Warrior beyond despair   作:レオ2

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おはようございます。
ツフル編最後です。最初はハッチヒャックとか出そうかな思ったけど今更手に負えないからパスした。


決戦も決戦、超最終決戦!

 力が漲る。俺の肉体に気が溢れ出しその力の大きさに俺自身も振り回されそうになる。

 だけど、不思議と怖くは無かった。

 ベジータさんが思い出させてくれた。俺はまた約束を果たす為に今、目の前の敵と戦う

 

 光輝はオレンとカミンの背後にいた。一瞬で2人の間をすり抜け背後を取った。しかし光輝も双子も動かない。いや……

 

「——!? ぐあああっ!!」

 

 オレンが絶叫しその絶叫と共にオレンの四肢がはじけ飛んだ。

 カミンが恐怖の感情を持って光輝を見るとさっきまでそこにいたはずの光輝は既に姿が見えなかった。それを認識したのと同時にカミンの背後から強烈な痛みが走りオレンともども地面に叩き落とされた。

 

「はぁ……はぁ……ぐうう!」

 

 オレンは倒れたまま上空にいる光輝を見る。そして気力を振り絞り四肢を再生する。憤怒の表情で光輝を睨むが本人は冷たい瞳でオレンを見下している。ともに地面へ落ちたカミンが言った

 

「もう一度やるわよ」

 

 オレンは頷きカミンと手を繋ぐ。そうすると再び2人は合体しカミオレンへと変化し光輝の目の前に現れる。

 

「はぁ……僕達が最強なんだ!」

 

 どこか確かめるように叫び光輝に突貫する。そして連続でラッシュを仕掛けるが光輝はそれを涼しい顔で避けていく。

 徐々に焦りを覚え雑になっていく攻撃の一つを止め、光輝は膝蹴りを噛ました。鈍い音と共にカミオレンがくの字に曲がり動きが止まる。

 カミオレンの腕を取り光輝はそのまま振り回し始めた。その勢いは周囲に小規模の嵐を起こしカミオレンを投げ飛ばした。

 

「終わりだ……」

 

 低い声で呟かれたその声は不気味に聞こえカミオレンが眼を開いた時には既に光輝の掌で視界が埋まっていた。

 

「じゃあな」

 

 カミオレンはその言葉を最後にその肉体を消滅させられた。

 それはあっけない最後だった。それほどまでに光輝の気が高まっていた。

 光輝はALOと同じ感覚で生えて来た尻尾を動かす。案外尻尾も戦闘の役に立ちそうとか思いながらベジータを見る。

 ベジータも光輝を見ていたが2人は何も言わず悟空の方を見る。

 

「ベジータさんの肉体を使ってるからな」

 

 そこでは大猿となったベビーが悟空さんと激闘を繰り広げていた。ベジータさんが作り出したパワーボールを使って大猿になったのは簡単に想像できた。あのパワーボールには尻尾が無い俺の為に普通よりも出力が強いゼノを含んでいたからな。尻尾が無い俺でも大猿になれたんだから異分子が入っていると言えベビーも大猿になれるのは道理だな。

 そして実際それがベビーが悟空さんに勝つための最善策だろう。

 だけど……これがベジータさんの作戦なんだろうな。俺を超サイヤ人4にする為ってのもあるんだけどもう一つはベビーに乗っ取られた自分を助ける為でもあるんだろう。

 

 光輝とベジータは姿を消し次の瞬間には大猿となったベビーの目の前に現れる。

 

「——!?」

 

 ベビーが唐突に表れた二人に驚愕していたら二人が同時に気功波を放ちベビーの視界が崩れた。

 攻撃した2人はそのまま悟空の隣に並んだ

 

「おめえ……そいつは超サイヤ人4じゃねえか!」

 

 悟空がびっくりしたと言いたげな顔で光輝を見て来た。光輝も大猿ベビーを見ながら答えた

 

「はい。心配おかけしてすいません」

 

「ああ、さあ暴れようぜ!」

 

 光輝と悟空はそれぞれ構えた。そんなやる気満々な悟空にベジータは聞いた

 

「カカロット、貴様はいつここに来た?」

 

「え? ……俺は超サイヤ人4になった時にここに来た。そのままベビーの奴と戦っていたからここがどういう場所なのかはまだ分かってねえが……」

 

 悟空はそこで言葉を区切りベジータを見る

 

「そんなに強くなってるお前がいるってことは元の世界じゃねえんだろ?」

 

