Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。光輝無双Part3。


非情な銀河戦士達

 唐突に言うが俺は今海の中にいる。何を言っているんだと思うかもしれないが事実そうなのだから仕方がない。俺が最初いた世界では絶対にいなさそうな大きさの魚を見つけて捕まえる。お魚さんごめんねと思いながら俺は浮上した。

 そして近場の陸まで行ってそのお魚さんを置いた。近くには何故かいた恐竜さんのお肉が置いてある。さっき襲われた時に尻尾のお肉を拝借した。

 木が結構あったので1本倒して俺は剣を取り出して根の部分と枝に別れる手前の場所で斬ってその後も色々斬って焚き火の木材を作った。

 

「ん」

 

 その木材に気弾を当てて燃えさせる。その間にお魚さんを横に倒して手を合わせて「ごめんなさい」と言って西洋風のロングソードで捌いた。

 頭と尻尾を切ると魚特有の生臭さが出てくる。後血も。でも抵抗もなく捌けるようになってしまった時点で大分俺も狂人だよな。Pohの事笑えないわ。

 

「ユナイタルリングの知識がこんな所で役に立つとは思わなかった。帰ったらキリト達にお礼言おう」

 

 そう言いながら魚と肉を焼く光輝。光輝のサバイバルの知識は殆どユナイタルリングでキリト達に教えて貰ったものが殆どだ。

 SAOの時はスキルとかでサバイバル知識何か無くても生きていけたがユナイタルリングの時はサバイバルの知識が無ければ無理だっただろう。

 当のキリトやレイン達は光輝の事で悩んでいるのは本人は知らない。

 この世界に来て1日、光輝はソロで活動していた。昨日も歩いたり飛んだりしていたが世界が広大過ぎて回りきれない。

 

「悟空さん達の歴史が何個もくっついたって事はこの世界は殆ど地球で構成されている筈だよな。後可能性があるとしたらナメック星とか……ナメック星の人にドラゴンボール使わせてもらうのはいけるかな……」

 

 と光輝は1人でブツブツと言う。光輝は昨日結構何人もの敵に襲われたが大して苦労せずボコボコにして追い返した。

 その光輝を襲った人は胸元に殺と描かれて男性にしては珍しくロングヘアだったりした。何故か柱に乗ってきてた。

 後はレッドリボン軍っぽいおかまで金髪の男性等も光輝に挑んできたが光輝は返り討ちにしていた。

 

「はぁ……」

 

 光輝はため息をついた。その理由は色々あるが1つ誤算があった。それは……

 

「まーさか気が上手く探れないようになってるとはなぁ……」

 

 気は誰にでもある肉体エネルギーだ。光輝や悟空達はそれを探る事で相手の強さだったり居場所を見つける。

 しかし昨日試した結果そんな結論に至った。勿論昨日の悟天やトランクス達の様にまだ近場だったり目の前にいる時はいつもと変わらないのだが遠くなればなるほど探りにくくなっている。現に光輝はタイムパトロールの悟空達を探そうとしたが見つからなかった。自分の足で探すしかないという事だ。

 

「悟空さん達に飛来神のマーキング渡すなりしとくべきだったな」

 

 と光輝は愚痴った。この分だとさっさと事件解決! という訳には行かないらしい。

 光輝は恐竜の肉を喰らいながら愛美のご飯を思い出し内心ため息をつく。そんな時、どこからかほんの少しだけ気の乱れを感じ食べる手を止めて光輝は顔を上げる。

 

「何だ……今あっちから微妙に気が乱れてるのを感じた」

 

 光輝はそう言って立ち上がり眼を閉じる。そしてその乱れた気を頑張って感じ取るとその方角へ向いた。光輝の記憶が確かだったら廃墟の場所だった筈だ。光輝は海の水を火にぶっかけ消した後余った魚とかどうしようかと悩んだが直ぐに戻るつもりなのでそのままにした。

 光輝が廃墟の場所まで飛翔していた途中で曖昧だった気が感じ取れるようになっていた。その気を感じた光輝は

 

(これサイヤ人の気じゃないか?)

