Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございますm(*_ _)m。
新章小手調べバトルです。
尚、初回は光輝無双。後々ボコボコにされるので今だけの無双を楽しんでください。無双の書き方出来てるか本人も不安ですが。




懐かしきサイヤ人+α

 光輝の世界、アメリカカリフォルニア州で愛美は友達3人とショッピングを楽しんでいた。街を行き交う人達の中でも愛美の容姿はやはり目立っていて愛美はその姿を上手く帽子なりで隠している。

 しかし友達と過ごす時間まで隠す必要なく愛美は楽しさで笑っている。今はカリフォルニアの州立公園でお昼をしようと歩き出している。そんな友達との話題は光輝の事についてだ。それを日本語に直すと

 

「あの剣を持った姿がとてもかっこよかったわ!」

 

 そう興奮した様子で話す。光輝の二刀流姿はあの笠木の時始めて映された。薄い金色のオーラを纏い羽織と髪を靡かせて笠木と対峙する姿は勇者のそれに見えたし愛美にとっては勇者と言うよりヒーローだが大体は皆そんな感想になっている。

 巷では何と光輝のファンまで出来ている始末。愛美はそれを聞いた時苦笑した。

 きっと光輝は「うへー」と面倒くさそうに言うだろうなと言う意味で。

 

 光輝が時の巣に帰った後、私達古原一家もアメリカに戻ってきた。直ぐに私はネットのコネクターをセットした。そして毎日光輝にメールをしている。勿論向こうも忙しいから不定期だけどメールが来るだけで嬉しい。

 友達には光輝の事は話していない。光輝の言葉じゃないけどきっと騒ぎになって面倒くさい。ALOもユウキさん達が丁寧に教えてくれたおかげでメキメキと強くなっている気がする。勿論まだ皆さんには追いつけないけど強くなる事がこんなに楽しい事を初めて知った。キャラクターを動かすんじゃなくて自分が動く事もすっごく楽しい。光輝や悟空達の気持ちが分かった気がする。

 光輝の事で盛り上がっている友達を見ていたら鞄の中のポケットが振動した気がして私は断りを入れてスマホを取り出した。

 

(あ、光輝だ)

 

 差出人が光輝なのを見て愛美はドキドキしながらそのメールを開いた。いつもならメールの内容を見て思わず口角が上がっていたが今回はそうはならなかった。訝しげにメールの内容をもう一度読む

 

「どういう……こと?」

 

 そう愛美は思わず呟く。メールは『ごめん。暫くALOにもログイン出来ない。それにメールも無理かもしれない。この埋め合わせいつか必ず精神的に』

 

 たったそれしか書かれていなかった。それを読む度に胸にぽっかりと穴が空いてしまった感覚に陥ってしまった。だから目の前で止まった友達にぶつかってしまう

 

「あ、ごめんなさい」

 

 愛美は咄嗟にそう謝ったが友達から返事が無く友達は何故か上を……空を見上げている。愛美が周りを見ると周りの人達も空を指さして困惑しているのが分かる。愛美は恐る恐る空を見上げて目を見開いた。

 今日は綺麗な青空だった筈なのに青空の一部分だけ歪みの様なものが出来ていた。よく見るとその中が見えて暗闇が見える。しかしその歪みの濃さは薄い。

 歪みを例えるのならばウルトラマンエース、或いはウルトラマンメビウスで超獣が現れる前に出来る歪みに似ている。しかし違うのはその歪みが真一文字に出来ているという事。

 

「なに……あれ?」

 

 そう愛美は思わず呟いた。

 笠木が起こした連続殺人の被害者の死体も相当奇怪だったが種が割れた今はそんなにだ。だがアニメでも特撮でもなく、現実でそんな奇怪な事が起こっているのだから困惑は当然だ。

 周りでは写真を撮っている人もいる。だが愛美はそんな人達よりも自分のスマホの画面を見た。そこには先程光輝から来たメールがある

 

「……まさか」

 

 ──光輝、貴方が関わってるの? 

