弟もヨーソロー?   作:光星

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今回は梨子ちゃんの誕生日回です
なんとか間に合った…


9月19日

~梨子side~

 

「ふわぁぁぁ…ちょっと起きるの遅かったかな…」

 

伸びをして頭を起こす

今日は9月19日。私の誕生日だ

あいにく休日で練習は休みだから当日に祝ってあげられなくてごめんねとみんなに言われた

そんなに気にしなくていいのに、とその時は言ったけど、やっぱり当日は祝って欲しいな…なんて…

 

お腹がすいたから朝と昼を兼ねてご飯を食べよう

そしたら午後は新しい曲の作曲でも…

 

「あ、梨子お姉ちゃんおはよー。お寝坊さんだねぇ」

 

「梨子ちゃんおはヨーソロー!!」

 

…ん?

あれ?なんで2人がいるんだろう…

今日なにか約束してたかな?

 

「あの…なんでここに?」

 

「ん?梨子お姉ちゃんの誕生日だから?」

 

「そうそう!今日は梨子お姉ちゃんの家に行くんだーって聞かなくって」

 

「えへへ…ほら見て!梨子お姉ちゃんのためにサンドイッチ作ってたんだよ!」

 

テーブルの上には私の好物のたまごサンドはもちろん、色んなサンドイッチがあった

 

「すごい…こんなに…」

 

「奏くん、ありがとうね。梨子のために」

 

「あ、梨子お姉ちゃんのお母さん。僕がやりたかっただけなので…」

 

「奏くんはいい子ね〜。梨子の弟になっちゃう?」

 

「そ、奏くんは私の弟ですよ!」

 

なんでこんなに馴染んでるの…?

 

「ふふっ、冗談よ。じゃあ私出かけるから、ごゆっくり」

 

「「はーい」」

 

そう言ってお母さんは本当に出かけていった

 

「じゃあ梨子お姉ちゃん、サンドイッチ召し上がれ!」

 

「あぁ、うん。いただきます」

 

少し困惑しつつも目の前のたまごサンドを口に運ぶ

おいしい…しかもこんなに量がある

きっと準備頑張ってくれたんだろうな

 

「奏くん、すっごくおいしいよ!ありがとう」ナデナデ

 

「えへへ…」

 

「今日だけはお姉ちゃんの座を譲ってあげるよ!梨子ちゃん!」

 

曜ちゃんは千歌ちゃんの家に行くみたい

 

「あ、言うの忘れてた。梨子ちゃん、お誕生日おめでとう!」

 

「あ、ありがとう」

 

「えへへっ、じゃあいってきまーす!ヨーソロー!」

 

曜ちゃんは勢いよく飛び出して行った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「えっと…僕は何すればいいの?」

 

奏くんを私の部屋に連れてきた

いつもなら許されないと思うけど、今日はいいかなって思って

 

「私が作曲してる所を見ててくれる?」

 

「へ?そんなことでいいの?今日誕生日なんだよ?」

 

「いいの!」

 

「そっか…そんなこと…誕生日じゃなくてもいつでも手伝うのに…」

 

奏くんはなにか特別なことがしたかったのかな?

それなら奏くんのために

 

「じゃあ奏くん、ここに座って?一緒にピアノ弾こうよ」

 

「で、でも梨子お姉ちゃんの作曲の邪魔になっちゃうかもしれないし…僕、ピアノ弾けないよ?」

 

「そんなの関係ないわよ。ほら、早く」

 

「う、うん…!」

 

奏くんは恥ずかしそう…だけど嬉しそうな顔で私の前に座った

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~曜side~

 

「千歌ちゃーん!」

 

「あ、曜ちゃん!どう?上手くいった?」

 

「完璧であります!」

 

奏くんに梨子ちゃんの気を引いてもらってる間に、千歌ちゃんの家でお誕生日会の準備をみんなで進めます

 

「曜さん、早くこちらを手伝ってください。どこかの誰かさんがふざけたせいで遅れているのですわ」

 

「ふざけてないわよ!ヨハネはいたって大真面目なんだから!」

 

「堕天使か真面目ずらかぁ?」

 

「うるさーい!!」

 

「2人とも、口より先に手を動かしてください」

 

「「はい」」

 

「あはは…」

 

さて…じゃあ取り掛かりますか!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

 

「そうそう!上手上手!」

 

「えへへ…」

 

みんなが準備をしている間、僕は梨子お姉ちゃんにピアノを教えてもらっていた

梨子お姉ちゃんすっごく褒めてくれるから楽しくなってきちゃった

それに…

 

「奏くん!次はこの曲弾いてみようか!!」

 

梨子お姉ちゃんは嬉しそうに曲を勧めてくる

距離が近いから顔が赤くなってるのが自分でも分かるし…

嫌じゃないけど…心臓がもたないよぉ…

 

「り、梨子お姉ちゃん!」

 

「ん?なぁに奏くん。もしかして自分で弾きたい曲あるの?」

 

「いや、そうじゃなくて…そろそろ作曲した方がいいんじゃないかなぁって思って」

 

「大丈夫よ。そもそもまだ全然時間はあるし」

 

「え?そうだったの?」

 

「ええ、だから心配しないで」

 

「そっか…」

 

その時、僕のスマホに連絡が来た

 

「梨子お姉ちゃんちょっとごめん!」

 

梨子お姉ちゃんに見られたら困るので1回部屋の外に出てスマホを確認する

 

お姉ちゃん:奏くん!準備終わったよー!料理の関係もあ

るからなるべく早く連れてきてね!

