ビルス戦後です。
今俺の前にはビルスさんとウイスさんが俺が作った料理をがっついて食べていた。こうなっているのには理由がある。
さっきビルスさんの運動に付き合った。はっきり言うとボロ負けだった。うん。あの後から1発も殴れなかった。1度奥の手を出したからか直ぐに順応して来て一撃も当たらなかった。
「美味いぞ!」
「本当、光輝さん家のシェフになーりませんか?」
「折角ですがお断りします」
「それは残念」
そう話しながらも2人は料理を喰らう。愛美が見せてくれた2人もグルメだったなぁ。味覚は俺達と同じなんだろうか? そこで俺は思い出した事がありウイスさんが箸を置いたのを見計らい聞いた
「ウイスさんってビルスさんのお師匠さん何ですか?」
ウイスさんは行儀よく口を拭いた後余り内面が分からない表情を見せながら言った
「ほう……それもお知りになられてるのですね」
「知ってると言うより見たからですがね」
そして俺は違う世界で2人の事がアニメになっている事を話した。それにはさすがのふたりも2人も驚いたようでビルスさんが少し不機嫌そうに
「何かムカつくから破壊しようかな」
「そんなので破壊してたらこの世の中キリが無いですよ」
「うぐ」
光輝に言い返されたビルスをウイスは行儀よく笑う。そんなウイスを見て光輝は少し改まって言った
「ウイスさん、俺に神の気について教えてくれませんか? もっと強くなりたいんです」
ウイスは光輝の眼を見て断ろうと口を開きかけたがその前に光輝が不敵な笑みを浮かべ
「まさか神ともあろうお方が人へ貸しを作ったままにするつもりですか?」
ビルスの運動不足解消、そして今目の前の料理達。本来これらは光輝はやらなくても良かった事ばかりなのだ。別に光輝は善意でこれらをやった訳では無い。破壊神ビルスの師匠であるウイスの修行を見返りにしたのだ。それにウイスは気が付き
「案外姑息なんですね」
「計算高いって言って欲しいですね」
ウイスは隣でビルスが笑っているのを肘でついて笑いを止めながら光輝を見る。光輝の眼は悟空とは別種の強くなりたい思いが読み取れる。光輝の煽りに乗る訳では無いが借りが出来たのも事実。
「仕方がないですね」
「ありがとうございます!」
そう嬉しそうにする様子は歳相応の反応だ。光輝は新たな高みの為に新たな修行を始めるのだった。
★★★★★
ある歴史で1人の男が周りにある機会群を見ながらニヤリと笑っている。その内の1つのモニターでは激闘が繰り広げられている。
メタモル星人の編み出した技、フュージョンを使って蒼きオーラを纏う合体戦士とその合体戦士と戦っている黄金の戦士は譲らない勝負の果てに合体戦士が黄金の戦士の眼前に現れる
『ハーーツーー!!』
『君達には限界が無いと言うのか? 最高だーーーっ!!』
2人は今、互いの譲らないものの為に戦っている。だが今だけはライバルの様な掛け声を叫び合体戦士の強烈な拳が黄金の戦士の腹部へ突き刺した。その腹部から蒼色のオーラがハーツと呼ばれた人物の後ろへ突き抜けた。
それにより黄金の戦士はその身を消していく。
『全王は……機嫌1つで世界を消す。俺はそんな不自由から人間を解き放ちたかったんだ』
そう切実に動機を話しハーツはその身を消したのだった。合体戦士はそれを複雑そうな顔で見送った。だがこの光景を画面越しに見ている男は違う意味でニヤッとしながらここに送られてくる筈の物を待つ。そしてそれはここに来た。ガラスの様な入れ物に入り中には赤色の玉が入っている。一見何も価値がない少し大きいビー玉に見えるがこれさえあれば全王に喧嘩を売る事も不可能ではい。最も男の目的はそんな事では無いが。
「よく来たね、宇宙樹の種」
そしてその種を手に取ろうとした瞬間、その種が消えた
「なっ!?」
男……名をフューと言う青年はいきなり消えた事と後ろから感じるパワーにイライラしながらも振り返る。そこに居たのは宇宙樹の種を持っているシーラスだ。フューはシーラスとはこれが初対面だ。フューは驚愕の顔を出して叫ぶ
「お前は……シーラス!? 時の狭間に閉じ込められていた筈じゃ」
「成程、こちらではまだ知られていないのか」
「そんなのはどうでもいい! 僕の宇宙樹を返せ!」
そう言ってシーラスに襲いかかろうとするがフューの首筋に真剣が当てられる。そしてフューの後ろから言われずとも分かる殺気。その殺気が「動いたら殺す」と言ってくる。
フューはそこら辺の奴なら負ける道理は無いが宇宙樹と言うある意味の人質を取られ後ろにいる奴の力は色んな歴史を知っているフューでも知らない存在だから力量が分からない事にフューは奥歯をかみ締める。
「お前は……誰だ?」
「答える義理はない。お前が大事に育てた宇宙樹は有難く俺達が使わせてもらう」
「く、クソ……」
そう悔しげな声がフューから漏れ出る。シーラスは不敵に笑い「お前がこいつを取り返したいのなら」と続け
「これから行われるサバイバルの中で俺達を探し出して倒してみせるんだな」
「……サバイバルだと?」
