今回で1年生と遊ぶ編ラストです
~ルビィside~
その日、ルビィはお姉ちゃんに相談した
「奏さんと仲良くなる方法…ですか…」
「うん、なにかいい方法ないかな?」
「そうですわね…あ、うちへ遊びに来ていただくのはどうですか?」
「それ善子ちゃんも花丸ちゃんもやってたからだめ」
「えっ」
「もっと他のがいいなぁ」
「ほ、他のと言いますと…」
「うーん…デート…とか?」
「でっ…!は、破廉恥ですわ!!」
「そんなことないもん!一緒におでかけするだけだもん!」
「し、しかし…お付き合いもしていないのに、2人っきりで出かけるなど…」
「もういいもん!ルビィ、今度奏くんとデートする!」
「あっ!待ちなさいルビィ!!」
お堅いお姉ちゃんはほっといて、ルビィは自分の部屋に帰って作戦を考えることにした
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~翌日~
昨日は作戦を考えてて少し寝るのが遅くなっちゃった
ぅぅ…眠い…
「ルビィちゃん?眠そうだね」
「あ、花丸ちゃん…ちょっと昨日夜更かししちゃって」
「なにか考え事ずら?」
「うん…花丸ちゃんは奏くんとどうやって仲良くなったの?」
「マルは一緒に本を読んだだけずら」
「うーん、…どうすればいいんだろう…」
「あんまり難しく考えなくていいよ。奏くんと楽しく過ごせばいいんじゃないかな」
「楽しく…ありがとう、花丸ちゃん。もうちょっと考えてみる」
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~練習後~
今日の練習が終わった。ルビィは奏くんに言わなきゃいけないことがあるんだ
「そ、奏くん!」
「わっ!な、なぁに?」
「あ、えっと…その…」
「?」
ぅゅ…いざ言うってなったら緊張して言えない…
「あの…」
早くしないと奏くんも離れていっちゃうよ…
「ゆっくりでいいから…」
「!!!」
そう言ってニコッと笑った奏くんに緊張がほぐれた
「日曜日、一緒にお出かけしませんか!!」
奏くんは一瞬ぽかんとしていたけど、すぐに返事をしてくれた
「もちろん!一緒に行こ?」
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「えへへ…」
「奏くん嬉しそうだね」
帰りのバスの中で週末のことを考えてたら、無意識に笑っちゃってたみたい
「日曜日、ルビィちゃんとのお出かけが楽しみで…」
「そっかぁ…ねぇ!どこに遊びに行くの?」
「えっと…沼津駅の近くのショッピングモールだって」
「へー、何時にどこ集合するの?」
「10時に沼津駅集合だけど…なんで?」
「いや、なんでも」
「?まぁいいや」
なんでこんなに詳しく聞いてきたんだろ。そんなに心配してくれてるのかな?
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~曜side~
週末は奏くんとルビィちゃんがデートするみたいなので、きっちりと見届けてあげたいと思います!
念の為ダイヤさんにも連絡しておこうかな
「もしもし、ダイヤさん?」
『もしもし、曜さん?どうしたんですの?こんな時間に』
「日曜日の奏くんとルビィちゃんのお出かけについてなんだけど…」
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ルビィちゃんとのお出かけ当日、なんだか緊張していつもより早く起きた
服もお姉ちゃんに相談して決めた
寝癖もいつもはお姉ちゃんになおしてもらってるけど、今日は自分でなおした。結局最後はお姉ちゃんにやってもらったけど…
そして今は沼津駅の前にいる
集合の15分前に着いたので、ソワソワしながら待ってます
「そ、奏くん!」
「あ、ルビィちゃん!」
「ごめん、待ったかな…?」
「い、いや全然…」
「そ、そっか…」
「…」
「…」
か、会話が続かない!!