 

 気は合計で8人。その内の3人の気がサイヤ人の気に似ているのだ。色んな歴史がくっついたという事は別にサイヤ人がいても可笑しくはないから光輝は取り敢えず廃墟まで飛んだ。着いた時にはあちこちから爆発が上がって戦闘が始まっている事を知らせていた。

 

「どうしよう、シーラス達の場所知ってるんなら無理矢理でも聞き出すべきだけど」

 

 と光輝が参戦するか悩んでいたらビルから突き出て吹き飛ばされてきた戦士がいた。その人は吹き飛ばされた先にあった建物に張り付いた。

 その人の格好に光輝は疑問符を出す。別に変という訳では無い。見た所恐らくサイヤ人だろう。だが光輝が会ってきたサイヤ人とは微妙に違うのだ。

 会ってきたサイヤ人は基本に筋肉質の人が多かったがこのサイヤ人はそんなに筋肉質という訳では無い。しかし戦闘は待ってくれない。そのサイヤ人が出てきたビルからもう1人出てきた。

 割とゴツイ剣を持ち赤い髪の毛で肌は黄緑色の戦士だ。

 

「終わりだ──っ!!」

 

 物騒な言葉を叫びながらその剣をサイヤ人に振り下ろそうとした。気の種類的にこの剣を持ってる方が悪い気なので光輝は一瞬でウォーリア・ビヨンド・ディスペアーを右手に収めるのと同時にサイヤ人とその剣士の間に割って入りその剣を止めた

 

「あ……貴方は」

 

 何かサイヤ人にしては珍しく礼儀正しそうな人だな。とか思いながら俺は俺の乱入で動きが止まった相手の腹に膝蹴りをかました

 

「ぐはっ……!!」

 

 唐突の不意打ちにその少なくとも地球人ではない男は吹き飛んだ。光輝は男から視線を逸らさずに後ろのサイヤ人に聞いた

 

「入った後から言うのもあれですがぶっちゃけどっちが被害者ですか?」

 

「……僕たちがこの廃墟の上空を飛んでた時にあいつらが攻撃をしかけてきました」

 

 光輝にはこの言葉の真偽を確かめる方法はない。だが色々の事を鑑みたら信用は出来ると思った。このビルの向こう側の残りのサイヤ人達は4VS2で数で圧倒的に負けているしもうこれはリンチのレベルだろう。それに後ろのサイヤ人の気はラディッツやナッパ、そして最初のベジータよりもずっと穏やかな気だ。対して目の前の奴と仲間は気だけで悪臭がぷんぷんする。そんな光輝の頭にある人物の声が響いてきた

 

『お~い! 西沢光輝言うやつ!』

 

「この声は……」

 

『わしはな、この銀河で一番偉い界王じゃ』

 

「銀河と言ってもこの世界色々結合しているからそんな概念あるんですか?」

 

『お前さん、可愛くないやつじゃのお』

 

「貴様一体誰と話している?」

 

 謎の独り言を始めた光輝にしびれを切らした男が吠えた。光輝は剣を片手で中段で構えながら不敵な笑みで返した

 

「おまえとは関係ない。さっさとかかってこい」

 

「舐めるなっ……!!」

 

 次の瞬間には光輝と黄緑肌の男は互いの得物をぶつけあった。しかし光輝は余裕を持っている顔で界王に続きを促した

 

『そいつらはヘラー一族と言ってな。元の歴史では東西南北全ての銀河を荒らしまわっておったんじゃ。お前の目の前にいる男はゴクアというんじゃ』

 

 ヘラー一族……か。俺の中の一族のイメージと言えばサスケさんやサラダのうちは一族だけどやっぱり世界によって色んな一族があるんだなぁ。

 

「ぬんっ!」

 