 悟空さんはこの世界に来てからずっとベビーと戦ってきたのか……いや違う。いくらなんでもこの世界が出来て二週間は経っている。そんな長い事戦うのは物理的に不可能だ。

 つまりこの悟空さんは

 

「成程、引き込まれる歴史にもタイムラグがあるのか」

 

 それがつまり……まだ他の歴史からも引き込まれる可能性があるのか。それが皆味方ならましなんだが多分そうはならんよな。

 マシな敵がいる事を祈っとこう。

 ……と思ったらベジータさんが反対方向に向いた

 

「お前達、二人でやれるな?」

 

「え……まあはい」

 

「おめえはどうすんだ?」

 

「俺はやることがある」

 

 そう言ってどこかに飛んで行った。

 まあ……ベジータさんがやるんだったら大事な事なんだろうな。不思議と今は自信が溢れてくる。ベジータさんが俺に託してくれた。だから俺はここで退くわけには行かない。

 

「ふ……フハハハハ!!」

 

 いきなり笑い声が聞こえ光輝はベビーの方を見た。ベビーは高らかに笑っている。それが何なのか分からん光輝は訝しげに見た。2人の超サイヤ人4に頭がおかしくなったのかと思ったのだ。

 しかし事実は反対だった。

 

「俺に尻尾巻いて逃げたか! 無様な奴め!」

 

 出たのはベジータを罵る言葉、それに反応した悟空が何かを言おうとしたら隣から気と怒気を溢れ出した光輝に無言で止められた

 

”あ”? 

 

 ただそれだけなのに不思議と空間を伝いベビーにも届いた。光輝はベビーの顔面の正面まで飛び怒気を孕んだ声で言った

 

「黙れよ……自分の力では何も出来ない赤ん坊があの人を語るんじゃねえ」

 

 ベジータさんは最初俺の事を気に入らない節があった。でも、それはベジータさんの立場からしたら分かったから気にしては無かった。 

 それに……なんだかんだ言って俺に殺す気で修業を何度もしてくれた。俺が本気で落ち込んで悩んだときは喝を入れてくれた。

 強さもそうだけど……あの人は不器用ながらも人を思いやれる優しい人ってことも知っている。だから俺はこのクズに……あの人を否定させはしない

 

「貴様の相手は俺達だ。……誇り高き戦闘民族を……その王子を貴様如きに否定させはしない!」

 

「黙れ!」

 

 ベビーの叫びと共に決戦の火蓋が切られた

 ベビーの大猿故の巨大な掌が光輝を捉えようと動いたが光輝はそれを超サイヤ人4のスピードを持って躱す。

 

「クソッ!」

 

 ベビーが気弾を何個も作り光輝目掛けて撃つがそれを光輝は華麗に躱しながら自分も気弾を放ち相殺する。そしてベビーと戦っているのは光輝だけではない。

 光輝目掛けて気弾を放っているベビーの眼前に悟空が現れがら空きの顔面に強烈な右ストレートが突き刺さった

 

「俺を忘れるなよ、ベビー」

 

「悟空!」

 

 ベビーは光輝への攻撃を止めて目の前の悟空を攻撃するが悟空も超スピードで姿を消す。

 

「どこだ!」

 

「ここだ」

 

 ベビーの問いかけには背後から答えが返って来た。ベビーが慌てて振り向こうとしたところ、膝から力が無くなり膝の関節部分を攻撃されたことに気が付いた

 

「貴様ぁッ!!」

 

 見えない場所に気弾を放って悟空を下がらせようとしたが後ろを向いた隙に今度は光輝がベビーの顔面に現れる

 

「そーら、プレゼントだ!」

 

 そう言ってほぼ0距離で気功波をぶつけベビーの視界が潰れた。

 

「ぐあああっ!!」

 

 余りの痛みにベビーは無差別に暴れだし光輝と悟空はともに退却した。空を飛び2人してベビーを見下ろす。

 視界が戻って来たベビーは憎しみの気を持って2人を見上げる。

 今の攻防、それだけでどちらが有利なのかは自明の理だった。その理由はいくつかあるが……

 

「お前は人の力に頼ってばっかりでお前自身には何のテクニックもない」

 

 ベビーは忌々し気に光輝の言葉を聞いている

 

「自分で努力もせず人のもので威張り散らかすのは三流の人間だ」

 

「だ……黙れ! お前達サイヤ人は皆殺しにしてやる!」

 

