Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。
今までバトルものだったのに恋愛入れまくる奴は僕です。
光輝の中の恋愛相手が愛美しかいないだけだったからSAOのヒロイン達相手でも普通だったけど愛美になった瞬間に初々しくなるやつ。


手から感じるドキドキ

 夏だからかセミの鳴き声がよく響く。それを助長する様に太陽の日差しも地を照らす。そんな夏の中光輝と愛美は西沢家のお墓参りに来ていた。

 愛美は蒼色のワンピースにつばが360度ある白色の帽子を被っている。光輝も少し深めに帽子を被っている。光輝がお墓を洗い愛美が来る途中で買った花を供えていた。

 光輝が手を合わせ言った。

 

「3ヶ月ぶりだね。今日は報告したい事が2つあるんだ」

 

 愛美も隣で手を合わせる。

 

「1つ目。笠木との戦いが本当に終わったよ。皆は望んでないかもしれないけど·····笠木に勝つ事が出来たよ」

 

 笠木との決着に8年かかったのは光輝も割と意外に思っている。最も第3戦目は光輝の圧勝だったが。

 そして光輝は愛美の手をそっと握り言った。

 

「その……2つ目。愛美とお付き合いする事になったよ。俺の事をずっと想っていてくれた愛美には感謝してもしきれない。だから俺は必ず愛美を幸せにする。麗華お姉ちゃんの言う通り愛美のお父さんと話した時めちゃくちゃ緊張したよ」

 

 と微笑み言った。愛美も微笑んで言った。

 

「お久しぶりです。昨日から光輝とお付き合いさせて貰っている愛美です。私も光輝の事が大好きです。だからずっと……光輝を支えます。私には何の力もないけど·····それでも光輝の隣を歩きたいです。なので……見守っていてください」

 

 そう言ってる途中泣き始める。光輝も少し泣きかけだが2人は立ち上がった。そして一礼してから2人は歩き出した。

 墓地を出て2人は少し無言で歩いていたが光輝が

 

「そうだ。愛美が昨日お風呂に入ってる間に聞いたんだけど新井先生がまだあの学校にいるらしいからまだ時間あるし行かない?」

 

「新井……先生·····あーっ! 本当に!?」

 

「うん。と言うより今は咲良の担任なんだって」

 

 と光輝と愛美は会話しながら2人の日本での母校に向かった。やはり夏休みだからか人はまばらだ。それでも警備員がいたので光輝と愛美は近寄って行った。

 警備員はそんな2人を……もっと言えば帽子を取って近づいてきた光輝に思いっきり眼を見開いた

 

「すいません。俺達……」

 

 と光輝はそこで止まってしまった。そして疑問の顔で愛美に向いて聞いた。

 

「これ何て言えばいいんだろ? 俺も愛美も卒業してないけど?」

 

「た、確かに」

 

 と困り始めた2人を見て少し年配の警備員が助け舟を出した。

 

「用事は何ですかな?」

 

「あ、えっと……新井先生って今日はいますか?」

 

 そうするとどうやら来ているらしく光輝と愛美は入校証を貰いつつ警備員さんが職員室に電話してくれた。光輝はお礼を言った。

 

「何か……ありがとうございます」

 

 そうお礼を言っていたら学校の奥から男性が走ってきた。体育会系の体型をしている。ラフなポロシャツ姿で短髪なのは5年前から変わっていなかった。光輝と愛美は一礼して近づいていく。

 

「お久しぶりです、先生」

 

 急いできたのか新井は息を切らしている。それでも光輝の肩を勢いよく両手で掴んで口を開いた

 

「お帰り、光輝君」

 

「……ただいま。先生。5年越しですけれど約束は守りましたよ」

 

 新井は感動しているのか少し涙を見せ何も言わず頷く。光輝は自分の為に泣いてくれることに嬉しさがこみ上げる。新井は暫く光輝の肩を掴んだまま頷いてたが一分経って離れた。次に愛美を見た。愛美は帽子を取ってその美貌と容姿を出した。それを見た新井は元生徒の成長ぶりに驚きながらも言った

 

「古原も美人になったな」

 

