Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。大学生活入って死んでました。冗談はさておき今回は…タイトルばれしてるけど気にしない。go!


これがサイヤ人の力、超サイヤ人4!

 今、バーダックの目の前には彼が見たことのない姿へと変身したフリーザがいた。少し眩しく輝くその姿、本人曰く悟空を殺すために達した境地。全身を金色に輝かせその肉体に宿るパワーはハッタリではない。フリーザは名乗った

 

「安直なネーミングですが、ゴールデンフリーザとでも言いましょうか」

 

 フリーザとしては力の差を見せつけたつもりだった。実際、フリーザがいた世界の悟空と本来戦った歴史ではフリーザが押していた。だからそう思わせるほどの力は持っている。しかしバーダックは少し驚いた表情を見せた後にやりと笑い言った

 

「なんだ、お前の進化ってのは俺達と同じ色になることだったのか」

 

 超サイヤ人は基本金髪だ。フリーザのゴールデンフリーザはそれを見た後になった形態なので少なからず意識してしまったのかもしれない。しかしフリーザはそんな事認めるはずもなく

 

「お黙りなさい。私の変身が猿の貴方方と同じなはずがないでしょう」

 

 フリーザは拳を握り先程と別次元のスピードでバーダックの眼前に踏み込んだ。バーダックは驚愕で目を見開き殆ど勘でその拳をガードした。しかし

 

「キエエエエエッ!!」

 

「なにっ!?」

 

 フリーザはガードを物ともせずバーダックの体ごと吹き飛ばした。バーダックは岩山へと突撃し岩塊を飛び散らせる。だがフリーザがそこで終わる筈がなく人差し指を岩山へ向け赤く細い気弾を何発も放った。

 

「ああっ!」

 

 クリリンが思わずそう叫ぶ。元々崩れ始めていた岩山が更に崩れた……その時その岩山の中から青色の光弾が岩山を吹き飛ばしながらフリーザに放たれた

 

「くっ!」

 

 フリーザは煩わしそうにその光弾を上に弾いた。弾いた先には岩山から脱出していたバーダックがフリーザ目掛け突撃していた。バーダックは自分の弾かれた光弾を再び弾きながらフリーザとの距離を詰めた。その際、バーダックの髪が超サイヤ人の時よりも更に逆立ち周りには青白い雷鳴が迸っていた。

 

「おらああああ!!」

 

 拳をお返しとばかりに振るう。

 

「キエエエエエッ!!」

 

 フリーザも再び拳を握った後バーダックの拳に自分の拳をぶつけた。ぶつかった衝撃で海が一瞬ざわついた。しかし直ぐに勝負が決まる。

 

「チッ!」

 

 弾かれたのはバーダック、フリーザの拳の威力に思わずのけぞってしまう。フリーザは直ぐに追い打ちをかけようとするがそこは歴戦の戦士のバーダック、フリーザの攻撃を半ば勘と今までの戦闘経験でから予測される軌道に腕を置くことによってその攻撃をガードする。

 それでもフリーザのパワーが上回りバーダックは強引に吹き飛ばされる。

 

「ホッホッホ、どうしました? その程度ですか?」

 

 超サイヤ人のバーダックを押し始めたことにより元来の余裕が出てきたのかそう言う。吹き飛ばされた状態から構えたバーダックは

 

「その余裕、いつまで持てるかな?」

 

 バーダックも余裕の表情で答える。その表情を見たフリーザは憎悪を蘇らせ、バーダックに迫ったのだった。バーダックは迫りくるフリーザを見た後、腰だめに拳を置き

 

「はああああっ!!」

 

 金色の闘気を身にまといバーダックの状態が変わっていく。金色の髪は腰あたりまで伸び、眉毛は無くなり青白い雷鳴が一層激しく燃え上がっている。その先程までとは大分違う進化にフリーザの動きが一瞬止まった。その隙を見逃すバーダックではなくフリーザの目の前に次の瞬間踏み込んでいた。

 

「––!?」

 

 先程よりも早いスピードで迫ってきたバーダックにフリーザは若干目を見開きゴールデン化してから初めてその身に攻撃を受けた

 

「がっ!?」

 

「おらああああ!」

 

 超サイヤ人3に変身したバーダックはこの好機を見逃さまいと更に攻撃をしようとしたのだがそこはフリーザ、憎悪の力で体を起き上がらせバーダックの拳を止め逆に鳩尾に強烈な左ストレートが入った

 

「がはっ––!」

 

「調子に乗るなーっ!」

 