「やってみろよ。その皆殺しにするサイヤ人の肉体を使う事でしかそれを成しえないベイビーが出来るのならな」

 

 煽り全開で光輝と悟空は消えた。しかしベビーには視認できており二人を近づけないためにエネルギー波を放つが超サイヤ人4のスピードをもって二人は躱していく。

 

「ちょこまかと!」

 

「ちょこまか逃げて他人に寄生するお前にだけ言われたくはないな!」

 

 光輝の言葉が一々ベビーの怒りを買う。それを証明するかのようにベビーの照準はどんどん乱れていく。

 

「お前なんかより……ベジータさんの方がずっと強い!」

 

 光輝の一撃がベビーの巨大な腹に突き刺さる。

 

「グオオオッ!?」

 

 その余りの一撃にベビーが苦悶の声を上げる。しかしそれすらも許さないとばかりに今度はベビーの顎が跳ね上がった。

 光輝の強力なアッパーだ。それによりベビーの意識が一瞬吹っ飛ぶ。しかし眠る事は許さんとばかりに光輝はベビーを何度も殴りつける。

 

「その体はなぁッ! 細胞の隅々まで、ベジータさんが長く激しい戦歴で鍛えて来たものだ!」

 

 光輝の叫びと共にベビーに繰り出される連撃が速く重いものになっていく。ベビーはとうとう防御さえも出来なくなりただのサンドバッグへと変貌した。

 

「貴様にとっては所詮借り物!」

 

 光輝がベビーをボウリングの玉の様に殴り飛ばした。そのベビーを光輝は追撃する。その形相は怒りに満ちており連撃は激しさを増していく

 

「あの人のような天才にしか使いこなせないサイヤ人の! 細胞が……あるんだああっ!!」

 

 光輝の雄叫びと共に乗せた拳がベビーに抵抗の余地もなく貫いた。爆発的な轟音と共に吹き飛んで行く。そして光輝は隣に現れた悟空に言った

 

「こいつで決める!」

 

 光輝は両手を左右に広げその左右に溜まった気を中央で合体させる

 悟空は腰だめに気を溜める。

 溢れ出した黄色と青色の光がその場を照らす

 

「ファイナル!」

 

「かめはめ!」

 

波──ッ!! 

 

 2人の最大最強の技がベビーに放たれる。2人の技は途中で合わさりその強さを何倍にも引き上げる。そしてベビーは満身創痍の肉体を起こしそれが迫っているのを見た。

 

「クソオオオッ!!」

 

 最後の悪あがきでギャリック砲を放つが光輝と悟空の合体技にあえなくかき消される。

 

「馬鹿な……この俺がアアアア!!」

 

 その言葉を最後にベビーはファイナルかめはめ波に飲み込まれていった。

 

 ★

 

 どこかのアジトらしき場所、そこではシーラスがある男と面会していた。

 紫色の肌を持ち長いコートを着込んでいるその男は人を黙らせることが出来る眼光の威圧を持ってシーラスと会っている。

 

「お前に殺してほしい奴がいる」

 

 その男はポケットに手を突っ込んだまま問いかけた

 

「誰だ?」

 

 男の職業は殺し屋、それ故に依頼を受けたら必ず受ける。例えそれがどんな相手でも。男の前にデータが出現する。

 蒼い羽織に赤のインナー、背中には蒼赤の双剣を背負っている。

 男はそのターゲットの情報と現在位置、そして報酬を確認する。

 

「受けよう」

 

 そう答えた男にシーラスはニヤリと笑い言った

 

「期待しているぞ、第6宇宙の殺し屋……ヒットよ」

 

 赤い殺人を何度もしたと思わせるような瞳がシーラスを射貫いていた

 

 

 ★

 

 

 俺と悟空さんが同時に放ったファイナルかめはめ波、その爆心地に俺達はいた。そこでは大猿のままのベビーがうつぶせになって気絶していた。

 

「ほんと、ベジータさんって頭いいよな」

 

 光輝はそう呟き悟空と頷く。光輝は邪魔にならないようにと単純に逃げ出すであろうあいつを討つ為に離れた。

 

 俺の視線の先では悟空さんがベビーが大猿になった際の尻尾を消滅させた。

 ベジータさんがパワーボールを出した理由、それはベビーを大猿にさせる為でもあった。その理由は大猿になる事でベジータさんの肉体とベジータさんに寄生したベビーも巨大化させる。