シーラスはそれ以上何も言わず消え後ろの男も消えた。フューは直ぐに機会群に張り付きシーラス達の追跡を開始しようとした。しかしタイムパトロールの悟空達から何度も逃げてきただけあり簡単に捕まえられない。そしてとうとう見つけモニターに映した時、シーラスと仮面の男は巨大な……星よりも大きい金色の龍の目の前にいた
『ろけつっくをしきれなまざまさにまざはのうゅちうとうゅちう…ちょんまげ』
一見何を言っているのか意味不明だがフューには直ぐにその意味が分かった。分かったからこそ血眼になり
「やめろ──ーっ!!」
そう叫んだ瞬間、フューがいる所にも地震が響き渡り床が崩れ落ちフューはその落ちた闇の中へと放り出されたのだった
★★★★★
ウイスから修行を受け始め約1週間、光輝の料理と引き換えに光輝はウイスから修行を受けている。今は影分身を3人出して重りをつけて分身と本体の三つ巴で戦っている。自分だけで戦う事で自分の弱点も行動も分かる。3人とも通常状態だ。
勿論光輝はこの修行は自分でもした事がある。ナルト達の世界に滞在してた時はこの方法でよく修行をしていた。だがその時にはどう弱点やらを見分けるのかが難しく殆ど意味を成してなかった。しかしウイスに見てもらうことで修行の意味を100%引き出す事が出来る。
一通りスパーリングを終わらせた光輝を見てウイスは手を叩く。ウイスの隣ではビルスは光輝が作ったピザを食べている。何故ピザを学んだのか光輝にも分からん。
「取り敢えず経験を還元しましょう」
「はい」
光輝はそう言って分身を解く。そうすると三つ巴の記憶が引き継がれ一挙一動を思い出される。慣れていなければ三つ巴の記憶が曖昧になってしまうが光輝はそんな事はとっくに無くなっている。
「どうです?」
「やっぱり攻めのタイミングが雑な気もします。守りを意識してしまうというか」
ウイスはその通りと言う様に頷き
「貴方は悟空さん達よりも堅実ですが守るだけでは勝てるものも勝てないですよ」
光輝は確かに守りが多いがそれは剣等の一撃与えたら致命傷の攻撃手段を多く持っているから自然とそうなってしまったと言う部分もある。
だが魔人ブウの様な再生を持つ敵には奥手だ。実際光輝は魔人ブウには全く攻めきれなかった。相性と言ってしまえばそれまでだが光輝の戦いは勝たなければならない戦いだ。負けてもしその影響が櫂達や愛美、キリト達に及べば光輝は一生後悔するだろう。
「それから貴方は気を表面に出しすぎです。神の気は気を表面に出さないようにして初めて獲得出来るものです」
光輝はその点まだ気を表面に出してしまっているからまだまだという事である。
表面に出さないようにするのならそもそも気を感じ取れないように消せば良いのではないか? と思うかもしれないがそれは単に気を消しただけで体の内側で気を高めなければ意味が無い。
ウイスは咳払いしつつ例外もある事も言う
「勿論、神の気が無ければ強くなれない訳ではありません。こちらの悟空さんはビルス様に勝ってますからね」
「おいウイス! 僕は負けてないぞ!」
そう慌ててビルスさんがウイスさんに言ったが焦っている所を見ると敗北かは分からないが危ない所まで行ったのだろうか。
「おほほほ! ですが本気を出して互角以上に戦われたじゃありませんか。それに破壊を使わなければ負けていたのは本当じゃないですか」
そう聞くとビルスさんは何やら言い返せない。やはり悟空さんはビルスさんに勝ったんだろうな。やっぱり強いなぁ〜
あっ、だから今回運動と見せかけて悟空さん達と戦おうとしたんだろうな。……そう言えば悟空さん達1週間も経ったのにまだ帰ってこない。時の界王神様も教えてくれないし……と言うより俺まだお姉ちゃんの家にスーツ取りに行ってない。
ビルスさんの本気ってどんくらいだろうなぁ。俺と戦った時は出しても1割か2割だったでしょ。悟空さんはビルスさんの10割を引き出させて勝ったのならやっぱり強いよね。そんな時、何やら地震が始まった気がした
「──!?」
何か今刻蔵庫の方から悪寒を感じた。ウイスさん達も何か感じたのか刻蔵庫の方を見る。
「何でしょう? 慌ただしいようですが」
俺は嫌な予感がした。俺は2人に断りを入れて刻蔵庫に向かった。入ってみると慌ただしく巻物が1つになっていっている。咄嗟にキリト達やナルトさん達、愛美達の歴史がある方を見るがそこら辺は何ともない。それに安堵しつつも時の界王神様が慌ててるのを見て
「時の界王神様、これは!?」
「分からない! 悟空君達の歴史の巻物がいきなり集まりだしたのよ!」
そんな2人の後ろからウイスは歩いてきて自分の予想を話す。
「恐らく何者かが歴史と歴史をくっつけたのでしょう」
それを聞いた光輝はピンと来ないが時の界王神にはその手段が直ぐに分かった。
「そっか、超ドラゴンボール!」
聞けば普通のドラゴンボールの何百倍もの大きさで1つ1つが星の大きさなんだとか。そして正真正銘どんな願いも叶える事が出来ると言う。
龍神ザラマと言う人が作ったドラゴンボールでナメック星人が作ったドラゴンボールはその超ドラゴンボールの破片から作ったものなんだとか。
スケールがでかくなりすぎているがそんなのはどうでもいい。歴史と歴史をくっつけるってそれもうめちゃくちゃじゃねえか!