 やられたらやり返す、次にくの字に曲がったバーダックの上で腕を組みハンマーナックルで下に叩き落した。

 だがバーダックは地面にぶつかる瞬間に態勢を取り直しフリーザの元に再び向かう。

 

「しつこいんですよ!」

 

 そう答えながらもフリーザとばバーダックは目にもとまらぬ乱撃戦始める。秒間数えきれない程の打撃の応酬が繰り広げられる。それを見ているクリリンは思わずつぶやく

 

「互角……なのか?」

 

 バーダックとフリーザの戦いを悟飯の隣で見ていたピッコロが焦ったように声を上げる

 

「いや違う! あのサイヤ人の気が下がってきている。今のままではまずい」

 

 その言葉に面々は二人を見る。そうすれば打撃の応酬が終わったと所だった。結果はバーダックの方が吹き飛ばされフリーザは拳を振りぬいた状態でバーダックを見下していた。バーダックは先程とは違う岩山に突撃し張り付いていた。

 

「これで分かったか! 貴様ごときが私にかてるはずないんだ!」

 

 岩山のクレーターからバーダックは出てきながら言った

 

「あいつがここまで強くなってるとはな」

 

 フリーザは腕を組み冷徹な赤き瞳で見下しながら答える

 

「当たり前でしょう。私は貴方方猿以上に才能があるんですよ? そんな私がトレーニングをすれば貴方方に劣れを取るはずがありません」

 

 そんな言葉をバーダックは立ち上がりながら聞いていた。だがそれがフリーザには気に食わなかった。フリーザは絶望するバーダックを見たいのだがやはりそんな顔は見れない。というより顔が似ているのも相まって悟空を意識してしまう。

 

「ペッ!」

 

 バーダックは口元の血を吐き捨てフリーザを見上げた。しかしその顔は戦意をみなぎらせている顔だった。退くことを知らないサイヤ人はフリーザを見ながら好戦的な声色で口を開いた

 

「確かに、貴様は強い」

 

 バーダックはそう言いながら超サイヤ人3を解く。先程よりも気が下がる。それを一瞬降参の合図かと思ったがそんな訳ない。

 バーダックの中に内包する気が高まっているのを感じた。バーダックの周りに再び金色の闘気が溢れ出す。

 雷鳴がバーダックを包むように落ち始める。その溢れ出した闘気によって地球エリアが揺れ始める。そしてその高まりは遥か彼方の光輝がいる所でも確かに感じた

 

「––!」

 

 カリフラ達と休憩していた光輝はその気を感じ取りいきなりばっと立ち上がった。気を探る精度が高くないのかカリフラ達は分かってなさげだ。

 

「どうしたんだ?」

 

 カリフラはそこで疑問符な顔になった。何故なら光輝が今まで見たこともない程驚愕と楽しそうな表情になっていたのだ。

 

「いや……やっぱ俺もまだまだだなって思ったんだ。本当に、すげえ人だ」

 

 どういう訳か気が上手く探れなくなってるこの世界でもこれ程明瞭に感じることが出来る気の嵐。運命に抗う者だけが達する事の出来る境地、光輝が目指すサイヤ人の究極系の一つ。

 バーダックの髪の毛が逆立だったり下りたりする。それに伴って強大な気が溢れ出す。

 そしてバーダックが叫ぶ

 

「だけどな、これで全てが変わる。俺の運命も……そして!」

 

 そこでバーダックは野生の獣を沸騰させる瞳でフリーザを睨む。

 

「貴様の運命も!」

 

 バーダックの戦闘服が吹き飛び代わりに出てきたのは赤い毛だった。髪の毛も伸びる。

 

「俺が……俺が……!」

 

 赤い毛がバーダックの上半身を覆った時、バーダックの気が爆発した

 

「貴様を倒す!!」

 

 気合一千

 その場の戦士たちをも吹き飛ばしかねない気の奔流が蠢いた。

 

「何っ!?」

 

 フリーザは思わず驚愕の声をあげる。何故なら先程までなっていた超サイヤ人とは大きく違う姿へと変わったからだ。

 姿は原始的な姿、サイヤ人の大猿の姿を人間サイズにまで縮小したような姿へと変わったのだ。その変化を見ていた悟飯達も驚きの声を上げる

 

「な、何なんだあの姿は!?」

 

「超サイヤ人なのか?」

 

 悟飯とピッコロが驚愕の声をあげる。クリリンが隣で言う

 

「あいつの気が大きすぎて気が上手く探れない」

 