 そしたらベビーも大猿の影響ででかくなっているはずだから恐らく、元の大きさに戻ろうとするベジータさんの肉体に逆に大きくなってしまったベビーの体がせめぎあう。

 俺には皆目見当もつかない苦しさだろうが……容量をオーバーした身体に居座り続ければ

 

「……でたか」

 

 ベビーは寄生をやめざる負えなくなる。そうしなければ自分が逆にベジータさんの細胞に押しつぶされて死んでしまうからだ。

 ベジータさんはそれを狙って、そして俺と悟空さんを信じてこんな作戦にしたんだろうな。

 実際、縮小するベジータさんの肉体から銀色のゲル状のものが飛び出してきた。

 俺はそのゲル状のものの前に現れる

 

「逃がすと思うか?」

 

 だけど……どういう訳かゲル状になったベビーはそのまま俺に接近してくる。……ああそうか。俺まだベジータさんにやられた傷があるから今度は俺に寄生しようと思ったのか。

 ……え? こいつ何にも学んでないな

 

「馬鹿かお前」

 

 光輝がそう言って印を結んでベビーが接近して来た時、今までの千鳥とは比べ物にならない威力の千鳥がバリアの様に光輝の肉体をに纏った

 

「ぐあああっ!!」

 

 その千鳥を光輝に寄生しようとしたベビーは絶叫しゲル状に保てなくなりその姿を現した。肌色は水色で赤いラインが入った黄色のジャケットを着こみ身長は大猿になる前のベビーと同じくらいだった。

 

「お前が本体って訳か……」

 

 光輝がちらりと悟空の方を見ると悟空はベジータの方を助け起こしていてそのまま光輝に「おめえがやれ」って意味で頷いた。

 光輝はそれに頷き返し一歩、また一歩とベビーに向かって歩く

 

「く……クソが! 忌々しいサイヤ人め!」

 

 ベビーが冷汗をかきながら後退する、しかし光輝はベビーが逃げ出しても逃がす気なんてさらさらない。

 

「貴様に何があってサイヤ人を憎むようになったのか、俺は知らない。だけどな」

 

 次の瞬間にはベビーの目の前ではなく背後にいた

 

「あ……ああ」

 

「貴様がやった事だけは……絶対に許さねえ!」

 

 光輝怒りの声と共にベビーの身体にいくつもの打撃痕が現れ徐々に浮き始め終いにはベビー自身が上空に吹っ飛んだ。

 光輝は片手にエメラルドグリーンの気を出し高め始めた。そして成すすべもなく吹っ飛んで白目向いているベビーに向けて最後の攻撃を放った

 

「くらえ! ファイナルシャイン……アターック!! 

 

 光輝が放った瞬間、光輝の立っていた地面に全出力が乗り光輝の足を地面に練り込ませる。それが今放った技の威力を如実に表しており、その技は抵抗もろくに出来ないベビーへと突き進み

 

「さ……サイヤ人——ッ!!」

 

 呪怨の叫びと共にベビーはその身を散らしたのだった。それを見届けた光輝はそっと腕を下した

 

(ありがとな、愛美)

 

 ファイナルシャインアタック、ベジータの技だ。しかし光輝がこれを出来るのはベジータから直伝されたわけではない。

 愛美と偶々自分の出来る技について話してた時に教えてくれた技だ。何だかノリノリで真似していたのを覚えている。

 こんな時でも……大事な人とのつながりがある事に光輝は嬉しく思ったのだった

 

 

 ★

 

 

 光輝の世界 アメリカ カリフォルニア州

 

 愛美が通っている中学、そこでは愛美が友人と昼食を取っていた。

 あのレインとのデュエルの後、愛美は再び両親に自分の想いを話した。やっぱり反対された。しかし、それでも愛美は粘り強く言い続けた。

 それが実り愛美は……両親を説得することに成功した。そんな愛美が最近していることはやはりALOでの修行だ。そこでしか実践的な修業は出来ないし肉体的な修業も愛美は始めている。

 元々体形維持の為に運動はしてきたし愛美自身やる気が漲っているのでサボる事は無かった。それ故か愛美のプロポーションは同級生の中でも特に秀でている。それもあって愛美はモテるのだろう。それはさておき……

 ALOでは仲間ともし総力戦になった時はどうするか、や戦闘の色はまで叩き込まれている。

 全ては光輝を助ける為、愛美の想いはあの日からどんどん高鳴っていった。

 

『ありがとな、愛美』

 

「え?」

 

 不意に光輝の声が脳裏に聞こえ思わず外を見上げる。そこにはあの次元の切れ目があるだけだ。だけど……

 