 ゴクアはそのSAOで言う両手剣サイズの剣を光輝に振り下ろしたが光輝は剣を横に構え止めた。そのまま2人は鍔迫り合いへ移行する。

 

「貴様……ボージャック様に歯向かうとは馬鹿な奴だな」

 

 ゴクアは鍔迫り合いの最中そう聞いた。光輝は口角を上げながら返す

 

「そう言うお前はそのボージャックって奴に忠誠心で従ってるのか? それとも力による支配で従ってるのか? もし後者ならお前は俺には絶対に勝てないぜ!」

 

 その瞬間、光輝は鍔迫り合いをしながら片手で印を結んだ。光輝のウォーリア・ビヨンド・ディスペアーに纏うように千鳥が発生した。その千鳥は鍔迫り合いをしているゴクアの剣を中継しゴクア本人へ雷がぶち当たった

 

「ぐあああッ!!」

 

 まさかの反撃方法にゴクアは悲鳴をあげる。そして剣を握っていた手から力が抜けたのを感じた光輝は膝蹴りを噛ました。それによってゴクアはくの字に曲がった。

 

「はぁっ!」

 

 そして光輝はゴクア目掛け一閃。ゴクアの腹部は見事に抉られビルを突き抜け吹き飛んで行った。光輝は剣を背中の鞘に入れた。そんな光輝に小柄なサイヤ人が近寄った

 

「あの……助けて下さりありがとうございます」

 

 光輝は先程の戦いの表情とは違う柔和の笑みを浮かべて返した

 

「いや、どういたしまして。でもまだ向こうは終わってません。行きましょう」

 

「はい!」

 

 光輝と小柄なサイヤ人はゴクアを吹き飛ばした方向まで向かった。そこではゴクアを除いて6人の戦士が集まっていた。その内の2人は後ろの小柄なサイヤ人と同じサイヤ人だ。ただし2人とも女のだが。

 1人は赤紫のチューブトップに紫色のズボン。大きな黒目に結構ボサボサの髪だ。

 もう1人は黒髪のポニーテールへそ出しの赤い服に黒のスパッツ。肌は褐色だ。

 

「カリフラさん、ケールさん!」

 

 後ろの小柄なサイヤ人が安否を確認する為に2人の元へ降り立つ。女サイヤ人2人はボロボロだ。その内のボサボサの髪の方のカリフラと呼ばれた女サイヤ人が小柄なサイヤ人に叫ぶ

 

「おいキャベ! そいつは誰だ!」

 

「安心してください、この人は味方です!」

 

 小柄なサイヤ人……キャベの言葉を聞いたカリフラは訝しげな眼でキャベ、カリフラ、ケールとヘラー一族の間に腕を組んで降り立った光輝を見る。そして荒廃してる廃墟のビルの屋上から自分達を見下ろすヘラー一族の4人を見る。1人は巨漢、1人は小柄、1人は女、1人は何故かモヒカン

 

「ほぅ……ゴクアを退けたのはお前か」

 

 その内の1番巨漢で大きな気を持っている存在が言った。そのメンバーを見ていた光輝の脳裏に界王の声が響く

 

『その1番大きな奴がそいつらのリーダー、ボージャックじゃ!』

 

 そして残りの3人は順にブージン、ザンギャ、ビドーだ。ボージャックの言葉を聞いたボロボロなゴクアは決して軽くない出血を抱えながらも立ち上がり言った。

 

「ぼ、ボージャック様……俺にもう一度チャンスを……」

 

 光輝はそんなゴクアを少し感心してみていた。さっき自分は力による支配で動いてるならば自分には勝てないと言ったがゴクアは本当にボージャックへの忠誠心で動いていた様だ。そんなゴクアを鼻で笑い言った。

 

「良いだろう、やってみろ」

 

