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」」」」」」
「嘘…この子が奏…?もしや新しい魔法を使ったの…?」
「信じられないずら…」
「なんで千歌ちゃんはわかったの?」
「んー?なんとなく?奏ちゃんだなって」
「すごいわ千歌っち!マリー全く気付かなかったわ!」
「ふっふーん!どんなもんだい!奏ちゃん、千歌を騙すのは100年早いのだ!!」
「…………か」
「ん?なぁに?」
「千歌お姉ちゃんのばか!なんで気付いちゃうの!!!ばかーー!!!!」ポカポカ
「うわわっ!痛いよ〜奏ちゃん!」
「うるさいっ!千歌お姉ちゃんのばかーー!!」ポカポカ
「えぇーー!なんでこんなに怒ってるのー!」
「奏の欲しいものがかかってるんだってさ」
「うんうん…ってなんで果南ちゃん知ってるの?」
「奏から聞いたよ」
「え…もしかして果南ちゃん、最初から分かってた?」
「当たり前だよ、幼なじみを舐めないでほしいね」
「そ、そっかぁ…」
「あぁ…果南が言ってたのはそういうことだったのね」
「うん、部室に入ってきた時から奏が今日は女装してるんだなって。どっちが考えたのかはわかんなかったけど、発案は曜ちゃんかな?奏が自分から言うとは思えないし」
「うぅ…全部正解…良くわかったね」
「そ、奏ちゃん〜!そろそろやめてー!!」
「んーーー!!!!」 ポカポカ
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練習が終わった後、みんなに事の経緯を話した
「で、なんで曜ちゃんも凹んでるの?」
「悔しいの!千歌ちゃんと果南ちゃんにバレたのが!奏くん、今回は欲しいもの買ってあげるよ」
「ほ、ほんと!?」
「うん、今回は私の腕が足りなかったからね…でもその代わり奏くんも私のお願い聞いてね」
「え?」
「私が着てほしい服を着てもらうよ!」
「あ、みんなじゃあうちでご飯食べてから奏ちゃんのファッションショーすれば?」
「あら、よろしいのですか?」
「うん、志満姉に連絡したらOKだって」
「マリーも賛成だわ!」
「じゃあうちで奏ちゃんのファッションショーだー!」
いつの間にか着る服が複数になっている
あんまり釣り合ってなくない?
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~曜side~
「それでは奏くんによるファッションショーを始めたいと思います!まずは…私たちの制服から!奏くん、入ってきていいよー!」
「うぅぅぅぅぅ…は、恥ずかしい…」
奏くんは顔を真っ赤にして部屋に入ってきた
「きゃーー!!かわいい!!こっち見てーー!!奏くーーん!!!」
「よ、曜ちゃん落ち着いて!」
「ゴホン…取り乱しました。じゃあ奏くん、次の衣装に着替えてきてくれる?」
「おい、お前ら何やってるんだ?」
「み、美渡姉…どうしたの?」
「いや、隣の部屋から大声聞こえたんだから来るだろ…ん?奏、お前…」
美渡姉は奏くんを見て目付きを変えた
な、なにかまずいことでもやっちゃったかな…?
「相変わらずかわいいなぁ!!」ギュゥ
「み、美渡姉苦しいよ…」
「な、何が起こってるんですの?」
「美渡姉は奏のこと大好きなんだよね」
「うん、奏ちゃんかわいいーっていつも言ってるよ。千歌には厳しいのに奏ちゃんにはあまっあまだからね」
「あはは…」
その後も色んな服を奏くんには着てもらった
みんなかわいいって盛り上がってた
なんなら美渡姉が1番盛り上がってて志満姉から怒られてた
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「ふぅ…楽しかったぁ…!」
「曜ちゃん満足そうね」
「うん!ずっと奏くんに着せたかったものが着せられて大満足だよ!いや〜奏くんを女の子にして良かった〜」
Aqoursのみんなは喜んでるけど、僕は恥ずかしい思いをしたんだよ?お姉ちゃんにはちょっと反省してもらおうかな…?
「お姉ちゃん、覚えてる?欲しいもの買ってくれるんでしょ?」
「え?あぁ、うん!もちろんだよ!奏くんは何が欲しいの?」
「僕、ヨハ姉が持ってるゲームが欲しい」
「善子ちゃんが持ってるやつ?」
「うん、この前遊んだやつ」
「善子ちゃん、どういうゲーム?」
「ヨハネ!!この前と言うと…最新版のやつかしら?」
「うん」
「へぇ〜そうなんだ。いくらぐらい?」
「そうね…ハードだけじゃなくてソフトも必要だから…5万ぐらい?」
「ごっ…そ、奏くん…か、考え直してくれたりとかは…?」
「やだ」
「ですよねぇ…うわぁーん!私のお小遣いがぁ!」
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「はい、欲しがってたゲームだよ…」
「わぁぁ!!お姉ちゃんありがとう!!」
本当にお姉ちゃんは買ってくれた
ちょっとびっくり
「ねぇ、お姉ちゃん。」
「ん?なぁに?奏くん…」
お姉ちゃん…相当ダメージ大きかったんだね
いつもより元気ないもん
「ごめんね。僕のわがまま聞いてもらって」
「ううん、もともとは私のお願いから始まってるんだし、自業自得だよ…」
「それでね、このゲーム、もちろんヨハ姉とやってて面白かったからっていうのはあるんだけど…これ、2人プレイできるんだ。だから…その…お姉ちゃんと一緒に遊べたら嬉しいなって思って…」
お姉ちゃんはぽかんとした顔で見つめてる
と思ったら一瞬で笑顔が戻って僕に抱きついてきた
「奏くん!奏くん!奏くん!!ありがとう!!私のことそんなに考えてくれてたんだね!!奏くんのためならこのくらいなんてことないよ!!さぁ!お姉ちゃんと遊ぼう!!」
結果的には女の子になって良かった…かな…?
今回も読んでいただきありがとうございました。
前回まで次どんなことを書くかと言うのをここで書いていましたが、今回みたいに全く違うものになる可能性が高いため、これからは次回予告はしないでおきます。反省してます。前回予告してたものはどこかで出せるように頑張ります。
それではまた次回でお会いしましょう。