(今確かに聞こえた、光輝の声)

 

「エミ……?」

 

「どうしたの?」

 

 友人が英語でそう聞いてくる。いきなり外を見た愛美を不審に思ったのだろう。ついでに言うなら愛美の口元が知らず知らずに笑みを浮かべていたのもあると思うが。

 愛美はそれに気が付き首を振りながら英語で返す

 

「うんうん、何でもない」

 

 そして愛美は友人との会話に混ざる。その心の中では

 

(私も頑張るから。待っててね、光輝)

 

 果てのない純愛の想いは次元すらも超えていく

 

 

 ★

 

 

 光輝とある事をして帰って来たベジータは遠目からベビーから逃れたベジータ、そして悟空。更に……ベビーの支配が解け正気に戻っていた悟飯達と再会を喜んでいるのを見ていた。因みにもう二人とも超サイヤ人4の変身を解いている。

 

「ベジータさん、助けてくれてありがとうございました」

 

「フン、世話を焼かせやがって」

 

 ベジータはこの歴史にもやって来ただろう超神水というアイテムを探しに行っていた。この超神水は邪気や寄生された人達を正気に戻す事の出来るアイテムだ。ベジータは過去の経験から界王神が悟飯達を正気に戻す為に持ってきていたはずだと考え、それを探しに行っていたのだ。

 

「ははは……すいません」

 

 本当に申し訳なさそうな顔で謝った。しかしベジータはもう興味が無いのか自分達を見ていた。いつの間にか来ていたのかオレンジ色のバンダナを頭に巻いている女の子や何時ぞの世界チャンピョンも集まっていた。

 

「あ、そう言えばドラゴンボール探さなきゃ」

 

 光輝が当初の目的を思い出しドラゴンレーダーを取り出し見てみると……

 

「……はい?」

 

 自分の現在地にどういう訳か反応がある。しかし光輝自身はドラゴンボールを持っていない。でも反応は確かにあるからドラゴンボールを持っているのは自分と同じ位置にいる……

 

「受け取れ」

 

 ベジータからドラゴンボールが投げられ光輝は慌ててキャッチした。そこには黒色の星が書かれている究極ドラゴンボールで星の数は5つだった。

 

「超神水を探している時に見つけた」

 

 トランクスさんの時に思った事訂正していいかな? 俺はベジータさんの血筋の人からドラゴンボールを貰うというジンクスでもあるのだろうか? 

 

 光輝がそんな事を思っていたらベジータが言った

 

「ここからは別行動だ」

 

 光輝もそう考えていたので素直に頷いた。しかしベジータの言葉はそれだけではなかった

 

「お前はまだ強くなれる。この世界をお前の力で脱出してシーラスの野郎共との戦いが終わった時、俺様の本気で戦ってやる」

 

 ベジータさんはその背中を俺に向けてそう言った。俺は今まで修業で悟空さん達に本気を出させたことは無い。

 だけど……この世界を、そして戦いが終わったら全力で戦ってくれると言ってくれた。それが俺には嬉しかった。その時はベジータさんが俺をサイヤ人として……そして人間としても認めてくれる瞬間だから。

 

「サイヤ人は誇り高き戦闘民族、お前もその一員だというのなら……」

 

 ベジータさんはそこで鋭い眼光と共に俺を見た。でも、そんな視線を受けても俺の中ではサイヤ人の性なのかどうしようもない程本気のベジータさんを想像するだけでもワクワクしている。

 

「さっきのような無様な戦いだけはするなよ」

 

「はいっ!」

 

 光輝の答えを背中に受けベジータは再びコートを羽織り新生ツフル星の空を飛翔した。それを見送った光輝は笑みを浮かべてベジータの反対方向に向いた

 

「……よし! やってやる! 絶対にあなたも悟空さんも……皆超えてやる!」

 

 嬉々として光輝は飛び上がり新たな戦場を探しに……そして飽くなき探求心を満たす為に飛翔した




お疲れ様です。

光輝、ベジータからの免許皆伝の為に頑張る。

光輝がベビーに言った事は完全にブラックにベジータが言った事と同じです。最初は悟空に言わせようかなって思ったけど悟空は言わなさそうと思ったのでベジータをリスペクトしてる光輝に言わせました。

光輝、もしかしたら技の知識に関しては愛美に頼った方が良いまである疑惑出てくる。そして第6宇宙の殺し屋が光輝に迫る。

ではでは
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