 

 違う世界にまで及ばせる異変。タイムパトロールをしている光輝が何かしら関わっていると考えるのは自明の理。愛美の胸は再び不安の暗雲に覆われて行ったのだった

 

 ★★★★★

 

 無重力の様な感覚に陥った後、2本の足で地面に立った事が分かると俺は眼を開けた。眼前に広がる世界は悟空さん達の歴史が繋がって出来ているらしい。ならばここは地球……少なくとも地球エリアと呼ぶべき場所だろう。後は多分ナメック星エリアみたいな所だってある筈だ。

 歴史をくっつけただけで何れ位の戦士達がこの世界に来たのかは分からない。或いは歴史の住人は皆この世界に引きずり込まれたのか……考えても分からない。

 取り敢えず俺は恐らく巻き込まれた悟空さん達……タイムパトロールの方の悟空さん達と合流かやる事を伝えたい。

 トランクスさんにメールを送ってみたがやはり通じない。そして後ろに降り立った奴らを感じ取りため息をつきながら言った

 

「これは……サバイバルって訳ね」

 

 サバイバル……一般的には厳しい環境で生きる事を言う。しかし光輝が思ったサバイバルはその意味もあるが別の意味もある。

 1年前……光輝からしたら1年前、ALOを含むザ・シードネクサスのVRMMOワールドが全て結合しオープンサバイバルワールド……《ユナイタルリング》へと変貌した。

 ザ・シードとはアインクラッド、大まかに言えばフルダイブ技術とSAOを作った茅場晶彦がキリトに託した言わばVRワールドを作る為の土台のようなものだ。簡単な設備と知識さえあれば誰でもVRワールドを作る事が出来る。

 ユナイタルリングはそのVRワールドを全て強制的に結合した世界。オープンサバイバルワールドという名の通りサバイバルゲームで光輝はキリト達と共にその世界で何人ものプレイヤーと争って生き抜いた。

 つまり……最後まで生き抜く事がこの世界で大事な事という事。

 光輝は後ろの崖の上に降りた奴らを見た。

 

「はぁ……昔戦った敵達ね」

 

「そう残念な顔をするなや、同じサイヤ人だろう?」

 

「残念な顔をして欲しくないのなら悪行をやめて欲しいがな……ターレス」

 

 主に灰色の戦闘服にマントを着ているサイヤ人……ナルト達の世界でナルト・サスケ・サクラと共に立ち向かい撃破したサイヤ人……ターレスが自分の仲間達と共にそこに居た。

 ターレスを入れて6人。1人は背が高いサイボーグ戦士で『カカオ』

 2人目はターレス一味で1番の巨漢で『アモンド』

 3人目は見ようによっては地球人に見えるが眉毛がないと言う少し変わった『ダイーズ』

 4、5人目は背は小さいが未知の技術を持っているというビーンズ人の双子『レズン』と『ラカセイ』だ。

 

「成程、そいつらがお前の本来の仲間って訳か」

 

 ターレスは先程から自分を知っているという口ぶりに目を細め聞いた

 

「おい、お前はどうやら俺を知っているようだな」

 

「ああ。別のお前と戦った事があるからな。結果は俺がここに生きている時点で分かるよな?」

 

 その言葉にターレスは奥歯を噛み締める。光輝はどうしようかと悩み始める。サバイバルならこいつらは蹴散らすべきだろう。だけどそれは歴史が戻った時変にならないか? と思ったのだ。そんな時、少し雑音が聞こえながらも時の界王神の声が響いた

 

『光輝君、倒しても問題ないわ。歴史の修正力を舐めすぎよ』

 

 ……だってナルトさん達から記憶が無くならなかったこともあるから俺の中では修正力あんまり当てにしてない部分もあるんだけど。

 

 タイムパトロールをしたらそのパトロール隊員の事はパトロール先の人々は忘れる筈なのだ。レイン達は光輝が働く事の代償としてそのままだがナルト達は修正力を持ってしても光輝の記憶を持ち続けた。それ自体は嬉しいが修正力を当てにしなくなるのは当然な様な気もする。