 大きすぎる気はその領域に行ってるものでしか感じることは出来ない。だから今のバーダックの気が近くにいるのにも関わらず上手く探ることが出来ないのだ。そんな外野の驚愕を無視しバーダックは浮遊する。フリーザと同じ高さにまで飛んだバーダックにフリーザは聞いた。

 

「な、何なんだ貴様は……何なんだ──ーっ!!」

 

 その叫びと共にフリーザは先程までのバーダックならば反応できなかっただろうスピードで眼前に現れバーダックの顔面に右ストレートを放った。

 バーダックはその拳を右手で受け止めた。あたり一帯に鈍い音共に風圧が広がる。あっさりと止めて見せたバーダックにフリーザは驚愕の顔になった。そのバーダックの瞳がナメック星での悟空の眼に重なった。

「キっ!」とフリーザは左拳でまたバーダックの顔面を殴ろうとしたがそれも左手で止められる。そして静かに、絶対的な怒りの声色で言った

 

「俺は……ただのサイヤ人だ」

 

「──!!」

 

「覚悟はいいな?」

 

 バーダックがそう呟いた瞬間、バーダックはフリーザの両手を離し一瞬で逆にフリーザの懐に踏み込んだ。フリーザが気が付いた時には腹部に先程とは桁が違う威力の拳がフリーザを貫かんと突き刺さっていた。フリーザは思わず白目をむき吹き飛んでいった。

 

「終わると思うか?」

 

 バーダックがそう呟いた瞬間、吹き飛んでいったフリーザにすぐさま追いつき足を掴んだ

 

「おらああああっ!!」

 

 フリーザを勢いよく海面に投げ飛ばした。成すすべもないフリーザにバーダックはさらなる追い打ちをかける。海面に突撃したフリーザを追い自身も海面につっこむ。そしてフリーザの腹部に強烈な一撃を振りかぶる。

 しかしそこでフリーザは意識を取り戻しその拳を止めた。止めた振動が海の中に響き渡る。

 バーダックは「そうこなくちゃ面白くない」と言いたげな表情をした後、金色の闘気を纏った。それを見たフリーザも負けじと黄金のオーラを纏い拮抗する。その両者の気はやがて海面を抉り出し二人が出たわけでもないのに海が勝手に割けて爆発した。

 

「うわあああ!」

 

 その余りの威力に観戦しているだけの戦士達も思わずガードする。次に戦士たちが見たのは息を切らし始めているフリーザと獣のような好戦的笑みを浮かべているバーダックだった。今の攻防、ここにいる面子には早すぎて何があったのからない。しかし先程までとの形成ではないことだけは確かだった。

 肩で息を切らしていたフリーザが憎悪の眼でバーダックを据え吠える

 

「その姿は……猿になっただけにしか見えないのに!」

 

 それにバーダックは答える

 

「こいつは超サイヤ人4……てめえが恐れた伝説の超サイヤ人だ」

 

 それを聞きフリーザは思わず一歩下がる。しかしそれ以上は意地なのか下がらなった。バーダックは言った

 

「確かにそのゴールデンフリーザってのは強ぇ、だが貴様はそれを使いこなせちゃいない」

 

「なにっ!?」

 

 そこでフリーザは自らの力を感じ取った。そうすれば確かに最初になった時に比べたらパワーダウンをしている。

 

「だ、黙れ──ッ!!」

 

 そう認めたくないのか叫びながらバーダックに突撃する。フリーザは渾身の一撃をお見舞いするべく拳を固く握った。そしてバーダックはそんな渾身の一撃をノーガードで受け……びくともしなかった。

 

「な、何だと!?」

 

 フリーザは今の一撃に余ほどあったのかノーガードで受けられたことにあからさまに動揺した。戦いの中で動揺とは”敗北”を意味する。バーダックは動揺して動きが止まったフリーザの眼前に先程まで以上の踏み込みで現れた。フリーザが驚愕の顔になるのと同時、強烈すぎる右ストレートがフリーザの腹部に突き刺さりフリーザは

 

「ぐはあっ―!!」

 

 まともな声を上げることもできずに地上に吹き飛んでいった。轟音と共にフリーザは地上に激突し膝を付いていた。両手も思わずついた。

 訓練の時には無かったはずなのになぜだと考えるがそれは皮肉にも目の前に降りてきたバーダックが教えてくれた。

 

「貴様はそれに慣れる前にここに来たようだな。そのゴールデンフリーザは体力の消耗が激しい変身だ。貴様はもっとその変身に慣れてからここに来るべきだったな」

 