 愛美なのはその特徴的な髪と眼で直ぐに分かった。というよりこんな特徴的な容姿を持った生徒は新井は愛美しか持たなかったのもある。愛美は新井の言葉に見る人を魅了する微笑みになりながら口を開いた

 

「それセクハラですよ、先生」

 

 本当に思っている顔ではない。寧ろ少し楽しそうだ。新井も一本やられたと笑いながらしゃべる。

 

「ははは。これはやられたな」

 

 3人はその後学校に入り元光輝と愛美がいた時の教室に向かった。即ち二人が小1の時の教室だ。二人は懐かしそうにそれぞれ座ってた席をそっと触れる。二人の席は窓側にあって愛美の席が前から2番目、光輝が前から4番目だ。二人は小1の時を思い出していた。そうすると不思議と光輝は愛美に引っ張られ愛美は光輝を引っ張ている記憶ばかり出てくる。

 光輝は余韻に浸っていたがタイムパトロールで思い知った事を新井に話す。

 

「俺も先生の大変さがよく分かりましたよ」

 

 光輝はボルト達とのアカデミー生活を少しだけ新井に語りその大変さに頷いていた。そこに光輝が嘘をついてると思っている節はなく当たり前のように信じている。

 

「そう考えたらあの時の俺って大分問題児でしたね。ごめんなさい」

 

「あの時は色んな意味で大変だったからな。光輝君もクラスも」

 

 そんな光輝の同級生は何事もなく中学校に進学したらしい。5年前のあの戦いが終わって初めての登校日からめちゃくちゃ話題になっていたらしい。そして光輝が意外に思ったのは当時のクラスメイト達が光輝が死んだと思って割とショックを受けていたらしい。

 

「あれ? 俺結構嫌われてたと自負してるんですが」

 

「そんなの自負しないでよ」

 

 という愛美のツッコみに光輝と新井は苦笑いする。光輝も流石に酷かった事は覚えているのか特に反論しなかった。

 そのショックの理由は確かに光輝は嫌われていたんだが良い意味でも悪い意味でも光輝はクラスの中心にいたからだ。陽気なキャラではないがそれでも勉強面では光輝をライバル視していた人が多くそれのおかげじゃないか? という事である。

 そして次は愛美のアメリカ生活の話になっていた

 

「最初は全然英語出来なくて言葉も伝わらなくても辛かったですね」

 

「でも今はペラペラなんだろう? 俺よりも英語は絶対上手いだろ」

 

 愛美は新井から聞いてそうなのかなと思いながらその理由を話す

 

「でも光輝もアメリカに住んでた訳じゃないのに英語ペラペラですよ?」

 

 それに新井は流石に驚愕した。光輝が5年間どう生きていたのかは知らないがアメリカに住んでいる愛美にそう言わしめるほどの英語力をどうやって身に着けたんだ? となったのだ。そんな時、光輝は教室の入り口に向いた。そうすればそこに何人かいた少年少女と眼があった。背丈的に小学校低学年だろう。眼があった子供たちは

 

「「本物──!!」」

 

 そう叫び教室に勢いよく入って来た。その勢いに光輝は少し唖然とした。子供達は光輝を取り囲み

 

「握手してー!」

 

「剣見せてー!」

 

「あそぼ──!」

 

 と純粋無垢にワイワイと言ってきて光輝は困惑中。そんな光輝に新井は苦笑しながらも助け船を出した。

 

「お前らの先輩は忙しいんだ。それに宿題は進んでいるのか?」

 

「「それ言わないでよ先生!」」

 

 と仲良くはもる。愛美はその可愛さに微笑む。

 子供達から見れば光輝はヒーローに見えているのだろう。事実今の世間の光輝を見る目は大半は英雄のそれだ。何が気に食わないのか所謂アンチもいるが少数派だ。

 子供達は光輝と話したいのか新井の言う事を聞かない。新井もどうやら手を焼いているようだ。

 光輝は膝を折って子供達と同じ目線になって少し微笑みながら話した

 

「じゃあ皆が今日の分の宿題をやったら遊んであげるよ」

 

「「じゃあやる──ーっ!」」

 