ど、どうしよう…あ、そういえばお姉ちゃんがまずは服を褒めろって言ってた気がする…
「ル、ルビィちゃん!そ、その服似合ってるよ!!」
「ぅゅ…あ、ありがとぉ」
「…」
「…えっと、じゃあ行こっか」
「う、うん」
ぎこちない感じで始まっちゃったけど、今日一日でルビィちゃんと仲良くなれたらいいな
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~曜side~
奏くんを家で見送ってからダッシュで駅に来ました
今日一日上手くいくかなぁ
私も緊張してるけど、隣にもっと緊張してる人がいる
「ルビィ、頑張るんですのよ…!」
「ダイヤさん、そんなにはっきり見てると見つかっちゃうよ!」
「はっ!私としたことが!」
と、こんな感じで今日は奏くん達にこっそりついて行きます
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それから少し歩いてショッピングモールに着いた
「今日はどこをまわるの?」
「うゅ、お姉ちゃんから映画のチケット貰ったんだ」
「じゃあそれ見るんだね」
「うゅ!」
「じゃあ、全速前進ヨーソロー!」
「ヨーソロー!」
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「2人のためにチケットを買いに走ったかいがありましたわ」
「ありがとう、ダイヤさん」
「いいんですわ、2人のためですもの」
「ちなみに、映画のジャンルは?」
「それはもちろん…」
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ルビィちゃんと映画館に来て、ポップコーンとジュースを買って中に入る
「ところでなんの映画なの?」
「えっと…恋愛映画…かな?」
「へ、へぇそうなんだ…」
「な、なにかまずかった…!?」
「い、いや、なんでもないよ!なんでも…」
「ぅゅ…ならいいけど…」
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~曜side~
「えぇぇぇ!?恋愛映画!?」
「はい、なにか問題でも?」
「奏くん寝ちゃうよ!!」
「なっ、なんですってぇ!?」
「前家で一緒に見てたら開始五分で気持ちよさそうに寝ちゃってたよ」
「い、今からでもチケットを変えないと…!」
「ま、待ってダイヤさん!2人にバレちゃうよ!!」
「そんなこと言ってる場合じゃありませんわ!」
「大丈夫だって!2人なら何とかなるって!!」
「………2人を信じましょうか…」
「うん!じゃあ私達も映画見に行こうか」
「えぇ、そうですわね。これ、チケットです」
「わっ、私の分も買ってくれてたの?ありがとう!!」
そのまま私達も映画館へ向かった
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~ルビィside~
奏くんと一緒に映画館に入って席に座る
当然だけど、隣同士
ぅゅ…なんだかドキドキする…
見る映画も恋愛映画だし…
あ、そろそろ始まる…
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ぅゅ…ド、ドキドキする…
映画もいいシーンになってきた
こういう時、恋人同士だったら手とか繋ぐのかな…?
でも、ルビィと奏くんは恋人じゃないし…
手、繋ぐくらいなら…いいかな…?
で、でも…
コテン
「!!!」
ルビィが考えていると、奏くんがルビィの肩に頭を乗せてきた
急にどうしたの!奏くん!
そして奏くんの顔を見てみると…
あ、ぐっすり寝てる…
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「……くん。起きて、奏くん」
「んん?ふぁぁぁ」
気づいたら寝ちゃってたみたい
恋愛映画はどうも眠くなっちゃうんだよなぁ
って!ルビィちゃんと映画見に来たのに、寝ちゃったら怒られちゃうよ!!
「ご、ごめんなさい!ルビィちゃん」
「うゅ…そんなにしょんぼりしないで。ルビィ気にしてないよ?」
「ほんと?」
「うん、じゃあ次どこ行こうか」
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~曜side~
やっぱり奏くんは寝ちゃったみたいだけど、何とかなって良かった
「うぅ、ぐすっ…いい話でしたわ…」
「ダイヤさん、そろそろ泣き止みなよ…はい、ハンカチ」
「ありがどうございまずぅぅ…」
「あっ、2人共行っちゃうよ!早く行こう!」
「わがりまじだわ…」
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それから僕とルビィちゃんはショッピングモールにあったハンバーガー屋さんにやってきた
「ルビィちゃん、ポテト好きなんだね」
「うゆ、おいしいよ。食べる?」
「いいの?」
「うゆ!あーん」
「あーん…」
「おいしいでしょ?」
「うん!じゃあお返し」
そう言って僕の食べてるハンバーガーを差し出す
「え!?」
どうしたんだろう。急に動きが止まっちゃった
「食べないの?」
「た、食べる!」
「はい、あーん」
「ぅゅ…あーん…」
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~曜side~
「うわっ、2人ともカップルみたいなことしてるよ!」
「奏さんなら私は認めますわ」
「え?何の話?」
どうやらダイヤさんとの間で考えが違うみたい
認めるってどういうこと?