「ちくしょう……」

 

 その弱点をよりにもよって自分が見下していたサイヤ人に教えられるという屈辱にフリーザは歯を食いしばった。そんな二人を遠目で見ている人影が一つあった。フリーザ軍の戦闘服をついてる着て小柄で青色の肌を持つその人は自分の指輪型の銃を膝をつき悔しがっているフリーザの前に佇んでいるバーダックに向けた。フリーザはそれを横目で確認しバーダックには見えないようににやりと笑う……ことが出来たのはほんの一瞬だけだった。バーダックがそのフリーザ軍の戦闘服を着た男……ソルベのいる所にフリーザを見ながら手を向けソルベを消し去るには十分な光弾を放ったからだ

 

「あ」

 

 という言葉と共にソルベは爆散した。次にフリーザにその手を向ける。フリーザは今度こそ苦虫を嚙み潰したような表情になる。今のがフリーザ達の最後の作戦だったのだ。対悟空ようの作戦だがソルベはフリーザが危なくなったことでその作戦を思い出しやろうとしたのだろう。

 

「残念だったな。俺はカカロットほど甘くはない。宇宙の帝王ともあろう奴が最後にちんけな作戦に賭けたもんだ」

 

「ちくしょう……ちくしょう」

 

 そう心底あきれた声を出しながら光弾を作り上げた。バーダックは本人が言った通り悟空ほど甘くはない。それはサイヤ人として幾千もの戦場に行った彼だからこそそうなったのだ。

 

「……これで最後だ」

 

 そう最後の一撃を放とうとした時、フリーザは諦めが悪くまたニヤリとする。

 

「お前たちもなっ!!」

 

 そう地面についてる手から地球もろとも吹き飛ばせるエネルギーを放出しようとした時、バーダックが一瞬で残っていた距離を詰めフリーザの顎を蹴り上げた

 

「ぐああああっ1!」

 

 フリーザは血反吐を吐きながら空へと吹き飛んで行った。そして何とか空中で止まり「キっ!」と地上にいるバーダックを見る。自分が知っている超サイヤ人よりも見た目が派手になったバーダックを憎悪の眼で見る。バーダックは冷徹な瞳でフリーザに言った

 

「俺はカカロット穂甘くないって言ったばっかりじゃねえか」

 

「くそ……くそ──っ!! 何が超サイヤ人4ですか! ただ猿に変わっただけじゃないか! 俺が……俺が」

 

 思い出されるのはナメック星での悟空との激闘、見下していたサイヤ人に敗れ復活した後再び地球に訪れた時は訳も分からない超サイヤ人に敗北した。二回も超サイヤ人に負けその悔しさをばねに今回は修業した。それなのに今度は昔赤子同然に葬った悟空の父親にぼろ負けしている自分

 

「宇宙最強なんだ──っ!!」

 

 そう叫んだ時、フリーザの脳裏に声が響いた。

 

『力が欲しくはないか?』

 

 そう響いた瞬間

 

「──!! うおおおおおっ!!」

 

 フリーザから紫色の気が溢れ出した。

 

「何?」

 

 バーダックは訝し気に見ていたが光輝が言っていた事を思い出した

 

『シーラスは対象者の命というリソースを引き換えに潜在能力以上の力を引き出してきます。多分、それを発動するには対象が何かしら心が弱った時にしか使えないと思います』

 

 光輝の言葉を思い出しながら今のフリーザを見る。フリーザは先程まではゴールデンフリーザの影響か気が弱くなっていたはずなのに今は逆に増大している。しかしバーダックはそれを見てにやりと笑う。

 

「いいねえ、面白くなってきたぜ」

 

 光輝ならばこんな強化方法に怒るところだがバーダックはそんな事考えない。利用される方が悪いって考えているからだ。かつてサイヤ人がフリーザ軍にこき使われていた時のように。今度はフリーザがそうなった、ただそれだけの事だと。

 雄叫びを終え先程までの狼狽ぶりが嘘のように静まり返る。

 バーダックは強化を終えたフリーザの眼の前まで浮遊する。フリーザは先程まで脱力したようにだらーんとしていたがバーダックが目の前に現れた時にはバーダックを見据えていた。その瞳には既に理性はなくただバーダックを倒すことに全てをささげるような白目だった。

 

 両者、構え激突した

 

 

 

 

 




お疲れさまです。外野の反応がありきたりすぎるという。
次回、ファイナルラウンドです。バーダックの口調あってるかな?ではでは
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