 と一瞬でやる気を復活させ学童保育の建物まで走って行った。

 新井曰くあの子供達は親が共働きで働いている間に学校に預けられている子供達なんだそうだ。だけど新井は不安そうな顔で聞いた

 

「でももう少しでテレビに行かないとダメなんだろ? 時間は大丈夫なのか?」

 

 光輝が雀ヶ森のインタビューに答える事はもう大々的にニュースになっている。光輝的には適当に1体1で話したかったのに言うのを忘れていたがために生放送でされる事になったのだ。

 光輝の面倒くさいのはその生放送。自分が言うのを忘れていたのが悪いのだがもう少し融通効かなかったのだろうかと思っている。

 そしてその生放送の情報は新井にも勿論知れ渡っている。だからこその問だ。それには愛美が答えた

 

「大丈夫ですよ。ね? 光輝」

 

「うん。影分身の術!」

 

 そうすると光輝の隣に分身光輝が出てきた。それに新井は唖然としているがそう言えばアメリカやらロシアやらにも光輝がいた事を思い出しこの影分身だったんだろうと思い納得した。そして正直に思った事を言った

 

「それが俺にも出来れば仕事が楽になるのにな」

 

 そう笑いながら言った。それに光輝は微妙な顔をして話した

 

「いや影分身は分身が経験した事も精神的な疲れも一緒に還元されるので疲れは多分変わりませんよ」

 

「そうなのか。それは残念だ」

 

 そう少し笑っていた。その後、3人はもう少しだけ喋り本体光輝は愛美と一緒に新井に別れを告げて学校を出た。新井と残った分身光輝は学童保育の所まで向かった。

 先程までの久しぶりの母校について2人は話していたが……愛美は唐突に頬を染めて光輝に右手を差し出し言った。

 

「その……手、繋ご?」

 

 その愛美の上目遣いに光輝は赤くなり心臓の鼓動が早くなる。光輝は赤くなりながらも頷いて愛美が差し出した右手を左手でゆっくりと握る。その愛美の手はレインの手よりも小さく少しでも力を入れたら無くなってしまうんじゃないかと思う程柔らかった。その手触りも光輝が今まで思った事が無い程すべすべしている。

 尚、本当に力を入れたら真面目にやばいので光輝は気を最低限にしている。

 光輝は愛美の手を普通に握っただけなのだが光輝は今まで女性に興味無かったのが嘘のように緊張して少し愛美の手の手触りを確かめる

 

「も、もう……そんなに少しづつ動かさないでよ。くすぐったい」

 

「ご、ごめん」

 

 そのまま2人は羞恥なのかずっと無言だった。だけれどもその繋いだ手から互いの鼓動が伝わり2人は不思議と嬉しくなる。ちゃんと隣にいる人が自分を好きでいてくれる事、逆に自分も隣にいる人が好きなのだと再確認出来るからだ。

 まだレインが言った一線を越える事はするつもりは無いが……愛美も光輝に教えるつもりはまだ無いが今はこれでいいんだと愛美は思った。こんなドキドキの時間が今の自分達には必要だと……そう感じたからだ。

 2人はそのまま無言で、互いの手の温もりを感じながら帰路についたのだった

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

本日はお時間を頂きありがとうございます。

 

はぁ。時間取っている自覚があるのなら元々インタビューなんてやめてもらいたいと言ったらダメ? 

 

出来るならやめてもらいたいですね

 

でしょうね。もうそれは諦めたんで早く始めましょ

 

ありがとうございます。では、当番組では昨日から今日の朝にかけて光輝君に質問して欲しい質問のアンケートをしてまして今回はそれを元に幾つかセレクトして質問して行きますね

 

はーい

 

 

 報道OVER ゲスト 西沢光輝

 

 最高 視聴率、40%超

 

 




お疲れ様でした。
やたらと帰還の英雄編長いですね。

ドラゴンボール超編とドラゴンボールGT編、最初は分けてやろうかなぁ?と思ってたんですが超はまだ終わってないし光輝もまだ戦っていない劇場版キャラとか結構いるので1つの編に纏めたいと思い構想中。
ドラゴンボールはそういう事やろうと思えば普通にできる事も魅力ですね。

次ネットでまた明日です。
(*´∇`)ノ ではでは~
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