「悟空さん達は!?」
いくら何でもこの事態に悟空さん達を引っ張り出さない手は無い筈だ。しかし時の界王神様は未だに微妙な表情だ。そして諦めたように悟空さん達が行っている任務を教えてくれた
「実は……悟空君達が亡くなった世界の超ドラゴンボールがあるべき場所から無くなっている事に気がついたの。悟空君達はその調査に向かわせてた。でもこの分だと悟空君達も巻き込まれてるわね」
光輝は「成程」と頷きつつこの事態を元に戻す為の策を考える。そして悟空達の歴史がくっつき始めているということは
「俺はあっちに向かいます。向こうでどれかしらのドラゴンボールを集めてもう一度歴史を切り離すように頼んでみます」
時の界王神も同じ事を考えていたのか頷いた。悟空達の歴史がくっついたと言うことは何かしらのドラゴンボールも一緒に現れた可能性もある。それらを集めて元の世界へまた分離させるしかない。それでも無理かもしれないがやらないよりずっとマシな筈だ。
そんな会話を聞いていた訳では無いがブルマが急いで現れた。その手には手の平サイズのレーダーがあった
「光輝君、これ、ドラゴンレーダーよ。もう量子変換器に登録しておいたわ」
「ありがとうございます」
そう言って光輝はドラゴンレーダーをしまう。そして準備を終えた光輝に時の界王神は最後の注意を言った
「これだけ大掛かりな事がされた。シーラス達が関わっているのか分からないけど……どの道油断は出来ないわ。貴方がこれから行く場所は宇宙と宇宙の狭間に作られた世界、君が今まで戦ってきた敵達もいる。私はこれから辛うじてくっつかなかった歴史からドラゴンボールを集めて対策を練る。光輝君も気をつけて」
光輝はそれに頷いた。光輝はメールを開きレイン達に結婚式に行けないかもしれないと言う旨を伝えた。そして……愛美にも。
これから行く場所で通信が出来るかは分からない。何時までかかるのかも分からない。だからこそだ。今頃向こうは「はっ!?」となっているかもしれないが一々説明している時間が無い。一刻も早く歴史が融合してしまった世界を切り離さなければならない。そうしなければ最悪キリト達や愛美達がいる世界にまで影響が及びかねない
そこで光輝は「ビルスさん達も手伝ってくれないかな?」と思い視線を送るがそれに気がついたビルスは欠伸をしながら
「言っておくけど僕達は手伝わないよ。僕達はあくまでも中立だからね」
「申し訳ございません。しかし光輝さん、これからの戦いは修行にもなります。己を見つめ、敵と戦い進化出来るかは己次第です」
そう1週間限定の弟子だった光輝にウイスは最後の言葉を送った。光輝は歴史を元に戻す事ばかり考えていたが確かにそう考えられるなとも思い自分が堅くなっていた事に気が付き苦笑した。そして最後に深呼吸した後
「よし、じゃあ行ってきます!」
そう言って光輝はその合体し始めている巻物を無理矢理開き未知なる世界へと旅立った。
お疲れ様でした。
悟空ゼノ>ビルスです。ゴジータUMとハーツのデータが入ってる改造ジャネンバは2人以上の筈。そのジャネンバを超フルパワーサイヤ人4・限界突破でぶっ倒したので破壊無しなら普通に勝てると思いました。
さて、シーラス達が起こした異変ですが監獄惑星+レジェンズのストーリーの舞台が合わさった感じです。説明が下手くそでごめんなさい。
後くっつかなかった歴史というのはモロ編以降です。モロ編以降やら戦わなかった戦士とは番外編でやります。
(*´∇`)ノ ではでは~