 だがそういう事なら光輝が辞める理由はない

 

「一応聞いておくが退く気は無いんだな?」

 

 光輝としては直接こいつらはこの事態と関係ないから戦う気がないのなら見逃すつもりだ。しかし違う自分が光輝に負けた事を知ったターレスは憤怒の表情で荒々しく吠えた

 

「違う俺を倒したからと言って調子に乗るな!」

 

 そう言ってマントを脱ぎながらターレスは仲間達……クラッシャー軍団と共に光輝へ勝負を挑んだのだ。

 ターレスが先行して光輝に攻撃を仕掛ける。しかし光輝は軽々と躱して行く。ターレスを補助する様に他の仲間も光輝に攻撃を仕掛けるが光輝は軽々と躱す。

 拳と足、合計24本が光輝に襲い来るが光輝は見ずともそれらを避けていく。

 

「どうした! お前らの力はこんなものか!」

 

 光輝はそう叫びつつレズンの脚を掴みアモンドの顔面へ投げつける。

 後ろから拳を振るってきたダイーズの拳を止めてカカオの攻撃のルートへ突き出しダイーズがカカオの攻撃を食らう。

 ラカセイとターレスの攻撃は空中で前転して躱して地面へ着地して後ろの面々を見ると

 

「クソ、コケにしやがって!」

 

「ンだっ!」

 

 ターレスの言葉にカカオが同意する。

 光輝は自分が強くなっている事を実感しながらも油断しない。だから明後日の方から不意に飛んで来た気弾も弾いた。

 

(ターレス達も驚いている。という事は知らない奴か)

 

 光輝はそう思いながらもその明後日の方を着いた。そこには小柄の人物が他の3人を引き連れている。

 光輝は自分に攻撃してきた時点で友好的な奴ではないと考える

 仲間っぽい3人はそれぞれ『ニッキー』『サンショー』『ジンジャー』と呼ばれる。

 

「お前は誰だ?」

 

 そうリーダーっぽい小柄の男に尋ねる。男はその表情を邪悪に歪ませ名乗る

 

「俺はガーリックの息子……ガーリックJrとでも呼べ」

 

 何かニンニクみたいな名前だな。誰だよ名ずけた奴。そんなネーム俺じゃなくても嫌だぞ。愛美との子供……愛美欲しいのかな? 

 ……そもそも作り方知らないけど。最後にお母さんに教えて貰った時確かキャベツ畑からコウノトリが運んでくれるとか言われたけどやっぱりそうなのかな? 

 

「で、Jrさんは俺に何か用ですか?」

 

 ターレス達を警戒しつつJrに聞いた。Jrは鼻で笑いながら答えた

 

「決まっている。俺が全宇宙を掌握する為に目に付いたお前を手始めに殺す」

 

 案の定ヤバい奴で逆に安心した気もする。……いや安心しちゃあかんやろ。何か悟空さん達の敵達って物騒な人が多いよな。今更か。……その物騒な人が一般には手が付けられない人達が多いというのも考えものも気がするが。

 ターレスがそれならとガーリックJrへ共同戦線を持ち込む

 

「ならばこの小僧を共に殺そうじゃないか」

 

 ガーリックJrはそこでターレスを見て目を厳しめに細めて言った

 

「貴様と手を組む訳ないだろう。孫悟空」

 

 その名前にターレスは疑問の顔になっているのを見て俺はこのターレスが悟空さん達と戦う前のターレスと察した。教えてやる義理はないが修行として相手は多い方がいい

 

「孫悟空って言うのはお前に分かりやす言えばカカロットだよ」

 

 それにターレスは少々驚きつつもガーリックJrへ

 

「俺をあんな下級戦士と一緒にするな。サイヤ人の下級戦士の顔のタイプは少ないからな。俺とカカロ……孫悟空が似ているのも無理はない」

 