 その言葉を聞いて光輝は眉をひそめた。どう見ても致命傷のゴクアを本人が望んでいるとは言え戦わせるというのだ。この世界に来て初手の2組と同じ臭いがする奴に光輝は少し嫌な顔をしたのだ。

 

 ──とは言え挑んでくるなら返り討ちだ。向こうもそんくらいの覚悟はしてるだろ

 

 光輝は心中でそう言って構えた。息を全く切らしていない光輝、その光輝によって決定的な致命傷を負ったゴクアは互いの距離を一瞬で詰め……

 

「──!?」

 

 光輝は次の瞬間、ゴクアと剣を交わそうとした手を引っ込め上空に飛んだ。そんな光輝をゴクアは目を見開き見ていた。それと同時にゴクアの背後から黄緑色の閃光が走りゴクアを飲み込んだ。

 

「ぼ、ボージャック様あぁ!!」

 

 ゴクアの断末魔が聞こえゴクアを飲み込んだ黄緑色のエネルギー弾は上空に上り爆散した。光輝はゴクアが爆散した空を見た後キッとボージャック達を見た。あのゴクアを盾にした不意打ち攻撃、どう考えてもあそこにいる面々がやったからだ。そしてその誰もがゴクアの最期を見てニヤニヤしていた。

 

「よく躱したな小僧、褒めてやる」

 

 ──褒めるだと? 貴様の称賛なんざどうでもいい

 

「貴様ら……」

 

 光輝はあのゴクアと言う男をある程度称賛していた。それは理由がどうあれ勝てる見込みが少ないだろう自分へ自らの全ての力を賭けて倒しに来ようとしていた。そんな心意気が光輝には敵とは言え立派に見えた。もしゴクアが悪い奴じゃなかったらきっと剣の使い手として良いライバルになれたかもしれないとほんの一瞬考えた程だ。

 

「ん?」

 

 ボージャックはそんな光輝の怒気に眉をひそめた。

 

 こいつらは……こいつはあいつの忠誠心をもゴミの様に捨てやがった。あいつは自分の全てを賭けて戦いに来ようとしていたのに……

 

「人の心をなんだと思ってる」

 

 そう光輝は低い声でボージャック達に問いた。ボージャックはそれを聞き

 

「ふはは!! 心だと? あいつはただの俺の駒だ。使えんくなった駒は戦場から消し去るのみ。あいつは最後にお前を負傷する為の囮にしてやったんだ。寧ろ感謝して欲しい位だぜ」

 

 忠誠する自分の役に立ったのだから良いだろう……要はそんな事を言っているのだ。光輝の怒気が更に上がっているがボージャックは続けた

 

「だが……奴は最後すら役に立たなかったな。無様な最後だった」

 

「……」

 

 ある種笠木と似ている言い分に何でこう言う奴が色んな世界にいるのかなってよく思う。何で他人が苦しんでるのを見たいんだ? そんな事の何が楽しい? 

 フリーザもセルもターレスもこのボージャックも何で他人をそんなに見下せる。てめぇらは普通よりも力が強いだけの存在だろ。てめぇらは破壊は簡単に出来るだろうがそれで何を生み出してる? 

 

「否、何にも生み出せない。不当な力で誰かの幸せを消し去るしか貴様らには出来ない」

 

 光輝はそう言いながら闘気を高める。光輝を纏うように白色の気が包む。そんな光輝を見ながらボージャックはにやりと笑いながら言った。

 

「それがどうした? この世は弱肉強食、強い奴が全てを手に入れ敗者は全てを失う」

 

 俺はそれは完全には否定しきれない。何故なら俺はある意味笠木よりも弱かったから皆を死なせてしまう羽目になってしまった。

 逆に自分で言うのもあれだがアインクラッドの中では最強レベルだったから攻略組の仲間達を誰も死なせなかった。

 そして人造人間達と戦った時は俺が弱かったから悟飯さんを守れなかった。ボージャックが言うことに一理あるのも悔しいが否定出来ない。

 だけどこの世界は……いや、どんな世界でもそれだけじゃないはずなんだ。だからそれを証明する為に今だけは

 