 

「あ、終わったんだ…」

 

「何が終わったの?」

 

後ろから梨子お姉ちゃんが覗き込んできた

 

「いいいい!!いや!!!なんでもないよ!!」

 

「どうしたの?そんなに焦って…なにか隠し事?」

 

「そそそ!!そんなことしないよ!!」

 

「そっか…ねぇ奏くん、曜ちゃんからなんて連絡来たの?」

 

「へ!?ななな…なんでそれを!?」

 

「あら、ほんとだったのね」

 

「へ?」

 

「カマかけてみたのよ」

 

「だ…騙したなぁ!!」

 

「騙してないわよ、奏くんがわかりやすいの」

 

「くっ…」

 

どうしよう…こうなったら…

 

「あ、しいたけ!!」

 

「えっ!?どこ!?」

 

今だ!

 

玄関に向かって僕は駆け出した

 

「あっ!待ちなさい奏くん!」

 

梨子お姉ちゃんは追いかけて来るけど、まだ追いつけないみたい

 

「お邪魔しましたーー!!!」

 

ドアを開けて隣のお家へ走る

 

「待ちなさーい!!」ガシッ

 

「うわぁ!!」

 

千歌お姉ちゃんのお家に着いたところで捕まった

 

「もう奏くん!どうしたのよ急に走り出して」

 

ここまで来たらもう仕方がない

梨子お姉ちゃんの手を引っ張って十千万に入る

 

「ちょ!ちょっと!」

 

そのままお誕生日会の会場に連れていく

実はこの前場所は教えてもらってたんだ

 

「奏くん!どこ行くの!!」

 

襖の前に着いて、梨子お姉ちゃんに開けるように言う

 

「え?襖を、開ければいいの?」

 

「うん」

 

「じゃ、じゃあ開けるわね…」

 

緊張した顔で襖に手をかけ、開けた

 

「「「「「「「「お誕生日おめでとう!!!!」」」」」」」」

 

「!!!」

 

その先にあったのは綺麗に飾り付けされた会場だった

 

「嘘…だってみんな当日祝えなくてごめんねって…」

 

「あぁ…やっぱり当日祝わなくっちゃダメだよねって思って…みんなで作戦立てたんだ!」

 

「…」

 

「り、梨子お姉ちゃん…?」

 

「ありがとう…みんなありがとうぅ…」

 

「わわっ、梨子ちゃん!!」

 

「私…このままみんなに誕生日忘れられると思っててぇ…曜ちゃんと奏くんしか祝ってくれないんだって思ってたの…そしたらみんなこんなに素敵なお誕生日会まで開いてくれて…すっごく嬉しい!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

~梨子side~

 

その後はみんなでご飯を食べて楽しく過ごしました

さすがに曜ちゃんが用意してくれた本日の主役って書かれた服は着なかったけど…

みんなからプレゼントも貰っちゃって…やっぱり私、Aqoursのこと大好きだって思った

 

 

 

 

 

 

「奏、今回は大変だったんじゃない?梨子の気を引けって、何も具体的なこと言われなくって」

 

「ううん、梨子お姉ちゃんと一緒にピアノ弾いてたから全然!むしろ楽しかったよ!」

 

「奏くーん!! 」

 

その言葉を聞いた瞬間奏くんに抱きついてしまった

 

「奏くんありがとう!梨子…すっごく嬉しいよ!」

 

「り、梨子お姉ちゃん!?うっ…お酒臭い…もしかして…」

 

「千歌ーーー!!!お前間違えてお酒持っていったでしょーーー!!」

 

「あ…」

 

そういえばさっきジュースを飲んでから頭がふわふわしてるような…

まぁいっか!

 

「えへへ〜奏く〜ん…」スリスリ

 

「梨子お姉ちゃん!離れてぇ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

後で自分の行動が恥ずかしすぎて部屋から出られませんでした




さて、梨子ちゃんの誕生日回でした
前回から引き続き、メンバーの誕生日特別回です。
千歌ちゃんの回を投稿してから気づいたんですが、ルビィちゃんの誕生日がものすごく近いんですよね
厳しいかもしれない…
当日出せなかったらすみませんm(*_ _)m
先に謝っておきます

それではまた次回でお会いしましょう。
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