 その下級戦士がめちゃくちゃ強いんですがそれは。そう言えばこいつら神精樹の実は植えていないのか? まぁあろうがなかろうがどっちでも良いが。ガーリックJrは疑いの眼をターレスに向けている。俺はこんな奴が悟空さんと同一人物と疑われるのが嫌だからガーリックJrに向けていった

 

「ガーリックJr、こいつは本当に悟空さんじゃなくてターレスって言う悟空さんとおなじ種族のサイヤ人だよ。つまり悟空さんでは無い」

 

「いや俺の自己紹介を取るな」

 

 とターレスが言っているが知ったことでは無い。ガーリックJrは俺の言葉を見定めている。しかしどう考えてもターレスと悟空さんは違うぞ。先ずターレスの方が肌黒いし戦闘服だし何より顔が悪そうだし。

 ガーリックJrも同じ感想になったのか鼻を鳴らし

 

「ならば今だけ共闘しよう。但しその後は貴様らだ」

 

「くっくっく、良いだろう」

 

 というかガーリックJr達が俺に攻撃した理由って最初に目に入ったからだよな? 何かそれ小一の時に愛美がやっていたポケモンとかいうゲームで主人公が前を通ったからバトルを吹っかける奴らを思い出すな。あれって大分失礼な気もする。……俺も人の事を言えなかったわ。

 

「よし、先ずはお前達から行け!」

 

「はい、ターレス様!」

 

 そうダイーズが言ってターレス一味のターレス以外が光輝に襲いかかる。ガーリックJrの後ろのニッキー、サンショー、ジンジャー、合計8人の敵が光輝へ襲いかかる。

 光輝は影分身も使わずに迎え撃つ。

 8人は光輝の周りを嵐のように駆け回りながら攻撃をしようとする。

 

「ほっ、よっ!」

 

 光輝はそう余裕の声を出しながら躱していく。と言うよりガーリックJrが連れていた3人が想像以上に弱い。ターレス一味の方がずっと強い。

 

(悟空さん色んな敵と戦ってたんだから戦闘力の幅もそりゃああるか)

 

 そう内心で思いながらジンジャーの腹部へ一撃決める。それによってジンジャーは倒れ光輝はジンジャーを台にして飛び上がる。そしてその背に頼もしい二刀の重さがどすんと乗る。そしてその重さの元の鍔を握り勢いよく引き抜き二刀流へ

 そしてその刃の部分へ印を結び風遁の性質変化を纏わせた。

 

「おらよ!」

 

 その叫びと共に光輝はその二刀を振るった。ジンジャー、ニッキー、サンショーが光輝に向かった。そして空振りした光輝を嘲笑いながら接近し……八つ裂きにされた

 

「ギャ──ッ!」

 

 ニッキーが思わずそう叫ぶ。何故ならニッキー所か3人共切れ目が入りその切れ目から血が溢れ出す。光輝はその3人を纏めてガーリックJrの場所へと蹴り飛ばした。目の前に落ちてきた部下達をJrは見下ろす

 

「ガーリックJr様……申し訳ございません」

 

 そう謝ったニッキーをJrは鼻で笑う。そしてその手を部活三人衆に向けて紫色のエネルギーが溜められた。ニッキー達はガーリックJrガーリックやろうとしている事に気が付き目を見開いた。

 

「ガーリックJr様! な、何を!?」

 

「貴様らはもう用済みだ」

 

「が、ガーリックJr様あぁ!!」

 

 それがガーリックJr三人衆の最後の言葉だった。

 

(クウラもそうだけど慕ってくれてるんだからその有難みを分かっとけよ)

 

 と光輝は心の中で言った。光輝がガーリックJrの元へあの3人を送ったのはそのままどっか行って降参しろと言う意味でやったのだがそうはならなかった。

 別に光輝はあの3人に同情はするが助けようとは思わない。向こうも命を狙われる覚悟で自分に挑んできたんだろと思っているからだ。

 

「はぁ……」

 