「……だったら今度は俺が貴様を滅ぼす」

 

 光輝がそう言った瞬間、白色から金色の闘気の溢れ出た。髪は金色に変色し逆立ち眼の色は碧色に変化。その容姿は顔と道着以外は未来の悟飯と殆ど一緒である。

 そして今度は光輝を纏うように青白いスパークが走る。つまり超サイヤ人2だ。

 

「人の心を弄ぶ貴様らを許さない!」

 

 その力の権化に残っているボージャック以外のメンバーは思わず下がりかけた。そんなメンバーにボージャックは言った。

 

「狼狽えるな! 奴は1人だ。お前達がかかれば勝てないことは無い」

 

「はっ、ボージャック様!」

 

 ザンギャとブージン、ビドーはボージャックの言葉を聞き戦意を取り戻したのか構えた。そんなボージャック達を見て光輝は指を1本立てた。それをボージャック達は疑問符を出しながら見る。光輝が静かに言った。

 

「……1分」

 

「?」

 

「1分で貴様らを倒す」

 

「!! ほざけ──っ!」

 

 ビドーはそう叫び突撃。ザンギャとブージンは糸のような超能力を光輝に放った。この糸は拘束した者のエネルギーを奪う事が出来る。

 ビドーは光輝の眼前で飛び上がり光輝の視線を上に向けさせブージンとザンギャが放った糸が光輝を拘束した。

 

「終わりだ──っ!!」

 

 ビドーは上からハンマーナックルで光輝を叩き落とそうとした。その顔は勝利を確信した笑みだ。そしてもう少しで光輝をたたき落とすという所で……

 

「貴様らがな」

 

 そんな言葉が聞こえたのと同時に光輝は金色の気を吹きあがらせビドー、そしてザンギャとブージンはその吹き荒れた気によって吹き飛ばされた。その際拘束していた糸も簡単にぶち切れた。

 

「くっ! なっ!?」

 

 ブージンは何とか空中で止まり光輝がいた所を見たが一瞬で目を見開いた。何故なら眼前に光輝が圧倒的なスピードで来ていた事、そして他のビドー、ザンギャの目の前にも光輝がいるのに眼を見開いたのだ。

 吹き飛ばした直後、光輝は影分身を出してそれぞれの敵へ踏み込ませたのだ。

 

「てめぇらは連携出来なければ大した事ないっ!」

 

 その叫びと共にブージンの腹部を右ストレートで貫いた。

 ビドーは超速の左廻し蹴りによって真っ二つに

 ザンギャは重い一撃を腹部に喰らいボージャックの元まで吹き飛ばした

 

「──!?」

 

 その一瞬の出来事にこれを見ていたサイヤ人三人衆は目を見開いた。

 

「嘘だろ、あたし達をボコボコにしてきたあいつらを簡単に……」

 

 吹き飛ばされたザンギャがボージャックの元まで来たらボージャックはザンギャを受け止めた。絶大なダメージを負っているザンギャを見た。

 それと同時にビドーとブージンは爆散しその生涯を終わらせた。

 光輝はそれだけで留まらずに今度はボージャックへ静かに突撃する。

 

「ぼ、ボージャックさま……」

 

「ご苦労だったなザンギャ」

 

 先程2人の死に様、そしてゴクアの死に様も見ていたザンギャは恐怖に駆られた眼でボージャックを見た。自分も捨てられるのではないかと。しかしボージャックの一言を聞けば安心した顔になった。それも一瞬で崩れたが

 

「俺の為に犠牲になれ」

 

 その言葉と共に満身創痍のザンギャを突撃している光輝の元まで蹴っ飛ばし、また黄緑色のエネルギー弾を形成しザンギャを囮にして放った。

 

「きゃあああああ!!」

 