「それより、私達もいただきましょう」
「あ、そうだね。いただきまーす」
「いただきます」
「久々に食べたけどおいしいなぁ…あ、ダイヤさんのもおいしそう!ねぇ、一口ちょうだい?」
「なっ!私達もルビィ達のようにする必要はありませんのよ!?」
「そういうのじゃなくて、単純に食べたいの!むふふっ!スキあり」パクッ
「あっ!曜さん!」
「おいしい!じゃあはい、私のも一口あげるよ」
「し、しかし…」
「いいからいいから!」
そう言って私はダイヤさんの口にハンバーガーを突っ込んだ
「んぐっ!?」
「どう?おいしいでしょ?」
ダイヤさんの笑顔を期待してたのに、返ってきた反応はその反対だった
「うぅ…」
「ダ、ダイヤさん!?」
「私ハンバーグが好きではなくて…」
「あっ!そうだったね、ごめんごめん」
「いえ、大丈夫ですわ。それより、2人が行ってしまいますわ!急いで食べましょう」
「あ、うん」
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ハンバーガーを2人で食べたあと、僕達は服屋さんに来ていた
「服かぁ…僕、どんなの着たらいいのかわかんないよ」
「奏くんならなんでも似合うと思うな」
「ほ、ほんと?」
「うゆ!」
「えへへ…じゃあルビィちゃんに選んで欲しいな」
「うゆ!がんばルビィ!」
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~ルビィside~
奏くんの服を選ぶことになった。どの服にしようかな…
どれも似合いそうで迷っちゃう
奏くんも待ってるし、早くしないと…!
『この服中学2年生の身長145センチくらいの男の子に似合いそうだなぁーー』
どこかから聞いた事あるような声が聞こえてきた
中学2年生で身長145センチ…?
奏くんにピッタリだ!
ルビィはそこにすぐに向かった
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「すごい!ルビィちゃんに選んで貰ってやっぱり正解だったよ!!!」
ルビィが持ってきた服を試着してぴょんぴょんはねて喜ぶ奏くん
喜んでもらえて良かった
「うゅ、じゃあルビィ買ってくるよ」
「え!?いいよ!僕が買うよ!!」
「ル、ルビィの方がお姉ちゃんなんだから、払わせてよ!!」
「そ、そんなの悪いってぇ!」
「うゅ、じゃあお互いにプレゼントしよ?」
「プ、プレゼント?」
「うゆ。奏くんがルビィの服を選んで、それをルビィにプレゼントするの。そうすればいいんじゃないかな…?」
「わかった!じゃあ選んでくる!!」
そう言って奏くんはすぐに走って行ってしまった
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~曜side~
「ダイヤさん、こっちも似合うんじゃない?」
「ほ、本当ですか?普段はこのような服は着ないので、少し不安なのですが…」
「絶対かわいいよ!ダイヤさん!」
「そ、そこまで言うのならば着ない訳にはいきませんわ。少しお待ちください」
今ダイヤさんに私の好みの服を着させてます
ダイヤさん少し褒めると嬉しそうに着るからかわいいんだよねぇ
着たら感想聞きたそうにソワソワするし…
「よ、曜さん…着ましたわ…」ソワソワ
お、早速着てくれたみたい
「おぉー!すっごいかわいい!!」
「そ、そうですか。ありがとうございます」
「じゃあ今度はこっち!!」
「まだ着るんですの!?」
「まだまだだよ!どんどん行こーー!!」
奏くんとルビィちゃんはこのまま上手くいきそうだし、私もダイヤさんと遊んで帰るよ!!
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「今日は1日ありがとう、ルビィちゃん」
「うゆ、こちらこそありがとう」
ルビィちゃんの服を選んで、お互いにプレゼントしあった
そうしてたらもう遅くなってしまったので、今日は帰ることに
「奏くん…また一緒に遊ぼうね…!」
「うん!」
そう言って僕達は別れた
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「ただいまーー」
「お、おかえり。奏くん…」
「?お姉ちゃんどうしたの?」
お姉ちゃんは汗びっしょりで息切れしていた
「い、いや…練習!練習してたの!!」
「そ、そっか…お疲れ様」
「それより今日はどうだった?」
「うん!えっとね…」
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~翌週~
「奏ちゃんその服似合ってるねぇ!」
「奏くんらしくていいわね」
「えへへ…」
ルビィちゃんに選んでもらった服を着ていくと、みんなに褒めて貰えた
みんなに囲まれている中、ルビィちゃんと目があった
僕がルビィちゃんに笑いかけるとルビィちゃんも笑ってくれた
もっともーっとルビィちゃんと仲良くなりたいな
また一緒に遊ぼうね、ルビィちゃん
今回で奏くんと1年生全員とが仲良くなりましたね。
1年生はAqoursの中で見ると妹ですが、奏くんから見ると十分お姉ちゃんなんですよね。奏くんと接する時はちゃんとお姉ちゃんしてる1年生組はすごくいいなと思ってます。
次も投稿が遅れてしまうかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです
それでは次回でお会いしましょう