 光輝はため息をしつつ残りのターレス一味を迎え撃った。しかし今の光輝に挑むには全員力不足で簡単に返り討ちに合う。そして光輝はまた最後の選択として5人をターレスの元まで吹き飛ばした。

 

「た、ターレスさま……」

 

 その瞳は不安で揺れ動いている。先程のガーリック三人衆の事を見たから余計にだ。ターレスは腕組をやめてその掌を部下達に向ける。

 そして先程の断末魔を響かせながら部下達は消え去ったのだった。

 それを上空から見た光輝はため息を着く。剣を鞘入れながら相手に言った

 

「お前ら、見殺しにした俺が言う事でも無いが慕ってくれる人の有難みをもうちょっと分かった方がいいぞ」

 

 ターレスとガーリックJrは光輝を見上げ

 

「ふん。弱い部下等必要ない」

 

「同意だ」

 

 そう言う2人に少しイラつき度が上がっているがそんなのはどうでもいい。この2人は俺と戦いたいみたいだからな。

 俺は2人を見下ろし

 

「来い」

 

 ただそれだけを言った。俺がラスボスっぽくなっていると自分でも思いながら接近してきた2人を迎え撃つ。四方八方から襲ってくる2人の攻撃は即席コンビだからかやはりバラバラで逆に戦いやすい。ターレスの拳を止めてガーリックJrの攻撃も止める。そして体格的に攻撃の当たりやすいターレスの腹部に膝蹴りをお見舞する。

 

「グハッ!」

 

 そして思わず離れたターレスの手をほっぽいて次はガーリックJrをぶんぶんと振り回しターレスへとぶつける。

 面白い位2人は吹き飛びターレスが苦言を言う

 

「貴様弱すぎだ!」

 

「黙れ! 貴様が俺様に合わせないからだ!」

 

 そんな喧嘩をし始めた2人と同じ高さになりながら光輝は呆れた視線を向ける。どう考えても光輝を倒す為に今は協力すべきなのに喧嘩していたら勝てるものも勝てないでは無いかと。

 

(……何か俺がラスボス思考になってるの気の所為か?)

 

 ALOで逆に光輝がラスボス説が出ているが自分でも思い始めてしまう始末。まぁそのALOも暫く……或いは永遠に行けないかもしれないが。光輝がドラゴンボールを集めれずに死んだらそこで終わりなんだから。

 

「く、クソーっ!」

 

 ガーリックJrはそう叫び変身した。全体的に暗い緑色になって上半身も裸になっている。そして気もさっきと比べたら上がっている。あくまでもさっきと比べたらという話だが。そしてターレスの事は忘れて光輝へ突撃する。

 

「ガタイは良くなったがそれだけじゃな」

 

 光輝はそう言ってガーリックJrの目の前から消え次の瞬間にはJrの背中に現れていた。ガタイが良くなるのは強そうと思わせる事は出来るが相手に勝てるかは全くの別問題だ。

 そして強烈な膝蹴りがガーリックJrの背中に突き刺さりガーリックJrは真下の地面へと真っ逆さまだ。

 光輝の後ろからターレスが迫るが光輝はまるで後ろに眼がついてるが如くノールックで躱す。そしてターレスの蹴りを脇に挟み込むように止めてその脚を持ってガーリックJrの元へと投げ飛ばした。

 

(自信過剰だけど俺が強くなりすぎたのか?)