 光輝はそんなボージャックを冷たい眼で見つつも簡単に避けた。ザンギャはそのままボージャックの一撃により爆散した。

 

 自業自得とは言え惨めな最後だな

 

 光輝は心中でそう言いながらボージャックの目の前で浮遊する。そんな光輝を見てボージャックは徐々に笑い始める始末。

 

「ふふふ……フハハハハッ!!」

 

 光輝の力に頭が可笑しくなったか単純に馬鹿なのか或いはまだ本気ではないからか笑い始めたボージャックを光輝はどこか冷たい眼で見ている。

 

「小僧、よくあいつらを倒して見せた。褒美にいいものを見せてやるぜ。うぉぉぉぉ!!」

 

 その雄叫びと共にボージャックの姿が変わった。オレンジ色の髪は赤くなり上半身の服が筋肉の肥大化によって破られ暗い緑色の肌だったのが明るい黄緑色の肌に変色した。

 それがボージャックの最強形態で自信があるのだろう。

 変身を終えたボージャックは自信満々な顔で光輝を見る。ボージャックとしては光輝を絶望させたつもりなのかもしれないが光輝は低い声で呟いた

 

「後30秒」

 

 次の瞬間にはボージャックの眼前へ踏み込んでいた。その踏み込みにボージャックは全く反応が出来ずに目を見開く事しか出来なかった。

 そして……

 

「ぐあ……あ!」

 

 ボージャックは一瞬で先程の部下達と同じように体を光輝の拳1本で貫かれていた。そんな光輝の瞳は赤色と蒼色に変色していたが直ぐに元に戻った。

 光輝は貫いた格好からゆっくりと拳を引いた。ボージャックは血反吐を吐きながら一歩、二歩と後退する。

 

「ごはっ!! 馬鹿な……こんなガキに……」

 

 そう言って光輝を見た。光輝は小学校、ビーター時代を思い出させる冷徹な瞳でボージャックを見ていた。そしてその手のひらにボージャックを消し飛ばせるほどのエネルギーを形成する。自らの力が届かない強者の出現、ボージャックにはそれが認められなかった。

 

「こんなガキに……俺は……俺は負けん!! 絶対に!」

 

 ボージャックは意地なのかそう叫ぶ。そしてその叫びに呼応するようにボージャックを紫色のオーラが包む。眼が赤く発光しその戦闘力大きく上げた。

 その伸び幅はあのブロリーと同じ伸び幅だった。つまり風前の灯の命をリソースにしたパワーアップ。もう光輝は驚きはしない。

 

「うおおおお!!」

 

 光輝は半ば暴走状態のボージャックを目の前にしながらも周囲を探る。しかしあのサイヤ人三人衆以外には見つからなかった。その間、光輝はボージャックから目を離していた。ボージャックは自分のその巨大な拳が光輝の顔面へ突き刺さる時、勝利を確信した醜悪な笑みに変わる……筈だった

 

「俺を忘れてるのか?」

 

 その言葉と共に本体光輝とボージャックの間に影分身光輝が入りボージャックの拳を片手で受け止めた。

 

「──!?」

 

 そんな影分身光輝の隣からもう一人光輝が出てきてがら空きの左わき腹を殴った。ボージャックが意図せず吹き飛んだのと同時に分身達は分身を解除した。そして分身が消えた煙の中から黄色のエネルギー弾が形成された。

 

「あばよ」

 

 そうボソッと呟き風前の灯火のボージャックを消し飛ばしたのだった

 

 

 

 

 




お疲れ様です。
言ったらキリないけどアニメで言う悪役って何で人が苦しんでるのを見るのが楽しいんだろうねという光輝の中で考えている永遠の謎。
そう言う意味じゃNARUTOの暁とかは光輝なら一定の理解はしそう。するだけで許すかは別ですが。この後はサイヤ人三人衆と光輝です。因みに皆第7VS第6、力の大会前なので超サイヤ人に変身出来ません。(*´∇`)ノ ではでは~
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