 

 とターレスと初めて戦った頃を思い出しながら心で呟いた。真下では未だに喧嘩をしている。光輝はまたかよと思いながら地面へと降り立つ。

 それを見たターレスとガーリックJrは苦虫を噛み潰したような表情になる。そしてガーリックJrはターレスに言った

 

「おい貴様。俺に考えがある。あいつを永遠の地獄へ落とす方法だ」

 

「ほう? 良いだろう。乗ってやる」

 

 直ぐに気分が良さげになったターレスを見てガーリックJrは気を高める。その間ターレスが光輝に肉弾戦を仕掛ける。

 

「こいつ!」

 

 そうターレスは攻撃が当たらない事に苛立ちの声が上がるが上げるだけで攻撃が当たるなら苦労しない。しかし少しの時間稼ぎでガーリックJrの準備は整った

 

「デッドゾーン!!」

 

 そう叫びながらガーリックJrが作り出したのはパッと見ブラックホールに似ている穴だった。そしてそのデッドゾーンとか言う技はそこら辺の瓦礫を吸い込み始めている。

 

「成程、人工ブラックホールって所か」

 

 ブラックホール……極めて高密度で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体である。デッドゾーンはそれを模したのかもしれないな。

 

「ハハハ! このデッドゾーンは閉じ込められたら最後、脱出は出来まい!」

 

 まぁ実際俺はデッドゾーンに引っ張られている感覚がしている。あの中に入ったら多分次あいつがデッドゾーンを出すまで俺は出れないか或いは永遠に出れないって事か。阻止しようとしてガーリックJrに気功波の類の飛び道具を使ってもガーリックJrじゃなくてデッドゾーンに吸い込まれてしまうから意味が無い。

 でもなぁ……

 

「なっ! 何だこれは!? 吸い込まれていく」

 

 ターレスがそう驚きガーリックJrが裏切った事に気が付き奥歯を噛み締める。

 

「貴様アア!!」

 

「馬鹿め! 最後に勝つのはこの俺だ!」

 

 ターレスは逃れようとしているがデッドゾーンは時間が経つ度にその吸引力も上げていく。最初のデッドゾーンならば兎も角今のデッドゾーンからターレスが逃げられるかは別問題だ。……最もターレスの意思なんて関係なく

 

「という訳でターレス、お前は終わりっと!」

 

「なに!?」

 

 光輝はその瞬間普通に耐えているターレスの背後に来てデッドゾーンへと蹴り飛ばした。ターレスにデッドゾーンの吸引力と光輝の攻撃から体制を取り直す術はなかった。ターレスはデッドゾーンへと吸い込まれて行った

 

「ちくしょーー!!」

 

 そう呪怨の声を上げながらターレスは生き地獄への道を進んだのだった。しかし光輝もまだ自分の不味い状況までは変わっていない。

 だけど光輝はまだ余裕の表情で次の瞬間、デッドゾーン真下のガーリックJrの元へと一瞬で姿を現した。

 

「──!?」

 

 そのスピードにガーリックJrは目を見開いたがもう遅い。光輝はガタイが良くなって捉えやすくなった顔面……顎へ思いっきりアッパーを噛ました

 心做しかガーリックJrの歯が折れた音がしてガーリックJrはデッドゾーンの真ん前へと出てしまった。

 

「お、俺は不死身だーーっ!!」

 

 確かにこのガーリックJrはドラゴンボールで不死身になった時のガーリックJrだ。だがそれは生き地獄行きのものとしては致命的な弱点だ。

 何故なら不死身になったという事は死ぬにも死ねないということ。つまり生きているのに死んでいるみたいな状態になるという事だ。

 まぁ、光輝はガーリックJrが不死身になっているのは知らないんだが。

 

「じゃあな、ガーリックJr」

 

「クソぉぉぉ!!」

 

 光輝の言葉と共にガーリックJrはデッドゾーンへと吸い込まれて行ったのだった。そうすると術者がいなくなったからかデッドゾーンは消えて戦いの前の静けさに戻ったのだった。

 

 




お疲れ様でした。
愛美の世界上空に現れた歪みはゴクウブラックが鎌を使った時に出来たあれを思い浮かべてくれたらいいです。あれの超縮小版。それか愛美が言った通り超獣が現れる前の空のひび割れ。

光輝、ターレスと再戦。ガーリックJrは半ばおまけ。今更考えたらここスラッグで良かったと書き終わってから気がつく始末。構想練ったくせにグダグダでごめんなさい。
光輝、ボス化笑

(*´∇`)ノ ではでは~
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